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ウィーンで音楽三昧:美術史美術館の多過ぎる名画、なかなかクラナッハに到達できず

2012年4月8日日曜日@ウィーン/3回目

クリムト展からクラナッハの絵画に向かいます。途中で名画の数々に出会います。これまでにも当ブログでいろいろ紹介していますが、またまたsaraiの気になった作品をピックアップします。
ラファエロの聖母子の名品、《草原の聖母》です。


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ペルジーノの《聖母子》です。実に緻密に描かれており、衣服の襞や輝きが素晴らしいです。


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今回は異色の画家アルチンボルドの作品をまとめて紹介します。アルチンボルドはミラノ出身のイタリア人画家ですが、ハプスブルグ家の宮廷画家になり、ウィーンで活躍しました。ある意味グロテスクな絵を描きましたが、パズル的な要素が今では受け入れられています。saraiはそんなに好きでも嫌いでもありません。

《冬》です。四季シリーズの1枚です。


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《水》です。四大元素シリーズの1枚です。


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《夏》です。四季シリーズの1枚です。四季シリーズはいくつかのバージョンがあり、この美術史美術館のものが最古のものです。ただ、残念ながらシリーズ全部4枚とも揃ってはいません。ルーブル美術館には4枚とも揃っています。


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《火》です。四大元素シリーズの1枚です。四大元素シリーズの残りの《大地》、《大気》は個人蔵のようです。


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アルチンボルドは以上の4枚が展示されていました。

ジョルジョーネの《3人の哲学者》です。3人の登場人物は、当初は東方3博士として描かれていたことが分かっています。人物が描き直されたことの意図もこの絵画の意味もいまだ謎です。「謎」はジョルジョーネの絵の特徴とも言えますね。


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ジョルジョーネの《若い女の肖像(ラウラ)》です。片方の胸をはだけているのはモデルが高級娼婦であることを示しているそうです。


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マンテーニャの《聖セバスティアヌス》です。この題材の絵画は昨年、ローマのカピトリーニ美術館で見たグイド・レーニの《聖セバスティアヌスの殉教》が思い出されます。実に美しい絵でした。そのときの記事はここです。
あ、もちろん、このマンテーニャの絵も素晴らしい出来です。ただ、グイド・レーニとはちょっと方向性の違う絵です。


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ブリューゲルは既にほとんどの作品を紹介済みですが、未紹介の作品を紹介します。ブリューゲルを紹介した記事はここです。

《牛群の帰り》です。農民の生活で四季を描いたシリーズの一枚で、この絵は秋を描いたものです。


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《雪の狩人》です。ブリューゲルの代表作ですが、前回は特別展のため撮影できませんでした。今回は晴れて撮影できました。


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《子供の遊び》です。この絵は既に紹介済みですが、あることを思い出しました。昨年の4月にニュルンベルクを訪れた際、おもちゃ博物館の外壁にこの絵が巨大に描かれていました(そのときの記事はここ)。そのときはこの絵がウィーンにあることを思い出せませんでしたが、美術史美術館でこの絵に出会ってびっくりしたんです。まあ、ブリューゲルの絵画の3分の1がここに所蔵されているので、そう驚くことではないんですけどね。


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《聖パウロの改宗》です。同一の題材では、カラヴァッジョの《聖パウロの回心》が有名です。昨年の10月にローマのサンタ・マリア・デル・ポポロ聖堂で見ました。そのときの記事はここです。この絵の内容は、部隊を率いる軍人パウロ(回心前の名前はサウロ)に天からのイエス・キリストの声が回心を迫り、落馬したというものです。カラヴァッジョの絵はそのままで分かりやすいですが、このブリューゲルの絵ではどれがパウロなのか分かりません。目を凝らして見ると、絵の中央に青い服を着た男が地面にころんでいます。これがパウロです。みなさん、分かりますか? 分かりにくければ、写真をクリックして拡大表示して探してみてください。中央の馬に乗った黒い服の男の左側に小さな青い服の男がいますよ。


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ブリューゲルは以上です。

ホルバインの《イギリス王妃ジェーン・シーモアの肖像》です。ジェーン・シーモアはイギリス国王ヘンリー8世の3番目の妃です。2番目の妃アン・ブーリンはエリザベス1世の母親ですが、女官のジェーン・シーモアに妃の座を奪われ、死罪になります。この物語はドニゼッティの名作オペラ「アンナ・ボレーナ」の題材になりました。なお、ホルバインの描いたヘンリー8世の絵は昨年、ローマのバルベリーニ国立美術館で見ました。そのときの記事はここです。


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いやはや、名画がたくさんあって、なかなかクラナッハに到達しませんね。


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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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aokazuyaさん

コメントありがとうございます。デジタルコンサートホールは当面、これきりですが、毎週末、聴かれているんですね。ファゴットのシュテファン・シュヴァイゲ

03/03 23:32 sarai

DCHは私も毎週末、楽しみに聞いています。
・スーパースターには、ファゴットのシュテファン・シュヴァイゲルトの名も挙げたいところです。
・清水直子さん後半のみ登場、D

03/01 19:22 aokazuya

金婚式、おめでとうございます!!!
大学入学直後からの長いお付き合い、素晴らしい伴侶に巡り逢われて、幸せな人生ですね!
京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai
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