クラナッハは名品が6点、そして小品が3~4点ありました。すべて、カメラに収めなおしました。ドイツでもかなりの作品と遭遇できることを願っています。彼が亡くなったヴァイマールWeimarや市長まで務めたヴィッテンベルクWittenbergまで足を伸ばします。ベルリンBerlinでも彼の作品が見られるはずです。これまでミュンヘンMünchenやパリParisで見た作品と合わせ、かなりの作品が鑑賞できることになります。
では、美術史美術館Kunsthistorisches Museumのクラナッハの作品を紹介しましょう。
「アダムとイブ」です。2枚の絵に分かれています。前回、1枚にまとまった同じ題材の作品がありましたが、今回は見当たりませんでした。

「ユディット」です。これは彼の最高傑作とも言える1枚です。なによりもsaraiの大好きな絵です。

「ザクセン選定侯フリードリッヒⅢ世の鹿狩り」です。クラナッハはヴィッテンベルクに工房を構え、当地の領主ザクセン選帝侯フリードリヒ3世に御用絵師として仕えていました。

「エデンの園」です。

「ザクセンの3王女シビラ、エミリアとシドニア」です。

「ロットと2人の娘」です。

「キューピッド」です。

「キリストの磔刑」です。

「聖ヒエロニムス」です。

「ブランデンブルク=クラムバッハ辺境伯カジミール」です。

素晴らしいクラナッハのコレクションです。さすがにウィーン美術史美術館だけのことはあります。
クラナッハを見終わったところで満足して、美術館を出ます。
美術館を出ると屋外はとても寒いので、地下鉄を乗り継ぎ、地上に出ないようにしてホテルに戻ります。それでも、ホテル近くでは小雪が舞う有様で震えあがります。ホテルで暖をとりながら休憩し、今度は暖かい恰好でウィーン国立歌劇場Wiener Staatsoperに向かいます。今日は5時間かかるワーグナー最後の大作《パルジファル》です。ウィーン国立歌劇場にはほぼ開演1時間前に着いたので、歌劇場の建物の中にあるカフェで夕食代わりの軽食をいただきました。
スープとパンです。

これはウィーン風スープです。

スープを飲み終わり、まだ少し時間があったので、メランジェもいただきました。

オペラはそれはもう素晴らしい出来で満場総立ちの拍手でのカーテンコールになりました。saraiはそれはもう感激です。この《パルジファル》は舞台設定が聖金曜日なんです。今日が復活祭の日曜ですから、その聖金曜日から2日後で、上演日程もほぼぴったりでした。
この日の《パルジファル》はまさにティーレマンの《パルジファル》でした。指揮者が主役のオペラって、カルロス・クライバーの《薔薇の騎士》以来のような気がします。ティーレマンはカリスマ性のある素晴らしい指揮者です。歌手ではクンドリー役のデノケも期待通り、実に素晴らしい歌唱でした。このオペラについては既にここに記事をアップ済みです。
暖かい恰好で出かけましたが、帰りはますます冷え込んで、またまた震えあがりながらホテルに駆け込みました。
明日は一転して、ウィーン国立歌劇場でバレエ《アンナ・カレーニナ》を鑑賞します。エイフマンの激しい動きの振り付けをダンサーたちがどう踊りきるか、楽しみです。
その翌日は早朝便でベルリンに向かいます。
今日は結構歩き回ったので、歩数は14901歩にもなりました。あー、くたびれた・・・だけど、満足。
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