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梅雨の時期に行く京都の旅:船岡山からの素晴らしい眺望

2012年6月28日木曜日@京都/4回目

大徳寺の塔頭の大仙院を出て参道を抜けると、右手に別の塔頭の門が見えます。芳春院です。ここは公開されていません。しかし、外側の門の中には入れるようです。


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この芳春院は前田利家の夫人が建立した塔頭で、前田家の菩提寺だったところです。参道沿いにはかぐわしいクチナシの花が咲いています。


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大徳寺の広大な境内をもう少し散策して、大徳寺から出ました。大徳寺の総門です。


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大徳寺の門前には、お寺の名物を売るお店が並んでいます。大徳寺といえば、大徳寺納豆が名物です。一軒のお店で大徳寺納豆についての講釈を聞きながら、ものは試しと大徳寺納豆を自分用のお土産に購入しました。納豆といっても、粘り気のない黒い乾燥した豆でとても塩辛いものです。一粒一粒噛みしめながら旅を思い出し、今でもごはんのお供に食べています。


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大徳寺の塀沿いに歩き北大路通りに出ると、臨済宗の寺院の雲林院がありました。ふらっと境内に入ってみましたが、大きな大徳寺に比べるととてもこぶりなお寺です。


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雲林院から市街地の路を歩き、船岡山に向かいます。しばらく歩くと山の麓に着き、建勲神社の大鳥居が見えました。建勲神社は織田信長・信忠親子を祭る神社です。


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この時期、神社と言えば、これです。茅の輪くぐりです。


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階段を上り、山の中腹にある建勲神社の本殿に出ました。


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さらに船岡山を上ると視界が開けてきました。船岡山はたった100メートルの高さですが、眺めがよく、遠く京都タワーまで見通せました。


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驚いたことには、すぐ近くに左大文字の山が見えています。昨日はリゾートマンションの屋上から右大文字を見たので、奇しくも両大文字を見てしまいました。


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気をよくして船岡山を下り、北大路通りに出て、船岡山のバス停からバスに乗って四条通りに出ました。まだお昼をいただいていませんが、今日は朝食をしっかり頂いたので、少し趣向を変えて京都のスウィーツを楽しもうということになりました。南座の前を最近評判の抹茶パフェのお店に向かいます。


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四条通り沿いの花見小路の手前にその抹茶パフェのお店、茶寮“都路里(つじり)”がありました。


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この時期の京都は観光客が少ないのに、2階にあるお店に入る客が階段に大勢並んでいます。凄い人気店なんですね。


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さて、どうしましょう。たかが抹茶パフェごときでこんな行列に並ぶのも癪です。ハムレットの心境で迷ったsaraiのとった行動は・・・?
それは次回でご紹介しましょう。


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梅雨の時期に行く京都の旅:祇園の抹茶パフェのお店、都路里・・・そして、旅も完結!

2012年6月28日木曜日@京都/5回目

祇園の抹茶パフェのお店、茶寮“都路里(つじり)”への階段に並ぶ行列を目にして、saraiのとった決断はどうしても抹茶パフェを食べてみたいという単純明快なものでした。そんなに人気のある抹茶パフェとはどんなものなんでしょう。2階のお店から階段を下って1階まで伸びる行列の最後尾につき、ひたすら待ちます。意外に行列は順調に進み、お店の前の先頭まできました。


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お店のスタッフに導かれて、店内に入ります。座ったテーブルの前には立派な屏風がたっています。もちろんレプリカですけど、雰囲気いいですね。


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店内の様子はこんな風で、明るい店内ではみなさんが寛いでいます。当たり前ですが、みんな抹茶パフェを食べています。


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もちろん、saraiも抹茶パフェを注文。
やがて、運ばれてきたのがこれ。一番人気の特選都路里パフェです。


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もう一つはほうじ茶パフェです。写真を撮る前に待ち切れずに少し食べちゃいました、ごめんなさい。


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食べきれるかと思うほどたっぷりといろんなものがはいっていましたが、結果的には美味しくぺろっといただきました。高級な抹茶の味をしっかり味わえるもので、人気が出るのも納得です。大満足!
満足して店を出て、階下の1階の前に立ちました。すると1階のお店に掲げられた看板は宇治茶の老舗、辻利です。


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うーん・・・?? 言葉を発してみると、“つじり”です。そうなんです。都路里も辻利も同じ“つじり”です。抹茶パフェのお店の都路里は、宇治茶の老舗辻利の喫茶部門なんですね。そういうことなら、辻利の抹茶も買い求めていきたい。辻利の店内で老舗の味を探します。


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宇治の抹茶を買い求めました。茶道にうといsaraiでも抹茶をいただくのは好きなんです。自宅で配偶者にお茶を点ててもらい、京都の旅を思い出すことにしましょう。
東大路通りの方に出て、バスに乗ることにしましょう。途中、祇園の花見小路を過ぎます。何やら雰囲気のある通りです。


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やがて八坂神社の前に出ます。ここも40年来足を運んでいませんが、観光モードは終了。また、そのうちに来ましょう。そのまま、通り過ぎてバス停に向かいます。


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バス停の手前では、若い人達の華やいだ着物姿に出会いました。やっぱり京都ですね。いいものです。


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ここからバスに乗り、再び京都駅です。


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予約した新幹線の乗車時間はまだまだ先です。とりあえずコインロッカーに預けた荷物を取り出し、駅ビルでお土産と弁当を調達します。
早めにプラットホームに出て、のぞみの到着を待ちます。帰りもN700系の車両に乗って、横浜に向かいます。
お昼は抹茶パフェだけでしたから、乗車後早々に弁当を広げます。弁当といっても京のおばんざいを揃えました。最後の最後まで京都を味わい尽しましょう。


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夕暮れ時、富士川の手前から富士山の姿が見えてきました。雲の中に浮かび上がった富士山の姿は美しいです。


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富士市内からは大きな富士山の姿。立派ですね。富士山が見えると、なぜかとっても得した気分になりますね。


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こうして、最後に富士山を眺めながら、充実した京都の旅も完了。
梅雨時でも、いや梅雨時だからこそ満喫できた京都の散策でした。次も観光シーズンを外した冬にでも再訪したいなあと配偶者と相談しています。
是非、実現したいものです。まだまだ、京都は見どころが多いですからね。


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20年ぶりのベルリン:早朝フライトでウィーンからベルリンへ

2012年4月10日火曜日@ウィーン~ベルリン/1回目

旅の5日目です。

今日はウィーンWienからベルリンBerlinへの移動のため超早起きです。4時半起床では真っ暗でお天気など分かりません。ちゃっちゃっと身支度して5時には出発です。空にはお月さんが光っています。


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こんな早朝でもトラムはしっかり走っていて、お仕事に向かう人が乗っています。トラムから空港に向かうSバーンの電車に乗り換えると、大きな荷物を持った人で一杯です。こんな早朝に出発する飛行機は格安航空便ですが、格安航空便の利用者は多いようですね。我々もベルリン往復80ユーロですから、少々の早起きの努力をしても十分報われます。

そういうわけで空港は、早朝にもかかわらず大混乱の賑わい。みんな考える事は同じなんですね。


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ベルリンはEU内なので手続きも簡単、余裕でC37ゲートに到着。


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WEBチェックインを済ませておいたので、手続きといっても荷物を預けるだけだったんです。


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今日乗る飛行機は、格安航空便といってもれっきとしたルフトハンザ航空です。しかし、実際に乗るのは何とオーストリア航空の飛行機でした。オーストリア航空はルフトハンザグループですから、その一員として格安航空便を担当しているんでしょうか。


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飛行機は定刻に無事出発。シュヴェヒャート空港Flughafen Wien-Schwechat近くの平原が眼下に見えてきます。


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すぐにウィーン近くの上空に達し、ドナウ川Donauが見えてきます。


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ドナウ川が朝日に輝いています。


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格安航空ですが、小さなケーキとお茶のサービスはあります。


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やがてドイツの大平原の上を飛び、ベルリンも近くなります。眼下には風力発電も見えています。


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ベルリンの街の上空です。


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ぐっと高度を下げて、着陸体制にはいります。


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定刻にベルリンのテーゲル空港Flughafen Berlin-Tegelに着陸。

ウィーンからベルリンへの空路を地図で確認しておきましょう。


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このテーゲル空港はなんともコンパクトというか合理的な空港です。飛行機からボーディングブリッジを渡ると、いきなり荷物受取りのターンテーブル。このボーディングブリッジ専用のターンテーブルです。


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飛行機をすぐ横で眺めながらですから、ターンテーブルの場所を間違えようもないですね。


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無事に荷物をゲット。
さあ、20年ぶりのベルリンです。どんな変貌を遂げたか楽しみです。これからベルリンの市街地に向かいます。


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この記事へのコメント

1, レイネさん 2012/08/05 00:33
来週末、ウィーンに遠征します。(アン・デア・ウィーン劇場でマレーナ様主演の『湖上の美人』)

先月、ウィーン経由でクロアチアのスプリットに飛んだんですが、予約したのはオーストリアン航空ですが、ウィーンまでは共同運航のルフトハンザでした。ルフトハンザだと菓子パンが出ますが、オーストリアンだといつもりんごかナポリターナ。。。
ウィーン空港の新ターミナル・ビルが6月からオープンして、スター・アライアンスはそこが発着になってました。空港ビルには珍しく、黒が基調のインテリアでとってもオシャレでなかなか機能的。往路に通った発着階に、おいしそうなアジアン・フードのレストランがあったので帰りに寄ろうと楽しみにしてたのですが、復路の乗り換えで下の階に誘導され入れませんでした。残念!EU発着階にあるレストランはマインル経営でおしゃれなんですが、味はイマイチ物足りませんでした。

2, saraiさん 2012/08/06 01:57
レイネさん、コメントありがとうございます。
マレーネお姉さまのロッシーニ節のころころ、いいでしょうねえ。お楽しみください。
ルフトハンザが菓子パンですか! すると乗った機材がオーストリア航空で、実質ルフトだったでしょうか・・・??
ウィーンの新ターミナルはレイネさんに先を越されてしまいましたね。
来年、ゆっくりと見学します。
ところで、来年4月のコンセルトヘボウのチケットは無事ゲットしました。ご相談もあるので、Eメールアドレスを教えてください。当コメント欄は現在、非公開モードなので、アドレスを書き込んでもらっても、秘密は保たれます。よろしくね!

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20年ぶりのベルリン:テーゲル空港から市内までバス移動して、ホテルへ

2012年4月10日火曜日@ベルリン/2回目

早朝便に乗って、ウィーンWienからベルリンBerlinまでやってきました。ベルリンのテーゲル空港Flughafen Berlin-Tegelには鉄道は来ていないので、バスで市内の中心地まで移動します。空港のバス乗り場を探してウロウロしますが、何とか見つかります。まずはバスのチケットを購入します。自動販売機です。


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目的のX9番のバスがやってきて、重い荷物を持って乗り込みます。バスの窓からのバスターミナルの様子ですが、ほとんどの人達がバスに乗り込んだため、ガラーンとしています。


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乗り込んだバスは、最初は満員で荷物も多いので大変な混雑です。


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バスは空港の敷地内を出ると、すぐに運河を渡ります。


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バスからは、地下鉄などへの連絡駅でどんどん人が降りていきます。やっとゆったりとできます。


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道路を走っている車を見ていると、懐かしい車を発見! 我が愛車のプリウスです。タクシーです。


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通りは周りに緑が多いことに感心します。さすが環境先進国のドイツの首都です。


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sarai達は終点のツォー駅まで行き、そこから別のバスに乗り換えます。ツォー駅の前はたくさんの旅行者で一杯です。マックもあるので、いざとなれば食事にも困りません。そこまで追い込まれることもなく、マックのハンバーガーのお世話になることはありませんでした。


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ツォー駅(ベルリン動物園駅Bahnhof Berlin Zoologischer Garten)は主要駅なので、とても立派な駅です。


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ツォー駅から1区間だけバスに乗り、ブライトシャイドプラッツBreitscheidplatzで下車し、そこからホテルに歩きます。

空港からここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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途中でオイローパ・センターEuropa-Center前の広場を通ります。ちょっとした遊園設備や出店が立ち並び、賑やかです。


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まだ重いカバンを引っ張って歩いているので、横目でちらちら見ながら通り過ぎます。後で時間があれば、少し見てまわりましょう。


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ここからホテルはすぐ近くです。なんと、今日は贅沢にも5つ星ホテルのシュタイゲンベルガー・ベルリンSteigenberger Hotel Berlinです。まだ10時前でしたがチェックインできました。


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荷物も運んでくれます。もちろんチップはいりますけどね。ワ~、やはりお部屋は広くて立派です。


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20年ぶりのベルリン:5つ星ホテルのシュタイゲンベルガー・ベルリン

2012年4月10日火曜日@ベルリン/3回目

5つ星ホテルのシュタイゲンベルガー・ベルリンSteigenberger Hotel Berlinはさすがに立派なホテルです。

いつも当ブログに書いている通り、saraiと配偶者との間にはホテル選択の厳格な取り決めのルールがあります。
まず、以下が前提です。
1.朝食付き
2.バスタブあり
3.無料WIFI(無料なら有線LANも可)
ただし、今回の旅のテーマの一つに、カフェの朝食を楽しむということを掲げたので、朝食付きにはこだわらないことにします。
そして、この前提のもとで1泊100ユーロ以下、できれば1万円以下という宿泊料の上限を決めています。
宿泊する街によって、ホテル選択がかなり厳しくなることもあります。しかし、長期の旅行の場合、ホテル料金が高いと旅行全体のコストが高くなり過ぎるので、この宿泊料の上限はきっちりと守る必要があります。1泊1万円でも20泊すれば、20万円ですからね。
今回のベルリンはと言えば、何故かホテルの料金が結構リーズナブルです。しかもウィーン・ベルリン間の格安航空券を購入したイギリスのネットサイトのebookers.comが、ベルリンのホテル料金を10%オフにしてくれるそうです。
こういう好条件が重なって、5つ星ホテルのシュタイゲンベルガー・ベルリンのスタンダード・ダブル1泊が何と82ユーロ、日本円でほぼ1万円という低料金で泊まれることになりました。ただし、前提条件のうち、朝食はなしです。翌日は早朝にベルリンを出発するので、朝食はどうせホテルでは食べられないので、朝食なしでも構いません。

このような経緯で選択したシュタイゲンベルガー・ベルリンのお部屋を紹介しましょう。
ベルボーイに荷物を運んでもらい部屋にはいると、モダンな内装の広い部屋に満足です。


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ベッドも広々、寝心地もよさそうです。窓に揺れるレースのカーテンも綺麗です。


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窓際にはしっかりしたデスクもあり、PCをゆったりと使えます。ブロガーとしてはありがたいです。


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水周りは少し狭いのが残念ですが、清潔でピカピカ。バスタブもちゃんとあります。もちろん、事前にバスタブ付きの部屋をリクエストしておきましたけどね。


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無料提供のミネラルウォーターも準備されています。これは助かります。


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ホテルの前は広い緑の公園があり、部屋はこの公園に面していて窓からの眺めも気持ちがいいです。


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部屋には十分満足です。
ホテルのロビーは5つ星ホテルにふさわしい重厚さでとても豪華。久しぶりの5つ星ホテルを満喫できます。


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今回は1泊ですが、ミニ旅行からベルリンに戻って、またこのホテルに4泊する予定です。

ホテルには午前中にチェックインしたので、これからポツダムPotsdamに出かけます。


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20年ぶりのベルリン:Sバーンでツォー駅からポツダム中央駅へ

2012年4月10日火曜日@ベルリン/4回目

ホテルの部屋でのんびりするのは後にして、ベルリンBerlinのお隣のポツダムPotsdamの街まで行ってみましょう。そうです、ポツダム会談の行われたところです。若い人は知らないかな・・・。Sバーンの電車でベルリンから30分ほどです。ホテルからぶらぶらと街の様子を眺めながら、ツォー駅Zooまで歩きます。ツォー駅には花屋さんがあり、配偶者は「別に変わった花はないわね。」と言いつつも気になる様子です。


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ポツダムまでのチケットは、既にテーゲル空港の自動販売機でベルリン7日間券(A/B/Cゾーン全区間)を購入済です。市内観光だけならばA/Bゾーン用でよいのですが、ポツダムはベルリン市外でCゾーンになるので、全区間有効のチケットです。1人33.5ユーロでした。
ツォー駅のSバーンのホームに上がります。


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駅のホームからはクアフュルステンダムKurfürstendammの広い通りが見えます。


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ポツダム行きの電車はS7です。1分後にポツダム中央駅Potsdam Hbf行きの電車が来ます。


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電車に乗りポツダムに向かいますが、途中はほとんど森です。線路と並行して道路があります。


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ポツダムに近づくと街並みが見えてきます。
ポツダム中央駅では、まずツーリストインフォメーションで市内マップをいただきます。


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ポツダム中央駅の構内には色んな店があり、これだけあれば駅内で日常の買いものはすべて完了という感じです。


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配偶者の気になる花屋さんももちろんあります。


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大きなスーパーまで駅構内にあるのにはびっくり。


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でも、駅の外は広々としているだけで何もありません。旧市街地までバスに乗ってもいいのですが、見物がてらブラブラ歩いていきましょう。


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川沿いの道からは対岸にあるニコライ教会Nikolaikircheの建物も大きく見えます。


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川沿いに少し歩くと、旧市街地へ通じる橋に着きます。


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さあ、橋を渡ってポツダムの旧市街地に向かいましょう。


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いよいよポツダムの街にはいります。


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20年ぶりのベルリン:ポツダムのニコライ教会と旧市庁舎

2012年4月10日火曜日@ベルリン/5回目

ポツダム中央駅Potsdam Hbfから川沿いに歩き、ハーフェル川Havelにかかるランゲ橋Lange Brückeを渡ります。
橋の上から見る川の流れです。


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橋の途中には中洲、フロイントシャフツ島Freundschaftsinselがあります。中洲は公園のようになっています。広い芝生と周りの緑の木々が綺麗です。何やら楽しげな彫刻も飾ってあります。


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中洲の向こうにはポツダムの旧市街地が見えています。


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いよいよ中洲から向こう岸に渡りましょう。


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橋の先にニコライ教会Nikolaikircheと旧市庁舎Altes Rathausが大きく見えてきます。


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橋を渡り終えると、そこはもう旧市街地の外れです。まず右の方に進み、大きなニコライ教会と旧市庁舎の建物の前に出ます。あまり古びた感じがしません。最近修復したのでしょうが、昔の面影までは取り戻せていない印象です。


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ニコライ教会です。教会の前にはオベリスクが建っています。


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これがオベリスク。四隅には彫像が飾られています。


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旧市庁舎です。とても新しい建物です。再建したのでしょうね。


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ニコライ教会の横を通り過ぎたところから、川の方を振り返ってみます。広場の石畳が印象的です。


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ニコライ教会の先は広い通りにぶつかります。カナル(運河)通りAm Kanalです。


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ここを左の方に進むと街の中心地です。大きな芝生の広場に出ます。プラッツ・デア・アインハイトPlatz der Einheitです。東西ドイツ統合を記念した広場でしょうか。広場にはファシズムによる過去の過ちへの反省を刻みこんだと思われる石碑もあります。


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ここまでの散策のルートを地図で確認しておきましょう。


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ここから繁華街のブランデンブルグ通りBrandenburger Straßeに向かいます。


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20年ぶりのベルリン:ポツダムの繁華街、歩行者天国のブランデンブルグ通り

2012年4月10日火曜日@ベルリン/6回目

ポツダムPotsdamの旧市街地に入り、ブランデンブルグ通りBrandenburger Straßeの方に歩きます。運河通りAm Kanalを少し進むとフリードリッヒ・エベルト・シュトラーセFriedrich-Ebert-Straßeにぶつかります。この通りは交通の大動脈です。モダンな低床式のトラムがちょうどやってきます。


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この大通りを横切ると、運河に沿ったヨルク通りYorckstraßeです。この辺りを歩いている人はいませんが、少し近道になると判断しました。初めての街なのでシティマップを見ながらの街歩きです。


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運河をのぞきこんでみますが、運河といっても現在は水の流れていない枯れ運河です。


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ここから少し歩いて、歩行者天国になっている繁華街のブランデンブルグ通りに向かいます。ブランデンブルグ通りに入ると、ここは観光客がいっぱい歩いています。色んなお店や食べ物屋さんが並んでいます。ブランデンブルグ通りが始まる方を振り返ってみると、ザンクト・ペーター・ウント・パオル教会St. Peter und Paul Kircheの建物が正面に見えます。


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ブランデンブルグ門Brandenburger Torの方に向かいます。人で賑わっています。


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このブランデンブルグ通りと交差する通りにも少しはお店がありますが、人は少ないですね。


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ブランデンブルグ通りには色んなお店があり、世界中で見かけるH&Mもあります。


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食べ物屋も多く、スシ・バーも見かけます。日本食のない街はありませんね。


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もうお昼時なので、どこか美味しそうなレストランかカフェでランチにしましょう。探すと意外に適当なお店が見つかりません。パン屋さんに付属したレストランか、テイクアウトのランチボックスを売っているお店ばっかりです。しばらく歩くと、露天の八百屋さんが目につきます。そして、ドイツの春の名物シュパーゲルが並んでいます。もう、シュパーゲルの季節なんですね。


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こうなると、シュパーゲルの大好きなsaraiはシュパーゲルを食べられるレストラン探しに夢中です。しかし、なかなか見つかりません。
通りから空を見上げるとすっかり晴れてきています。


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配偶者はというと、また花屋さんに気を取られています。もうブランデンブルグ通りの外れまでやってきました。


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ここまでの散策のルートを地図で確認しておきましょう。


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一体、シュパーゲルは食べられるんでしょうか。


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20年ぶりのベルリン:ポツダムのブランデンブルグ通りでシュパーゲル三昧のランチ

2012年4月10日火曜日@ベルリン/7回目

シュパーゲルを食べられるレストランを探して、もうブランデンブルグ通りBrandenburger Straßeの外れまで歩いてきました。最後の店に望みを託すと、店頭のメニューにシュパーゲル料理が並んでいます!! 


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配偶者が店の中をのぞき、お店の女の子に「シュパーゲルある?」と聞くと、あるわよっていうことです。お店に入ると、意外に店内はがらがらです。が、とっても綺麗なレストランです。


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内装もなかなか凝っています。


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ともあれ、テーブルでシュパーゲルの特別メニューを吟味します。


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まずはシュパーゲルのお供に白ワインをいただきます。


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シュパーゲル三昧にしましょう。
シュパーゲルのクリームスープです。


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シュパーゲルのオランデーズソース添えです。


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シュニッツェルとシュパーゲルのバターソース添えです。


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saraiは久しぶりの本場のシュパーゲルに舌鼓。配偶者は添えられていたジャガイモに舌鼓。ドイツのジャガイモは一味違うそうです。
シーズンの飾り付けにも気を使っていますね。イースターの飾り付けです。


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食事を終えて、お店を出ます。お店はBABETTEというレストランで、ブランデンブルク門Brandenburger Tor(ポツダムにも小さめのものがあります)の前に位置しています。


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レストランの場所を地図上で確認しておきましょう。


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美味しいランチで気分よく、次はサンスーシ宮殿Schloss Sanssouciに向かいます。


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20年ぶりのベルリン:ポツダムのブランデンブルグ門からサンスーシ宮殿へ

2012年4月10日火曜日@ベルリン/8回目

ポツダムPotsdamのブランデンブルグ通りBrandenburger Straßeの端っこにあったレストランBABETTEで美味しいシュパーゲル三昧のランチをいただきましたが、何故か店内はがらーんとしていました。おかしいなと思いながらお店を出ると、お店の前のテラス席には人が一杯です。


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ちょうどブランデルブルグ門Brandenburger Torの前の眺めのいいテラス席だったんです。


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負け惜しみを言うと、このテラス席もいいですが、店内の内装もとても綺麗でしたから、saraiは後悔していませんよ。
ブランデルブルク門の前に立ちます。ベルリンに戻って見に行く予定のブランデルブルク門に比べると随分小さいでしょうが、この建造物もなかなか立派です。


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ブランデルブルク門の奥のルイーゼン広場Luisenplatzには綺麗な噴水が上がっています。


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噴水の向こうに回り込んで、噴水を前景としたブランデルブルク門を眺めます。門の向こうには大勢の観光客であふれるブランデルブルク通りも見通せます。ブランデルブルク門の左手の建物がレストランBABETTEです。シュパーゲルのシーズン、4月から6月はこのレストランはお勧めです。


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さて、この広場から伸びる通り、アレー・ナッハ・サンスーシAllee nach Sanssouciを進みます。


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サンスーシ宮殿Schloss Sanssouciの庭園の入口はすぐです。綺麗なデザインの鉄柵の門です。


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門からはまっすぐの並木道、アム・グリューネン・ギッターAm Grünen Gitterが続いています。


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この綺麗な並木道を散策したくなりますが、宮殿は右手の方でしょう。右手の方に建物が続いています。


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宮殿の庭園内の案内図を見つけて、saraiがチェックします。


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やはり宮殿は右手にあるようなので、右に折れて歩きます。右側に古い建物があります。修道院か教会のようです。フリーデン教会Friedenskircheでしょうか。


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ちょっと寄っていきましょう。中庭の周りには美しい列柱の立った回廊が巡らせてあります。


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中庭の真ん中には印象的な彫像も建っています。


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ここまでの散策のルートを地図で確認しておきましょう。


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さらに庭園を散策しながらサンスーシ宮殿の本館を目指します。


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20年ぶりのベルリン:庭園を巡ってサンスーシ宮殿の美しいパノラマの眺め

2012年4月10日火曜日@ベルリン/9回目

ポツダムPotsdamのサンスーシ宮Schloss Sanssouciの庭園の散策を続けます。庭園内の教会からの小路を辿ります。


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さらに進むと、美しい池フリーデンシュタイヒFriedensteichに出ます。


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池からは小川(お堀?)が続いています。この小川を渡って、小川沿いに進みます。


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小川の前には低い垣を巡らせた庭園が広がっています。


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小川の周りには樹木も繁り、美しい風景になっています。


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小川に沿って進むと、右手に宮殿が見えてきます。絵画館Bildergalerieです。


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さらに進むと異様にも思える段々畑が見えてきます。


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この段々畑の上の高台にお城が見えてきます。サンスーシ宮殿Schloss Sanssouciです。


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庭園の泉(噴水もあがるようですが)から段々畑の先のサンスーシ宮殿を眺めます。素晴らしい大パノラマです。


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泉を周りながら、この大パノラマを角度を変えて眺めます。


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段々畑の前に出ます。高台のサンスーシ宮殿への斜面の段々畑ヴァインベルクテラッセンWeinbergterrassenはワインを作るためのブドウ園です。宮殿とブドウ園の取り合わせって、変な感じですが、それだけ、皆さん、ワインを飲むっていうことでしょうね。


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段々畑の中央にある階段を上っていきます。


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段々畑は近くから見ると巧みにブドウの木が植えられています。


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何と段々畑を仕切る鉄の鎖にもブドウの木が絡みつけられています。


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ここまでの散策のルートを地図で確認しておきましょう。


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段々畑の階段を上って、サンスーシ宮殿の建物に向かいます。


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20年ぶりのベルリン:サンスーシ宮殿の入館は1時間待ち!・・・そして、カラヴァッジョ発見!

2012年4月10日火曜日@ベルリン/10回目

サンスーシ宮殿Schloss Sanssouciを作ったのは、プロイセンの国王で有名なフリードリッヒ大王です。宮殿の中も見学できるようですから、ブドウ園の間の石段を上って宮殿に向かいましょう。


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この辺りから石段下の方を眺めると、庭園の美しい眺めが広がっています。


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ようやく石段を上りきってサンスーシ宮殿の建物の前に出ます。特徴のある凝ったデザインの建物です。


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宮殿前の高台からの庭園の眺めはすこぶる綺麗です。


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宮殿内見学のチケット売り場は庭園側とは反対側にあるので、宮殿を回り込んで正面に出ます。途中の美しいパヴィリオンに見とれます。


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さあ、チケット売り場に急ぎましょう。チケット売り場では、1時間後の見学チケットしかないと言われ、しぶしぶその時間指定のチケットを購入。3時20分のチケットです。


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その時間までは庭園でも見ながら過ごしましょう。チケット売り場を出るとサンスーシ宮殿の北側の広場です。広場からは緑の森の眺めが美しいです。


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森の間に庭園がずっと奥の方まで続いています。


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広場を囲む回廊と宮殿の建物がとても美しいです。綺麗な半円形の広場です。


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逆サイドはこんな感じです。宮殿は南側の段々畑と庭園も美しいですが、北側の広場も美しい意匠です。


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広場から、チケット売り場の横にあるミュージアムショップにはいってみます。ぶらぶらとお土産物をチェックしていると、近くで絵葉書を見ている配偶者が叫び声を上げます。1枚の絵ハガキを手にして「これはカラヴァッジョでしょ!」って言っています。確かにそのようにも見えますが、こんなところにカラヴァッジョはないでしょう。そう思いながらも絵葉書の裏面を見ると、確かにこの宮殿の絵画館にカラヴァッジョがあるようです。


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ちょっと奇妙な絵ですが、カラヴァッジョと聞いて見逃すわけにはいきません。急いで絵画館に向かいます。絵画館はサンスーシ宮殿の東側にあります。


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絵画館に着いてドアを開けようとしますが、固く閉じられています。変だなと思いながら、横にある表示を読むと、何と5月から10月の間だけ公開ということです。それって何?


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残念ですが、すごすごと退散するしかありませんね。恨めしく絵画館の入口を一瞥します。


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ここまでの散策のルートを地図で確認しておきましょう。


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入館時間まではまだまだです。それまでサンスーシ庭園の散策を続けましょう。


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20年ぶりのベルリン:フリードリッヒ大王のお墓とじゃがいもと犬達のお墓

2012年4月10日火曜日@ベルリン/11回目

サンスーシ宮殿Schloss Sanssouciの前で、フリードリッヒ大王のお墓を探します。ガイドブックの写真を手掛かりにそれらしいところを探すと、我々が立っていた場所のすぐそばに何気ない感じのお墓があります。


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お墓には目印のようにジャガイモが数個置いてあります。大王はジャガイモ振興で知られています。この大王のお蔭で、配偶者も美味しいドイツのジャガイモが食べられるんです。お墓の向こうにはサンスーシ宮殿が見えています。お墓は宮殿の東端にあります。


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大王のお墓の横には、彼が可愛がっていた犬達のお墓も並んでいます。変わったお墓ですね。


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まだ時間があるので庭園内の散策を続けます。サンスーシ宮殿の外れで宮廷人の服装をした人がフルートを吹いています。あまり近寄らないように遠くを歩いているのにも関わらず、吹いている曲が急に変わり、「荒城の月」を吹き始めます。なかなか目ざといですね。こちらは気がつかなかったふりをして通り過ぎます。
広々とした庭園の中を気持のよい散策を続けます。


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大きな風車Historische Mühleの前に出ます。宮殿と農家風の佇まいの共存があるのがいかにもサンスーシ宮殿らしいところなのでしょう。


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この先にはオランジュリーOrangerieschlossと新宮殿Neues Palaisがあるようです。時間の許す限り歩いてみましょう。


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少し歩くと、オランジュリーの巨大な建物のアーチです。


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アーチをくぐると、オランジュリーの本館が見えてきます。


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いやはや、このオランジュリーも凄く立派な建物です。


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オランジュリー前は広大な広場になっています。


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中央には印象的な彫像が立っています。


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この広場は高台に広がっています。高台に絵画館Bildergalerie、サンスーシ宮殿Schloss Sanssouci、オランジュリーOrangerieschlossが点々と建っています。


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オランジュリーの建物に近づいてみると、温室のようになっていて、中にはオレンジの木の鉢が並んでいます。オランジュリーはオレンジ栽培の温室のようなところなんですね。


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オランジュリーは温室といっても外観は宮殿の建物そのものです。

オランジュリーを見て歩いているうちに見学の時間が迫り、急いで戻らないといけなくなります。が、配偶者は悠々と高台からの庭園の風景を撮りに行きます。
高台から見た下の庭園です。鬱蒼とした森の中に庭園は囲まれています。


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配偶者が戻ってくるのを確かめながら、サンスーシ宮殿に向かいます。急ぎましょう。

ここまでの散策のルートを地図で確認しておきましょう。


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20年ぶりのベルリン:ポツダムを切り上げ、クーダムでゲットしたカリーヴルストを堪能

2012年4月10日火曜日@ベルリン/12回目

予約した見学の時間までに、サンスーシ宮殿Schloss Sanssouciに戻ってきました。
宮殿の傍には、まだフルート吹きがいます。我々を見かけて、今度は「花」(春のうららの隅田川♪)を吹きますが、今度も無視して通り過ぎます。それにしてもよく我々を日本人と確信できるものですね。

サンスーシ宮殿の入口では、まだ指定時刻まで10分ほどありますが、人が入っていきます。我々も続いて入ろうとすると、チケット係が我々のチケットを見て、少し待ってくれと入場制止。仕方ありませんね、指定時刻まで待ちましょう。時間になってようやく入場。中に入ると、各国語のオーディオガイドのマシンが並んでいて、配偶者がジャパニーズと言うとオーディオガイドを日本語にセットしてくれます。どの機械も同じもので、各国語にセットできるようです。日本語での丁寧な説明を聞きながら、宮殿を回ります。3ユーロ払えば写真も撮ってよいそうですが、絵葉書を買って済ませます。これは絢爛豪華なコンサートルームです。ドイツのロココ建築を代表するものです。


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宮殿内で特に印象深いのは、音楽好きだったフリードリッヒ大王が実際に使っていたフルート(木製)が置いてあることです。フリードリッヒ大王が吹くこのフルートのメロディを聴いて、バッハがあの名曲《音楽の捧げもの》を作曲したんでしょうか。
宮殿を見学した感想は、豪華なヨーロッパの数々の宮殿と比較して、この宮殿はとても質素に感じられるということです。やはり、質実剛健なドイツ文化ということでしょうか。

今日は早起きしたせいもあるのか、見学後かなり疲れてしまい、ポツダムの他の宮殿(ポツダム会談のあったツェツィーリエンホーフ宮殿Schloss Cecilienhofなど)はパスして、早々にベルリンのホテルに戻ることにします。宮殿を出て、またまたフルート吹きの前を通ります。さてまだ持ち曲はあるかな・・・と配偶者が指揮者の手振りでスタートの合図をすると、彼はすかさず「椰子の実」を演奏し始めます。ここまで頑張られると仕方がないですね。根負けした配偶者は近寄って、フルートにあわせて歌を口づさみます。saraiは財布を取り出し、お金を箱に入れます。ケチな我々は、通常こういう形でのお金の提供はしないことにしているのですが例外です。すると、フルート吹きは大サービス?で「さくら、さくら」を吹いてくれます。


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彼に別れを告げて、バス停に向かいます。宮殿の丘から下ると北側の庭園が間近に見えます。


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丘を見上げると、宮殿前の半円形の広場を囲む円柱回廊が見えます。サンスーシ宮殿の建物もちらっと見えています。


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バス停に向かって歩いて行くとだんだんと視界が変わっていきます。どこから見ても円柱回廊は美しいです。


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バス停に着くと、ほどなく少し遅れ気味のバスが到着。えらく混んでいます。それでもポツダム中央駅Potsdam Hbfのかなり手前では座ることができます。ふーっ・・・
駅にあるショップでは、配偶者の目がまた花屋さんの店先に吸い寄せられます。好きですね!


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ポツダム中央駅からSバーンの電車に乗って、ホテルの最寄駅のツォー駅Zooに戻ります。30分ほどです。ここからホテルまで歩いてもいいのですが、今後のバス利用の偵察のために109番のバスに乗ってクーダムKu-damに向かいます。クーダムのバス停の位置が確認できます。
夕食代わりにベルリン名物のカリーヴルスト(カレー味のパウダーをまぶした焼きソーセージ)とフライドポテトを買って、ホテルに戻ります。


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快適なホテルでゆったりと休養です。まだ温かいカリーヴルストを食べて、昨日からのブログを書きましょう。カリーヴルストはとても辛いのですが、癖になりそうな美味しさです。ベルリン滞在中にもう一度は食べようっと。


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なお、2種類のカリーヴルストがあります。使われるソーセージに皮つき(ミット・ダルムmit Darm)と皮なし(オーネ・ダルムohne Darm)のソーセージが選べるんです。人によって好みは違うでしょうが、saraiは皮つきが好みでした。一般的には皮なしが人気のようです。配偶者も皮なしが美味しかったそうです。皮なしはベルリンならではのようです。

今日はずい分歩き回りました。歩数は16206歩でした。疲れました!

明日は鉄道でアイゼナハEisenach、ヴァイマールWeimarに1泊のミニ旅行に出かけます。


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アイゼナハ、ヴァイマールへミニ旅行:ベルリン中央駅で迷いつつも無事に出発

2012年4月11日水曜日@ベルリン~アイゼナハ~ヴァイマール/1回目

旅の6日目です。

今日からは、1泊でヴァイマールWeimar方面に小旅行に出かけます。下着と洗面用具程度を持って、大きな荷物はベルリンのホテルに預けます。また明日戻ってくるからねと挨拶して、ホテルを出発です。やはり軽装は楽ですね。

ホテルから電車を乗り継いでベルリン中央駅Berlin Hauptbahnhofまで移動します。中央駅は綺麗な駅ですが、旅行者で朝から非常に賑わっています。


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とても広くて、エスカレーターも十分に完備されています。


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鉄の骨組みに支えられたガラスの建物で採光性の高い明るいデザインです。


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中央駅で朝ごはんを探します。日本食のお店もあります。今後、お世話になることもあるでしょう。


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綺麗な花壇もあります。


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朝食は迷った挙句、暖かいパンを購入。
ICEのホームに向かいますがsaraiはちょっとウロウロ・・・。ベルリン中央駅は、階上にあるホームと地下にあるホームの2段重ねになっているようで、これがウロウロした理由です。


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Sバーンは上のホームで、これから出発するICEのホームは地下の2番ホームです。


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この前にツォー駅Zooで迷い、また、このベルリン中央駅での乗り換えで少し迷ってしまいます。初めての駅で、それも癖のある駅では戸惑うこともしばしばです。時間に余裕を持った行動が基本ですね。

ようやくICEの発車する地下の2番ホームにエスカレーターで下りていきます。


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2番ホームにはまだICEは入線していません。


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ベルリン中央駅の2番ホームはかなりの混雑です。まだイースターのお休みでも続いてるのでしょうか、子供連れの旅行客が多い感じです。


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おおよその車両の位置を予測してホームで待ちますが、我々の乗る電車の1つ前の電車が遅れているようです。


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途中駅ナウムブルクNaumburgでの7分の余裕しかない乗り換えがあるので、我々の電車が前の電車につられて遅れるのは嫌ですね。何か長いアナウンスがありました。と、配偶者から5分ほど遅れているらしいとの情報です。語学が達者ではないのに、妙に勘が働く配偶者。まさかホームの変更はなかったよねとsaraiは焦りますが、誰もホームの移動を開始しなかったからそんなアナウンスはなかっただろうとの素晴らしい配偶者の判断です。心配しましたが、1つ前の電車は5分遅れでしたが、我々の電車は結局少し遅れ気味程度で済みます。その遅れたICEが入ってきます。


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このICEは予定では8時39分発ですが、支障のない程度で出発します。いよいよ、アイゼナハEisenachへの鉄道旅行の開始です。


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アイゼナハ、ヴァイマールへミニ旅行:雨模様の中、ひた走るICE

2012年4月11日水曜日@ベルリン~アイゼナハ~ヴァイマール/2回目

ベルリン中央駅Berlin Hauptbahnhofから乗り込んだICEはミュンヘンMünchen行です。アイゼナハEisenachへ行くには、途中のナウムブルク中央駅Naumburg Hauptbahnhofで別のICに乗り換えます。今日は贅沢して一等車に乗ります。ゆったりしたシートでブルジョア気分です。


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さっそく買い込んだ朝食をテーブルに広げて頂きます。


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電車はベルリンの郊外の住宅地にさしかかります。


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今日は一等車なので、席まで食堂車からのサービスをしてくれます。コーヒーをお願いしましょう。


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DB(ドイツ国鉄)のお洒落なカップのコーヒーで、味もまずまずです。


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なかなか美味しいパンとコーヒーの朝食になります。朝食が済む頃には緑の平原の中を電車が駆け抜けていきます。


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車内はものすごく混んでいて、ほとんどの席に予約が入っています。予約のない人が大騒ぎしていますが、そのうちに整理がついたようで静かになります。お隣の4人掛けは、幼稚園くらいの2人の可愛い女の子を連れたパパとの3人連れ。ママはどうしたのかな・・・と余計なくだらない心配をしますが、とっても仲の良い素敵な家族です。パパは、ハムを挟んだ花パンをしっかりタッパーに準備しています。ジュースやお菓子も完璧。


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少し向こうでは、トランプをしている家族もいます。やはりイースター休暇なのでしょうか。
なんだかすっきりしないお天気で、細かい雨が降ったり止んだりし、テンションは下がり気味です。
それでも電車での移動は楽しいです。どこまでもどこまでも大地は広がっています。ジャガイモ畑でしょうか・・・緑の大地が美しいです。


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隣りの3人連れの家族は朝食も終えたようで、今度は本やおもちゃで楽しそうに過ごしています。パパはゆっくり読書ですね。


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車掌さんが改札に来ます。saraiはネットでチケットを購入したので、購入時のクレジットカードをチケットと一緒に提示します。


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ベルリンを出て、最初の停車駅ビッテルフェルドbitterfeldに到着です。すっかり雨模様です。


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ビッテルフェルドを出ると大粒の雨の中を電車は走ります。


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菜の花も咲き始めています。細かいシャワーのような雨は、作物の芽吹きには恵みの雨でしょうが、旅を楽しむにはこの雨は歓迎できるものではありません。何とか止んでほしいものです。
ICEは乗換駅ナウムブルクを目指して走っていきます。

ここまでの鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。


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アイゼナハ、ヴァイマールへミニ旅行:ナウムブルクでICに乗り換えて、アイゼナハへ

2012年4月11日水曜日@ベルリン~アイゼナハ~ヴァイマール/3回目

ベルリン中央駅Berlin Hauptbahnhofからナウムブルク中央駅Naumburg Hauptbahnhofまで乗るICEは、途中にあるハレHalleの街にはいってきます。


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ハレと言えば、バロック音楽の巨匠ヘンデルの故郷として有名です。ヘンデルの生家を訪ねたいところですが、ちょっと時間がありません。残念です。
ハレ中央駅Halle Hauptbahnhofに到着です。


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そのまま電車を降りることなく、ハレを出発します。街の立派な建物が見えます。


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この建物も立派ですね。ヘンデルの街の雰囲気を感じるだけでも幸せな気分です。


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ハレを出て30分程で乗換駅のナウムブルク中央駅に到着。ほぼ定刻です。


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次に乗る電車はお向かいのホームで待っていて、無事に乗り換え完了です。ナウムブルクを出ると、相変わらずの曇り空ですが少し天候はよくなっているような感じです。


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今度の電車はフランクフルトFrankfurt行のICです。この電車でアイゼナハEisenachまで向かいます。車両を見て回ると、食堂車も連結されています。


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ベルリンからアイゼナハまで通しの1等席チケットを買ってあるので、またまた良い車両で4人席を独占します。PC用の電源コンセントももちろんあります。


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この辺りの車窓の風景は素晴らしいものです。どこまでも緑の平原が続きます。


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次の停車駅ヴァイマールWeimarに到着。今晩はこのヴァイマールに宿泊しますが、今は通過して今日のアイゼナハ観光を済ませて戻ってきます。


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次の停車駅はエアフルト中央駅Erfurt Hauptbahnhofです。エアフルトErfurtはチューリンゲン州Freistaat Thüringen最大の街です。この街も少し見てみたいのですが、アイゼナハからの帰りに時間が許せば、短期滞在をめざしましょう。


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次の停車駅はゴータGothaです。ここは素通りします。


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こうして定刻数分遅れの12時50分過ぎにアイゼナハ中央駅Eisenach Hauptbahnhofに到着です。ナウムブルクからは1時間ほどで、ベルリン中央駅からは3時間10分の行程でした。


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ここまでの鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。


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これが今まで乗ってきたICの車両です。


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ICの最後尾に連結されていた機関車が駅を離れていきます。機関車が牽引していたところを見ると、このICは電車ではなくて電気機関車に牽引されていた車両だったようです。


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無事ほぼ予定通りにアイゼナハの駅に到着し、これから駅に荷物を預けてアイゼナハの街歩きを楽しみます。


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アイゼナハ、ヴァイマールへミニ旅行:アイゼナハ中央駅から旧市街地に街歩き

2012年4月11日水曜日@ベルリン~アイゼナハ~ヴァイマール/4回目

到着したアイゼナハ中央駅Eisenach Hauptbahnhofのプラットホームから地下の連絡道に下ります。階段しかありませんが、大きなスーツケースを持たないミニ旅行なので、問題ありません。


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綺麗な連絡道です。


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駅の構内にコインロッカーを発見! 小さい荷物しかないとは言え、街歩きに邪魔な荷物をコインロッカーに放り込みます。


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駅のロビーに出ます。そう大きくはありませんが、地方都市の駅としては立派です。


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駅舎内のショップもそれなりに揃っています。


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またしても配偶者の目を惹いたのは花屋さんです。ドイツの駅には本当に花屋さんが多いですね。


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駅前は少し寂しい感じです。ときどき小雨がぱらついています。


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saraiと配偶者は用意していたフード付ウィンドブレーカーを羽織ります。これは便利ですよ。傘も不要です。周りの人も同様で、傘をさす人は少ないです。


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駅前のバーンホフ通りBahnhofstraßeを旧市街地に向けて歩きます。とりあえず、中心地にあるツーリスト・インフォメーションでチューリンゲンカードというお得なカードをゲットしたいんです。このカードがあれば、市内のバスは乗り放題で主要な施設も無料で入場できます。
通りを歩いていると街角にまたもや花屋さんがあり、配偶者が足を止めます。


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花屋さんのすぐ先にアイゼナハの街の観光マップがあります。ちょっと参考にしましょう。


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マップを確認して、通りをどんどん進みます。この駅前の通りはバーンホフ通り、すなわち、まさしく駅前通りですね。


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やがて、通りの先に古めかしい塔が見えてきます。


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通りの両側はお店が立ち並び、古めかしい塔も近くなってきます。


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通りの正面に建つ塔も近くなってきます。この塔はニコライ塔Nikolaitorのようです。


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ニコライ塔の手前の左側には老舗のホテル、カイザーホーフHotel Kaiserhofが重厚な姿を見せています。


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ニコライ塔の前まで来ました。駅からここまで歩いて6分程です。この塔をくぐれば、もうアイゼナハの旧市街地です。駅から旧市街地までは意外に近いですね。


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ここまでの散策のルートを地図で確認しておきましょう。


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旧市街地に入りましょう。


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アイゼナハ、ヴァイマールへミニ旅行:アイゼナハのニコライ塔とニコライ教会

2012年4月11日水曜日@ベルリン~アイゼナハ~ヴァイマール/5回目

アイゼナハ中央駅Eisenach Hauptbahnhofから歩いて10分ほどでニコライ塔Nikolaitorの前まで来ました。この先はアイゼナハEisenachの旧市街です。


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ニコライ塔の横には黒々とした重厚なニコライ教会Nikolaikircheが見えます。その手前にはシティの駐車場の看板があります。観光客はこのあたりに車を停めて、街を散策するのでしょう。


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左のニコライ塔と右のニコライ教会は旧市街へはいるアーチの門で繋がっています。


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ニコライ教会前の広場に上る階段があります。上って、ニコライ教会を見てみましょう。


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階段の上から見たニコライ塔です。


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目を転じると、大きな樹木の向こうにニコライ教会の塔が見えます。


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下を見ると、今、歩いてきたバーンホフ通りBahnhofstraßeが見渡せます。右手の建物はホテル・カイザーホーフHotel Kaiserhofです。


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バーンホフ通りはニコライ塔の門の向こうに続いています。


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ニコライ教会の広場に面した美しい建物です。


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広場から降りて、ニコライ塔の門の先に進みます。すぐにカールスプラッツKarlsplatzの広場があり、ルター像が立っています。このアイゼナハの街は若き日のルターが過ごした街です。


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近くに寄って、ルター像をながめてみます。


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カールスプラッツはとても綺麗な広場です。


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カールスプラッツの先には旧市街地の繁華街が続きます。


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ここまでの散策のルートを地図で確認しておきましょう。


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アイゼナハの旧市街の繁華街をこれから歩きます。


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アイゼナハ、ヴァイマールへミニ旅行:カールシュトラーセからマルクト広場へ

2012年4月11日水曜日@ベルリン~アイゼナハ~ヴァイマール/6回目

アイゼナハEisenachのカールスプラッツKarlsplatzの先は古くて立派な建物が並んでいます。


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その通りを右に折れると、カールシュトラーセKarlstraßeという通りが続いています。この通りは歩行者天国で街一番の繁華街です。


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通りにはチューリンゲン料理の有名店アルト・アイゼナハもありますが、まだそんなにお腹も空いていないし、バッハの生家近くにもチューリンゲン料理の有名レストランがあるので、パスします。通りには、ドイツ風の建物が立ち並びます。


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周りをきょろきょろ眺めながら、ゆっくり通りを散策します。


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またまた配偶者の気になる花屋さんです。このBLUME2000というショップはチェーン店なのか、至るところで目にします。


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この通りにも、もちろんH&Mがあります。H&Mはどこにでもありますね。


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通りの突き当たりがマルクト広場Marktplatzです。残念ながら、まだ雨模様です。


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カールスシュトラーセの端、マルクト広場との角には市庁舎Rathausの建物が聳え立っています。


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広場には市場が賑やかに並んでいます。


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美味しそうなじゃがいもがあります。配偶者は購入して日本に送れないか、真剣に悩んでいます。


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saraiの大好物のシュパーゲルもあります。これも日本に連れて帰りたいですね。


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花屋さんがあります。


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とても広いマルクト広場です。正面の大きな建物の1階にツーリスト・インフォメーションがあります。チューリンゲンカードをゲットしましょう。


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無事、チューリンゲンカードをゲット。ついでに街の地図と絵葉書をゲット。


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これがチューリンゲンカードです。


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このチューリンゲンカードがあれば、アイゼナハの市バスは乗り放題です。また、アイゼナハの見どころはすべて無料になります。その上、ヴァイマールWeimarの見どころも無料になるようです。この便利なカードのうち、24時間有効なものは1人15ユーロです。
このチューリンゲンカードを使って、アイゼナハ観光を始めましょう。

ここまでの散策のルートを地図で確認しておきましょう。


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アイゼナハ、ヴァイマールへミニ旅行:アイゼナハはルターの街

2012年4月11日水曜日@ベルリン~アイゼナハ~ヴァイマール/7回目

大きなゲオルグ教会Georgenkircheがマルクト広場Marktplatzに面して建っています。


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この教会でルターが説教し、その後バッハは洗礼を受けました。中に入ってみましょう。入口に近づきます。


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ドアを開けて中に入ります。


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内部は暗く落ち着いた空間です。


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前方に進もうとすると女性が近づいてきて、阻止されます。どうやら、お昼休みにはいるのでみんな追い出されるようです。時間をみるとちょうど12時半でした。仕方ありません。ギリギリで中を見られたのでよしとしましょう。最後にルターの彫像を見ることができます。カールスプラッツで見たルターの彫像とそっくりです。まあ、当たり前かな。


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この街では、道の標識にも日本語の案内が書かれています。日本人の観光客が多いのでしょうか。今日は日本人は見かけませんけどね。


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すぐ近くに、ルターが学生時代に3年間住んでいた家があります。屋根裏ありの3階建てのしっかりした木組みの家です。


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近くに寄ると、ルターハウスLutherhausという銘板が壁にはめ込まれています。


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中に入ってみることにしましょう。


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チューリンゲンカードを提示すると、このルターハウスにも無料で入れます。特にこれといった目ぼしいものはありませんが、当時の生活の様子などを見せています。入り口では日本語の説明書を手渡されます。


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3階に上ると窓からマルクト広場の方が見渡せて、ゲオルグ教会の姿が見えます。この眺めがルターハウスでは一番印象的です。


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ルターハウスから外に出ると、ルターハウスの案内板が路上に立てられていて、ここにも日本語の表示があります。


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次の目的地はバッハの生家です。少し歩き出したところでルターハウスの全景を眺めなおします。綺麗なドイツ風の家ですね。


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次はバッハの生家に向かいます。

ここまでの散策のルートを地図で確認しておきましょう。


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アイゼナハ、ヴァイマールへミニ旅行:アイゼナハはバッハの街

2012年4月11日水曜日@ベルリン~アイゼナハ~ヴァイマール/8回目

アイゼナハはバッハの聖地です。ルターに続いてバッハの生家を尋ねましょう。ルターハウスから地図を見ながら歩き始めます。


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バッハの生家へはルターシュトラーセLutherstraßeを歩いていきます。古い建物が並んだ通りで、多くの観光客も歩いています。


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この通り沿いにも日本語の案内板が立っていて、迷うことなく歩くことができます。


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バッハの生家の前の広場、フラウエンプランFrauenplanに到着します。


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まず、広場に立っているバッハの彫像に対面します。


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しばし、この敬愛するバッハの彫像と心で対話していたsaraiです。


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生家は2階建ての立派な建物です。この生家は、1906年に新バッハ協会が当時ヨハン・セバスティアン・バッハの生家と思われる家を取得し、整備・改修したものです。残念ながら、その後の研究で実際のバッハの生家はもっとゲオルグ教会Georgenkirche寄りにある別の建物であることが判明したそうですが、現在でも便宜上?この家がバッハの生家として紹介されています。


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この築600年の疑似バッハの生家の隣りには2007年にモダンな新館が増築され、展示スペースが倍増しました。


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バッハの生家は新館も合わせ、バッハハウスBachhaus Eisenachとして公開されています。

ここまでの散策のルートを地図で確認しておきましょう。


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バッハハウス新館1階の受付で万能のチューリンゲンカードを提示して、入館チケットを無料でゲットします。


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これが入館チケットです。13時の刻印がされています。


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バッハハウスに着いたとき、ちょうどミニライブコンサートが始まるところ。このミニライブコンサートが13時からだったんです。入館チケットはコンサートのチケットも兼ねていて、13時の刻印がされており、受付の方から急いでコンサート会場に行くように言われます。開始時刻の2分前くらいです。コンサート会場の旧館(バッハの生家)1階に行くと、saraiと配偶者が最後の入場者で、我々が席に着くなりコンサートが始まります。


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バッハの生まれた家で(例え、それが本物ではないにせよ)バッハの鍵盤楽曲の演奏が聴けるなんて夢のようです。ライプツィヒLeipzigの聖トーマス教会Thomaskircheでの日曜ミサの生演奏に続き、敬愛してやまないバッハの聖地で得難い体験ができて、幸せです。このミニコンサートではチェンバロやクラヴィコードやオルガンなどの古い鍵盤楽器を紹介しながら、バッハの楽曲を演奏してくれます。その中にはバッハファミリーが実際に使っていた楽器もあります。


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短いながらもバッハの曲を色んな楽器で次々に弾いてくれて、うっとりします。


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ミニコンサートではチェンバロで演奏される平均律クラヴィール曲集の1番が響きも素晴らしく、胸に沁みます。


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ミニコンサートの後は実際に演奏された鍵盤楽器を間近に見学。


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バッハハウスでのバッハの鍵盤楽器のミニライブコンサートの後はバッハの生家を見学。とても広く、ゆったりした家であることに驚きます。バッハは豊かな家の子息だったんですね。2階に上がると窓からの眺めが楽しめます。表に面した窓からはバッハハウス前の広場が見えます。観光バスの駐車場が広くとってあります。ここは観光客が多いようです。さすがにバッハの生家です。


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裏の窓からは綺麗な花壇が見えます。


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バッハの生家の隣にある新館に移動すると、そこでは色々な展示をしています。映像が流れている部屋があります。映像では、室内楽編成の弦楽合奏でバッハの《フーガの技法》が流れる中、女性ダンサーがバレエを踊っています。バッハの音楽はとても芯のしっかりした音楽なので、色々な応用にも耐えられる力・汎用性を持っています。とても美しい映像です。

これでバッハの生家の見学を終え、そろそろ、お昼ごはんにしましょう。



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この記事へのコメント

1, Johann Sebastian Cobさん 2012/11/05 09:21
来年の夏アイゼナハを訪ねることにしています。ライプチヒには10年以上前、幸運にも仕事で2回行くことができて夢にまで見たトマスキルシュを訪ねることが出来ました。そして来年はいよいよバッハの生家!ミニコンサートに遭遇できればいいのですが。。
たいへんためになる記事でした。ありがとうございます。

2, saraiさん 2012/11/05 19:06
Johann Sebastian Cobさん、初めまして。saraiです。

バッハを敬愛するお仲間ですね。バッハの生家でのミニライブコンサート、お楽しみください。
こんな形でブログがお役に立てるのは本望です。励みになるコメント、ありがとうございました。

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アイゼナハ、ヴァイマールへミニ旅行:アイゼナハでのランチはチューリンゲン料理

2012年4月11日水曜日@ベルリン~アイゼナハ~ヴァイマール/9回目

さて、バッハの生家と同じ広場、フラウエンプランFrauenplanに面しているチューリンゲン料理レストラン、アム・バッハハウスAm Bachhausでお昼にしましょう。


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レストランの中に入ります。


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郷土料理のレストランなので、古くて重厚な内装であることを予測していましたが、意外にモダンな内装です。


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何組かの客が既に食事をしています。それでも昼時の時間を大きくはずした2時前なので、テーブルは余裕で確保できます。


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料理はチューリンゲン・セットから2種類をお願いします。まずはたっぷりの生野菜サラダが登場。


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続いて、焼いた豚肉と牛肉と、ジャガイモとベーコンを炒めたプレート。


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焼いたチューリンゲンソーセージと牛肉とベーコンと、ジャガイモとベーコンを炒めたプレート。


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いずれもボリュームたっぷりですが、とっても美味しく2人とも完食です。コーヒーもお願いしますが、お肉の後にはとっても美味しいコーヒーです。


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アイゼナハEisenachの街を歩き回りましたから、ここで少しゆっくりしていきましょう。この後は楽しみにしていたヴァルトブルク城Schloss Wartburgに向かいます。


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アイゼナハ、ヴァイマールへミニ旅行:バスは一路、ヴァルトブルグ城へ

2012年4月11日水曜日@ベルリン~アイゼナハ~ヴァイマール/10回目

バッハハウス前のレストランで、昼下がりのゆったりした時間をコーヒーを飲みながら過ごしました。


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これからヴァルトブルグ城Schloss Wartburgに向かいますが、1時間に1本のバスなので、バスの時間までゆっくりしていたんです。レストランのお姉さんにバス停の場所を教えてもらい、レストランを出ます。このチューリンゲン料理のレストラン、アム・バッハハウスAm Bachhausはなかなかお勧めです。


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目の前のバッハハウスBachhausを一瞥して、バス停に向かいます。


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レストランのお姉さんに教えられた通り、バッハハウスからまっすぐの道を進みます。


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大通りヴァルトブルク・アレーWartburgalleeにぶつかったところで左折すると、エルンスト・アッベErnst Abbeのレリーフがあります。彼はアイゼナハEisenach出身の数学・物理学者で、カール・ツァイスと協力してレンズで世界的に有名なカール・ツァイス財団を創設した人物です。


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エルンスト・アッベのレリーフの先にバス停が見つかります。


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バス停はエルンスト・アッベ・シューレErnst-Abbe-schuleです。


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バス停の時刻表を確認すると、あと5分ちょっとの3時4分にバスがやってきます。


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バス停から見たヴァルトブルグ城に向かう方向の通りです。ヴァルトブルク城は、ワーグナーが楽劇《タンホイザー》の着想を得たところで一度は行ってみたかったところです。


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時間になると、角を曲がってバスがやって来るのが見えます。アイゼナハ中央駅Eisenach Hauptbahnhofからやってきたバスです。


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バス停にバスが停車します。女性の運転手さんです。早速、乗り込みましょう。


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1時間に1本のバスのせいか、子供たちも多く乗っていて、かなり混んで賑やかです。なんとか席を見つけて座ります。バスはしばらくすると郊外を走り出します。


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バスは山道をヴァルトブルグ城に向かって走ります。

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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アイゼナハ、ヴァイマールへミニ旅行:ヴァルトブルグ城は楽劇《タンホイザー》の城

2012年4月11日水曜日@ベルリン~アイゼナハ~ヴァイマール/11回目

ヴァルトブルグ城Schloss Wartburgは山の上にあるお城で、バスは山道を登り始めます。


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やがて山の上にあるお城が見えてきますが、まだまだずっと先のほうにあります。


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ようやくバスの終点にさしかかります。


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この終点自体がかなり山の上なのですが、お城は木々を通してずっと山の上に見えています。これはなかなか大変ですね。


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さあ、元気を出して山の上に向かいましょう。


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山の上に向かう登山道を、バスに乗り合わせていた学生たちの団体がぞろぞろと登っていきます。元気な若者たちには先に行ってもらいましょう。


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saraiと配偶者は若者たちと少し間を置いて坂を登り始めます。


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お城に近づいても、そこからまたまた急坂を登らされます。上からは小さな子供が下りてきます。こちらはぜーぜー言っています。


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急坂を何とか登り切り、山の上からの眺めも楽しめる余裕がやっとできてきます。


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ようやくお城に到着です。なかなか趣のあるお城です。


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ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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ここもチューリンゲンカードを見せると、無料でお城の入場チケットがもらえます。


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チケットオフィスのお姉さんから、城内のガイドツアーの案内がすぐに始まるので早く行くようにと言われます。3時半からのガイドツアーです。お城の入り口では我々をガイドさんが待っていて、「日本人ですね」と確認され日本語の説明パンフレットを渡されます。よく日本人と見分けられますね。驚きです。


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我々以外は全員ドイツ人のようです。丁寧なガイドさんの案内で見学です。ただし、説明は当然ドイツ語です。
このヴァルトブルグ城はワーグナー作曲の楽劇《タンホイザー》の歌合戦の舞台として、saraiのようなワグネリアン(ワーグナーファン)の聖地のような場所です。しかし、ルートヴィッヒ2世の建てたワーグナーゆかりの華麗なお城に比べると、いかにも質素な内部が続きます。質実剛健っていう感じです。


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やがて、エリーザベトの間Elisabeth-Kemenateに着きます。ここは金色のモザイクで美しく装飾されています。


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ここで写真を撮ったsaraiをガイドさんが目ざとく見つけて、写真は5ユーロの別料金よと注意しにきます。saraiは他の人が写真を撮っているので、写真を撮ってもいいと勘違いしていたんです。ガイドさん、ごめんなさい! ということで、以降のお城内部の写真はありません。

このお城にはルターゆかりの部屋があるとガイドブックに書いてありましたが、一向にそれらしい場所がありません。ガイドツアーも終了です。あれっと思っていると、ツアー終了後に個々にそのルターシュトゥーベLutherstubeを見学するようです。ガイドさんがまたまたsaraiに近寄ってくるので何か注意があるのかと身構えますが、ルターシュトゥーベの場所について英語で親切に説明してくれます。
ルターシュトゥーベは、ルターが新約聖書をギリシャ語からドイツ語に翻訳していたという部屋です。城内にかくまわれての仕事だったのですが、想像と異なりそれなりにちゃんとした広い部屋です。隠れていたという感じではないですね。

お城の内部見学は終了。ガイドツアーぎりぎりの時間に駆け込んだので、まだお城の周りはほとんど見ていません。ゆっくりとお城の雰囲気を味わいましょう。


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上原彩子ピアノ・リサイタル@横浜みなとみらいホール 2012.8.26

今年の1月にサントリーホールで上原彩子のピアノ・リサイタルを聴きましたが、また今日、その時と半分同じ曲目のプログラムのピアノ・リサイタルを聴きます。1月のサントリーホールでのピアノ・リサイタルについてはここに書きました。

サントリーホールとは前半がまったく同じプログラムです。
今日のプログラムは以下です。

 べートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 op.13 「悲愴」
 リスト:『詩的で宗教的な調べ』から第3曲「孤独のなかの神の祝福」
 リスト:リゴレット・パラフレーズ

  《休憩》

 ムソルグスキー:展覧会の絵

  《アンコール》

 リスト:愛の夢 第3番
 チャイコフスキー:《18の小品》より 第16曲〈5拍子のワルツ〉

サントリーホールでのピアノ・リサイタルの記事にも書きましたが、べートーヴェンの「悲愴」のサントリーホールでの演奏がまったく不満で、もう一度、みなとみらいホールで聴き直さないと気が済まない感じだったんです。サントリーホールでのリストは素晴らしい演奏だったので、これは何度聴いてもいい感じです。要は良くても悪くても何度も聴きたいっていうことですね(笑い)。

まずは問題のべートーヴェンの「悲愴」です。上原彩子はどきっとするほどの真っ赤なドレスで登場です。
固唾を飲んで、演奏を待ちます。まず、第1楽章の序奏ですが、かなり遅いテンポでの入りです。演奏はオーソドックスなものです。サントリーホールではYAMAHAのピアノでしたが、今日はスタインウェイ。そのせいか、響きが華やかに感じます。演奏は切れのある感じではありませんが、無難にまとめたものでサントリーホールでの演奏の不満は払拭してくれました。テンポは終始、少し遅めでした。第3楽章の中間あたりから、タッチも良くなり、気持ちよく聴けました。お陰で今日は気持ちよく拍手できました。ただ、今日の演奏が上原彩子のベストかと言えば、決して、そうは感じられません。彼女なら、もっと弾ける筈です。しかし、「悲愴」はもうこのあたりでいいでしょう。彼女もあまり、「悲愴」には思い入れがないのかも知れません。べートーヴェンは後期のソナタに期待したいところです。

リストの「孤独のなかの神の祝福」は前回同様、うっとりする演奏でした。難を言えば、演奏が美し過ぎることでしょうか。じゃあ、何を望むのかと言えば、何もありません。リストは美しい演奏が一番重要ですからね。妙に神秘的な演奏というのもsaraiの趣味ではありません。予習で聴いたアラウとボレットという巨匠の演奏に引けを取らない美しい演奏で大満足です。第1部での盛り上がるところ、フィナーレでの自在な弾きこなし、すべてが美しいリストになっていました。右手の高音部の美しいタッチには改めて驚かされました。これからも彼女がこの曲を熟成させていくのを聴き続けていきたいと思わせられる演奏でした。
続く《リゴレット・パラフレーズ》も素晴らしいリスト演奏でしたが、曲そのものが「孤独のなかの神の祝福」に比べると深みに欠けます。選曲上、こういう楽しい曲もプログラムに入れたのかも知れませんが、やはり、以前聴いて素晴らしかった「ペトラルカのソネット」104番あたりを聴きたかったですね。
上原彩子のリストは実に素晴らしいです。ロ短調ソナタあたりも今後是非聴きたいですね。

休憩後、ムソルグスキーの《展覧会の絵》です。これはCDでも聴いている曲です。ある意味、安心して聴けます。彼女の《展覧会の絵》は少しアップテンポな感じですが、実に気魄に満ちた演奏です。スタインウェイの華やかな響きを最大限に活かした素晴らしい演奏です。彼女なりの独自性も秘めた演奏で最後まで面白く聴けました。フィナーレの激しい打鍵には、saraiも思わず熱くなり、感動してしまいました。上原彩子、入魂の演奏で彼女のすべての力を出し尽くした演奏でした。さすがに演奏後、上原彩子もへとへとっていう感じでした。

ということで、もしかしたら、アンコールはなしかなと思いましたし、それでもいいと思ったほどの燃焼度の高い演奏でした。
しかし、彼女はピアノの前に座り、アンコール曲を弾こうとしました。手を鍵盤に置く直前、saraiは不意にアンコール曲は《愛の夢》しかないと確信しました。事実、彼女は《愛の夢》を弾き始めました。《展覧会の絵》の激しい演奏の後に精神的な意味も含めてクールダウンするには《愛の夢》しかありませんね。「孤独のなかの神の祝福」以上に大変美しい演奏でした。食事の後の極上のデザートをいただいた思いです。ボレットの名演にも匹敵する演奏でした。
極上のデザートの後は軽いドリンクしかありません。チャイコフスキーの可愛い曲で〆でした。

今日も「悲愴」は大満足とはいきませんでしたが、前回に比べると格段の出来で、何よりもリストも良かったし、《展覧会の絵》は感動しました。ご機嫌でホールを後にしたsaraiでした。
次に上原彩子の演奏を聴くのは来月のインバル指揮東京都響との共演でベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番です。これも楽しみです。



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この記事へのコメント

1, かずさん 2012/08/27 02:31
はじめまして。
私も本日、リサイタル鑑賞しました。悲愴はゆっくりでしたね。最初は違和感を感じましたが、最後はまとまった感じで良かったです。でもちょっと気になったのが、盛り上がったときの高音の早弾きの解像感が足りなかったような気がしました。リストではパラパラとしてたんですが。。。
展覧会の絵は迫力でしたね。上原さんの右手が見えなくて、いきなりプロムナードの大きな音で驚きました。
今日は確かにスタインウェイでしたね。やっぱり違いますかね。。。
私も今日の演奏は満足でした。

2, saraiさん 2012/08/27 09:22
かずさん、はじめまして。コメントありがとうございます。saraiです。

悲愴は確かにぼわーんとした響きで早いパッセージでの微妙なタッチのコントロールが良くなくて、リストとは大違いではありましたね。一言で言えば、弾きこみ不足なんでしょう。もっと繊細で切れのいい演奏を期待していました。全体としては満足の出来ではありましたが、上原彩子らしさがもうひとつでしたね。
展覧会の絵はプロムナードを大音量でクリアーに演奏したのも独自のスタイルですね。抑えるべきところは抑え、ダイナミックな演奏に痺れました。
上原彩子はやはりスタインウェイがいいです。プロコフィエフあたりはYAHAMAでもいいですけどね。

また、コメントお寄せください。

3, masaさん 2012/08/28 11:21
こんにちわ。
私も12月に上原彩子さんのリサイタルを聴きに行く予定です。
プログラムは
ラフマニノフ: 幻想的小品集Op.3より 第2番 前奏曲「鐘」
ラフマニノフ: ライラックOp.21-5
クライスラー=ラフマニノフ: 愛の悲しみ
クライスラー=ラフマニノフ: 愛の喜び
ラフマニノフ: ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 Op.36
ムソルグスキー: 展覧会の絵
です。
展覧会の絵が素晴らしかった、と聞いて、今からとても楽しみです!

4, saraiさん 2012/08/29 00:25
masaさん、お久しぶりですね。saraiです。

12月のリサイタル、プログラムがいいですね。ラフマニノフと展覧会の絵だったら、素晴らしい演奏になることが確実です。スタインウェイを弾けば、響きがいいんですけどね。名古屋のリサイタルですか?

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

       上原彩子,  

アイゼナハ、ヴァイマールへミニ旅行:ヴァルトブルグ城からの帰りは何と最終バス

2012年4月11日水曜日@ベルリン~アイゼナハ~ヴァイマール/12回目

ヴァルトブルグ城Schloss Wartburgの内部見学を終え、今度はお城の周りの景色を楽しみます。素晴らしい眺望です。しばらく見とれてしまいます。


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お城の中の通路を抜けて、お城の外に向かいます。


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最後にアーチを抜けて木橋を渡ると、お城の外です。


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お城を出たところは広場になっていて、展望のよい場所です。


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すぐ下に見える建物は古城ホテルでしょうか。


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外から見るヴァルトブルク城もなかなかの威容を誇って、古城の雰囲気たっぷりです。先ほど出てきた出口のアーチが正面に見えます。


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かなり冷えてきました。そろそろ帰りましょう。石畳の道を下ります。


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最後に山の上からの絶景を楽しみます。ずっとどこまでも続くチューリンゲンThüringenの大平原が望めます。手前に見えるのがアイゼナハEisenachの街ですね。


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山道をどんどん下っていきます。道はよく整備されているので、下りは楽です。


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山を下りきって、バス停に着きます。誰もバスを待っている人はいませんね。


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バス停の時刻表を見て、目が点に!


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なんと20分後の17時25分発のバスが、本日の最終バスです。これを逃したら大変なことになる所です。こんなことを気にしていなかったとは、迂闊過ぎたsaraiです。
時刻通りにアイゼナハ中央駅行きのバスがやってきます。運転手さんは来たときに乗ったバスの女性の運転手さんです。1時間に1本だけのバスですから、今日は彼女がずっと運転していたんでしょう。


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バスに乗り込んで待つこと暫し、もう出発寸前という時に若者が数人飛び乗ってきます。そして、どうも後からやってくる仲間たちのために出発を阻止しているようです。そのうちに若い子の集団がどっと乗ってきます。最終バスに何とか間に合おうとして必死だったようです。若い子たちと一緒に乗り込んできた女性達と顔を合わせて、お互いに大笑いになります。ここに来るときのバスで配偶者の前に座っていた人達で、何となくお互いを見知っていたからです。あなた達もやはり最終バスだったのねって感じです。この人達が引率の先生だったようです。その先生に「全員いるの?」と配偶者が聞くと、「そうであって欲しいわね」と笑っています。バスが動き出した後、一応人数の確認をしてます。さすがに心配になったんでしょうね。

バスは無事にアイゼナハ中央駅Eisenach Hauptbahnhofに到着。予定していた17時10分発の電車はもうとっくに出発しています。次の電車は30分ほど後です。その電車は既にホームに入っているので、乗りこんでのんびり発車を待ちます。鉄道チケットはチューリンゲン・チケットというチューリンゲン州乗り放題のチケットを買いました。24ユーロです。愛用しているバイエルン・チケットと同様なチケットです。
発車時刻近くになって、先ほどの若者たちとその引率の先生が隣の車両に乗り込んできます。彼らはフランス語を話す集団なんです。やはり近隣国からやってきたイースター休暇の旅行なのかな?
電車は定刻に発車します。半日、目一杯のアイゼナハ滞在で、アイゼナハEisenachを満喫しました。これからヴァイマールWeimarに向かいます。


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東京都交響楽団定期演奏会@サントリーホール 2012.8.28

今日はいつもは聴かない現代音楽のコンサート。1年に1回、定期演奏会に組み込まれています。
実はこの日の現代音楽のコンサートを別の日のコンサートに振り替えようと都響の事務局に電話したところ、振替先の9月のコンサートはインバルのマーラー・チクルスの1回目の「巨人」で既にソールドアウトで振替不可だったんです。
しぶしぶ、現代音楽のコンサートを聴いてみることにしました。

今日のプログラムは以下です。

  ケージ:エトセトラ2(4群のオーケストラとテープのための)

《休憩》

  一柳慧:ピアノ協奏曲第5番《フィンランド》-左手のための(世界初演)
    ピアノ:館野泉
  一柳慧:交響曲第8番《レヴェレーション2011》(フルオーケストラ版初演)

最初のジョン・ケージの作品ですが、サントリーホールが委嘱し、1986年にこのホールで世界初演したそうです。
本日の主役の日本人作曲家の一柳慧(いちやなぎ・とし)がニューヨークに留学中の師がジョン・ケージだったそうです。そういうわけで一柳慧の音楽のルーツ:源流であるジョン・ケージの作品を最初に取り上げることになったそうです。
ジョン・ケージは禅僧の鈴木大拙の教えを受けて、大変影響された作曲家で禅の思想による質素で枯れた音楽を志し、音楽での音の密度が希薄になるように構成しています。今日のエトセトラ2もその典型で、その構成で京都の龍安寺をイメージしているそうです。
ステージ上に楽団員が登場しますが、4つの塊になって、それぞれ別の4人の指揮者が立ちます。そして、楽団員のいでたちと言えば、正装どころか、ばらばらのカジュアルな服装です。
実に奇妙な形で音楽が始まります。いや、音楽と呼べるかどうか、saraiには判然としません。saraiの尺度ではアンチ音楽とも言えます。
緊張感がなく、求心力のない音が時折、ぱらぱらと鳴っているだけ。ベートーヴェンの音楽のようにきっちりと楽譜に書かれた音楽は押しつけがましく、暴力的であるとさえ、考えたようで、その対極を行けば、平和でユートピア的な理想の音楽が生まれるとケージは考えたようです。
4つに分かれたオーケストラは平等な立場で合計143発のトゥッティをバラバラに鳴らします。そのバックグラウンドではケージの仕事部屋で録音した日常音のテープが流されます。この音楽はそれだけのことです。興奮もなければ、感動もありません。ただ、たんたんと音が鳴っているだけ。
驚いたことにこの退屈とも思える時間、saraiは一向に眠気に襲われませんでした。平静で客観的な気持を保持できたからかも知れません。
音楽が終わり、一体、自分が何を聴いたのか、まったく分かりません。これはケージの思想かも知れませんが、saraiの考える音楽とは程遠いものです。ベルクやウェーベルンの無調音楽でも、何かしら、自分の心のなかに熱いものを感じますが、ここにはそれはないし、今後聴きこんでも、ある筈がありません。saraiにとって、音楽は美しく、熱いものですからね。

休憩後、ケージの弟子である一柳慧の作品です。きっと前衛的な作品であると身構えましたが、いずれもある意味、古典的で美しい作品です。
1曲目のピアノ協奏曲はピアニストの館野泉の委嘱作品で左手のためのピアノ協奏曲です。ピアノソロで始まりますが、メロディアスで雰囲気のある曲です。第2次世界大戦前夜から戦争中に作られた限界状況の緊張感に満ちた音楽と似た印象がありました。世界初演ということで、もちろん、saraiも初聴きです。この音楽の評価はできません。ただ、何故、前衛作曲家であった一柳慧が古典回帰とも思える作品を作ったのか、そのあたりは謎です。
2曲目の交響曲もピアノ協奏曲と似た雰囲気です。昨年の大震災を悼んで創った作品だそうですが、そんなに深い鎮魂は感じません。最終の第4楽章が上昇音の動機を繰り返しながら、フィナーレの高みで爆発していくところが印象的でした。この部分は再生を意味しているとのことです。
2曲も世界初演を聴いたのは初めてです。もっともsaraiは現代音楽のコンサートに積極的に足を運ばないから当然ですね。

今日はいつにない体験をしました。



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アイゼナハ、ヴァイマールへミニ旅行:ヴァイマールに到着し、街を散策しながら、ぶらぶらとホテルへ

2012年4月11日水曜日@ベルリン~アイゼナハ~ヴァイマール/13回目

アイゼナハ中央駅Eisenach Hauptbahnhofから予定よりも遅い時刻の電車に乗りました。これからヴァイマールWeimarに移動し、ゲーテの生家のすぐ近くのホテルに宿泊します。チューリンゲン地方Thüringenは偉大な人物が誕生し、そして亡くなった、実に文化の薫り高い地方です。電車は30分ほどでエアフルトErfurtに到着します。エアフルトはチューリンゲン州最大の街で州都でもあります。時間的に余裕があれば、ここで降りて街を散策するつもりでしたが、アイゼナハの街で予定以上の時間を過ごしてしまいましたので、このまま電車に乗ってヴァイマールに向かいます。


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エアフルトから30分ほどでヴァイマールに到着です。

ここまでの鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。


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旧市街は駅から離れているのでバスで移動します。旧市街にはすぐに着きます。ゲーテ広場Goetheplatzでバスを降ります。


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本当はもっとホテルの近くまでバスに乗ってもよかったのですが、まだ明るい(といっても、もう7時30分)ので、ヴァイマールの街の中心を散策しながらホテルに向かうことにしたんです。大きな荷物はベルリンのホテルに預けているので、saraiの荷物と言えば、ミニノートPCくらいです。あとは配偶者が身の回りの品を詰めたバッグを肩にかけています。身軽な旅は楽ですね。このゲーテ広場から歩行者天国のヴィーラント通りWielandstraßeを歩いて、街中に向かいます。


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ヴィーラント通りを少し歩くと(2~3分)綺麗な花壇があります。バウハウス博物館Bauhaus-Museum Weimarの前です。


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バウハウスBauhausは建築家のグロピウスが1919年にヴァイマールに創設した芸術造形学校で、近代デザインを語る上で忘れることのできないものです。バウハウス博物館にはバウハウスの歴史を語る展示品や作品が公開されています。もちろんこの時間には閉館していますけどね。


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バウハウス博物館は劇場広場Theaterplatzに面しており、向かいには国民劇場Nationaltheaterが建っています。劇場前に立つ像はゲーテとシラーです。国民劇場では、シラーの「ウィリアム・テル」やゲーテの「ファウスト」が初演されました。リストやシューマン、ワーグナー、リヒャルト・シュトラウスもこの劇場で活躍したそうです。


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saraiもこの由緒ある劇場で是非音楽鑑賞したかったんですが、残念ながらこの日は公演はありません。

この劇場広場からシラー通りSchillerstraßeを歩き、ゲーテの生家の前を過ぎて、今日泊まる予定のホテル近くに着きますが、そこからホテルの建物がなかなか見つかりません。ちょっと探し回りましたが何とかホテルを発見。アマリエンホーフホテル(Amalienhof Hotel und Apartment)です。


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ゲーテ広場からここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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ホテルの入口には、格安の看板が立っています。実際、1泊2人で88ユーロというお得な料金で予約しました。全23室のコンパクトな3つ星ホテルです。


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レセプションでは、お姉さんがにこやかにチェックインの対応をしてくれます。


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コンパクトとは言え、ロビーも立派です。


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ちょっと場所が分かりにくいのが難ですが、街の中心にも近くて便利なホテルです。
チェックインも無事完了し(あまりに荷物が少ないので変に思われそうでしたが)、部屋に向かいます。これから部屋をざっとチェックし、夕食に出かけます。


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アイゼナハ、ヴァイマールへミニ旅行:ヴァイマールのホテル、アマリエンホーフホテル

2012年4月11日水曜日@ベルリン~アイゼナハ~ヴァイマール/14回目

ヴァイマールWeimarのアマリエンホーフホテル(Amalienhof Hotel und Apartment)にチェックインしました。
部屋に向かいます。廊下には立派なじゅうたんが敷かれ、美しい調度品が置かれています。


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美術品のような家具が廊下の至るところに並べられています。まるで博物館のようなホテルです。


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部屋に入ると、部屋も美しくしつらえられています。落ち着いた色調の壁紙や椅子、カーテンで気持ちが和みます。


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ベッドもキングサイズでゆったりと眠れそうです。なかなか上質のホテルです。


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テーブルの上には無料のミネラルウォーターが置かれています。心配りもよいですね。


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バスルームにはちゃんとバスタブがあります。あとでゆっくりと疲れをとりましょう。もちろん、無料のWIFIも完備しています。早速、接続を確認します。無事にネットに接続できます。
というところで、夕食に出かけましょう。ホテルの窓から、夕暮れの街角が見えます。


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この街で一番古いというレストランに向かいます。レストランは街の中心のマルクト広場Marktplatzにあります。ホテルに来た時と逆の経路を辿ってまっすぐに通りを歩くと、10分程でマルクト広場に到着です。レストランにはヴァイマールに向かう電車の中から携帯で予約を入れておきました。予約の時間にはまだ少しあるので、夕暮れのマルクト広場を見物しましょう。正面に見える建物がクラナッハの家のようです。彼は1533年に亡くなるまで、この家で過ごしたとのことです。個人の家というには大き過ぎる建物ですが、クラナッハはそれなりの大物だったので、これくらいの家には住めたんでしょうね。


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マルクト広場は大きな4角形の広場ですが、周りは立派な建物で囲まれています。クラナッハの家は東側の建物の並びの中心です。南側に目を移すと由緒あるホテル・エレファントHotel Elephantがあります。メンデルスゾーン、バッハ、リスト、ワーグナー、トルストイ、トーマス・マンという綺羅星のごとき有名芸術家たちがかって泊まったホテルです。もちろん、saraiもこのホテルへの宿泊を検討しました。ぎりぎりsaraiのルールの範囲内で泊まることもできる料金設定ではありましたが、WIFIが有料というのが気持ちの足枷になって、宿泊を断念しました。


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広場の中央に進み西側を振り返ると、金文字の時計が目立つ市庁舎Weimarer Rathausの建物があります。ヴァイマールの市庁舎にふさわしい重厚さです。


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最後に北側の建物も見てみましょう。建物の前には泉があります。


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ここまでの散策のルートを地図で確認しておきましょう。


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夕闇のなかでは見物もこれくらい。明日のお昼にもう一度出直しましょう。レストランの予約時間にはまだ早いですが、もうそろそろいいでしょう。お腹も空いてきたし、レストランで夕食をいただきます。


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アイゼナハ、ヴァイマールへミニ旅行:ヴァイマール最古のレストラン、ツム・シュヴァルツェン・ベーレンでチューリンゲン料理

2012年4月11日水曜日@ベルリン~アイゼナハ~ヴァイマール/15回目

ヴァイマールWeimarでの夕食はチューリンゲン料理のレストラン「ツム・シュヴァルツェン・ベーレンZum Schwarzen Bären」でいただきます。レストランはホテル・エレファントHotel Elephantの隣です。レストランの建物はホテルにも負けないファサードです。


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入口の横にメニューがあります。メニューの右下にあるのは、このホテルの名前である「黒熊:シュヴァルツェン・ベーレンSchwarzen Bären」をデザインしたマークです。


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店内に入りましょう。


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なかなか繁盛しています。こういう有名レストランはちゃんと予約しておかないといけませんね。電車の中から予約しておいたので、名前を告げるとさっとテーブルに案内してもらえます。


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まわりで食べている人達はカジュアルな寛いだ格好です。有名レストランの割には気のおけないレストランです。ゆったりとした食事ができそうです。


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壁には、チューリンゲン地方の建物(と思われる)の額が並んでいます。


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メニューにチューリンゲン料理があるので、それをお願いしましょう。お昼もアイゼナハのバッハハウス前のレストランでチューリンゲン料理を食べましたが、せっかくチューリンゲンに来た以上はやっぱりチューリンゲン料理でしょう。


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まずは奮発して、スパークリングワインをいただきます。よく冷えていて美味しいです。


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チューリンゲンソーセージです。ザウアークラウトとジャガイモも添えられています。


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黒ビールを使った「牛肉のグーラッシュ」です。ザウアークラウトとチューリンゲン地方名物のジャガイモ団子も添えられています。


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とっても美味しいチューリンゲン料理ですが、お昼のレストランでの完食がたたり、料理を残してしまいます。レストランのみなさん、ごめんなさい。それにしても、ドイツ人の食べる量は半端じゃない! ま、体格も違いますけどね。

満腹で夜道を歩き、ホテルに戻ります。ゆったりとバスタブに浸かり、今日一日の疲れをとります。
今日は18,000歩も歩きました。十分な歩数ですね。

明日はヴァイマールでゲーテ、シラー、クラナッハ、リスト、ルターの足跡を尋ね、またベルリンに戻ります。


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金婚式、おめでとうございます!!!
大学入学直後からの長いお付き合い、素晴らしい伴侶に巡り逢われて、幸せな人生ですね!
京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

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