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梅雨の時期に行く京都の旅:仁王門から鞍馬寺の参道上りを開始

2012年6月25日月曜日@京都/5回目

鞍馬寺への石段を上り、山門(仁王門)の前に出ました。ここまでは余裕しゃくしゃくです。


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門の中、両脇には仁王さまがいます。これが右側。


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これが左側の仁王さま。


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この山門は鞍馬寺境内への入口になっています。


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山門を入ったからと言って、鞍馬寺の広大な境内に入ったというだけのことで、鞍馬寺の本殿はまだまだ先です。ここから、また長い上りが続きます。頑張りましょう。この参道は古くは清少納言が「近うて遠きもの」と表した急な坂道があるそうです。


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石段を少し上ると、ケーブルカー乗り場です。ここから山上の本殿近くまで、ケーブルカーで楽に上ることができます。


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saraiは鞍馬の散策を楽しみにきたので、あえてケーブルカーには乗らずに自分の足で山道を上ることにします。幅の広い整備の行き届いた道が続いています。晴天のもと、楽しい山歩きです。


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坂道を上っていくと、放生池(ほうじょういけ)がありました。池に生き物を放ち、善徳を積み、滝に打たれて修行するという説明が書いてありました。


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これがその放生池です。小さいですが、なかなかのものです。


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説明通り、池には鯉がいっぱいいました。


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また、坂道に戻ります。道の脇には石垣の水路があります。水路の中は清流が流れていますが、白い花(雪の下という花ですね)が満開でとても美しいです。有名ではありませんが、隠れた季節の花と言ってもいいですね。


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次に吉鞍稲荷の小さな社に出て、参拝です。


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次は魔王の滝に出ました。魔王というのは、650万年前に金星から地球に降り立ったもので、その体は通常の人間とは異なる元素から成り、その年齢は16歳のままで年をとることのない永遠の存在なんだそうな。昔からSF小説の土壌は日本にあったんですね。


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魔王の石碑とその背後に滝です。滝といってもちょろちょろと水が流れ落ちるだけですけど。


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ここまでで参道の半分も来ていません。まだまだ先は長いですが、まだまだ余力がありますよ。この後の頑張りは次回で。



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梅雨の時期に行く京都の旅:鞍馬の火祭の舞台・・・由岐神社

2012年6月25日月曜日@京都/6回目

鞍馬寺をめざして、参道を上っていきます。まだまだ元気です。鬼一法眼社(きいちほうげんしゃ)がありました。


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鬼一法眼というのは立て看板の説明のとおり、牛若丸に兵法を授けた武芸の達人です。今でも武芸の上達を祈願する人がいるそうです。


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この鬼一法眼社の少し先に由岐神社が見えてきました。


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由岐神社の鳥居の前に出ました。


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鳥居と拝殿の向こうにとても立派な大杉が3本立っています。凄い高さです。


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拝殿の先には茅の輪が出来ていました。この時期は京都のどこにもこの茅の輪があるようです。そして、茅の輪の先には大杉が見えます。


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茅の輪の裏に回ると、本殿への石段が続いています。石段の横には大杉が立ち、その前で手を合わせている人もいます。ご神木なんですね。


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これが大杉です。前に近づくとその威容に驚かされます。まさに天を突くような杉の木です。


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石段の上には由岐神社の本殿がありました。


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ここから石段の下を振り返ると拝殿の立派な建物が見えます。この拝殿は、割拝殿形式の桃山建築で、国の重要文化財に指定されているそうです。


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由岐神社は有名な鞍馬の火祭の舞台です。


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火祭のときは凄い人出でしょうね。
本殿の右手には鞍馬寺への参道が続いています。そちらに向かいましょう。


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参道の脇には綺麗な清水が流れ落ちていました。


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義経の供養塔がありました。義経が7歳から10年間住んでいた東光坊の旧跡です。


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さらに参道を進みます。


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遂に鞍馬寺の山門に出ました。


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まだ、ここから鞍馬寺へはもう少し上らないといけないようです。次回は鞍馬寺に着けるでしょう。



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梅雨の時期に行く京都の旅:ようやく鞍馬寺・・・そして、奥の院へ

2012年6月25日月曜日@京都/7回目

鞍馬寺の山門を過ぎると、いかにもお寺の境内の参道という雰囲気になりました。しかし、依然として上り道は続きます。


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赤い欄干の橋があります。下に川でもあるのかと思いましたが、単に山肌に張り出しているだけのようです。


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ようやく石段の上方に鞍馬寺が見えてきました。やれやれです。


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ここまで上ってくると、あたりの山並みも眼下に見下ろせるようになってきました。


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最後の急な石段を、頑張って一気に上ります。ふーっ・・・


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鞍馬寺に着きました。赤い柱はお寺という感じではありませんが、建物の作りはお寺の作りです。早速、参拝を済ませました。


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展望台みたいなところがありましたが、縄で仕切られていて聖域のようになっています。そこに鎮座している大石が重要なもののようです。説明を読むと、鞍馬寺の経塚遺物の上にあった石だそうです。鞍馬寺経塚遺物自体は国宝だということで、この石も貴重なものなんでしょう。配偶者は単なる蓋なんでしょうとあぶない発言をしますが、そんなことを言っちゃいけませんね。宗教的な遺物は世の東西を問わず、そんなものですが、信者にとってはとてもありがたいもののようですからね。


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お寺の中には、さすがに天狗の絵が飾られています。


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お寺のお庭は綺麗です。


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このお庭の先に奥の院への道があります。
奥の院への石段に着くと、その石段を眺めてお参りしているご夫婦がいます。奥の院まで行くのは大変なので、ここからのお参りで済ませるとのことです。


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saraiは疲れてはいまるものの、まだ体力的に余力もあり、ご夫婦と別れて張り切って上ります。それに奥の院から貴船を目指す予定ですからね。


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石段を上っていると、目の端に何か小さなものが見えました。おおっ、ホタルですね。牛若丸のゆかりの鞍馬にふさわしく、ゲンジボタルです。


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少し進むと与謝野鉄幹・与謝野晶子歌碑がありました。
晶子の歌は

 何となく君にまたるるここちして いでし花野の夕月夜かな


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ここに彼らの歌碑があるのは、昭和期に天台宗から独立して鞍馬弘教を開宗した住職・信楽香雲(しがらきこううん)が与謝野門下の歌人だったからだそうです。鞍馬寺には、東京から移築した与謝野晶子書斎の冬柏亭もあります。

鞍馬寺からもかなり上ってきたようで、お寺もずっと下に見えています。


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ここから、ようやく奥の院への道が本格的に始まるようです。このあたりでsaraiはかなり消耗してきました。大丈夫でしょうか?


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ここからも思った以上に遠いようですが、引き返すのも大変ですから、突き進むしかありません。この後、無事に歩けたかどうかは次回で。



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梅雨の時期に行く京都の旅:奥の院から貴船への道は修行の道・・・やれやれ!

2012年6月25日月曜日@京都/8回目

鞍馬寺から奥の院への急坂、saraiもかなりへたってきました。
古くは、あの牛若丸でさえ大変だったようです。牛若丸息継ぎの水というのがあります。牛若丸が東光坊から奥の院へ兵法の修行に通う途中、この清水を汲んで喉の渇きを潤したと伝えられているそうです。
ましてや、saraiの歳では疲れるに決まってますね。


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延々と上り坂が続きます。足の筋肉が悲鳴を上げ始めています。


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こんな恐ろしい看板が立っています。本当に奥深い山の中なんですね。


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仁王門から貴船までの全行程の半ばまで来ました。それにしてもまだ先は長い!


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もう頭を真っ白にして、黙々と上り坂に足を運ぶのみです。


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ようやく、鞍馬寺の本殿と奥の院の中間点あたりの大杉権現社への別れ道までやってきました。


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大杉権現社へ寄り道する体力は残っていないので、このあたりの大杉を見上げるだけで勘弁してもらいます。


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直ぐ近くには義経が背比べをしたと言われている小さな石が立っていました。まだ幼少期ですね。


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赤ちゃんを抱っこした若い御夫婦が追い付いてきました。ここからはもう下りですよと言われましたが、これが大変。脇に付けられた手すりにしがみつくようにして歩きました。若い人たちはどんどん山を下っていくのに・・・。体力の衰えは怖いですね。40年前にも歩いているのですが、こんなに大変だったという記憶はありません。


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これも義経ゆかりの僧正ガ谷不動堂の前を通り過ぎますが、足を止める余裕はありません。


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ここからは杉林の木の根が露出した神秘的な道が続きます。重い足が木の根にとられないように用心して歩きます。


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この木の根道は結構長く続き、歩きづらく、消耗します。


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ようやく、奥の院の魔王殿に着きました。長い道のりでした。


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ここからは最後の急な下り坂になりました。下るのがこんなに大変だとは、年齢による衰えは恐いものです。手すりだけが唯一の助けです。


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長い下り坂で苦闘しながら、遂に貴船川の流れの音が耳に聴こえてきました。そして、ついに貴船川が目にとびこんできました。あと少しです。


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貴船に着きました。貴船は鞍馬寺の西門になっていて、ここでも入山料が必要なようです。saraiは門を出るのでもちろん入山料は不要です。


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奥の院橋を渡り、貴船神社前の道に出ます。ようやく昼食にありつけそうです。


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あんなに下り道でへばっていたのに、また元気が出てきました。さあ、どこかの料理屋さんで豪華昼食でもいただきましょう。この後は次回で。



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梅雨の時期に行く京都の旅:貴船川の清流の上の川床料理を初体験

2012年6月25日月曜日@京都/9回目

貴船川を渡ると、川沿いの細い道路に出ますが、これが貴船のメインストリートのようです。ずらっと、川床(かわどこ)料理の幟が立ち、客引きの女将さんたちが賑やかです。貴船とはこんなところなんですね。叡電の貴船駅でほとんどの人が降りたのもうなづけます。一番奥にある貴船神社奥宮までお店を物色しながら歩きます。


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川をのぞきこむと川床が見えます。お店によって、川床も色々です。


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川床料理って、なかなか高価なもんです。そこそこお手軽なコースのあるお店を確認しながら、貴船神社奥宮に向かいます。やがて、奥宮が見えてきました。


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奥宮に行く前に橋の上に出て、貴船川の流れを眺めます。ここから上流には川床料理のお店はありません。


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川沿いの道に戻ると、相生の杉という大杉がありました。このあたりの杉は素晴らしく立派です。


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奥宮への参道です。入口の門に向かいます。


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奥宮に参拝しました。


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狛犬が可愛いですね。


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帰りは流れと床几の位置を確認しながら歩きます。みんな同じかと思いましたが、渓流の凄い場所に設置された床几は少なく、ここぞという席が空いているお店がありません。どのお店にするか迷いながら歩いていると、先ほど当たりを付けていたお店の若い女将さんが、特上席がもうすぐ空くのでお茶を飲みながら待っててよと誘ってきました。この女将がsarai好み(?)・・・このお店で決まりです。
別の床几でお茶をいただきながら、特上席が空くのを待っていました。2組のお客さん達が食事の最終段階でした。


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しばらくすると1組のお客さん達が席を立ち、sarai達がそこに案内されました。すぐにもう1組のお客さん達も席を立ち、床几全体にテーブルを広げてもらい、ゆったりと床几を独占です。座ってみて、ますます席が大事だと感じました。上流からの流れが凄い勢いで床几の下に流れ込み、とても涼しく気持ちがいいです。


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下流のほうにも川の流れが水しぶきをあげています。


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周りを見渡すと、川床とは名ばかりの席もあります。やはり、この貴船の川床料理では床几を選ばないといけませんね。ところで京都で川床料理というと、かなり以前に鴨川の川床料理に行ったことがありますが、この貴船とはまったく雰囲気が違います。ここ貴船では、床几のすぐ下を清流が流れて気持ちがいいです。雰囲気で言えば、貴船のほうが文句なく上です。
とは言え、川床料理はかなり高価です。saraiは一番安い京懐石コース料理をお願いしました。それでもしっかりと白ワインは注文。よく冷えて美味しいです。


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まずは湯葉と姫竹の和え物です。京都らしい料理に舌鼓。


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鯛のお造りと生湯葉です。特に鯛の美味しかったこと!


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京がんもどきと筍の煮物です。


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メインの鮎の塩焼きです。これは文句なく美味しいです。余すところなく食べました。


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味噌汁と漬物とごはんで〆。


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おっと、まだデザートもありました。


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大変、満足した貴船の川床料理初体験でした。川岸からsaraiの床几を見下ろしました。素晴らしい席での川床料理でした。


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ところで、この川床料理のお店は《仲よし》です。美人若女将がいますよ。
この後、貴船神社にお参りして貴船・鞍馬にお別れしますが、それは次回で。


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梅雨の時期に行く京都の旅:貴船神社にお参りして、貴船・鞍馬の散策を完了

2012年6月25日月曜日@京都/10回目

貴船の川床料理を満喫し、《仲よし》の若女将から貴船口の駅まで車で送ってくれるとのお申し出がありましたが、saraiは最後まで歩くつもりだったのでいったんご遠慮しました。しかし、まだまだ駅までは遠いとのことで、saraiの意思はもろくもくずれさり、車で送ってもらうことになりました。
その前に貴船神社にお参りしてきましょう。貴船神社はすぐ近くです。すぐに参道の入り口に着きました。


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参道に入るとちょっとした石段が見えましたが、川床料理をいただきすっかり復活したので、これくらいはへっちゃらです。


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さあ、石段を上りましょう。


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石段の上には、やぐらの上に立派な貴船神社のお社が立っていました。


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ここでも、もうお馴染みになった茅の輪くぐりがありました。ここではちゃんと3回くぐりました。特にお願い事はしませんでしたけどね。


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さあ、神社の石段を下ります。この石段は1段の高さがちょうどいいので、鞍馬山からの下りのようなつらい修行にはなりません。


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川床料理屋さんの《仲よし》に戻り、お気に入りの若女将と楽しい雑談をしながら、車を待ちました。
若女将から記念の団扇をお土産にいただき、車に乗りました。やはり駅までは結構距離があり、道は自動車道路なので、歩かなかったのは正解でした。無事に駅に到着しました。運転していたのは若女将のご主人だったのかな。


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さて、叡電の貴船口駅です。もちろん、1dayチケットで乗り放題です。


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ホームで鞍馬からの電車を待ちます。


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やってきたのは《きらら》ではなく、通常型の電車でした。来たときと逆の経路で出町柳で京阪電車に乗り換えて、三条京阪まで戻りました。ここまでで1dayチケットはお役御免ですが、三条京阪の自動改札でチケットは回収されませんでした。では、これは乗車記念のお土産にしましょう。


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三条京阪からは直接にリゾートマンションには戻らずに、夕食のおかずを買い出しに錦小路に繰り出します。三条大橋を渡って、河原町の方に向かいます。


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この後は次回で。



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梅雨の時期に行く京都の旅:錦小路で求めた京の味で豪華な夕食

2012年6月25日月曜日@京都/11回目

錦小路で夕食の買い出しです。三条大橋を渡って三条河原町に出ます。三条大橋からは鴨川の川床が見えます。これはこれで楽しそうですね。


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三条河原町に出ました。懐かしい通りです。40年ぶりに河原町を歩くのにも魅力を感じますが、今日は新京極を通ったほうが錦小路には具合がよさそうです。新京極も40年ぶりです。ずい分雰囲気が変わりました。と言っても、もう昔はどうだったか定かには覚えていません。


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新京極のアーケードを歩き、錦天満宮に出ました。錦小路はここで右に折れればいい筈です。


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錦小路です。買い物客のほとんどは観光客でしょうが、さすがに賑わっています。


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ここは見て歩くだけでも楽しいです。京野菜のお店がありました。立派な九条ネギです。


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京湯葉のお店の湯波吉がありました。ここで生湯葉を求めます。


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おばんざいのお店は通りの奥のほうでした。おばんざいを買い、ふと店の横を見ると奇妙なものを発見。何とチョコレートコロッケとあります。これは是非試してみましょう。


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食べながら通りを歩きました。味は・・・チョコレートそのもの、当たり前ですね。
ひととおり夕食の買い出しは終えました。ここからはどうやって帰りましょう。歩く気力はもうありません。地下鉄を乗り継ごうかなと思案しながら四条通りに出ました。ちょうど目の前にバス停があり、そこに停車したバスの行先は平安神宮です。ぴったりですね。運転手さんに訊くと動物園前に行くとのことです。いっぱい歩いた1日の最後に楽をしてしまいました。
リゾートマンションに戻り、楽しい宴です。自宅から持参したフランケンのワインを錦小路でもとめたご馳走とともにいただきます。


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京都と言えば、鱧(はも)です。むつのカマの焼き物もお店の人に勧められるままに求めました。高級魚は美味しいですね。


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京のおばんざいです。がんもどきも煮物も美味でした。特に煮物の微妙な味付けが何とも言えず素晴らしい。


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関西風の卵焼きです。関東と違い、甘みが少ないのが特徴です。saraiは慣れてしまった関東風のほうが好みです。


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生湯葉です。これは文句なしに美味しいです。


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京都の漬物はやはりしば漬けですね。べったら漬けもありますけどね。


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ニシンの甘露煮です。


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京都の代表的な食べ物を味わいつつ、疲れた1日を終えました。
さて、明日はどこに行こうかな?


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ファジル・サイ ピアノ・リサイタル@鎌倉芸術館 2012.7.7

今日は七夕。そのため、「星に願いを」と銘打ったリサイタルですが、リサイタルの内容には無関係のようです。
ピアニストのファジル・サイは《春の祭典》のCDをリリースしたときから気になっていた人で(と言ってもCDは未聴)、遂に今回聴くことができます。今回はプログラムの構成も気に入りました。実に多彩な曲を選択しましたね。

今日のプログラムは以下です。

  モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331(トルコ行進曲付き)
  ストラヴィンスキー(ファジル・サイ編曲):バレエ音楽《ペトルーシュカ》より

《休憩》

  ムソルグスキー:組曲《展覧会の絵》

   《アンコール》
      ファジル・サイ:バラード“SES”(声)
      ファジル・サイ:ボドルム
      ファジル・サイ:ヴァイオリン協奏曲 ハーレムの千一夜 第1楽章
      ガーシュイン:サマータイムバリエーション(ファジル・サイ編)

実は最初にお断りしておかないといけませんが、最近何かと忙しく、少し睡眠不足気味でした。そのため、半分くらいは眠ってしまい、集中して聴けたのは1割程度です。ですから、これから書くことは的外れになっているかもしれません。特にファジル・サイのファンは聞き流してください。

ファジル・サイがステージに現れた印象ですが、あれっと思いました。CDのジャケットの写真ではカッコイイという感じでしたが、ステージに出てきた本人はでぶっとした感じの冴えない感じです。音楽とはもちろん関係ありません。

ピアノの前に座るか、座らないかというタイミングでモーツァルトのソナタを弾き始めました。あの有名な変奏曲の主題です。最初の1音を聴いただけで少し失望。sarai好みのクリアーなタッチではなく、繊細さを欠く弾き方です。リサイタルの最初では息を殺して聴き入りますが、その時点の演奏でsaraiのテンションが上がるか、下がるか決まってしまいます。今回はその後も、テンションは下がる一方。そんな悪い演奏ではありませんが、saraiの期待感とは大いに乖離しています。そういうわけで、一気に眠気が襲ってきて、あっと気が付くと第1楽章は終わりました。間をおかずというか、第1楽章の響きが残っているうちに第2楽章が始まりました。これは結構いい響きでしたが、靄のかかった意識で聴いていました。第3楽章はトルコ行進曲です。これは凄いスピードでの演奏です。この超特急の演奏でも構いませんが、それならそれでパーフェクトに弾きこなしてほしいところです。saraiはスローペースでの顕微鏡で微細に観察できるようは超絶的な演奏が好みですが、それはそれとして、ハイスピードの超絶演奏でも面白く聴けます。しかし、これはかなり荒っぽい演奏に聴こえます。これなら、普通の早さできちっと弾いてもらったほうがいいのになあと思ってしまいました。

次の《ペトルーシュカ》は普通の《ペトルーシュカからの3つの楽章》ではなく、ファジル・サイ自身の編曲とのことです。印象としては、そんなに違った曲には聴こえませんでした。何やら超絶技巧を盛り込んだ編曲になっているそうですが、音楽の質としては同程度に聴こえます。演奏はかなり力のはいった響きの大きなものです。オリジナルの曲を硬質な響きで演奏したほうがよさそうな気もしますが、よく考えてみれば、バレエの《ペトルーシュカ》の喧噪感を表現したかったのかもしれません。そういう意味ではバレエの雰囲気はよく出ているような気もしました。ただ、喧噪感だけでなく、どことないペーソスも表現してくれればもっとよかったとも思いました。いずれにせよ、この人の演奏は音楽というよりも音響を聴いている感じに思えてしまいます。それなら完璧な音響、ランランやヴォロドスのように弾いてほしいところです。もっともsaraiはそんな演奏は好みませんが・・・。

休憩後、《展覧会の絵》です。これはなかなかスケールの大きな素晴らしい演奏でした。キエフの大門あたりからの盛り上がりはさすがです。普通のテンポの演奏で響きに重点を置いたものでした。しかし、saraiの集中力が欠如していたためか、以前、キーシンで聴いたときのような興奮はありませんでした。キーシンの演奏も似た感じの演奏でしたが、もっと演奏に切れがあったような気がします。

最近、ポゴレリッチのコンサートを聴いて、その変わったスタイルの演奏に仰天して声も出ませんでしたが、違う意味で、このファジル・サイという人も相当の変わった人です。弾き方や仕草が尋常じゃありません。大きな声を出しながらピアノを弾くし、びっくりです。野人という感じですが、ピアノを離れれば、静かな印象です。ピアノ一台に向き合って自分を表現する作業って、きっと相当に厳しいことなんでしょう。普通の感性では難しいのかもしれません。

アンコールは最後のサマータイム以外はまったく知らない曲でしたが、本人の作曲した曲だったんですね。力の抜けた良い演奏で、タッチも美しい響きでした。本編の演奏でも、この調子で弾いてくれればよかったのにと余計な感想を持ちました。



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テーマ : クラシック
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驚愕!アンリ・バルダ ピアノ・リサイタル@横浜上大岡「ひまわりの郷」ホール 2012.7.8

音楽の世界も広いなあと感じるピアノ・リサイタルでした。saraiにとって無名のピアニストだったアンリ・バルダですが、どうしてどうして、素晴らしい超1級のピアニストでした。ラヴェルの第1音を聴いて、その明るい響きにぐっと引き込まれ、実に色彩感あふれるピアニズムにすっかり魅了されました。光の粒がきらきらと光り輝く音楽です。これがフランス系のピアニストのラヴェルなんでしょうか。常日頃、saraiに苦手なラヴェルのピアノ曲ですが、そのピアノの響きを聴いているだけで音楽の喜びに満たされます。ラヴェルのピアノ曲の真髄を初めて教えられた思いです。前半のプログラムだけで大満足でした。でも、この明るい響きで後半のショパンはどうなるんでしょう。期待半分、不安半分で後半のプログラムを待ちます。その結果は・・・

その前に今日のプログラムは以下です。

  ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
  ラヴェル:ソナチネ
  ラヴェル:クープランの墓

《休憩》

  ショパン:24の前奏曲 Op.28

   《アンコール》
      ショパン:ワルツ第15番?
      ショパン:ワルツ第19番?


昨日のファジル・サイのピアノ・リサイタルは最悪の状態で聴いてしまいましたが、今日は万全の体調と精神状態で100%の集中力でピアノ・リサイタル聴き通すことができました。それというのも、こんなに素晴らしいリサイタルをぼーっと聴くのは音楽ファンとしてはあり得ないことです。

ラヴェルの最初の曲の《高雅で感傷的なワルツ》は色彩豊かな響きに身を委ねるのみ。芯のあるタッチはエネルギーに満ちていますが、それでいて高域のお洒落な装飾音など、エスプリに満ちた演奏です。多彩な響きを堪能しているうちにこの長い曲集も気持ち良く終わります。特にテンポの速い曲の演奏が素晴らしく、この複雑極まりない曲でミスタッチひとつ聴き取れない完璧な演奏です。

《ソナチネ》は当日にプログラム追加された曲です。これは先ほどの曲よりもさらに色彩感あふれる演奏でとても素晴らしい響きです。力強く、そして、繊細さも兼ね合わせた圧倒的な演奏です。もちろん、ミスタッチらしきものもないパーフェクトな演奏です。ライブでこれほどの演奏ができるとは、一体、この人は何者なんでしょう。まさに驚愕の演奏です。

そして、前半の最後を締めくくった《クープランの墓》は彼がもっと弾けるよって誇示するかのような名演奏でした。第1曲《前奏曲》の豊かな響きには唖然とするばかりです。この曲が名曲だということを初めて理解させられる演奏です。そして、驚きの演奏は終曲《トッカータ》です。力強いリズムの連打に心躍ります。フィナーレの鍵盤中を駆け巡るスリリングでパワーフルな手の動きは尋常ではありません。まるで神が乗り移ったかのように恐ろしいまでの高揚感を聴衆にもたらします。鬼神のごとき演奏とはこのことです。ラヴェルのピアノ曲で大興奮してしまいました。

後半のショパン、ショパンらしい繊細さに満ちた演奏が始まります。ただ、重量感のあるタッチはそのままで、こういうスタイルのショパン演奏って、あまり聴いたことのないものではありますが、それでもしっかりとショパンの本質に沿った演奏で高い質の演奏です。ラヴェルのときのような明るく、色彩感のあるタッチではなく、強靭さを前面に出したショパンの美しい響きです。バレエ《レ・シルフィード》でも使われている有名な第7番を過ぎたあたりからの芯の強いタッチの演奏はもう素晴らしいとしか形容するしかないもので、第15番《雨だれ》はちょっとどうかなという感じで始まりましたが中盤以降の強靭なタッチは素晴らしく、第16番以降も高いレベルの演奏のままにフィナーレに突入していきます。最高に素晴らしかったのが最後の第24番です。これはCDも含めて、saraiの聴いた最高の演奏でした。思いがけず、こういう素晴らしい演奏に遭遇するのは音楽ファンとして、こんなに嬉しいことはありません。

アンコールのショパンは曲目不明です。ワルツということですが、耳慣れた曲ではありません。家に帰ってCDで聴き直してみましたが、上に書いたのはsaraiの推測で間違っているかもしてません。お分かりの方はご教示ください。いずれにせよ、本編の演奏同様に素晴らしいショパンでした。

今回の来日でも、まだ朝日浜離宮ホールのリサイタルが7月12日の夜7時からあるようですから、余裕のあるかたは是非とも聴かれることをお勧めします。演奏の質の高さはsaraiが保証しますよ!
saraiもまた機会があれば、絶対に聴きたいピアニストの一人です。
なんだか、明暗分かれた2日間のピアノ・リサイタルになりました。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

 

梅雨の時期に行く京都の旅:大原行きの京都バスは無情にも・・・されど、めげずに。

2012年6月26日火曜日@京都/1回目

梅雨の時期の京都の旅、3日目です。

今日も昨日以上の好天気。梅雨の時期としてはラッキーです。天気が悪ければ街近くのお寺巡りを考えていましたが、折角のお天気ですから遠出しましょう。40年ぶりの鞍馬に引き続き、40年ぶりの大原に出かけることにしましょう。青もみじが綺麗なようですからね。

リゾートマンションでゆったりと朝食を済ませて、10時過ぎに出発です。大原は京都バスの路線を利用することになります。電話で時刻表を確認すると平日の昼間は20分おきにバスが走っているそうです。近くのバス停は三条京阪か川端二条で、リゾートマンションからバス停までの距離はどちらもほとんど変わりません。昨日は三条京阪まで歩いたので、今日は川端二条まで歩いてみましょう。まず、京都市美術館の前を通ります。ここで面白そうな美術展をやっていたら見たかったところですが、残念ながら、saraiの興味を引くようなものはやっていません。


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40年前の学生時代に、ここでゴヤの《裸のマハ》、《着衣のマハ》の両方を見たことを思い出しました。プラド美術館は豪気に両作品とも貸してくれたんですね。今では考えられません。saraiはなけなしの小遣いで大きなポスターを購入し、下宿の壁に貼っていました。さて、どちらのマハのポスターだったでしょう? 実は《着衣のマハ》のほうが好みだったんです。もっとも青年時代のテレで《裸のマハ》を敬遠したのかもしれません。
もうひとつ、ミレー展も思い出しました。この美術展はオルセー美術館から借り出した《羊飼いの少女》が目玉で、このときから生で見る油絵の奥深い魅力にはまってしまいました。もちろん、この《羊飼いの少女》のポスターもむさくるしいsaraiの下宿の壁を飾っていました。
どちらの美術展も一緒に行ったのは現在の配偶者、当時はオトモダチでした。

平安神宮が通りの奥に見えました。失礼して、ここから参拝です。先を急ぐので許してもらいましょう。


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目の前の由緒書きにも参拝です。


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次は京都会館の前を通ります。京都会館はリニューアル工事中です。ここも学生時代によく通った思い出のホールで感慨しきりです。


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40年前に初来日(多分?)だった若きアルゲリッチの演奏を聴いたのもここ。スメタナ弦楽四重奏団の演奏するドヴォルザークの「アメリカ」を聴いたのもここ。バーンスタインの指揮したニューヨーク・フィルを聴いたのもここ。思い出がぎっしりです。

バスの通過時間ぎりぎりに川端二条の交差点に着きました。どうやら間に合ったようです。ところが、赤信号で待っている間に遠くに見えた大原行のバスがぐんぐん近づき、信号が変わる前に無情に目の前を通過していきました。


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もう行ってしまったバスは豆粒のようです。この通りは川端通り。鴨川に沿った道路で、この下を昨日乗った京阪電車が走っています。

とりあえず川端通りを渡って、二条大橋のたもとに立ちました。


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下には鴨川の流れが見えます。懐かしいです。


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次のバスは20分後です。じっと待つのも悔しいので、一つ先の停留所の川端丸太町まで歩くことにします。鴨川沿いの道は、相変わらず長閑です。


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10分程で次のバス停の川端丸太町に着きました。


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鴨川沿いのこのバス停でバスを待ちながら眺めていると・・・この辺りを散歩している人が多いですね。と、サックスのような音が聞こえてきます。たどたどしくなかなか曲になりません。気になって川原を探しますが、どこから聴こえてくるかなかなか分かりません。川原は広いですからね。


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それでも意地になって探していると、対岸にサックスを吹くおじさんを発見。


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これも懐かしい光景です。実は、saraiもこの川原でフルート(それにクラリネット、尺八・・・)の練習をよくしていたんです。サックスを吹くおじさんと同様に下手なフルートでしたけど・・・。考えることは今も昔も変わらないんですね。

ところで、このバス停で確認すると、停留所一つ分歩いたご褒美はバス料金が一人当たり40円安くなったことのようです。何だかこれだけでも達成感があります。

やがてやってきた大原行の京都バスに乗って、30分ほどで大原に着きました。ずい分大原は遠いですね。京都の街も大きくなって、行けども行けども住宅が建っていますが、さすがに大原近くになると長閑な田園風景が広がります。
バスの終点の大原の一つ手前の梅の宮の停留所で下車。


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ここから、大原散策を始めますが、それは次回で。



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テーマ : 京都旅行
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梅雨の時期に行く京都の旅:大原の自然を楽しみ、寂光院へ・・・途中、足湯カフェで一休み

2012年6月26日火曜日@京都/2回目

京都バスに乗って、大原のバス停梅の宮に着きました。ここからは大原の里を散策しますが、まずは寂光院に向かいます。30分はかかるでしょうね。


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寂光院の方向は一面の田んぼが広がっています。


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高野川にかかる役場橋を渡ります。


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橋の上から川の流れを眺めますが、高野川もこのあたりはせせらぎのような清流です。


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橋を渡って、川沿いの緑の小路をそぞろ歩きます。


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が、すぐに田んぼのあぜ道を歩くことになります。


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道標が立っています。乙が森を経て寂光院まで15分程とのことです。ちょっとこの時間は眉唾です。


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と、いきなり田んぼの中を走り抜けるキジを見つけビックリ仰天。さすが自然に恵まれた大原ならではです。


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ほどなく乙が森に到着。とても小さい森です。鎮守の森っていう感じです。


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乙というのは村娘の名前で悲しい伝説があり、この乙が森に鎮魂の墓があるようです。


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この森から振り返ると、雄大な比叡山の姿を拝むことができます。


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ここからは大原温泉を通って寂光院まで0.8kmだということです。ゆっくり歩いていきましょう。まだ、昨日の鞍馬の山の疲れが残っています。


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道は草生川に沿っています。草生川はその名の通り、草が茂った川底を水が流れています。この川は高野川に合流します。


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道は集落の中に入っていきます。


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山間の集落で、山の斜面も近づいてきました。山の針葉樹(杉の木でしょうか?)がとても美しいです。


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大原温泉の辺りにやってきました。温泉宿の大原山荘が営む足湯カフェがあります。歩き出してそれほど時間は経っていませんが、昨日からの蓄積した足の疲労回復に良さそうなので、ここで足の疲れを癒すことにします。


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足湯カフェの店内です。テーブルの下が足湯になっています。


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すぐ近くの湯元から温泉を引いた正真正銘の天然温泉です。源泉はすぐ近くに見えていました。


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アイスコーヒーを頂きながらの足湯で足の疲れは一掃。


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また、元気よく歩き始めます。寂光院はもうすぐそこですが、この後は次回で。



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梅雨の時期に行く京都の旅:寂光院・・・祇園精舎の鐘の聲、諸行無常の響あり。沙羅雙樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす・・・

2012年6月26日火曜日@京都/3回目

足湯カフェで疲れもとれ、元気に寂光院に向かいます。もう寂光院に到着かと思いましたが、どうもおかしい。

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間違える人が多いようで、こんな立て看板が立っていました。


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建礼門院さんの御陵、すなわち建礼門院大原西陵で宮内庁管轄のものです。寂光院は15m先にあるそうです。
寂光院前の石段に出ました。なんとも雰囲気のある石段です。


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石段を上ると寂光院の受付がありました。


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寂光院は平家物語にゆかりの深い尼寺です。平清盛の娘である建礼門院が平家滅亡後に晩年を過ごしたところです。晩年といっても29歳から36歳までの7年間です。が、このあたりは史実に詳しい記述が残っていないために、建礼門院の寂光院での生活はおろか、その死がどうであったのかも不明のようです。
受付を入って、また少し石段を上ると本堂の手前の右側に美しい庭園がありました。特に説明がないので、あまり歴史的なものではないのでしょう。


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あまり、奥のほうには行けないようです。こういうちょっとしたお庭があるのも京都の古寺ならではですね。


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また、少し石段を上って、本堂への門をくぐります。


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本堂は2000年に放火で焼失し、現在は再建された建物になっています。


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本堂右手から本堂に上がって、お寺のご案内を受けることができます。


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本堂前右手の北側の庭園は回遊式四方正面の庭で、池の水面には錦鯉の姿が見られます。


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本堂左手の西側の庭園は平家物語そのままで、心字池、千年の姫小松、苔むした石、汀の桜などがあります。


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樹齢千年の名木は建礼門院と後白河法皇が対面する平家物語の最後のクライマックスに登場するものですが、2000年の本堂火災の影響で枯死してしまい、現在のような上部が切り取られたうら悲しい姿になったそうです。


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記念の石碑がありました。


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池の横には諸行無常の鐘楼・・・鐘の音を聞いてみたいものです。


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規模の小さなお寺でしたが、歴史の重みに満ちています。
お庭の掃除をしていたおばさんが、沙羅の花がらを見つけて「あら、今日は咲いていたんだわ」とのこと。そろそろ沙羅の花が咲き始める時期のようです。沙羅の花は1日で散ってしまう花です。だから、無常観の象徴として、平家物語の冒頭に『祇園精舎の鐘の聲、諸行無常の響あり。沙羅雙樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。・・・』とあるのでしょうか。是非見てみたかったと配偶者は残念そうです。これが本堂の左側のお庭にある沙羅の木です。


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この時期はアジサイの花も綺麗です。京都のアジサイは密集しておらず、ぽつんぽつんと可憐に咲いています。


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寂光院を出て歩きはじめると、石垣にしだれて咲く花も綺麗です。


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突如、沙羅の木を発見。見上げてみると、つぼみがたくさんついています。


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通りかかった女性と配偶者は、しばし沙羅の花談義。
寂光院からは三千院に向かいますが、それは次回で。



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梅雨の時期に行く京都の旅:三千院への途中でいただいたしば漬け茶漬け

2012年6月26日火曜日@京都/4回目

寂光院から三千院に向かいます。村の中の小路を歩きます。道標では三千院まで1.4kmで、途中で大原のバス停を通って行くようです。


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この集落の中の小路は、先ほど寂光院へ歩いた道と草生川を挟んで逆サイドの道です。


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小路の傍らにひっそりと「朧の清水」という湧水がありました。大原に移り住んだ建礼門院が朧月夜の時に、かって美しかった己の容姿がやつれはてたのを水面に映し見て、自らの悲しい運命を嘆いたというエピソードがあるそうです。


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道端にはシソが大きく育って収穫時期を迎えています。大原と言えばしば漬け産地らしいですね。


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途中にあった「たんば茶屋」で昼食を頂くことにし、茶屋の奥まった席に収まりました。


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広い店内は梅雨時の平日のお昼過ぎということで、ほとんどsarai達以外にお客さんはいません。


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この茶屋のお庭は大原らしく美しく刈り込んだ緑が印象的です。


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食べたのはしば漬け茶漬けです。大きな梅干しや漬物、おばんざいまで添えられた京都らしいランチでした。


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ここから少し歩くと、大原バス停への近道という道標があります。どれくらい近道なのか分かりませんが、ともかく大原バス停へ向かう道だということなので、その道を進みます。


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川に突き当たりました。人だけが通れる橋がかかっています。


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またまた清流を渡ります。この川は高野川です。下流の出町柳で賀茂川と合流して鴨川になります。


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少し高野川に沿って歩き、大原バス停に向かいます。


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一歩きして、先ほどバス停梅の宮で途中下車したバスの終点大原に到着です。ここは立派な待合もあるバスターミナルで、多くの人で賑わっています。今までの長閑な風景から突然この風景に出会うとビックリします。


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休むことなく、大原バス停から三千院に向かって歩きます。参道の標識があり、三千院まで歩いて10分だそうです。


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ここから呂川に沿って長い参道が続きます。


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三千院を始めとした有名寺院に近づいてきました。


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呂川沿いの参道は綺麗な青もみじが並んでいます。


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このあたりから、だんだんと観光客の姿が増えてきて、京都の主要観光名所に近づいてきたことを実感します。三千院はもうすぐそこですが、それは次回で。


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梅雨の時期に行く京都の旅:三千院の見事な苔庭と杉木立に日本の美の究極を見る

2012年6月26日火曜日@京都/5回目

呂川沿いに三千院への参道を進みます。


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道沿いに大きなしば漬け屋さんがあります。大原名物はしば漬けなんですね。


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三千院への曲がり角まで来ました。ここからは門前の商店がずらりと立ち並びます。


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門前のお店の多さと人混みにまたまたビックリです。


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三千院に到着。さすがにここは京都でも名だたる観光名所。バスガイドさんや多くの観光客、修学旅行の中学生でいっぱいです。


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三千院の入口の大きな御殿門に向かいます。


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40年ぶりの訪問なので、三千院の記憶はまったくありません。新鮮な気持ちで建物、お庭を拝見しましょう。建物内は撮影禁止ですが、庭は撮影できるようです。建物から見える青もみじの素晴らしい緑に気持ちが癒される思いです。


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客殿の建物を囲む池泉鑑賞式庭園は聚碧園と呼ばれています。美しい庭です。江戸時代の茶人・金森宗和の修築と伝えられています。立派な芸術家です。


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お庭の片隅の竹筒からほとばしる清涼な水も新鮮な雰囲気を作り出しています。


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石と石塔からなる庭の構成も実に見事です。


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回廊から見た庭の風景ですが、庭師のかたがせっせと手入れ中です。こういう不断の職人さんの努力で京都の文化が守られているんですね。


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さらに建物の奥に進み、杉の木の林立する苔庭が見えたときにはあまりの美しさにあっと息を呑みました。宸殿前の池泉回遊式庭園の有清園です。


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急いで、有清園の正面に出ました。苔庭と杉木立、そして青もみじの織り成す美しい庭園の姿に立ちすくんでしまいました。京都の文化の美の奥深さをいまさらながら、実感しました。秋の紅葉の頃も見てみたいものですが、観光客にもみくちゃになりそうで、かえって比較的観光客の少ない今の時期のほうが落ち着いて日本の深遠な美を感じられそうです。


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ここからは建物を出て、この庭園を散策できるようですが、もうしばらく建物からの風景を堪能しましょう。


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実に手入れの行き届いた庭でまったくもって見事ですが、ちょうど庭師が苔の手入れ中でした。こういう手抜きのない作業で見事な庭が維持されているんですね。しばし、苔を手入れする職人の技に見入ってしまいました。ほんの1か所の手入れにずっと没頭しています。特殊な器具を使って、苔の下から何かを大量に掻き出しています。興味津々の配偶者は思わずその若い職人さんに「それは草取りをしているのですか?」と聞いてしまいました。職人さんの答えは「水苔です」ということでした。杉苔の下の水苔を掻き出していたんですね。こういう努力で苔庭が美しく保たれているようです。京都の文化の一端を垣間見た思いです。


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苔庭の杉木立の向こうには往生極楽院が垣間見えています。国宝の阿弥陀三尊像が納められている重要な建物です。


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なかば茫然自失して、美しい日本の美に浸っていました。ずっと鑑賞していたのはsarai達だけでしたから、本当に贅沢な時間を味わえました。

では建物を出て、境内の苔庭を散策してみましょう。
まずは、先ほどから見とれていた庭師さんの仕事ぶりを邪魔にならないように気を付けながら間近から拝見させてもらいました。


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見事な苔です。庭師さんの丹精の結果なんですね。


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これから広い三千院の庭園を散策しますが、それは次回で。



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梅雨の時期に行く京都の旅:見尽くすことのない三千院の苔と杉と青もみじの庭園

2012年6月26日火曜日@京都/6回目

三千院の庭園の散策を始めます。苔と青もみじの調和した美しい日本庭園です。


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庭園の紹介がありました。この苔庭と杉木立と青もみじの自然の織り成す妙を感じさせる庭園は有清園です。先ほど客殿で囲まれたお庭が聚碧園でした。それぞれ日本の粋を凝縮した見事なお庭です。


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今散策している有清園の苔庭の先には、重文の往生極楽院が建っています。この建物は平安時代に起源を持つもので、三千院が明治初頭にこの大原の地に移転する前からのもので、本来三千院とは無関係のものです。


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しかしながら、三千院のよく手入れされた苔庭と往生極楽院の織り成す調和は、日本の最高の美を感じさせるもので、三千院で一番の景色と言えるでしょう。感嘆の気持ちを抱きつつ、さらに三千院の境内を散策します。
往生極楽院の裏には池が巡らせてあります。錦鯉が悠々と泳いでいます。


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その池には細波の滝が流れ込んでいます。


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名前の通り、細い水流が岩間を流れ落ちています。あえて寂しい水の流れにすることで、幽玄の世界を表現しているんでしょう。


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池を過ぎて、往生極楽院を少し遠くから眺めます。青もみじと杉の木立に彩られてのあまりの美しさに感嘆します。自然と人知の調和ですね。


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往生極楽院には国宝の阿弥陀三尊像があるそうです。saraiは庭園のあまりの美しさに感嘆するあまり、あえてお堂に入って仏像を拝見することを回避しました。これ以上、何を求めることができるでしょうか。


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再び、苔庭と杉木立の美しさに目を戻します。ヨーロッパの美しい庭園も随分見ましたが、やはり京都の庭園の美しさはsaraiの日本人の心を強く捉えてしまいます。日本庭園は、より内省的な雰囲気を醸し出し、心の奥深くに強い印象を残します。


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庭園に置かれたさりげない石塔も自然の調和を少しも乱しません。


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秋には色づいてとても美しくなる紅葉もこの季節は青もみじで自己主張が少なく、その圧倒的な緑で庭園全体の調和を高めています。秋にも勝るとも劣らない風景であると感じます。


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この庭園は見る位置、見る方向によって、様々な美を感じることができます。新しい美を求めて、庭園内を繰り返し散策します。飽きることがありません。
池とその向こうの往生極楽院の風景も苔と緑の木々が相俟って、美しい風景を作っています。


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また、杉木立の間にひっそりと据えられた小さな石塔の向こうの往生極楽院の風景も心を奪います。


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庭園の至るところに日本の美を感じつつ、とても堪能しきれない思いでいったんこの庭園を去ります。三千院のさらに奥の庭園に上って、アジサイの花も愛でましょう。
三千院の庭園散策は次回に続きます。


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梅雨の時期に行く京都の旅:三千院の庭園のアジサイ、そして去り難かった究極美の有清園の苔庭

2012年6月26日火曜日@京都/7回目

三千院の庭園散策、次は奥の庭の方に上ってみましょう。


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ちょうどアジサイの季節で、アジサイの咲き誇る紫陽花苑は美しい庭園です。


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特にこの庭園は杉木立の間にアジサイの花が咲いているのが印象的です。


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アジサイの庭園の外れには、境内を流れる律川を渡る橋がかかっています。この律川の清冽な水流もとても綺麗です。


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橋を渡った先には、とても素朴な売炭翁石仏がありました。


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再び律川の橋を渡り、紫陽花苑に戻りました。この庭園の中に金色不動堂があります。このお堂は秘仏金色不動明王を本尊とした根本道場です。


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その上の方には観音堂があり、身の丈3メートルの立像の観音様がお祀りされています。


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観音堂横には石庭、二十五菩薩慈眼の庭があり、さっと拝見しました。実はその横手で志野の赤しそジュースの無料接待中だったので、そっちが気になったんです。庭園散策で少し喉も乾いていましたからね。


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無料で供されたしそジュースを味わいながら、お庭の風情を存分に味わわせてもらいました。


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最後に往生極楽院の建つ苔庭と杉の木立をもう一度見ずしては、到底三千院を去り難い思いでした。心の奥まで、《美》が何と深く浸透してくるんでしょうか。


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三千院を出て、門前の通りに出ました。もう先ほどの賑わいはありません。三千院の美しい庭園を見ているうちにかなりの時間が経過してしまったようです。


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門前の通りを右手の方に進み、律川にかかる橋を渡ります。


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橋を渡ると、実光院があります。正門は工事中で律川沿いの南門に向かいます。


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律川沿いにも青もみじです。律川の流れに映えています。


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実光院の南門に出ました。ここでは、門を入る際は銅鑼を一叩きします。この合図で訪問者が来たことが建物にある受付に通じるようで、受付の方が待っていてくれます。


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この実光院でも素晴らしい庭園を鑑賞しますが、それは次回で。



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梅雨の時期に行く京都の旅:庭園に心が和む実光院

2012年6月26日火曜日@京都/8回目

実光院の南門で合図の銅鑼を叩き、客殿の方に向かいます。現在工事中の正門から入ったのではないので、庭園の径を歩きます。


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左手の方には庭園越しに山が見えます。金毘羅山、あるいは小塩山でしょうか。山を借景とした庭園になっています。


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客殿の入口の前で入ってきた南門の方を振り返ってみました。実に緑が豊かです。


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客殿の入口で受付を済ませ、客殿に上がります。実光院では見学料に茶菓の接待が含まれており、見事な池泉式庭園の契心園を眺めながら、ゆったりとお茶を味わうことができます。大広間に腰を下ろすと、南側に契心園の眺めが目にはいってきます。


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庭園の心字池には律川から引き込んだ水流が流れ落ちています。


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庭園の眺めを楽しんでいると、抹茶と八ッ橋饅頭が運ばれてきました。


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やはり、京都の寺社はゆったりとした気持ちで鑑賞し、心を開くことが肝要です。
お庭を鑑賞する大広間は2方の戸がすべて開け放たれ、建物の内部とお庭の自然が一体化したような感じです。これこそ日本の文化ですね。南側の契心園から西側に目を転じると、趣の異なる庭園が見えます。


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ここのお庭には小さな白い花が咲いています。昨日も鞍馬でよく見かけた花です。このお寺の方に伺うと「雪の下」だそうです。今、京都の北では、この「雪の下」が一番見事に咲いています。桜や紅葉のような人気があるわけではありませんが、今の季節は見ごろで見逃せない花です。
抹茶をいただいた後、もう一度契心園の美しい眺めを楽しみました。


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この後、客殿を出て、実光院の西側にあるお庭も拝見しました。旧理覚院庭園という池泉回遊式庭園です。中央には、ひょうたん池があります。


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庭の西北隅には、茶室「理覚庵」が建てられています。


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お庭は緑豊かです。この旧理覚院庭園も十分に堪能させてもらいました。


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客殿に戻りましょう。なかなか鄙びた風景です。


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客殿の大広間を外から眺めてみました。いかに開放的な建物か、実感できます。大広間の欄間には三十六詩仙画像が見えますが、これは狩野派の画家の作だそうです。


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十分に鑑賞した実光院を出ました。律川沿いに歩くと、川の石垣に美しい雪の下がびっしりと咲いていました。


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次はすぐ近くの宝泉院に向かいます。道の正面には勝林院が見えていますが、そこには後で寄ることにして、その先にある宝泉院のほうに回ることにします。


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宝泉院については次回で。



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梅雨の時期に行く京都の旅:額縁を通して見る絶景庭園・・・宝泉院

2012年6月26日火曜日@京都/9回目

勝林院の先に宝泉院がありました。最近、よく紹介されているお寺です。緑濃い木立の先に門が見えてきました。


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青もみじに彩られた趣のある門です。


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入場料にはまたまたお茶券が付いています。今頂いたばかりというと、お茶なしにして、200円引いてくれました。
境内にはいると、いきなり圧倒的な存在感の五葉の松が見えてきました。


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ここから右手の方に歩くと宝泉院の建物があります。


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建物にはいると、美しいしつらえの手水があります。季節の花のアジサイが綺麗ですね。


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さて呼び物は額縁の庭園です。奥座敷に入ると、ここも2方の戸が開け放たれ、しかも柱が少なく、まるで額縁の絵のような光景のお庭が楽しめます。その姿は見事ととか形容のできないものです。一方の額縁越しのお庭は樹齢700年の五葉の松の逞しい姿です。お寺のかたの話では、盆栽の松がそのまま成長し、現在の巨大な松になったとか・・・真偽のほどはさておき、見事な松です。


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そして、もう一方の額縁は山を背景にした竹林です。これは美の極致です。この美しさは例えようもありませんね。


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額縁なしの風景はこういう風になります。やはり、額縁を通した風景のほうが素晴らしいですね。


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秋は紅葉が加わり、さらに素晴らしい美を演出するようです。ただ、その時期は観光客で大変だそうです。今日はsaraiたちの他は若いカップルがいるだけ。ゆったりとこの素晴らしい額縁の庭園を存分に味わうことができます。本当に梅雨の時期の京都に来てよかったと心底思うとともに、静かに感動しました。


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広い座敷の中も美しい作りになっています。花瓶に挿した花に障子からの光があたり、とても綺麗です。


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日本の美に浸りながら、時間の経過も忘れてしまいます。気が付くと、先ほどの若いカップルも席を立ち、茶碗2つがぽつんと残り、この美しい額縁庭園にはsaraiと配偶者だけになってしまいました。何と贅沢な時間でしょう。


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最後にもう一度、青もみじと竹林の庭園をゆっくり堪能し、深く心にやすらぎを刻みつけました。


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額縁庭園の宝泉院の建物を出て、今度は反対側にある庭園に向かいます。先ほどはいってきた門への路を辿りますが、この路は緑と水で綺麗です。


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門を通り過ぎると、宝楽園という枯山水の庭園に出ます。


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よく手入れされた砂の庭が見事です。


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この庭園からも垣根越しに宝泉院の五葉の松がそそり立って見えます。


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庭園には色づいた紅葉もあります。木々の緑に溶け込んで、綺麗です。


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さあ帰りましょう。門から振り返って別れを告げます。右手が額縁庭園の宝泉院、左手が今の宝楽園という枯山水の庭園でした。


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ここも実に素晴らしい京都ならではの庭園でした。



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梅雨の時期に行く京都の旅:大原の里を後にして、美味しい京風イタリアンshuhari@三条京阪

2012年6月26日火曜日@京都/10回目

額縁庭園の宝泉院を出て、最後に勝林院に向かいます。勝林院は宝泉院からもと来た道を戻れば、すぐそこです。
勝林院の横手に出ました。勝林院の本堂の立派な建物が間近に見えます。入口は正面にあるので、そちらに回りましょう。


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勝林院の正面の入口に出ました。実にオープンなお寺で、ここから全容が見えます。ここでsaraiのケチな根性が出て、配偶者とも以心伝心で目が合います。こっくりと首を下げて、黙ってここから立ち去ります。ほとんど見えたので、見学料を払って見るほどのことはないねってことです。学生時代のsaraiと配偶者はいつもこの調子で、京都中のお寺を巡ったにもかかわらず、中を拝見したのはほんのわずかでした。
勝林院さん・・・ごめんなさい!


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勝林院からさらに道を戻り、実光院の工事中の正門前を過ぎていきます。


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実光院を過ぎると、律川の橋を渡ります。


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橋の上からは陽に水面が輝く律川の清冽な流れが見えました。きらきらした光の粒が綺麗です。


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律川を過ぎると、やがて左手に三千院の堂々たる門が石段の上に見えてきました。まだ門は開いているようですが、入場は終わっているようです。


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三千院の門前の通りには人影が見えません。美しい青もみじの姿が見えるのみです。観光客で賑わうよりもこの森閑とした静けさのほうがよく似合っています。


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三千院を過ぎて呂川にぶつかり、そのから呂川沿いの道を戻りますが、ここにも人はほとんどいません。


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道沿いの志ば漬屋さんの志ば久はもう店仕舞の後片付けです。まだ5時前で陽も高いのですけどね。三千院の閉門に合わせて皆さん終了のようですね。
ところで、この大原にある川の名前、呂川と律川ってなんだか変わった名前だと思いませんか。saraiは昔邦楽をやっていたので、音律を想像してしまいました。すると、道の傍らにその答えが書いてありました。この大原の地は仏教音楽の天台声明(しょうみょう)の発祥の地だそうで、和楽の旋法に因んで川の名前が付けられたとのことです。「呂律(ろれつ)がまわらない」というのは調子はずれの意味ですが、その呂律も同様に邦楽の音律のことです。


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この一口知識を教えてくれた看板は志ば漬屋さんの志ば久が立てた「なるほど!大原の里」シリーズの看板でした。
さらにこの先にも「なるほど!大原の里」シリーズの看板がありました。今度はしそ畑の説明です。大原は志ば漬や梅干しの材料のしその日本一の産地だそうです。


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大原のバス停に戻ってきました。三千院側から待合所にはいると、午前中に訪れた寂光院への参道の案内が見えました。


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ここからまたバスに揺られて京都に帰りましょう。

三条京阪でバスを降ります。京阪電車が地下鉄になり、三条京阪駅が地上に無くなった跡地は何になっているのでしょう・・・お洒落なレストランエリアになっているようです。


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その中に、京風イタリアンのお店があります。お店のメニューを見ると、急に小腹も空いてきたので、寄ってみることにしました。


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shuhariというモダンな名前のお店ですが、お店の中もモダンな作りになっています。まだ夕食には早い中途半端な時間のせいか、お店にはほとんどお客さんがいません。お店のお姉さんからどこでもどうぞと言われ、窓際にある座り心地のよさそうなソファの席をお願いしました。大原を歩きまわって疲れた体がソファに沈み込みました。


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saraiはアナゴのバルサミコ酢丼です。


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配偶者は角煮と九条ネギのパスタ。


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どちらもなかなか美味しかったです。レストランから見える中庭には握りこぶしほどの石が敷き詰められています。京阪電車の敷石ではないかなどと昔を懐かしく思いだしながら眺めて過ごしました。

またぶらりぶらり歩きながら、途中のセブンイレブンで朝食や飲み物を仕入れリゾートマンションに戻ります。
宿では、ワインを飲みながら残っていたおばんざいを片付け、ブログを書いて・・・オヤスミナサイ!

さてさて、明日はどこに行きましょう。京都の旅はまだ続きます。


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テーマ : 京都旅行
ジャンル : 旅行

 

東京都交響楽団定期演奏会@サントリーホール 2012.7.19

サントリーホールにいつも通り入館すると、入口のところに張り紙がしてあって、人だかりになっています。別に特別にお目当てのソリストが出演するわけではないので、誰かがキャンセルするとかのドキドキ・ハラハラ感はありませんが、一応チェックしてみましょう。
すると、今日予定していた指揮者の大植英次が本番2日前に頸椎症になり、約1週間の安静が必要になり、急遽出演が不可能になったとのことで、本人からのお詫びの言葉が張り出されていました。代わりの指揮者はこの楽団のレジデント・コンダクターの小泉和裕だそうです。前回、この指揮者の演奏は今一つだったので、嫌な感じです。それに欧米で活躍している大植英次は多分今まで聴いていなかったので、少し期待感もありました。また、本日予定されていた曲目の一部が変更になっていました。メイン曲目のチャイコフスキーの交響曲第6番《悲愴》はそのままです。しかし、指揮者の交代が2日前で今日の演奏曲はちゃんと練習できたんでしょうか? 不安です。

今日のプログラムは以下です。

  ベートーヴェン:「エグモント」序曲
  ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」より、《前奏曲と愛の死》

《休憩》

  チャイコフスキー:交響曲第6番《悲愴》

なお、前半は予定では
  R・シュトラウス:《ばらの騎士》組曲
でした。

最初の「エグモント」序曲はきっちりした演奏で厚みのある弦がこの曲にふさわしく響きました。悲劇的な雰囲気の良く出た荘重な演奏で、なかなかよかったです。それにこの曲は実に久しぶりに聴いて、懐かしかったのもプラスの材料でした。出だしとしてはよい滑り出しです。最近、この曲はこの指揮者との組み合わせで演奏する機会でもあったんでしょうか。仕上がりも万全でした。

続いて、楽劇「トリスタンとイゾルデ」の《前奏曲と愛の死》です。これは夢のような雰囲気でいかにもトリスタンらしく、なかなかよい演奏でした。惜しむらくはワーグナーのうねるような響きがもっと表現できればというところでしょうか。この曲も仕上がりも万全でした。

休憩後はチャイコフスキーの《悲愴》です。第1楽章の序奏が始まり、えっと驚きます。実に新鮮な響きです。というのも楽器パート間のアンサンブルが崩れ、ずれずれに聴こえてきます。お陰で楽器パートの旋律線がはっきりと分解されて聴こえます。実に面白い体験ですが、演奏としては練習不足にしか聴こえません。時間的に十分な練習ができなかったんでしょう。それでもさすがに第2主題の美しい旋律が弦楽器で演奏されるあたりからはアンサンブルがまとまってきました。強力な第1ヴァイオリンの主導で立ち直ったようです。中間あたりからは弦を中心に普通の《悲愴》の音楽が流れてきました。
第2楽章は弦、特に第1ヴァイオリンの美しい響きにうっとりします。
第3楽章はフィナーレに向けての決然とした行進曲を第1ヴァイオリンが中心になって、クリアーな弦のアンサンブルの響きをホールに満たします。なかなか素晴らしい演奏です。
第3楽章が終わると慣例通り、そのまま第4楽章にはいっていきます。saraiの感覚では、一呼吸入れないで、もっとすぐに第4楽章を開始してもらったほうがより緊迫感が出たのになあという感じ。《悲愴》と言えば、この第4楽章が文字通り、泣かせどころです。都響の素晴らしい弦楽器パートはこの曲にうってつけです。実に美しく、そして哀しく、弦の響きが胸に迫ります。そして、静かにフィナーレを迎えます。本当はもっと響きを抑えた演奏、聴こえるか、聴こえないくらいというのがいいんですが、まあ、及第点ですね。

全体としては練習不足のせいか、速いパッセージでアンサンブルが乱れる部分もありましたが、オーケストラの気持ちの乗った演奏でカバーしてくれたと思います。音楽は人間が介在する芸術なので、今回のようなアクシデントはどうしても避けられません。まあ、コンサート終了後のsaraiの気持ちとしては、それなりに満足できてよかったなあというところです。




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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

 

梅雨の時期に行く京都の旅:美しき日本庭園の無鄰菴

2012年6月27日水曜日@京都/1回目

梅雨の時期の京都の旅、4日目です。
今日も晴れています。雨を覚悟の旅だったのに有り難いことです。やはり雨は歩きづらいものね。
京都らしく、リゾートマンションの庭も綺麗な和風庭園で茶室まで付属しています。


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今日は近場の南禅寺で、インクラインを見ましょう。配偶者が気になってしょうがないようですから。南禅寺は、リゾートマンションからすぐそこです。
今夜は新幹線に付いてきたおまけのホテルに移動するので、荷物を片付けチェックアウトします。南禅寺に向かう途中に、山形有朋の別荘の無鄰菴(むりんあん)があります。ちょっと寄ってみましょう。


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無鄰菴の詳しい説明がありました。山形有朋が地元の長州に建てた草庵が隣家のない閑静な地にあったことから、この名が付けられたそうです。もちろん、無鄰菴の名のついた別荘は長州にあった草庵でしたが、山形有朋はその名が気に入ったのか、彼は別荘にその名前を付け、ここにある無鄰菴は正式には第3無鄰菴です。しかし、今では無鄰菴と言えば、この第3無鄰菴のことを指すようです。
庭は平安神宮の庭を作庭した小川治兵衛が手掛けたそうですから、期待できそうですね。


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その期待どおり、入ってビックリ素晴らしいお庭です。お寺の庭園とはどこか雰囲気が違います。


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庭の中央には水の流れがあり、とても綺麗です。


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その庭園にぴったりの木造の2階建ての日本家屋も立派です。


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この日本家屋に寄り添う青もみじが美しい彩りになっています。


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庭はなかなか広く、ゆっくりと散策が楽しめます。在りし日の山形有朋もこうして庭を巡ったのでしょう。


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庭の奥の方から見ると、日本家屋の美しさが分かります。


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庭は水を中心に石と緑をたくみに組み合わせた作りになっていて、水辺を気持ちよく歩くことができます。動きながら、風景の変化を楽しむ趣向になっているようです。


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それにしてもこの庭には豊富な水とそのまわりの開放的な芝生があります。お寺の庭との大きな違いです。同じ池泉回遊式庭園といってもこちらは広々とした空間に広がる浅い池が特徴となっており、近代的な日本庭園です。


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その水の流れの源にたどり着きました。滝のように水が流れ落ちています。琵琶湖疏水の水を引き込んでいるようです。やはり、明治の元勲たる山形有朋の権勢の大きさを感じます。


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敷地の片隅には白壁の洋館もあります。ちょっと寄ってみましょう。


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中に入って、2階への綺麗な階段を上ります。


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2階には豪壮な狩野派の壁画に飾られた立派な洋間があり、古びた応接セットが置いてあります。ここで日露戦争前夜の外交方針を決めた無鄰菴会議が行われたそうです。メンバーは山形有朋のほか、伊藤博文、桂太郎、小村寿太郎の4人という錚々たるお歴々です。ここに日本の歴史のひとこまがあったんですね。


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1階に下りると、そこは重い扉のある蔵になっていました。


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純然たる和風庭園と洋館の組み合わせ、まさに和洋折衷ですが、saraiの目から見ると、この洋館は歴史的な価値はさておき、美的センスでは今一つでした。
洋館を出て、庭に馴染んで立っている石灯篭の見事さに惹かれました。この無鄰菴はあくまでも日本的な美の世界です。


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ところで、この無鄰菴の細い路地を隔てたお向かいには、なんと京懐石の有名店瓢亭の本店との暖簾がでてます。が、崩れ落ちそうな古い平屋の建物で、古々しい土間の台所で大勢の男の人が忙しそうに動いています。どこで食事をするのかも想像出来ません。ちょっと外に出てきた若い職人風の人に訊いてみると、間違いなくここが瓢亭本店で、隣りに続く別館でお食事を頂くそうです。是非どうぞと言われましたが、敷居が高過ぎるとお断りしました。


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この後、南禅寺のほうに歩きますが、それは次回で。


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テーマ : 京都旅行
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梅雨の時期に行く京都の旅:金地院の特別拝観で出会った長谷川等伯の襖絵に感銘

2012年6月27日水曜日@京都/2回目

思いがけず無鄰菴の美しい日本庭園に出会えて、またまた京都の奥深さを知ることになりました。次は南禅寺の方に向かいます。
無鄰菴の塀に沿って歩きますが、その塀のどこまでも続くことにびっくりです。あの広い庭園がこの塀の中にあるのですから、当然といえば当然ですね。


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途中、琵琶湖疏水の流れを通り過ぎます。その疏水に沿って、打ち捨てられたような線路が伸びています。もしや、これはこれからめざしているインクラインの一部でしょうか。半信半疑のままその場を通り過ぎます。後で、これがやはりインクラインだったということを知ることになります。


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やがて、先の方に南禅寺の入口が見えてきました。左手は大駐車場になっています。今日は車はがらがらです。


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南禅寺に行く前に、南禅寺の塔頭の金地院にも立ち寄ってみましょう。道を右に折れて進みます。綺麗な通りが続いています。


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金地院の手前に特別拝観中の立て看板がありました。おっ! 何と長谷川等伯の襖絵が見られるようですね。京都で一番見たかった長谷川等伯の襖絵が見られるとは、何とラッキーなんでしょう。思いがけない情報で小躍りしながら金地院をめざします。


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金地院の門をくぐりますが、金地院の入口はこの通りの先です。


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金地院の塀垣に沿って、進みます。


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金地院の入口の門に着きました。早速、受付に向かいます。


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見られるなんて期待もしていなかった長谷川等伯の襖絵の特別拝観です。受付で再度確認すると、今から特別拝観の案内が始まり、そこではやっぱり長谷川等伯の襖絵も見れるとのこと。京都のお寺にはさりげなくとんでもないものがありますね。慌てて特別拝観料を払い中に入ります。客は少なく、sarai達2人を含めてたったの4人。方丈の奥の書院に通してもらい、丁寧な説明を受けながら見てまわりますが、どれも素晴らしいです。特に長谷川等伯の襖絵の「猿候促月図」、「老松」は見ごたえのある作品でした。「老松」は2年前の東京国立博物館での長谷川等伯没後400年の大回顧展にも出品されていたとのことで、saraiも見た筈ですが、あの大回顧展は膨大な作品群に圧倒されたので明確な記憶がありません。というよりも「松林図」を見た衝撃が強過ぎて、ほかの作品はすべて忘れ去ったというのが真相なんです。そのときの記事はここです。「猿候促月図」は初めて見る作品ですが、長谷川等伯のお猿さんの水墨画は見ているので、初めて見た感じはしませんでした。もちろん、素晴らしい作品です。いずれも内部での撮影は禁止なので、肉眼だけで脳裏にしっかりと刻みつけました。
特別拝観の最後に小堀遠州作の茶室「八窓席」を見ました。京都三名席のひとつだそうです。色々な講釈を聞きましたが、はっきり言って、茶道の心得のない無粋なsaraiには茶室の良し悪しはあまり分かりません。日本文化の粋だということで、素直に受け入れました。
最後に通常拝観ルートに戻り、小堀遠州作の枯山水の庭園です。鶴亀の庭です。何と豪壮でスケール感に満ちた石庭なんでしょう。非常に感銘を受けました。


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方丈の広間から濡れ縁に出て、全体の庭園を鑑賞しました。とても広大なので、1枚の写真に収めることが困難です。まずは正面の真ん中部分を撮影しました。


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これでは左右が切れて、庭園の広大なスケール感がなくなってしまいます。ちょっと工夫をして、濡れ縁の右側に移動して、そこから斜めに庭園の全体を撮影するようにしてみました。かなりこの庭園のイメージが表現できたように思われます。


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ついでに今度は濡れ縁の左側に移動して、やはり斜めに撮影してみました。


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特別拝観の案内の後は、通常公開されている金地院の境内を見て回ります。それは次回で。


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梅雨の時期に行く京都の旅:金地院の境内散策

2012年6月27日水曜日@京都/3回目

金地院の特別拝観の後は、お庭全体を見て回りましょう。まず、弁天池を見ます。


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池には蓮の花が開き、何と半夏生の花が咲いています。今日は、この後で、目下特別公開中の建仁寺の両足院に半夏生を見に行く予定なのですが、ここで見れちゃいましたね。


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次は金地院の中にある東照宮の方に向かいます。金地院はもともと室町時代に北山に開かれましたが、慶長年間に有名な金地院崇伝がこの南禅寺塔頭に移しました。金地院崇伝というと、怪僧ラスプーチンを連想してしまうくらい政治に深く関わった僧侶で徳川家康に近く交わりました。そういう関係でしょうか、家康の遺髪と念持仏を祭った東照宮を造営したようです。お庭を辿る径は苔の間を抜ける美しいものです。


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簡素な門を抜けると、石を敷き詰めた広い路に出ます。


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石畳の路の両側は緑にあふれ、今は季節の花のアジサイが綺麗です。


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この路をまっすぐ進むと鳥居が見えてきました。東照宮への入口でしょう。


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東照宮への門の前に出ました。東照宮は金地院の庭の奥まった森閑としたところに鎮座しています。観光客も見当たりません。


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東照宮の拝殿です。実に古びています。金箔の跡が残っていますから、日光東照宮のようにさぞやピカピカ光り輝く建物だったんでしょう。建物の造りはもちろん権現造り様式で京都で残る唯一の権現造り様式の建物だそうです。


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拝殿の中を覗き込むと、天井に素晴らしい龍の図があります。この鳴龍は加納探幽の筆によるとのこと、さすがに名人の筆です。


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東照宮はお寺の境内とは思えないほどの深い緑に囲まれています。


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東照宮を出て、さらに境内を巡ります。実に広大な敷地です。


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開山堂の建物がありました。これは以心崇伝の塔所(たっしょ)です。塔所というのは、簡単に言えば住職の墓所のことです。


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開山堂の先に進むと、また方丈に戻ってきました。方丈の建物の外側から枯山水の鶴亀の庭を眺めてみました。側面から眺めても見事なお庭です。


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お庭の方から方丈の中を覗いてみました。建物も豪壮です。


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方丈の入口前に出ました。ここから特別拝観が始まったところで、奥の書院に通じる廊下の手前には立ち入り禁止の札が立っています。


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方丈の横手に回りこみました。ここは書院のあたりでしょう。もちろん障子戸がしっかり閉まっていて、中はまったく見えません。この中に長谷川等伯の素晴らしい襖絵があったんですね。


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そろそろ、金地院を出ましょう。方丈から少し離れたところで方丈の全景を撮影しました。この方丈は重要文化財です。


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方丈の前には明智門があります。これは明智光秀が母親の菩提を弔うために大徳寺に建立した門ですが、明治初年に金地院に移設されました。


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いよいよ南禅寺に向かいます。それは次回で。



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梅雨の時期に行く京都の旅:南禅寺の水路閣、そして、インクラインって?

2012年6月27日水曜日@京都/4回目

すぐに南禅寺に着きました。金地院はそもそも南禅寺の塔頭ですから、南禅寺の境内みたいなもので、すぐ近くでした。そういう意味では、今朝最初に行った無鄰菴だって廃仏毀釈の前は南禅寺の境内だったそうで、南禅寺はとんでもなく大きく立派なんですね。南禅寺の入口の門はそういう大きな寺にしてはこじんまりとしています。


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境内にはいるとすぐに有名な三門の堂々たる姿が目に入ります。


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正面に回ってみます。実に巨大な建造物です。


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三門の下をくぐります。三門の先には広大で緑にあふれた境内が見通せます。


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三門をくぐった後に三門のほうを見ると、三門参拝の入口があります。三門の上に上れるようです。三門の上には仏像も置いてありますが、それは公開していないでしょう。今回は南禅寺よりもインクラインがお目当てなので、参拝はパスします。


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南禅寺の境内は苔むした立派なお庭になっています。


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それにこの時期は緑の美しいこと、素晴らしい限りです。


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南禅寺の法堂です。これまた立派な建物です。


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南禅寺そのものはこれくらいで切り上げて、一番奥の疏水路に向かいます。いきなりお寺の境内に現れる疏水路。すごい建造物ですね。


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まるでローマ時代の水道橋みたいです。あちらからもこちらからも眺めてはパチリ。


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これは正確には水路閣というんだそうです。


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この水路閣の上がどうなっているのかとても気になり、高台に上って眺めてみようと坂道を上がります。かなり上部が見てきましたが、まだまだ。


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水路閣の横の坂道をずっと上っていくと、最上部に達することができそうです。


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やっと水路閣の上を覗きこむことができました。運河のような水路になっています。


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その端は山の中のトンネルにはいっていきます。


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ここで大きな疑問が頭に渦巻きました。saraiの理解では、これはインクラインの一部で琵琶湖と京都の間を船が行き交う水運の運河になっている筈です。あの狭いトンネルをどうやって船が通れるのか不思議です。これは徹底的に解明しないと気持ちが悪いです。
次回はその答えを求めて、インクラインを巡る大冒険の巻です。


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梅雨の時期に行く京都の旅:水路閣の先に見つけた巨大な水力発電所

2012年6月27日水曜日@京都/5回目

南禅寺の水路閣を見ているうちに、琵琶湖疏水とインクラインについての調査に対する気持ちがふつふつと沸いてきました。いったん水路閣の下に戻り、水路閣の素晴らしいアーチを眺めていると、ますますその気持ちが強まってきました。


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先ほど上った水路閣とは逆の方に上って、上流の方の水路閣の上に出ることができました。この水路の両側は狭い通路になっており、水路に沿って歩くことができそうです。


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水路に沿った通路をどんどん歩いて行くと、周りは山になってきました。


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水路の中の水の流れはなかなか豊かです。


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さらに水路に沿って進んでいきます。


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この水路は高台を流れているので、下に岡崎から京都の街の中心の方が眺め渡せます。


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一番はずれの行き止まりのところまでやってきました。そこにあるトンネルを眺めていると、ではその先は?とついつい気になりますが、水路の山側を歩いていたのでこれ以上は進めません。でも、水路の崖側の通路に渡ると右側の方に回り込めそうです。水路は結構幅が広いので、跳び越えることは不可能です。


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一瞬あきらめかけましたが、ここでインクラインの謎(この水路をどうやって船を通すんでしょう?)をうやむやにしたくありません。水路の途中まで戻り、水路を渡れる橋から崖側に出ることにしました。
崖側の通路に迂回して、この行き止まりを回り込むと、何と水路は行き止まりと思った地点から直角に曲がる水路が続いていました。この直角に曲がる水路は絶対に船は通行できません。一体、どういうことでしょう?


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頭の中は疑問符いっぱいでこの水路をさらに進むと、びっくり!! 水路の先に何か巨大な施設があります。


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これは、表示を見ると水力発電所です。疏水とインクラインと水力発電所・・・ますます、訳が分からなくなりました。


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水力発電所の巨大なパイプが伸びています。


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大きなチェーンを巻きあげながら、動いているものもあります。水力発電所の設備の一部でしょうか。


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水力発電所の横を通り過ぎました。


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水力発電所の先は公園になっていて、そこにsaraiには謎に思えたことに対する答えの一部が書かれた石碑が建っていました。


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そもそも琵琶湖疏水は、明治の初めに若き技術者であった田辺朔朗の努力で人力による土木工事でトンネルを掘り、大工事を完成させたそうです。そして、その疏水の水を使った我が国最初の水力発電所をこの蹴上の地に作り上げたそうです。なんと、米国アスペンの水力発電所を参考にした世界で2番目の水力発電所ですっ。これらを外国人技術者の指導なしに、学校を出たての20代の青年技術者の田辺がすべてをなしとげたとのことです。同時に我が国初の路面電車も走らせたそうですから恐れ入ります。その田辺博士の像も建っていました。


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saraiも同じ技術者として、日本の土木技術を開拓した先駆者に敬意を抱くとともに、その努力と素晴らしい実績に大いなる感動を抑えきれませんでした。

ところでインクラインはどうなったのか・・・これについてはsaraiがひどい誤解をしていたのですが、それについては次回で。


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梅雨の時期に行く京都の旅:すべて氷解したインクラインの謎

2012年6月27日水曜日@京都/6回目

インクラインって何なのか・・・これは次に見つけた琵琶湖疏水の説明板に詳しく書かれていました。


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ここ蹴上の船溜りと南禅寺の船溜りの間の傾斜に線路を作り、その線路の上に船を乗せた台車を巻き上げたのがインクラインだということです。このインクラインを挟んで、琵琶湖と蹴上の間の水路と、南禅寺の船溜り(水路閣とは別のところ)から鴨川の間の運河を船が航行したということですね。ですから、南禅寺の水路閣はあくまでも琵琶湖疏水のひとつの水路であって、インクラインとはつながっていなかったんです。また、インクラインで台車をワイヤーで引き上げる動力にも水力発電で得た電気が使われたそうです。素晴らしいシステムだったんですね。大きな導水管も展示してありました。


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坂道に敷設されたインクラインの線路も残っていました。


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インクラインの説明板もあり、すべての疑問が氷解しました。


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南禅寺の水路閣やインクラインについて、まったく誤解していました。というか、先人の偉大な業績をまったく理解していませんでした。己の無知を恥じるばかりです。
インクラインを通行した台車も船を乗せた姿で展示されていました。


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この木造船は復元したものだということです。


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木造船を乗せた台車は真横から見たほうが様子が分かりやすいです。これがインクラインの正体だったんですね。


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インクラインの線路につながる疏水の水路を跨ぐ橋がちょうどいいところにありました。この橋の上からインクラインの様子がよく見えるでしょう。


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橋の上から見た水路とインクラインの眺めです。水路からインクラインの線路が伸びているのがよく分かります。こうやって、水路を航行してきた木造船が台車に乗せられて、この蹴上と南禅寺の低地との間を行き来していたんです。昔の姿が偲ばれます。


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橋から水路の逆の方向を眺めてみます。


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水路はトンネルの中に消えていきます。こうやって、船は琵琶湖方面に進んでいけるようです。


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南禅寺にインクラインを見るために出かけて、そこでは水路閣を見て、さらに導かれるように疏水の水路沿いを歩き、蹴上に辿り着き、水力発電所の存在に驚き、その先でインクラインの真実を知ることになりました。
琵琶湖疏水はトータルなシステムとして作り上げられていて、この蹴上まで琵琶湖から水を引いてきて運搬に利用し、その後は発電や疏水として利用したんですね。南禅寺の疏水を始め、哲学の道の疏水や鴨川に流れ込む疏水など京都の街中のあちこちでその色々な姿に出会うことになるようです。

面白いものを眺めて随分遠くまで歩いてきてしまいましたが、いったいここはどこなのでしょう。地図を調べると、幸いにも近くに地下鉄の蹴上駅があるようですから、そこから地下鉄で三条京阪まで出ましょう。疏水を跨ぐ橋に別れを告げ、橋から続く坂道を下っていきます。振り返って、最後に橋を眺めました。疏水・インクラインを巡る旅はおしまいです。


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坂道の先に大きな道路が見えてきました。この道路の下に地下鉄が走っているんでしょう。


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広くて立派な道に出ましたが、地下鉄の駅がどこにあるのか分かりません。結果的に逆の方に歩いてしまいました。


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そこにあった広大な施設は蹴上の浄水場でした。配偶者がここの警備員の方に駅の場所を訊きにいってくれました。


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駅に向かう途中、浄水場の中の浄水設備の一部が見えました。


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やっと蹴上の駅に着きました。ほっ・・・疲れた!


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ここでまた、びっくり。通りの反対側に目をやると、インクラインの高架線と思われる煉瓦造りのものが見えました。


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地下鉄東山線に乗って、三条京阪に向かいます。この後も京都散策は続きますが、それは次回で。



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梅雨の時期に行く京都の旅:両足院の半夏生の花をめざすものの・・・トホホ

2012年6月27日水曜日@京都/7回目

インクライン巡りの果てに地下鉄東山線の蹴上駅に辿り着き、そこから地下鉄に乗って三条京阪駅に着きました。なんだかんだ言っても、またまた三条京阪に来てしまいました。何度ここを通ったことでしょう。地上に出ると、昨日も利用したレストランエリアです。saraiの目がラーメン屋の山頭火から離れません。京都に来てまで・・・と思いつつも、ラーメン好きは吸い寄せられるように暖簾をくぐって店内へ。美味しく旭川ラーメンを頂いてしまいました。
saraiは味噌ラーメンです。首都圏で山頭火に行くときはいつも食べる味噌ラーメン。まさか、京都で食べることになるとはね。


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配偶者は塩ラーメンです。


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さて、今日のお目当ての建仁寺両足院に向かいましょう。両足院では半夏生の花が綺麗に咲いているとの情報です。ここからはブラブラ祇園を抜けていけば良さそうです。それも京都らしくていいですね。大和通りを抜けていきます。この辺りでは大和通りは縄手通りという名前になっています。


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ただ、祇園といってもこの通りは至って普通の通りです。


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少し歩くと祇園新橋の通りです。この通りは祇園の風情がありますね。


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少し先には祇園の花街のある白川南通りがあります。水路沿いの緑も綺麗です。


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この辺りからお店が多くなり、鰻と京料理のお店の梅の井もありました。残念ながら、もうお昼はラーメンをいただいたのでパスです。


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やがて四条通りに到着しました。目の前には舞妓さんがいます。後ろ姿を拝ませてもらいました。


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建仁寺が近くになったかなと思う頃、突然人が増えました。この人たちに付いて行けば間違いなく目的地に着けそうな気がしますが、イヤな予感もします。途中で人の流れと離れて、横手から建仁寺に向かいます。建仁寺の境内の中の通りです。


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建仁寺もとても立派で大きなお寺で、境内はとてつもなく広いです。大きな法堂の前に出ました。


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この建仁寺の境内の中に両足院はあるのですが、場所がよく分かりません。しかし、人の流れを観察すると、その流れに付いて行けば迷うことなく着けそうです。やはり、到着できました。


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早速、受付に向かいましょう。着物を着たご婦人がぞろぞろと歩いています。これは少しやばいかな・・・。


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やはり受付では文化を訪ねる会とか何とかの団体客でごった返していて、大騒ぎです。入口近くからお庭の様子を窺いますが、花はチラホラの感じ。


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既に金地院で半夏生の花とは出会えたし、もうそれで十分ですね。この騒々しさの中で味わうものはなさそうな気がしました。引き返しましょう。京都のこんな有名なお寺の庭を静かに自分達だけで楽しみたいというのはわがままでしょう。今回の旅で、今まで美しいお庭を静かに味わえたのは梅雨の時期だからこそのことで、今までが幸運だったのかもしれませんね。それでも両足院の入口をちらっと恨めしそうに眺めながらの撤退です。


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広大な建仁寺の境内を歩き、建仁寺の門を出ました。


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いったんリゾートマンショに戻ることにします。この後は次回で。




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梅雨の時期に行く京都の旅:ハートンホテルでいただいた京懐石・・・食べ過ぎかも!

2012年6月27日水曜日@京都/8回目

両足院では半夏生の花を見ることもなく、すごすごと撤退し、また、四条通りまで戻ってきました。南座の建物が見えます。一度はここで歌舞伎を見てみたいものです。学生時代は高根の花で歌舞伎など見る余裕はありませんでしたからね。


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四条大橋までやってくると、またまた、舞妓さんの姿を見かけました。これぞ、京都ですね。


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さあ、四条大橋を渡って、河原町に向かいましょう。四条大橋を渡るのも40年ぶりです。


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四条大橋からの鴨川の眺めです。


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四条河原町のバス停から昨日も乗った平安神宮行きのバスでリゾートマンションに戻ります。途中、疏水の流れで可愛いカモを見かけました。


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リゾートマンションで預けておいた荷物を受取り、地下鉄で今夜のホテルに移動です。ホテルは三条御池にあるハートンホテルです。思ったよりも立派なホテルでびっくりです。
チェックインして部屋に入りましたが、旅も4日目。毎日結構な距離を歩きまわり、かなり疲れがたまってきました。というわけで、saraiはお昼寝です。その間、配偶者が頑張ってブログの記事を書いてくれています。
頃合いの時間になって、saraiも起き出して、夕食の検討です。なかなか、いい案がなく、配偶者の提案で、手軽にホテル内の京料理のレストランに行くことにしました。これがなかなか、正解でした。そこそこの料金で京懐石をいただくことができます。
まず、先付けの湯葉をいただきます。ウニとワサビがのっていて、大変美味しいです。


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次は2段重ねの料理に驚かされます。


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上の段は色々な料理の京のおばんざいです。これは見ても食べても楽しいです。


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下の段はお造りです。新鮮な魚に舌鼓です。


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てんぷらも運ばれてきました。


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煮物です。


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ごはんはじゃこごはんでした。


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最後にデザートで〆。


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満腹でまた肥満が心配になりますね。食後、ホテルの周りの夜の通りを歩いて腹ごなしをしました。お疲れモードなので、早々にホテルに引き揚げました。


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明日はいよいよ京都の最終日。どこに行こうかな。



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梅雨の時期に行く京都の旅:今宮神社の門前名物、炙り餅を食べて疫病払い

2012年6月28日木曜日@京都/1回目

梅雨の時期の京都の旅、5日目です。

長かった京都の旅も今日が最終日、夕方の新幹線で横浜に帰ります。
梅雨の時期の京都にもかかわらず最後までお天気に恵まれ、それでいて観光客も少なく、充実した日々を過ごすことができました。
とは言え、まだ今日も晴天、ゆっくりと京都の街を味わいましょう。今日は洛北の大徳寺辺りを訪れることにしました。
ちゃんと拝観料を支払って綺麗なお庭を拝見しましょう。多分、学生時代にはお寺の前で引き返した筈ですから。

朝食はこのハートンホテルでいただきます。昨夜京懐石を頂いたホテルの京料理のお店がすっかり気にいったので、その足でレセプションに直行し、朝食券を買い求めておきました。
勝手知ったそのお店に向かいます。


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昨夜と同じスタッフに迎えられ、空いた店内に案内されます。スタッフの京美人の方は昨夜は和服姿でしたが、今朝は地味な洋装で別人かと思うほどの変わりよう。やはり京美人は和服が似合いますね。


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朝食は至って普通の朝食でちょっと肩透かし。でも、美味しくいただき、最終日を乗り切る活力が体内にみなぎります。


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本来は荷物をホテルに預けて大徳寺に向かうところですが、バスの経路がちょっと複雑で、いったん京都駅に出たほうがよさそうです。ホテルをチェックアウトし、荷物を持って地下鉄で京都駅に向かいます。ハートンホテルは地下鉄の駅のそばなのでとても便利です。京都駅に到着しました。平安遷都1200年事業で京都駅が今の形に変わってからも18年もたち、saraiの知っている京都駅の面影はありません。今の京都駅については賛否両論あるようですが、saraiにとっては思い出のひとつが消えてしまった寂しさがあります。


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荷物をコインロッカーに預けて、駅前のバスターミナルでバスを待ちます。


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京都駅からバスに乗り、四条堀川でバスを乗り換えようとしましたが、乗り換えのバス停が見つからず、四条大宮まで歩く羽目になりました。このバス停では、実に大勢の乗客が乗車するのにびっくりしました。市電なき現在はバスが市民の足なんですね。幸い列の先頭にいたsaraiと配偶者は座席を確保できてラッキーでした。ここから今宮神社前のバス停まで乗りましたが、かなり時間がかかりました。
バス停で下りると、すぐに今宮神社の朱塗りの楼門があります。


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境内にはいると、すっかりおなじみの茅の輪くぐりです。慣れた手順で輪くぐりを済ませ、家内安全をお願いします。


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今宮神社の謂われが看板に書かれていました。平安時代に疫病を鎮めるために神殿を設けたのがその起こりだそうです。源氏物語の世界を思い起こします。


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本社に詣でて、再び家内安全をお願いしました。今回の旅では色々なところでお願いしたので、きっと1年くらいは家内安全が保証されると信じています。


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境内の横手に出ると、門前の茶店があります。


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このお店は創業400年の老舗の炙り餅の店「かざりや」です。この炙り餅を食べると疫病を払うといわれている今宮神社の門前名物です。まだお腹は空いていませんが、縁起ものはいただかないとね。早速、のれんをくぐります。


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1人前15本という量にびっくり。恐る恐る2人で1人前でもよいかと聞くと、もちろん構わないとのこと。2人で1人前15本の炙り餅をいただきました。それなりに美味しかったです。


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お店のおばさん達が次々に両手でたくさんの炙り餅を炙る手つきはなかなか見事で様になっていました。大量に購入する客が引きも切らずに訪れるのには驚きました。このあたりの生活に根付いているんでしょう。お持ち帰りの品を待っている間には、サービスで炙り餅とお茶が供されてました。京都風の心遣いでしょうね。
今宮神社を出ると、すぐに大徳寺の広大な境内の道に入ります。石塀からあふれんばかりの緑です。


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大徳寺の塔頭巡りを始めますが、それは次回で。


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梅雨の時期に行く京都の旅:大徳寺の塔頭、高桐院・・・美しい参道と青もみじの庭園

2012年6月28日木曜日@京都/2回目

大徳寺の塔頭(たっちゅう)のひとつ高桐院を訪れます。広大な大徳寺の境内を進むと、高桐院への参道が石塀の間に現れます。
門は直接には見えず、参道が折れ曲がって続きます。曲がり角に立つたびに新たな景色に心を喜ばせることができるように考え抜かれた日本文化独特の手法です。


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門の前に立つと、門の向こうに美しい竹林が見えてきて、一瞬の驚きを覚えます。何か仕掛けがあると分かっていても、実際にその場に立つと思いがけない景色に感動を覚えます。


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門を入ってすぐに参道が右に折れ曲がっており、門からは参道の先が見通せません。逸る心を抑えながら、ゆっくりと門をくぐり、右に曲がっている参道の先に目をやります。青竹で仕切られた敷石の参道がまっすぐに伸びて、参道の両側は竹林と緑の樹木に覆われています。そして、正面には唐門があり、その先は仕切られていて見えません。とても美しい参道です。


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唐門の上には鬱蒼とした緑の木立が覆いかぶり、その向こうに本堂の屋根組が見えています。美しい風景です。


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高桐院の建物に入りました。高桐院は戦国の武将細川忠興が建立した塔頭です。細川忠興は千利休の弟子でもあり、利休7哲の一人として、茶道の奥義を極めた知性高い人物だったそうです。彼の正室細川ガラシャ夫人は織田信長を討った明智光秀の息女でしたが、細川忠興は光秀にくみすることもなく、明晰な洞察力で戦国の世を生き残り、83歳の高齢で亡くなり、この高桐院の墓所に葬られました。もちろん、ガラシャ夫人も一緒です。
高桐院の書院は千利休の邸宅を移築したものです。書院の先には2帖の名茶席松向軒がありました。黒壁の茶室は深い雰囲気を湛えた空間でした。客殿からは濡れ縁の先に美しい庭園が眺められます。青もみじの見事な庭園です。


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客殿の外に出て、この庭園の全体を眺めました。庭が青もみじに覆われて、とても綺麗です。


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墓所には細川忠興とガラシャ夫人の墓石として彼らが生前愛好していた石灯籠が置かれていました。この石灯籠は千利休秘蔵の天下一と称えられた無双の銘を持つものとのことですが、saraiと配偶者にとってはどこが凄いのか分からない単に古ぼけた石灯籠でした。これだから俗人は困りますね。どうもお茶がらみの日本文化になると無知を露呈してしまうsaraiです。そろそろ、退散しましょう。ここは茶道の精神に満ちた高貴な空間のようでした。
帰りも美しい参道を歩きます。帰りはもう驚きも発見もありませんが、やはり美しいことには変わりありません。


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どうです。このまっすぐな参道の美しい佇まいは素晴らしいでしょう!


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高桐院を出て、大徳寺の塔頭の立ち並ぶ境内の路を歩きます。戦国大名の建立した23の塔頭寺院があるそうですが、常時公開しているのはわずかだそうです。立派な塀越しに見える建物の屋根を眺めながら散策します。


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やがて、大徳寺の塔頭のなかでも特に由緒のある名刹である大仙院の入口が見えてきました。


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これから大仙院を拝観しますが、それは次回で。


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梅雨の時期に行く京都の旅:大徳寺の塔頭、大仙院の枯山水の名庭

2012年6月28日木曜日@京都/3回目

大徳寺の塔頭のなかでも必見の大仙院にやってきました。参道を歩き、一の門の前に立つと門の向こうに大仙院の方丈の玄関が目に入ります。国宝です。


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玄関の前は小さな庭園になっていて、立派な菩提樹が立っています。実は、もっと見るべき木もあったのですが、この時点では見落としていました。


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受付を済ませて大仙院の建物に入りますが、ここからは案内してもらいながら大仙院を巡ります。残念ながら、写真撮影は一切禁止ということです。ここからは買い求めた絵葉書でのご紹介になります(一部、季節外れの画像もありますが悪しからず)。
まず、方丈の国宝玄関から案内スタートです。


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方丈をぐるりと取り囲む形で枯山水の庭園が広がっています。方丈の北東の隅の蓬莱山を模した岩から枯山水の庭が始まります。蓬莱山の滝から流れ落ちた水が石橋の下をくぐりぬけます。もちろん枯山水ですから、水そのものはなく砂が水を表します。


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方丈の広間から枯山水を望んだところです。一番左が蓬莱山で、流れ出た水は真ん中に見える透渡殿の下をくぐり、水がいったん堰を落ちて大河になります。


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大河となり、そこには石の宝船が浮かび、子亀も泳ぎます。


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大河は遂に方丈南側にある大海に至ります。こういう講釈はともかくとして、砂に筋目を付けただけの庭園は精神性が高く、見ているだけで心がピュアーになっていく感じがします。深みのある素晴らしい庭園です。


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庭の奥の隅には沙羅双樹の木が1本立っており、花が咲いているようですが遠くてよくは見えません。お寺の方によると、沙羅双樹の花は方丈玄関前の庭園にもあり、近くで見られるそうです。帰りに忘れずに見ましょう。

砂の庭は筋目以外は真ん中の二つの砂山があるだけで実にシンプルです。こういう簡潔の美こそ日本の精神空間だと思います。砂山のことを案内の方に伺うと、お清めの塩と同じような意味だということです。


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この南側の砂の庭と方丈を挟んだ逆の側の北側には、蓬莱山の滝の水が西行した中海を模した庭園があります。庭の向こうには拾雲軒という書院が簾をさげて建っています。この書院は有名な沢庵和尚が住んでいたところです。宮本武蔵が沢庵和尚に対面したのもここだと言われています。


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ひととおり大仙院を見せていただきました。抹茶をいただきながら一休みしましょう。お庭を眺めながらお茶が頂けると思っていたら、入口近くの控えの間のようなところでのお茶で、かなり残念。
最後に記念品売り場で絵葉書セットを購入しましたが、その場に先代の住職の尾関宗園氏が控えておられ、記念のサインをしながらとても洒脱なお話を披露してくれました。梅雨時の観光客の少ない時期だからこその楽しい一時でした。

方丈の玄関を出て、ぽつりと咲いた貴重な沙羅双樹の花をしっかりと見ました。1日限りの花ですね。生まれて初めての出会いで、配偶者は大喜びしてました。大原ではまだ蕾だけでしたからね。


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一の門から大仙院を出ます。門の先は松の木の参道が続いています。


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この参道を突き当たって、左手には真珠庵があります。この真珠庵は著名な一休宗純ゆかりの寺院です。


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大徳寺は紫野にありますが、このあたりの散策を続けます。この後は次回で。


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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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別に「嫌い」ということはないですよ。
今年は既に4回も聴

11/15 09:39 Steppke

Steppkeさん

saraiです。最前列で聴いたので、ほとんど弦セクションの音が響きました。それが狙いなので、満足しました。本文にも書きましたが、ウィーン・フィルのブルッ

11/14 13:15 sarai
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