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何も言えない・・・ヤンソンス+バイエルン放送響のベートーヴェン交響曲第9番@サントリーホール 2012.12.1

胸が一杯で、何も言えません・・・

あふれる感動を胸に秘めて、今晩は幸せな眠りにつく贅沢をお許しください。それほどの気持ちになるほどの超弩級のコンサートでした。
明日、なんとか詳細をレポートします。

ただ、今日はNHKが録画しており、BSプレミアムで放送するとのことですから、saraiの下手な感想は不要かもしれません。
放送で感動を味わった後で、saraiの感想を読むほうがいいかもしれません。読者のかたはご判断ください。



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アンヌ・ケフェレック・ピアノ・リサイタル@上大岡ひまわりの郷 2012.12.1

順序が逆になってしまいましたが、一昨日のダブルのコンサートのお昼の部のアンヌ・ケフェレックのピアノ・リサイタルについてレポートします。上大岡ひまわりの郷コンサート・シリーズの2012年秋編の3回目、つまり、最後のコンサートです。

このフランス人女性ピアニストは初聴きです。プロフィールによると、相当のキャリアを積んでいるようで、大変期待できそうです。

プログラムは以下です。

  ピアノ:アンヌ・ケフェレック

  ヘンデル:パッサカリア ト短調(鍵盤楽器のための組曲(クラブサン組曲) 第7番 ト短調(HWV.432)より)
  J.S.バッハ:コラール「来たれ、異教徒の救い主よ」BWV.659a(ブゾーニ編)
  は(オーボエ協奏曲ニ短調より(J.S.バッハ編))
  ヘンデル:メヌエット ト短調(鍵盤楽器のための組曲(クラブサン組曲) 第2巻第1番 変ロ長調(HWV.434)より)
  J.S.バッハ:コラール「主よ、人の望みの喜びよ」(ヘス編)
  ヘンデル:シャコンヌ ト長調(鍵盤楽器のための組曲(クラブサン組曲) 第2巻第2番 変ロ長調(HWV.435))
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」

《休憩》

  ラヴェル:古風なメヌエット
  ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
  ドビュッシー:映像 第1集
  ドビュッシー:映像 第2集

   《アンコール》
     ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
     サティ:グノシエンヌ 第1番

このプログラムをながめると、前半のベートーヴェン以外の6曲の選曲が素晴らしいです。特にヘンデルの鍵盤楽器のための組曲からの3曲が楽しみです。滅多に聴けませんものね。
最初はヘンデルのパッサカリアです。この曲は組曲第1巻1第1番~第8番に含まれています。パッサカリアはそのうち、第7番の組曲の終曲です。たいていはチェンバロで弾かれることが多く、CDではスコット・ロスの素晴らしいチェンバロ演奏(第1巻全曲)を聴くことができます。しかし、ピアノ演奏版は意外に少なくて、今回はグルダのピアノ名曲集のCDで聴きました。ヘンデルらしく、奔放でありながら、屈託のない表情の耳に心地のよい曲です。固唾を飲みながら、ケフェレックのピアノの響きを待ちます。彼女の落ち着いた大人の雰囲気からは、叙情的な響きが聴こえてくるだろうと思っていましたが、案に相違して、しっかりと芯のある強い打鍵のダイナミックと言っていいほども響きが聴こえてきました。もちろん、曲自体がスケールの大きな曲なので、こういう風に弾くのが正解でしょう。グルダの演奏にも引けをとらない演奏で、ヘンデルの鍵盤楽器音楽を満喫できました。
2曲目のバッハのコラールもあまり抒情に流されず、しっかりとした演奏です。響きも綺麗ですが、弱音のピュアーな響きがもうひとつには感じます。これは贅沢な要求でしょう。
3曲目はマルチェッロのアダージョです。バッハがチェンバロ用に編曲したものです。とても美しい曲です。あまり、情緒的にならない演奏で気持ちよく聴けます。ここはうっとりと彼女のピアノの響きに身を委ねるのみです。
4曲目はヘンデルのメヌエットです。この曲は組曲第2巻第1番のなかの4曲の最後の曲です。第3曲はブラームスのピアノ曲の代表作である《ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ》で知られている有名な曲です。この組曲第2巻第1番は若き日のアンドラーシュ・シフの素晴らしい演奏がCDで聴けます。4曲ともヘンデルの世界に浸り込んで、うっとりとして聴ける超お勧め盤です。メヌエットも美しいこと、この上なしという演奏です。ケフェレックの演奏もとてもよかったのですが、ちょっとシフの演奏には及びませんね。ピュアーな響きが必須ですし、シフが少し、崩し気味に弾いているのが何とも言えないので、誰が弾いても対抗するのは困難でしょう。ケフェレックの演奏もとてもよかったんです。
5曲目はバッハのコラールです。超有名曲です。予習はピアノ編曲したヘス自身の演奏を聴きました。ケフェレックの演奏はコラールがしっかりと響き、とても素晴らしいものでした。バッハの素晴らしさを満喫できました。
そして、6曲目はヘンデルのシャコンヌ、これでバロックの名曲集の〆です。力強く、華麗にシャコンヌが響きわたります。この曲には、ケフェレックの芯のある音色にぴったりと合います。やがて、中間部にはいり、曲想が短調に変わります。実に美しい部分ですが、ここは少し物足りない演奏です。予習で聴いたのは、マレイ・ペライアの演奏ですが、素晴らしく叙情的な演奏で、うっとりさせられました。それには及ばない感じで残念です。最後は華麗に締めくくられて、見事なフィナーレでした。
この6曲はほとんど休止なしで弾かれましたが、バロックの名曲揃いで大いに楽しめました。これを機にヘンデルの器楽曲にはまってしまいそうです。まるで、ヘンデルのオペラのアリアを聴いているような感覚で、組曲が楽しめることが分かりました。

前半の最後はベートーヴェンの「月光」ソナタです。第1楽章はその標題のもとにもなった美しく、叙情的な曲です。ここまで書いてきたことでお分かりだと思いますが、彼女の演奏は叙情的な曲よりもダイナミックで律動的な曲のほうに真価を発揮します。それでも、このソナタは芯のある、しっかりした響きで弾かれても、深遠を感じることができます。ソロモンの演奏はその代表格でしょう。ケフェレックの演奏は、そこまでには達しません。まあ、この曲は名曲ですから、聴いていて、うっとりはしました。彼女の演奏が真価を発揮したのは、強く、激しい第3楽章です。乗りの良い演奏で、魂の燃焼を感じます。素晴らしいです。saraiとしては、「月光」ではなく、「熱情」とか「ワルトシュタイン」のほうを聴きたかったなと、第3楽章の熱演を聴いて、強く感じました。

休憩後の後半はラヴェル、ドビュッシーのフランス音楽です。言わば、お国ものですね。
まずはsarai苦手のラヴェルです。ただし、先日ののラヴェルは素晴らしかったので、フランス人ピアニストのラヴェルは期待できるかもしれません。
ラヴェルの「古風なメヌエット」は標題で受ける印象とは異なり、明確でかっちりした曲で叙情性はあまり感じません。ケフェレックは全然、退屈させられず、とてもよい演奏をしました。さすがにフランス人なんですね。芯のしっかりした響きは、ある意味、アンリ・バルダにも共通するところがありますが、バルダの男性的な演奏に対して、繊細さも兼ね備えた演奏です。
次の「亡き王女のためのパヴァーヌ」は叙情的で優雅な曲ですから、彼女の演奏スタイルに合うのか、心配でしたが、杞憂でした。前半のドイツ音楽とは違い、この叙情的な曲でも見事な演奏で、大変、満足できました。
圧巻だったのは、最後のドビュッシーの映像の第1集、第2集です。まるでエンジンがかかってきたように、響きが澄み渡り、細かいニュアンスの表現が見事の一語です。ケフェレックは自分の弾いたピアノの響きにじっと耳をすませながら、心の音楽を展開していきます。絵画の世界で言えば、心象風景という言葉が一番、しっくりきます。もちろん、「動き」のような曲では、切れのよい演奏も展開し、静と動、いずれも素晴らしい演奏でした。これは超一級の演奏です。後半のラヴェル、ドビュッシーには大変、感銘を受けました。

アンコールは彼女の「ショパン」という言葉とともに、幻想即興曲・・・通俗名曲といっても言い曲ですが、やはり、聴けば、耳が楽しくなります。続いて、もう、この曲でお終いよという仕草の後、「エリック・サティ」の言葉で最後のアンコール曲です。あまり、耳馴染みのない曲ですが、いかにもサティらしい曲をお洒落に演奏して、楽しく、リサイタルの幕は閉じられました。

ケフェレックの人柄も感じられる、気持ちがなごむリサイタルでした。それにしても、フランス人の演奏するフランス音楽は素敵です。



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ただただ感動!ヤンソンス+バイエルン放送響のベートーヴェン交響曲第9番@サントリーホール 2012.12.1

昨日はダブルのコンサートでした。最後のベートーヴェンの交響曲第9番が凄過ぎて、すぐに感想を書く気には、とてもなれませんでした。1日遅れのレポートになります。
お昼は横浜・上大岡のひまわりの郷でのアンヌ・ケフェレックのピアノ・リサイタル。とても気持ちのよいピアノの響きに満足したリサイタルでしたが、このリサイタルのレポートは後回しにさせていただきます。
夜はサントリーホールに移動して、ヤンソンス指揮のバイエルン放送交響楽団でベートーヴェンの交響曲第8番と第9番を聴きました。
前半の交響曲第8番は大変に切れのいいアンサンブル、特に弦楽セクションが素晴らしく、ちょうど1年ほど前にウィーン楽友協会で聴いたウィーン・フィルの演奏ウィーン楽友協会で聴いたウィーン・フィルの演奏と拮抗する出来で大いに満足しました。ウィーン・フィルのコンサートでは、この交響曲第8番がメインの曲目でした。この日のコンサートはこの交響曲第8番だけ聴いて、サントリーホールを後にしても、大満足できる気分でした。それほどの素晴らしさでした。
休憩後は、まるでおまけのような形の交響曲第9番でしたが、さすがに緊張して、聴き始めました。生で聴くのは実に久しぶりで、前にいつ聴いたのか、思い出せないほどです。この日に向けて、ちゃんと予習しましたが、交響曲第9番と言えば、やはり、フルトヴェングラーを置いて、ほかはないでしょう。予習したのは3つの伝説的な名演です。

 1942年のベルリン「第9」 幻のメロディア 青トーチ(たいまつ)盤からの復刻 ベルリン・フィル オーパス蔵盤
 1951年の戦後バイロイト再開の年の記念演奏会の録音、最も有名な「第9」 バイロイト祝祭管弦楽団 ザ・グレートEMIレコーディングス
 1954年のフルトヴェングラーが亡くなる直前のルツェルン音楽祭の「第9」 フィルハーモニア管弦楽団 ターラ盤

フルトヴェングラーの「第9」については、ハルくんさんのブログに詳しく紹介されています。どの演奏も素晴らしいの1語ですが、共通して言えるのは、凄まじいばかりの推進力です。圧倒的で否応なしに感動してしまいます。

久しぶりの生演奏の交響曲第9番・・・この曲はやはり特別な輝きに満ちている超名曲でした。今更ながら、そんなことを書くのも何ですが、頂点を極めた音楽であることを改めて感じました。そして、昨日の演奏の素晴らしさと言ったら、とても表現のできないものです。指揮のヤンソンスは以前に比べて、明らかに芳醇の時期を迎えたようです。かなり、頬がこけて、若々しさは失われましたが、それ以上に音楽的に充実してきました。そして、彼と相性がよいバイエルン放送交響楽団のとびっきりの合奏力、こんなに精緻な演奏が可能なのかと唖然としてしまいました。それは時として、わずかな破綻も引き起しましたが、その破綻によって、かえって、どれほど高精度な演奏をしているのか、確認できたほどです。それにしても弦楽アンサンブルのシャープな響きの素晴らしさと言ったら、驚くほどです。管では、ホルンの見事な演奏に感服。ベートーヴェンの交響曲では、ホルンの役割が重要なことを再認識しました。
合唱はバイエルン放送合唱団です。日本人歌手の姿が多かったので、少し、日本人の助っ人で増量したのかもしれませんが、素晴らしい合唱でした。特に女声の澄み渡るような響きには、心が洗われました。
独唱陣も最高の出来でした。
 ソプラノ:クリスティアーネ・カルク
 アルト:藤村美穂子
 テノール:ミヒャエル・シャーデ
 バス:ミヒャエル・ヴォッレ
バスのヴォッレはたっぷりした声量で、堂々たる歌いぶり。往年のエーデルマンにも比肩できる歌唱でした。テノールのシャーデは持ち前の美声に加え、張りのある高音で魅了されます。ヘルデン・テノールとはまた違った形での歌唱に満足です。女声の二人も好調でした。4重唱では、大変、感動し、涙が滲みました。
第1楽章は宇宙を感じさせられるスケールの大きな演奏で、強奏はまるでビッグ・バンのようでした。
第2楽章は切れのあるダイナミックな演奏で、オーケストラの実力を思い知らされました。
第3楽章は独唱者たちの入場もあり、再スタートのような形でした。その音楽の神聖さは宗教的にも思えますが、自然に対する人間の思いを最高に表現した、崇高な音楽です。ベートーヴェンが到達した最高峰と感じさせられる、素晴らしい響きに満ちていました。ヤンソンスとバイエルン放送交響楽団の達成したものの大きさには感動するしかありません。この交響曲はここで終わっても、偉大な音楽です。
第4楽章はオーケストラ、合唱、独唱のすべてが完璧に融合し、巨大な構造物を形作っていました。そして、何といっても美しい! 人間愛の豊かさも限りありません。フィナーレにすべてが集約されていくのは、聴いている自分も飛翔していくような感覚を覚えます。

超弩級の音楽、演奏でした。こういう音楽に出会える人生に感謝あるのみです。



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来年のティーレマン+ウィーン・フィルのベートーヴェン交響曲チクルス@サントリーホール

迂闊でした。ティーレマンに入れ込んでいるsaraiですが、本当に来年、夢のようなコンサートがあるなんて、今まで気が付きませんでした。
先日、お友達からはそういう情報を聞いたのですが、まさか、本当のこととは思えなかったんです。音楽の友9月号には、この情報は掲載されていたんですね。
土曜日のサントリーホールでのヤンソンス+バイエルン放送響のベートーヴェン交響曲第9番を聴いた際に、サントリーホールの来年のコンサートカレンダーをいただいたら、この情報が目に飛び込んできて、頭をガーンとやられた感じです。
詳細な日程は決まっていないようで、以下のように書かれていました。

2013年11月8日~17日の10日間がウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2013

この間に以下のベートーヴェン交響曲チクルスとベートーヴェン ピアノ協奏曲チクルスがあります。

クリスティアン・ティーレマン指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
<ベートーヴェン 交響曲チクルス>(第1日~第4日)
 第1日 交響曲第1番、第2番、第3番
 第2日 交響曲第4番、第5番
 第3日 交響曲第6番、第7番
 第4日 交響曲第8番、第9番

ルドルフ・ブッフビンダー指揮&ピアノ ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
<ベートーヴェン ピアノ協奏曲チクルス>(第1日・第2日)
 第1日 ピアノ協奏曲第2番、第3番、第4番
 第2日 ピアノ協奏曲第1番、第5番

チケットの発売は2013年6月を予定しているそうです。
ウィーンでのチクルスは大変評判になり、ライブのCD、DVDが発売されています。今や、ウィーン・フィルにとって、このティーレマンとのベートーヴェン交響曲チクルスは看板メニューともなっています。
saraiとしても、是非とも行きたいところですが、財政的な問題があります。過去のウィーン・フィル来日公演の価格を考えると、ベートーヴェン交響曲チクルス4回全部行くと、S席では15万円近くすると予想できます。うーん、悩ましい。
また、11月8日の初日は予定していたインバル+都響のマーラーチクルスの横浜みなとみらいホールでの第7番とバッティングします。
大人の解決案としては、4回すべて行くのではなく、半分程度に絞り込むというのがよさそうです。絞るとしたら、後半の第6番~第9番でしょうか。でも、そう割り切れないのが、音楽ファンです。とても大人になりきれません。やっぱり、ティーレマンのベートーヴェン交響曲チクルスはいいだろうなあ。
来年はティーレマンを追っかけて、ドレスデンまでオペラを聴きに行くほどの入れ込みようなんですからね。

これまで聴いたティーレマンのコンサート/オペラについて、まとめてみます。

 2011.4.16 ミュンヘンフィル《オールR・シュトラウス》@ミュンヘン・ガスタイク 
 2012.4.8 ワーグナー《パルジファル》@ウィーン国立歌劇場
 2012.4.20 ウィーン・フィル《シューマン尽くし》1回目@ウィーン楽友協会
 2012.4.21 ウィーン・フィル《シューマン尽くし》2回目@ウィーン楽友協会
 2012.10.26 ブルックナー第7番、シュターツカペレ・ドレスデン@サントリーホール

いずれも素晴らしいものでした。日本にいながらにして聴ける公演は聴き逃したくない気持ちです。
とりあえず、ウィーンでのライブ公演のDVDでも見ながら、これからの方針を考えましょう。
そうそう、ブッフビンダーのベートーヴェン ピアノ協奏曲チクルスも大変、魅力的ですが、とてもそこまでは無理ですね。残念なことです。

来年のサントリーホールでの公演で聴き逃せないのはもうひとつ、10月24日のマレイ・ペライア・ピアノ・リサイタルです。曲目はまだ分かりませんが、何を聴いても素晴らしいこと、間違いなしでしょう。
11月はウィーン・フィルのほか、ヤンソンス指揮コンセルトヘボウ管弦楽団、ラトル指揮ベルリン・フィルも来日するようで、3強揃い踏みのようですね。



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この記事へのコメント

1, 白ネコさん 2012/12/25 00:29
ティーレマン、初めて観たのは93年のベルリン・ドイツ・オペラでの「ローエングリン」でしたが、近年ますます進化していますね。今年10月のシュターツカペレ・ドレスデン来日公演は仕事の都合で名古屋で聴きましたが、やはりワーグナーが素晴らしかった。特に「リエンチ」は、来年の記念年でこのオペラを振る予定だけに活力いっぱいで圧倒的でした!
今週はNHKFMのバイロイト音楽祭録音から「オランダ人」と「タンホイザー」をぜひ聴きます。

2, saraiさん 2012/12/25 01:22
白ネコさん、初コメントありがとうございます。

ずい分、若い頃のティーレマンを聴かれているんですね。確かに彼のワーグナーのオペラは素晴らしいです。今後の活躍が楽しみですね。

また、コメントお寄せください。

3, クロワッサンさん 2013/01/21 13:04
はじめてコメントさせていただきます。
ウィーンフィルの日本公演に行きたいと思っております。
インターネットで少し調べてみると
チケットは発売日即完売となり大変入手が困難
というような情報が目につきました(本当でしょうか?)。
そこで、確実にチケットを入手するために、
公演日程・内容や、チケット発売日は、何をウォッチしていればよいか、ご教示いただけないでしょうか。
素人質問で大変恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

4, saraiさん 2013/01/21 15:59
クロワッサンさん、初めまして。saraiです。

サントリーホールでの公演については、サントリーホールのホームページを見るか、サントリーホールに電話をして尋ねてみてください。現在はまだ、当ページの情報を超える内容はないようです。
チケットの入手は人気公演となれば、ウィーン・フィルに限らず、国内外大変なことは当ブログでも、ご紹介しているとおりです。

一昨年、saraiはウィーン・フィルをよい席で聴くために、宮崎公演まで遠征しました。

では、お互い、頑張って、チケットをゲットしましょう。

5, クロワッサンさん 2013/01/22 14:32
saraiさま

早速にお返事いただきありがとうございました。
やはり、会場のホームページをまめにチェックするのが一番ですね。
頑張ってチケットをゲットしたいと思います。

これからもブログを楽しみにしております。
ありがとうございました。

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鮮烈にして狂奔に突っ走る!バルトーク快演奏・・・フルシャ+東京都響@サントリーホール 2012.12.15

今年最後の東京都交響楽団のサントリーホールでの定期演奏会はフルシャの指揮でバルトークとコダーイのハンガリープログラムです。このところ、好調を持続し、名演を連発している都響を毎回素晴らしい指揮で唸らせてくれるフルシャがどうコントロールし、インスパイアするか、期待が高まります。
今日のプログラムは以下です。

  指揮:ヤクブ・フルシャ
  ピアノ:ゲルハルト・オピッツ
  管弦楽:東京都交響楽団

  バルトーク:ピアノ協奏曲第2番

  《休憩》

  コダーイ:ガランタ舞曲
  バルトーク:「中国の不思議な役人」組曲

最初はオピッツのピアノでバルトークの名作、ピアノ協奏曲第2番です。saraiは第3番が一番、好きですが、第2番はバルトークの精気あふれる作品で、絶頂期の傑作とも言えます。エネルギー充填度の高さから、気分が高揚する作品です。今日の都響は矢部達哉がコンサートマスターを努め、四方恭子も並ぶ万全の布陣。第1ヴァイオリンの女性奏者の顔触れも充実しており、ベストメンバーと思えます。ただ、ベートーヴェン、ブラームスを主なレパートリーとするオピッツがどんなバルトークの演奏をするか、正直、不安です。ミスマッチのような気もします。エレーヌ・グリモーか、コチシュ・ゾルターンで聴きたいところです。実際、予習したのは以下のCDです。

 ピアノ:コチシュ・ゾルターン、指揮:イヴァン・フィッシャー、管弦楽:ブダペスト祝祭管弦楽団

このCDは文句も付けどころのない演奏でした。

さて、いよいよピアノ独奏とともに第1楽章が開始。オピッツはてっきり、ピアノをがんがん叩いてくると思っていたら、実に軽妙に肩の力が抜けた演奏で、いつもよりも音量も抑え気味です。ベートーヴェンのソナタを弾くときよりも、かえって、手も回っています。オーケストラの管楽器のほうがうるさいくらいに感じます。最高の演奏とは言いませんが、なかなかの好演です。ところで、迂闊にもsaraiは第1楽章では、弦楽器の出番がまったくないことに今まで気が付いていませんでした。管楽器と打楽器だけで、フルシャが見事なサポートをして、満足の第1楽章です。
第2楽章は、休んでいた弦楽器が低い音量ながら、夜の闇、あるいは深い霧を思わせる幻想的な響きで音場を作り出します。そこにピアノが光点をあてるように、静かな響き、しかし、くっきりした響きで侵入してきます。バルトークの作り出した20世紀の抒情はこういう形です。古典派の音楽がここまで変容してきたことに思いを馳せます。見事な演奏です。この楽章は中間部でテンポを上げ、盛り上げて、また、幻想的な抒情に戻ります。
そして、ほとんど休みなしに第3楽章に突入します。この音楽はバルトークの書いた音楽のなかでも最高傑作のひとつと言えるでしょう。高い緊張感、複雑なリズムでの躍動感、熱い激情、まったく隙のない構成です。オピッツ、都響は見事にそれを演奏し、中心にはフルシャの巧みなコントロールがあります。聴集も沸きましたが、まさに見事なバルトークでとても満足しました。
オピッツのピアノも素晴らしく、ベートーヴェンでも、こういう風に力の抜けた演奏ができればいいのになあとも思いました。

休憩後、コダーイの作品です。コダーイはバルトークの盟友でもあり、一緒にハンガリーの民謡を収集したりしましたが、この作品はハンガリー民謡というよりも、ロマの音楽をベースにしたエンターテインメント性の高い作品です。こういう楽しい作品でも、フルシャは曲のつかみが見事で素晴らしい演奏に仕上げてきました。精神性をうんぬんする作品ではないので、素直にロマの音楽を楽しみました。それ以上でもそれ以下でもありません。

最後はまた、バルトークの作品に戻って、これが今日のメイン曲になります。これは超素晴らしい演奏で、久しぶりにバルトークの音楽の真髄に触れた思いです。「中国の不思議な役人」はもともと、パントマイムのための舞踊音楽ですが、その過激な内容のために演奏機会がなく、バルトーク自身が演奏会用の組曲に編曲し、今日はその組曲版の演奏です。実際には、全曲の最初の3分の2くらいをそのまま抜き出し、コーダを付け加えただけの組曲で音楽的には、全曲とそんなに違っているわけではありません。ただ、今日、実際に聴いた感覚では、組曲版を聴くということは、踏み込んだ言い方をすれば、音楽の背後にあるパントマイム舞踊音楽としての物語性を排除し、純粋音楽、もっと言えば、絶対音楽として、この音楽を成立させてしまうことになってしまうと感じました。バルトーク自身の意図とは異なるかもしれませんが、saraiは物語性を忘れて、音楽の自在な響き、ダイナミズム、シャープなリズムだけで高揚しました。フィナーレに向かっての複雑に絡み合ったリズムの饗宴、それは狂気そのものにも思える凄まじさで、圧倒されつくしました。フルシャの意図ももしかしたら、そのあたりにあり、あえて、全曲版を避けたのではないかとも深読みしてしまいました。それにしても、フルシャの高い要求に応えた都響の高いレベルの合奏力には舌を巻きました。フルシャ、そして、インバルの振るときの都響は常に素晴らしい高みに上り詰めます。

来週は東京文化会館で今年最後の都響の定期演奏会です。そして、フルシャがチェコの作曲家マルティヌーの交響曲第6番を振ります。saraiにとっても今年最後のコンサートです(ジルヴェスターコンサートは別として)。きっと、素晴らしい音楽体験が待っている予感がします。



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20年ぶりのベルリン:カフェでの朝食はビルダーブーフのシャンパン付き

2012年4月16日月曜日@ベルリン/1回目

旅の11日目です。

ベルリンBerlinの朝は今日も薄曇り。なかなか快晴とはなりませんね。

夜にはウィーンWienに戻るので、最後のベルリンを楽しみましょう。荷物をホテルに預けて出かけまます。チェックアウトの際に、孫たちへの絵葉書の投函をお願いすると、そういう雑用をやってくれるコンシェルジュがいるようで、そちらに行くように言われます。一方、荷物を預かってくれるのは、ベルボーイのおじいさんです。しっかり分業されてますね。
ホテル前に立っているウェルカム・ベアーにお別れを告げます。


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今日もベルリンのカフェの朝食にこだわります。4軒目となるベルリンの有名カフェのビルダーブーフCafé Bilderbuch(絵本といういう意味)に、地下鉄を乗り継いで出かけます。クーダムKu-dammから9号線U9の地下鉄に乗り、ベルリナー・シュトラーセU Berliner Str. で7号線U7の地下鉄に乗り換えて、最寄り駅のアイゼナヒャー・シュトラーセU Eisenacher Straßeまで行きます。そこから地上に出ると、緑の美しい教会、アポステル・パウルス教会Apostel-Paulus-Kircheが印象的です。


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静かな大通り、アカツィエン通りAkazienstraßeをカフェに向かって歩きます。ベルリンの中心地からは少し離れた、落ち着いた佇まいの地区です。


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アカツィエン通りの28番地がカフェ・ビルダーブーフ。お店の前に立って、ちょっと戸惑います。何の変哲もない、うっかりしていると素通りしてしまいそうな小さなお店です。

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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店内に入るとそれなりに混んでいるので、かえってちょっと安心します。お店の雰囲気は、ゆったり寛げそうでなかなかよいかも・・・。


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どこに座ろうかと考えていると、前のお客さんがいなくなったので、ゆったりした席に座ります。パソコンを広げている人もいます。


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と、奥の方への通路に入って行く人達がいます。そちらは厨房の筈ですが、奥に別の席でもあるのでしょうか。気になるので、配偶者が偵察に向かいます。厨房の横の細い通路を通り奥に行くと、唖然としてしまったとのことです。配偶者によると、そこには店先の客席の数倍はある空間が広がっていて、大きなダイニングテーブルとゆったり寛げるリビングのソファが何組も置かれているらしいのです。壁際には大きな本棚が立てられて多くの蔵書が並べられ、重厚な食器棚や飾り棚も並んでいるそうです。大邸宅の居間という雰囲気みたいで、ちょっと大人の秘密めいた集りの場という雰囲気もあるそうです。おまけに、一方の隅は少し高くなっていて、ピアノや音響装置がセットされ、コンサートもやれるようになっているとのことです。


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配偶者がお店の人にこちらに移ってもいいのかと聞くと、いいわよと言われたそうです。この報告を受け、そちらに移動します。そして、その空間の中でも、一番気に入った席に座ろうとすると、そこは予約席とのことです。朝の10時からでも予約するんだ・・・。


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他の席でも大差ないので、予約されていないソファーに座ります。傍らの窓は綺麗に装飾されています。


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ゆったりと寛げそうです。この贅沢な空間を大変気に入ってしまいます。


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このお店がガイドブックに紹介されていた理由は、これなんでしょう。でも、この部屋の存在は紹介されてません。この空間を知らずして、このお店に来たとは言えないでしょうね。では、saraiがこのお店に来た理由は何かというと、最高の豪華な朝食として、シャンパン(実際はプロセッコ、ドイツ産のスパークリングワインですが、便宜上シャンパンにしておきます)付の朝食セットがあると紹介されていたからです。一度は、朝シャンもいいかな・・・と思ったわけです。さて、メニューを欲しいと言うと、テーブルにさりげなく置かれたタブロイド版の10ページくらいの新聞のようなものがそうだと言われます。


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1ページ目には、コンサートの記事などが掲載されています。


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ページをめくっていくと、本当にメニューが載っています。こういうメニューも初めてです。


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この新聞もどきのメニューをじっくりと検討して、朝食をオーダーしましょう。


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20年ぶりのベルリン:カフェ・ビルダーブーフ・・・豪華なソファで豪華な朝食

2012年4月16日月曜日@ベルリン/2回目

カフェ・ビルダーブーフCafé Bilderbuchの大邸宅の居間のような部屋のソファにおさまって、新聞もどきのメニューをゆっくりと検討します。
お目当てのシャンパン付の朝食セットを探しますが、それと思われるものは、シャンパンではなくオレンジジュースになっています。お姉さんに訊くと、シャンパン付きはないということです。ガイドブックの内容は古いんでしょう。仕方がないので、シャンパンは別に追加でお願いすることにします。saraiはすっかりその気になっていたので、もうシャンペンなしでは済まされないんです。

まずはそのシャンパンとオレンジジュースが運ばれてきます。なかなか、いいでしょう。


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ゆっくりとシャンパンを楽しみながら、寛ぎます。まわりの人達もゆったりしています。


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待つことしばし・・・運ばれてきたお皿に大仰天です。大きなお皿に果物がいっぱい盛られています。そして、その果物の下に、サーモンやニシンのマリネ、何種類ものハムやサラミ、チーズやクリームチーズが惜しげもなく盛られています。もちろん生野菜も添えられています。さらにゆで卵とジャム類も別に添えられています。


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どこから食べようかと悩んでしまいますが、焦らずゆったり愉しみながら完食しましょう。まわりのみなさんもゆっくりと腰を落ち着けて、寛いでいます。カフェでの朝食もヨーロッパの文化のひとつですね。


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最後にカプチーノもお願いします。1時間半以上の時間をたっぷりとかけて、豪華朝食をペロリです。


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それにしても、ここの雰囲気は最高です。ベルリンでの4軒目のカフェの朝食ですが、このカフェが一番素晴らしい! お勧めです。最後まで、素晴らしい雰囲気を満喫します。


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ようやく腰を上げて出口に向かいます。奥の隠れ居間から表への通路の壁には可愛い絵が飾ってあります。これはスヌーピーですね。ベルリンでスヌーピーも何ですが、通路の飾りなので、いいでしょう。


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この猫は絵本のキャラクターですよね。名前は知りませんが・・・。


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表側の部屋に出ます。ここも明るくて素敵ですが、奥の隠れ居間の雰囲気には比べようもありません。


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さて、朝食の次はどうしましょう。ベルリンBerlinに来て、まだブランデンブルグ門Brandenburger Torも見ていません。そちらに向かいましょう。ぶらぶらと最寄りの駅に向かいます。通りには、花屋さんも見かけます。


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大きなビルが見えてきます。この向こうが駅でしょう。


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20年ぶりのベルリン:ベルリンにもあったパサージュ、そして、ブランデンブルグ門へ

2012年4月16日月曜日@ベルリン/3回目

カフェ・ビルダーブーフCafé Bilderbuchでの豪華な朝食の後、ブランデンブルグ門Brandenburger Torに向かうべく、最寄りの駅を目指します。
その途中でパサージュ(屋根付きの通り抜けのショッピング街、パリに多い)を見つけます。ベルリンBerlinにもあるんですね。カイザー・ヴィルヘルム・パサージュKaiser-Wilhelm-Passageという名前のパサージュです。


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思わず、吸い込まれるようにパサージュに足を踏み入れます。ガラス張りの天井、両側にはショップがずらっと並んでいます。ショップを見ながらブラブラします。


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パサージュにも花屋さんがありますね。


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実に多彩なショップが立ち並んでいます。


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一軒の店先に、スカーフを発見。ベルリンの風の冷たさにsaraiが閉口して、見つけたら買いたいと配偶者にしつこくせがんでいたんです。1枚で3.5ユーロ、2枚だと6ユーロという表示に、迷わず即決で2枚お買い上げ!


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早速首に巻き、その暖かさがとても嬉しいです。それにしても安いですね。もちろん、残りの1枚は配偶者の首に直行です。
パサージュは折れ曲がりながら、まだまだ続きます。結構、奥が深いですね。


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ようやく、パサージュの出口が見えてきます。ぶらぶらと、パサージュの一番奥まで歩いてきてしまいます。


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パサージュ見物を満喫した後、Sバーンの駅を探し回りますが、結局なんとか見つけることができて、ほっとします。


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Sバーンのユリウス・レーバー・ブリュッケ駅(Julius-Leber-Brücke)から電車に乗ります。


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ブランデンブルグ門(Brandenburger Tor)駅は4つ目の駅で、すぐに到着。


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地下駅から地上へ出る直前にブランデンブルグ門の姿が目にはいってきます。


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実に20年ぶりのブランデンブルグ門の姿を懐かしく眺めます。観光客も多く、ベルリンで一番の名所であることを再認識します。やはりベルリンに来て、ここは欠かせませんね。


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ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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このブランデンブルグ門を起点にウンター・デン・リンデンUnter den Lindenの大通りを歩きましょう。


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20年ぶりのベルリン:ベルリンのシンボル、ブランデンブルグ門と国会議事堂

2012年4月16日月曜日@ベルリン/4回目

目の前にブランデンブルグ門Brandenburger Torが見えています。


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ここは大観光地です。わんさか人がいます。若者の集団が多いようです。観光バスも列をなして停まっています。路上パフォーマンスをしている人もいます。ブランデンブルグ門の上の4頭立て馬車を、表からと裏からと写真に撮ります。ベルリンの壁があった頃は出来なかったことですね。これは表のウンター・デン・リンデン通りUnter den Linden側、昔の東ベルリン側からです。


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ブランデンブルグ門の前から、ウンター・デン・リンデン通りを振り返ります。凄い人ごみです。後で、このウンター・デン・リンデン通りを歩いてみましょう。


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まずはブランデンブルグ門を抜けて、ティーア・ガルテンTiergartenの森の方に向かいます。


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ブランデンブルグ門の先を右の方に進むと、ドイツ連邦国会議事堂Reichstagsgebäude am Sitz des Deutschen Bundestagsに出ます。


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国会議事堂前にも大勢の人がいます。


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入り口の所に係の人がいます。ここから入れるのかと聞くと、事前にネットで予約した人しか入れないとのこと。エ~、そんなこと観光案内書には書いてないよ~。最近変更になったのでしょうか。ガラス張りのドームに入りたかったsaraiはがっかりです。でも仕方がないですね。残念ですが、入ったところでどういうこともないと自分を納得させて、退散です。外側から写真を撮って満足しましょう。


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国会議事堂前の広場の先には、連邦首相府Bundeskanzleramtのモダンな建物が見えています。


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国会議事堂前の広場はティーア・ガルテンの森に囲まれて、実に広大です。


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広場に歩み入って、離れた所から国会議事堂の全景をカメラにおさめて、国会議事堂に関しては満足します。


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それにしても、この国会議事堂は大観光地のようで、大勢の人が団体で押しかけています。


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国会議事堂沿いの道路は観光バスが駐車場として、占拠しています。


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国会議事堂の前の広大な広場の中を歩いていると、土産物屋を発見。ひやかしに入って、孫たちにベルリン記念のお土産を買ってしまいます。sarai&配偶者は、すっかりジジババモードです。

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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さて、もう一度ブランデンブルグ門に戻って、ウンター・デン・リンデン通りを散策しましょう。


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今日も力演!マルティヌーとベルリオーズの幻想:フルシャ+東京都響@東京文化会館 2012.12.20

今年最後の東京都交響楽団のコンサート、そして、saraiの今年最後のコンサートでもありますが、フルシャの指揮でマルティヌーの交響曲の初聴きというお楽しみのコンサートでした。マルティヌーは都響らしく、モダンで先鋭的な響きを期待していましたが、思いもしなかったボヘミアっぽい響きに唖然としてしまいました。マルティヌーはチェコの作曲家なので、驚くことはないかも知れませんが、予習したチェコ・フィルのCDでは、古いノイマン指揮のCDも最新のビエロフラーヴェク指揮のCDも民俗的な響きはなく、インターナショナルと言っていい現代的な響きに満ちていました。都響からボヘミアの響きを引き出したフルシャの指揮能力には驚くばかりです。都響がプラハのオーケストラに変身したようにさえ感じました。そして、ボヘミアの響きだけでなく、繊細さを極めた第1楽章、パワーフルな第2楽章、フィナーレのコラールに唸らされた第3楽章・・・とても魅了される演奏でした。期待を裏切らないフルシャと都響のコンビです。
続くメインのベルリオーズの幻想交響曲は都響の弦セクションの素晴らしさが際立つチャーミングで美しい演奏。終楽章の怒りの日の金管の咆哮と弦の響きには圧倒されました。大変な力演でした。聴き慣れた名曲も新鮮に聴くことができました。

さて、今日のプログラムは以下です。

  指揮:ヤクブ・フルシャ
  管弦楽:東京都交響楽団

  マルティヌー:交響曲第6番《交響的幻想曲》

  《休憩》

  ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14

まず、マルティヌーの交響曲です。最初はざわめきのような弦楽器の響きです。ここでまず、びっくり。CDでは弦楽器すべての演奏と思っていましたが、弦楽器の各セクションのトップ奏者だけの演奏でした。すべての弦が演奏しているかの如く、よく響いています。弦のざわめきの上にトランペットのメロディーが乗って、印象的なパートです。CDでは不安感を覚える部分ですが、何故か、今日の演奏では不安感は覚えません。繊細な表現だけを感じます。続いて、チェロの独奏でドヴォルザークの《レクィエム》の動機です。ドヴォルザークの《レクィエム》自体は聴いたことがないので、原曲との比較はできませんが、ボヘミア的なメロディーではありません。チェロに引き続いて、フルートがこの動機を続けます。楽器を引き継ぎながら繊細な演奏が続いていきます。しかし、交響曲とは言え、この動機が主題になって展開されるような構造ではありません。ロマン派を新古典的に焼き直したと言えば、いいんでしょうか。自由な音楽です。反面、メロディーは分かりやすいものの、曲を構造的に捉えることも、訴えかける音楽的な意味合いを捉えることも、正直言って、難しい音楽です。色んな要素が合わさって、複雑化しており、奥行きの深い音楽になっています。何度聴いても飽きることのないバッハのようです。マルティヌー本人はこの曲を交響曲とは呼ばずに、交響的幻想曲と命名したとのことです。ベルリオーズの幻想交響曲を意識していたようです。ただ、それは構造的なことだけのようで、ベルリオーズを連想させるような曲想は一切、感じられません。第1楽章は繊細な響き、新古典主義を思わせる響きを楽しみ、最後は冒頭の弦のざわめきに戻って、終わります。なかなかの聴きごたえです。
第2楽章も弦のざわめきで始まりますが、今度は弦セクション全体の演奏です。CDでは、このあたりの演奏楽器がソロか、合奏かはよく分かりませんでした。ヴィオラの美しい旋律が始まり、その旋律が次々と色んな楽器に引き継がれていきます。途中、オーボエの印象的な暗い旋律が始まると、各種の打楽器が加わって、賑やかな演奏に変容していきます。演奏は高揚していき、フルシャも大きな身振りで激しく体を動かします。最後はこの高揚がいったん収まって、この楽章は終了。
最後の第3楽章が始まります。悲劇的とも思える旋律が弦楽器で提示されます。序奏のような部分が終わると、第1楽章の冒頭に出た《レクィエム》の動機が、今度はチェロ合奏で提示されます。この動機が各楽器で繰り返されていきます。ここに至って、今まで感じていたCDの演奏との違和感が何だったのか、ようやく、気付きました。響きがとてもボヘミア的なんです。CDと同じ旋律の筈なのに、何故か、ボヘミアの響きを感じます。遡って、前の楽章もボヘミア的だったと、今更ながら、感じます。もちろん、第1楽章には、ドヴォルザークの《新世界から》のパロディーとも思しきボヘミア風の旋律は少しだけ、登場はしますが、CDでは、かえって、そのボヘミア風の旋律と対比して、大部分がインターナショナルな響き(新古典的な響き)に聴こえていたんです。フルシャの指揮では、新古典的な素材もボヘミア風の味付けで聴こえます。そう言えば、この交響曲第6番だけは、アメリカとヨーロッパの両方の地で作曲されたそうです。1番から5番までの交響曲はすべて、アメリカで作曲したものです。ヨーロッパといっても、マルティヌーは共産政権下のチェコには戻れなかったそうですが、意識下でボヘミアを感じていたのかも知れません。フルシャ以外でこのような演奏をした指揮者がいるのかは分かりませんが、かなり、独特な解釈なんでしょう。この曲はシャルル・ミュンシュとボストン交響楽団に捧げられたそうで、初演もそのコンビです。一度、そのコンビの演奏を聴いてみたいものですが、想像では、ボヘミア的ではなく、繊細で美しい叙情的なものではないでしょうか。ベルリオーズの幻想交響曲の響きを想像してしまいます。
第3楽章はフィナーレに向けて、テンポを上げて、高揚していきます。頂点でタムタムの一撃があり、また、祈るような《レクィエム》の動機に戻ります。そして、コラールの旋律がその上に乗ってきて、静かに祈りながら、しみじみとした最後になります。今日の演奏では、このコラールも、コラールというよりもボヘミアの民俗旋律に聴こえてしまいました。とてもユニークな演奏ですが、質も高く、興の尽きない演奏でした。
これがボヘミア風に解釈した新古典の幻想交響曲だとすれば、この後、演奏されるベルリオーズの幻想交響曲はどんな演奏になるんでしょう。20分の休憩の間中、それを考えていて、あっと言う間に休憩時間は終わってしまいました。もちろん、いかなる想像も結論には達しないままでした。

ベルリオーズの幻想交響曲です。いかなる想像も無駄に終わりました。実にオーソドックスで、繊細で丁寧な演奏でした。もちろん、ここぞというところは、トゥッティで凄まじい音響です。
予習は定番中の定番、ミュンシュ指揮のパリ管弦楽団のLPレコードを聴きました。何十年ぶりかです。今聴いてみると、本当に見事な演奏で、非の付けどころがないばかりか、いきいきとした演奏で、この曲の魅力を余す所なく、表現しています。あまりの素晴らしさに古いミュンシュ指揮のボストン交響楽団のCDまで聴いてしまいました。この演奏はsaraiが少年時代に夢中になって聴いていた、懐かしい演奏です。40年以上も前に聴いた演奏です。この演奏は音質もよく、パリ管弦楽団にも引けをとらない演奏でした。ただ、これから聴くかたはパリ管弦楽団のほうが、より彫りの深い演奏でお勧めできます。
で、この日の演奏と言えば、美し過ぎるというのが難点というくらいの素晴らしい演奏。どの楽章も第1ヴァイオリンの女性奏者たちの美しい響きを聴くだけでも十分です。フルシャも乗りに乗った指揮ぶり。今後、フルシャ指揮のベルリオーズも、インバルのマーラーやショスタコーヴィチと並んで、看板にしてもらいたいくらいです。上のほうに書いたとおり、終楽章のフィナーレの凄まじい演奏には、心躍るものがありました。今年絶好調だった都響を象徴するような演奏でした。

これで、今年は大晦日のジルヴェスターコンサート(みなとみらいホール)を残すのみです。今年は4月のヨーロッパ遠征、そして、秋以降の感動のコンサートの連続と充実した音楽ライフでした。その最後をしめくくる素晴らしいコンサートで満足です。
近く、恒例?の今年聴いたコンサートのベストの特集も予定しています。一緒に感動をふりかえってみてくださいね。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

 

20年ぶりのベルリン:ティーア・ガルテンの並木道を通って、ブランデンブルグ門に逆戻り

2012年4月16日月曜日@ベルリン/5回目

ドイツ連邦国会議事堂Reichstagsgebäude am Sitz des Deutschen Bundestagsの見学は事前の調査が不備だったので不首尾に終わってしまいましたが、外から見たことでよしとしましょう。ここからはティーア・ガルテンTiergartenの並木道を歩き、再びブランデンブルグ門Brandenburger Torに移動します。綺麗な並木道の先にブランデンブルグ門が見えています。


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ティーア・ガルテンの森の中は並木道が整備されていて、散策を楽しむ人たちが見られます。


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ティーア・ガルテンの案内板があります。今は一番右手のブランデンブルグ門の近くです。森の真ん中には、戦勝記念塔(ジーゲスゾイレSiegessäule)があります。その間を結ぶ大通りは6月17日通りStraße des 17. Juniです。1953年の東ベルリン暴動で多くの市民が命を落とした悲劇を後世に伝えるために、この通りの名前が決められたとのことです。1953年6月17日より以前はシャルロッテンブルク通りCharlottenburg Straßeと呼ばれていたそうです。この通りをずっと進むと、その先にシャルロッテンブルク宮殿Schloss Charlottenburgに達するようです。


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これがその6月17日通りです。ずっと先に、戦勝記念塔ジーゲスゾイレが小さく見えています。戦勝記念塔はデンマーク戦争勝利を記念して建てられたもので、1872年に完成しましたが、この間、普墺戦争(1866年)、普仏戦争(1870年-1871年)にも勝利し、それらの戦勝もあわせて記念しています。プロイセンは、この頃戦争に勝ち続けていたんですね。この6月17日通りはご覧のとおり広くて真っ直ぐだったので、第2次世界大戦中のベルリンの戦いでは、臨時に滑走路としても使用されたそうです。


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6月17日通りの逆方向はすぐ先にブランデンブルグ門があり、その先は通りの名前が変わり、ウンター・デン・リンデン通りUnter den Lindenとなります。


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ブランデンブルグ門の方に向かいます。近くまでやってきました。


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地下鉄でやってきた時はウンター・デン・リンデン通り側からブランデンブルグ門を眺めましたが、今度は6月17日通り側から眺めます。門の上の天使像が背中を向いています。つまり、こっちは裏側ということですね。


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ブランデンブルグ門の周りは凄い人ごみです。


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門の向こうにウンター・デン・リンデン通りが見えます。門を抜けて、そっちを散策しましょう。


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門の前には、観光用の馬車が並んでいます。ウィーンの馬車フィアカーに比べると、数は少ないです。


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ブランデンブルグ門に向かって、記念撮影する人たちが一杯です。その横には、路上パフォーマンスをする人の姿も見られます。こういう光景は万国共通ですね。


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ブランデンブルグ門のすぐ近くには、ベルリンのマダム・タッソー館Madame Tussauds Berlinがあります。ベルリンでも人気者はハリウッド俳優です。マリリン・モンローがモンロースマイルで立っています。


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ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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ウンター・デン・リンデン通りを進みましょう。


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テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

 

20年ぶりのベルリン:ウンター・デン・リンデン通りは工事だらけで期待外れ・・・残念!

2012年4月16日月曜日@ベルリン/6回目

ブランデンブルグ門Brandenburger Torのすぐ近くのマダム・タッソー館Madame Tussauds Berlinを起点に、ウンター・デン・リンデン通りUnter den Lindenを歩き始めます。


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次の十字路でウンター・デン・リンデン通りと並行するベーレンシュトラーセBehrenstraßeに、オペラ、オペレッタでお馴染みのコミッシェ・オーパーKomische Oper Berlinが見えます。ベルリンのオペラハウスでは3番目の位置づけでしょうか。saraiはまだ行ったことがありません。今はヘンデルのバロックオペラ《セルセ(クセルクセス)》をやっているようです。昨年の秋10月にアン・デア・ウィーン劇場で見たばかりです。


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この辺りのウンター・デン・リンデン通りは工事だらけで、何だかつまんないです。菩提樹の街路樹もなんだか小さくて迫力がないし、こんなものかとがっかりです。20年ぶりのウンター・デン・リンデン通りは、さぞかし美しくなっただろうと期待していたんですけどね。


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それでも、この工事地帯を抜けると、少しはすっきりしてきます。


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かなり先まで歩き、フンボルト大学Humboldt-Universität zu Berlinの前まで来ます。写真の端には、テレビ塔も写っていますね。


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フンボルト大学と通りを挟んだ向かい側はベルリン国立歌劇場Staatsoper Unter den Lindenです。今や、ベルリンで一番の歌劇場です。20年前はベルリン・ドイツ・オペラDeutsche Oper Berlinが最高でした。ですから、ベルリン・ドイツ・オペラしか行っていなくて、今回はベルリン国立歌劇場も狙い目だったんです。ところが、写真の通りベルリン国立歌劇場は大改修中で、オペラ公演はシラー劇場Schiller Theater Berlinを代わりに使っています。どちらにせよ、いい公演はなかったので、今回はパスです。いつかは訪れてみたいものです。


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もう、この辺りはウンター・デン・リンデン通りの東端でこの先は博物館島Museumsinselになります。フリードリッヒ大王の騎馬像が辺りを睥睨するかのように存在感を示しています。


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ウンター・デン・リンデン通りのはずれまで歩きましたが、早々に退散して、ヨーロッパ一大きいというチョコレート屋さんのファッスベンダー&ラウシュFassbender & Rauschを探しましょう。


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メルセデス・ベンツのショーウィンドウがありますが、saraiには無縁な存在なので素通りです。


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ウンター・デン・リンデン通りから横の通り、フリードリッヒ通りFriedrichstraßeに入ります。この通りの方がウンター・デン・リンデン通りよりも賑わっています。グッチやルイ・ヴィトンのお店なども並んでいます。


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ちょっと迷いますが、チョコレート屋さんのファッスベンダー&ラウシュを発見。


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ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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さあ、中に入ってみましょう。


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ヨーロッパ一のチョコレート屋さんって、どんなお店なんでしょうね。


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20年ぶりのベルリン:ヨーロッパ一大きいというチョコレート屋さんのファッスベンダー&ラウシュ

2012年4月16日月曜日@ベルリン/7回目

ベルリンBerlinにあるヨーロッパ一大きいというチョコレート屋さんのファッスベンダー&ラウシュFassbender & Rauschを見物します。これがファッスベンダー&ラウシュのパンフレットです。まるで博物館みたいなパンフレットです。


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入口はなかなかお洒落です。ガラスの扉を開けて入店します。


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ヨーロッパ一とはどんなんだろうと思いましたが・・・本当に大きいです!ありとあらゆる種類のチョコレートが所狭しと並んでいます。圧巻です。ここでお土産を調達しましょう。


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この品揃えをご覧ください。


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売り物の品だけでなく、チョコレートで作った国会議事堂まで展示されています。チョコレート博物館みたいです。それも入場無料の・・・。お得感がありますね。


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チョコレートだけと言っても、様々な品物があるので、見ているだけでも楽しいし、お土産物の選択で目移りして迷ってしまうのもショッピングの楽しさ抜群です。


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配偶者がお土産を決めようとして店内をうろうろしているので、その間にsaraiが2階をチェックしてみます。何と2階はチョコレートレストランになっています。早速、配偶者を迎えに1階に下りて、一緒に2階に移動します。ウェートレスのお姉さんに窓際のテーブルに案内してもらいます。窓からの景色も綺麗です。目の前に見えている教会はドイツドームDeutscher Domです。


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この昼下がりの時間は店内は空いています。内装は、普通のレストランです。


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清潔な店内では、若くて顔だちの整ったスタッフが気持ちのよい対応をしてくれます。


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このレストランにはさすがに美味しそうなチョコレートのケーキが並んでいます。でも、日本でも見慣れたケーキも多いです。


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敢えてケーキは避けて、ココア(ホットチョコレート)を飲んでみましょう。カカオの含有量や味付けでいろいろ種類があります。配偶者はいたってノーマルなものを、saraiはちょっと変わったものをお願いしてみますが、それぞれ一味違いさすがの美味しさです。
これが配偶者のノーマルタイプです。


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これがsaraiのオーダーしたちょっと変わったタイプです。カカオ含有量の多い苦いものです。


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飲み物を楽しみながら、メニューをひっくりかえしているうちに面白い発見をして、追加オーダーとなります。


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20年ぶりのベルリン:チョコレート屋さんのスープやリゾットって???

2012年4月16日月曜日@ベルリン/8回目

チョコレート・レストランの窓際のテーブルで、外の風景を眺めながらココアを楽しみます。真向かいの建物はヒルトンホテルHilton Berlin、その左側にはドイツドームDeutscher Domが見えます。


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メニューをじっくり見ていると、ドリンク以外に軽食もあることを発見。メニューには、スープやサラダやリゾットなどがあります。まだランチを食べていないので、何か食べてみましょう。


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チョコレート・レストランのスープやリゾットって、どんなものなんでしょうね。これは試してみる価値ありです。スープとリゾットを追加でお願いします。食事ということで、飲み物もあわせてオーダーします。まずはコーラとミネラルウォーターが出てきます。


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続いて、パンとサラダです。


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リゾットです。なんと、チョコレートがかかっています。恐る恐る食べてみますが、しっかりチョコレートです。


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スイートポテトのスープです。こちらは、甘いチョコレートがかかっています。


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リゾットもスープも、それぞれチョコレートの甘みと合うように味つけがされていて、とっても美味しい。面白い体験です。ある意味、凄く満足して、チョコレート・レストランを出ます。


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1階に降りて、お土産の選択を再開します。選んだのはカカオの含有量が異なるチョコレートの詰め合わせです。どっさりと買い込みます。チョコレートって、結構、重いですね。


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さあ、ホテルに戻って荷物を受け取り、ウィーンに帰りましょう。U2の地下鉄に乗りますが、またまた途中から代行バスに乗り換えさせられます。ベルリンはこのパターンが定着しているようです。でも、すっかりこのシステムにも慣れました。無事、ホテルに到着。荷物を受取ります。


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ウィーンへの飛行機が出発するテーゲル空港Flughafen Berlin-Tegelに向かいます。空港までは、クーダムKu-dammのバス停から109番のバスで乗り換えなしに直通で行けます。109番のバスは10分おきに走っているので、すぐに乗ることができます。バスは夕方の渋滞に巻き込まれますが、それほど遅れずに空港に到着です。前夜WEBチェックインしボーディングパスも印刷済なので、空港では荷物を預けるだけの簡単な手続きです。国内線用(EU内)の空港ターミナルということでお土産物屋さんもありません。ブログを書きながら出発を待ちます。
ようやく、オーストリア航空の飛行機に乗り込みます。


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素晴らしい夕焼けの中を飛行機は飛び立ちます。時刻は夜の8時です。


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離陸した飛行機はベルリンの街の上を飛びます。ベルリンよ、さようなら~です。


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格安の航空券とは言え、スナック菓子と飲み物のサービスはしっかりあります。


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そうこうしているうちに、もうウィーンWienです。
あら、雨粒が・・・ウィーンは雨です。ボーディングブリッジのすぐ近くに駐機したにも関わらず、移動はバスです。雨の中をですよ。格安航空だからでしょうか。


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バスは建物にも密着せず停車するので、、雨に濡れながら建物内へ。預けた荷物はすぐに出てきます。Sバーンと地下鉄を乗り継いで、定宿に向かいます。最寄駅に到着の頃には、雨はほとんど止んでいます。明日は晴れるといいな。ウィーンを出発したときと同じホテルの同じ部屋に戻り、我が家のように寛ぎます。

明日は夜のオペラだけの予定だけが決まっていて、後はフリーです。お天気次第の過ごし方になりそうです。
明日の夜のオペラはウィーン国立歌劇場でマスネのオペラ《ウェルテル》です。帰国するまで、連日連夜オペラ・コンサートが続きます。配偶者にも頑張ってもらいましょう。



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ウィーンで音楽三昧:カフェ・ハイナーでもシャンパン付朝食セット

2012年4月17日火曜日@ウィーン/1回目

旅の12日目です。

昨夜、ベルリンBerlinからウィーンWienに戻ってきました。
昨夜は雨だったけど・・・今朝は晴れてます!
晴女として自他ともに任じている配偶者は納得の表情です。でも、気温はまだまだ低い。いい加減暖かくなって欲しいですね。天気の様子で決めようと思っていた今日の予定ですが、晴れているならとトゥルンTullnのエゴン・シーレ・ムゼウムEgon Schiele Museumに出かけることにします。saraiは行き方を再確認。電車の時間の都合で、カフェ・ハイナーCafe Konditorei L. Heinerでウィーンの朝食を頂いてからトゥルンに向かうことに決定。ならばと急いで身支度をして、さて出かけようという時にふと気になって、今日はエゴン・シーレ・ムゼウムはまさか休みでないよね~と配偶者に語りかけます。火曜日だから大丈夫だろうと言いながら調べてみると、なんと月曜日と火曜日がお休みです。危ない、危ない。出かける前に気付いて本当によかったです。

とりあえず、カフェ・ハイナーで朝食を食べながら、今日の予定を考えましょう。地下鉄でケルントナー通りKärntner Straßeのカフェ・ハイナー本店に向かいます。まだまだカフェ・ハイナーの店内は空いています。2階の窓際に座ります。さてさて、カフェ・ハイナーの朝食のメニューはどんなものでしょう。オ~、シャンパン付(プロセッコ付)がありますね~。ベルリンと比べてみるのもいいかなと、これをお願いします。まずはシャンパンと紅茶カップが運ばれてきます。とりあえず、乾杯です。いいですね~!


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続いて、ハムとチーズがたっぷりのお皿と、美味しそうなクロワッサンと花パンの入った籠が届きます。紅茶のポットも届きます。


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後は半熟のゆで卵も届き、なんとも充実した朝食セットです。


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オーソドックな朝食で驚きはありませんが、美味しいです。もちろん完食です。
ウィーンの朝食と言えばこの形が定番のようですね。が、ウィーンのカフェはこの後11時くらいからランチセットメニューが始まります。これがカフェによっていろいろ特徴があるようなので、明日からはランチセット狙いで、遅めの朝食を頂くことにしましょう。
何だかざわざわと賑やかになってきます。気が付くと店内はお客さんでいっぱいです。皆さん美味しそうにケーキを食べています。やはり、ケーキのカフェ・ハイナーですね。それでも、窓の外のケルントナー通りを眺めると、まだまだ通行人は少なく、オープンカフェも準備中です。


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朝食を食べながら検討した結果、今日はマリアヒルファー通りMariahilfer Straßeで雑貨屋さんでも覗いてみることにします。ショッピングを楽しむ地元っ子で賑わっているらしいのです。こんなにウィーンに来ているのに、そんなにショッピング好きではないので、マリアヒルファー通りに行くのは初めてです。
カフェ・ハイナーを出る際に店頭を見ると、朝食のサンプル(実物?)が置いてあります。これを見ていたら、朝食のオーダーの参考になったのにね。


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地下鉄で移動し、行き慣れたムゼウムシュクヴァルティアーMuseumsquartierで降ります。通りに出る前に地下を歩いていると、地下にある小さなショップが目に止まります。本屋さんですが、どうも廉価販売のショップのようです。CDも置いてあります。これは通り過ぎるわけにはいきませんね。


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縦積みされているCDセットの物色を始めます。既に持っているものが多いのですが、何か掘り出し物はないかと探します。


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スメタナのCD10枚セットをまあまあの価格でゲットして、物欲を満たします。
ようやく地上に上がると、見慣れたムゼウムシュクヴァルティアーの建物の横手です。


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マリアヒルファー通りはムゼウムシュクヴァルティアーに沿っている通りです。この辺りはさんざん歩いているのに、そんな賑わっている通りがあったかな?という感じです。


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通りからはムゼウムシュクヴァルティアーの建物の壁が見えていて、窓にはポスターが貼ってあります。


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ムゼウムシュクヴァルティアーの向かい側には石段を下る道があります。この通りラールガッセRahlgasseも前に覗いたことのある通りで、お馴染みの場所です。


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ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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では、本格的にマリアヒルファー通りを歩いてみましょう。


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ウィーンで音楽三昧:マリアヒルファー通りでショッピング

2012年4月17日火曜日@ウィーン/2回目

マリアヒルファー通りMariahilfer Straßeを歩いてみましょう。
地図で通りの場所を確認して、改めてその通りに一歩足を踏み入れると、あまりの賑やかさにビックリです。そんなに大きな通りではないのですが、両側にはお店がずっと先まで連なっていて、人の賑わう通りが続いています。


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カラフルな雑貨が置いてあるLiBROというお店に入ってみます。


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色んなものが置いてあります。


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雑貨から、ちょっとした電器製品まで置いてあり、見ているだけでも楽しいです。


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残念ながら、このお店には特に買いたいものはありません。

次に案内書に書かれている雑貨屋のカレ(KARE)に入ってみます。


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バスやキッチン用品がいっぱい並んでいます。


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どんどん奥まで店が広がっていて、お店の間口の大きさからは考えられない品物の豊富さです。そして、ちょっと変わったセンスです。渋いです。と、配偶者の足が古ぶるしいカバンの前で止まります。物欲のない配偶者が、珍しく興味を見せたカバンです。saraiも気に入ります。二人の意見が一致したのですからお買い上げですね。配偶者が使ってもsaraiが使ってもよいでしょう。


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カラフルな小物も充実しています。


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家具なども、なかなか面白いセンスなのですが、これらは日本まで連れて帰るわけにはいきませんね。

すぐ向かいに、大型家具店のライナーLeinerがあります。


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ショーウィンドウを眺めると面白そうなので、中に入ってみましょう。


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ここはデカいですよ。なんと6階まであります。1階のフロアも広々としています。


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まずはエレベーターで6階まで上がって、そこから各フロアを見ながら降りてきましょう。上がってビックリ、レストランまであり良い匂いも漂っています。広いフロアーには、なんともお洒落なバスや洗面台が並んでいます。サウナもあります。トイレ用品もいろいろ揃っています。文化の違いを感じますね。日本のバスや洗面台のどれも変わり映えのしないのに比べると、ここで見ているだけでもうっとりします。高級品なのかも知れませんが、デザインのオシャレさに驚きます。でも、でも!です。昨秋配偶者が力を入れて我が家を改装した折り、納得の選択をした洗面台がこのお店の商品にお洒落さで負けていないことで、配偶者は満足そうです。
お国柄でしょうか、バーベキュー用品も品揃いが豊富です。


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このお店には小物も充実していて、ハンガーだけでもこんなにたくさん、美しく並べられています。


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子供用の学習デスクも可愛いデザインですね。


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家具を買うわけにはいきませんが、見ているだけで飽きません。きりがないので、このあたりでこの大型家具店を出ます。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。


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まだまだ、マリアヒルファー通りのぶらぶら歩きは続きます。


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ウィーンで音楽三昧:マリアヒルファー通りにもあったパサージュ

2012年4月17日火曜日@ウィーン/3回目

マリアヒルファー通りMariahilfer Straßeのショッピングを続けます。


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さらにすぐ近くにドイツの雑貨チェーンのバトラーButlers GmbH & Co.があります。ここものぞいてみましょう。


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カラフルな食器などがいっぱい並んでいます。なんだか楽しくなりますね。


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そのまた横は、インテリオInterioというお店です。名前からしてやはり雑貨屋さんでしょうね。ちょっと入ってみると、ずっと奥まで続いていてかなり大きなお店です。と、配偶者の目に止まったのはバス用品。シャンプーやリンスなどを詰替える容器です。日本では見たことがないようなカラフルなものやお洒落な形のものが並んでいます。これはゲットするしかないですね。素敵な色合いのものを3色とそれらを乗せるトレイをお買い上げです。


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珍しくお買いものモードに突入した配偶者ですが、そろそろこのあたりで終了にしましょうね。買い過ぎると持って帰るのが大変ですよ。
ここからはウィーン西駅Wien Westbahnhofももう近くにあります。お気に入りのお持ち帰り寿司を買って帰りましょう。地下鉄2駅分の距離があるので、地下鉄で移動しようとぶらぶら駅を探して歩きます。


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歩いていると、細い路地を発見。お~、ウィーンにもパサージュ(建物の中を通り抜けている道)があるんですね。


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中に入ると、ガラス天井ならぬ青空天井の中庭になっています。パリやベルリン流のパサージュではなくて、通り抜け道の商店街のようです。ライムントホーフRaimundhofという商店街です。


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ちょっと歩いてみましょう。それなりに立派なお店が軒を連ねています。


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何やら、ちょっとけばけばしい装飾の通路があります。


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これはカフェなんですね。ちょっと趣味が悪そう・・・


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この先は、建物の中のトンネルのような通路が続いています。


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通路の中には、可愛いお店や食べ物屋さんやカフェが並んでいます。おしゃれと言えば、おしゃれな空間です。
その先は階段を下りながら、どんどん下って先に続いています。


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ここを抜けるとナッシュマルクトNashmarktでしょうか。ゆっくり探検するのはまた次の機会にしましょう。そろそろホテルに帰って休養して、夜のオペラに備えないといけません。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。


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また、マリアヒルファー通りに戻ります。


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ウィーンで音楽三昧:昼寝して、お寿司を食べて、国立歌劇場のオペラへ

2012年4月17日火曜日@ウィーン/4回目

ライムントホーフRaimundhofのパサージュの探検は途中で切り上げて、パサージュの入口を入ったところにある中庭に戻ってきます。また、マリアヒルファー通りMariahilfer Straßeに戻りましょう。


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マリアヒルファー通りを歩いていると、歩道の上に何かあります。のぞき込むと、有名人の手型・足型のプレートのようです。このプレートは、北京オリンピックの柔道で銀メダルを獲得したルートヴィヒ・パイシャー(Ludwig Paischer)の手型・足型です。彼はモデルの仕事もしている美男子でオーストリアでは有名人のようです。saraiは知りませんけど・・・。


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この他にもたくさんのプレートがあります。
地下鉄の駅を探して、通りを歩きます。この通りはショッピングストリートなので、全世界に展開している有名ショップが並んでいます。お馴染みのZARAの大きな店舗もあります。


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H&Mもあります。ベルリンでも、よく見かけました。


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ショッピングストリートを歩いていると、突如、バロック様式の教会が現れます。新旧入り乱れているのもウィーンのひとつの顔ですね。これはマリアヒルファー教会Mariahilfer Kircheです。


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教会前に建っているのはハイドン像です。マリアヒルファー教会はハイドンゆかりの教会だそうです。思いがけないところで、有名音楽家に出会えるのもウィーンですね。


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ともあれ、地下鉄の駅を探してマリアヒルファー通りを歩きます。


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ようやく、地下鉄の駅ノイバウガッセNeubaugasseに下りるエレベーター乗り場を発見。


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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。


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地下鉄3号線U3に乗って、ウィーン西駅Wien Westbahnhofに着きます。ここへ来た目的はお寿司をゲットすることです。ここのお寿司はなかなか美味しいんです。


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駅のコンコースにやってきます。もちろん花屋さんがあります。駅には必ず花屋さんがあるのがヨーロッパです。


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コンコースの2階にお寿司屋さんが見えます。さあ、行きましょう。


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お寿司屋さん(というかアジア系の惣菜・弁当のお店)のMr.Leeでお寿司をゲットし、ホテルに戻ります。

お昼寝をして元気回復、お寿司で腹ごしらえをして、今晩のオペラに出かけます。
今夜のウィーン国立歌劇場Wiener Staatsoperでは、オペラ友達のSteppkeさんとご一緒の予定です。Steppkeさんの方が見つけてやって来てくれ、半年ぶりの再会となります。お互い日本に住んでいるのに、お会いするのはウィーンという変なお友達です。
幕間におしゃべりをしながら、オペラを楽しみます。

オペラはマスネの《ウェルテル》です。原作はゲーテの《若きウェルテルの悩み》。美しく哀しい音楽が全編流れ、第3幕、第4幕では主人公たちの悲しい運命にほろっとなります。このオペラの《ウェルテル》の感想については、既にここにアップ済みです。来年の4月には、このウィーン国立歌劇場でガランチャの歌う《ウェルテル》を聴く予定で、とても楽しみです。

アフターオペラで、Steppkeさんとウィーン国立歌劇場併設のカフェ・オパーCafe Operでの楽しいおしゃべりは、閉店まで続きます。それでも話はつきませんが、明日もまた御一緒するので、しばしのお別れです。結局、Steppkeさんにお食事をご馳走になってしまいます。ありがとうございました!

ホテルに戻ると、珍しくsaraiの方が疲れ切ってバタンキュウ。配偶者が代役として、せっせとブログを書いてくれます。saraiはグーグー気持ちよく寝ていましたが、頃合いで起き出してブログを書き上げます。

明日もウィーン国立歌劇場でオペラです。今回の旅の第1の目的であるガランチャがオクタヴィアンを歌う《薔薇の騎士》です。楽しみです。
その前に明日はホテルを引越しします。明日からは贅沢に5つ星のホテルです。


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saraiの音楽総決算2012:ピアノ・室内楽編

今年もブログの締めくくりはsarai恒例の音楽総決算です。

今年は国内・海外合わせて、厳選したコンサート・オペラに計59回足を運びました。それらについてはすべて当ブログで報告済みですが、今回から3回のシリーズでそれらからベストの音楽会を選んで、今年の音楽の総決算としたいと思います。
今回はピアノ・リサイタルと室内楽編です。
ちなみに昨年の結果はここです。

今年は以下をベスト5に選びました。

1位 庄司紗矢香ヴァイオリン・リサイタル@サントリーホール 2012.10.30
2位 セルゲイ・アントノフ・チェロ・リサイタルwithイリヤ・カザンツェフ@上大岡ひまわりの郷 2012.11.11
3位 アンリ・バルダ ピアノ・リサイタル@上大岡ひまわりの郷 2012.7.8
4位 上原彩子ピアノ・リサイタル@横浜みなとみらいホール 2012.8.26
5位 パク・ヘユン・ヴァイオリン・リサイタル@紀尾井ホール 2012.4.27

庄司紗矢香ヴァイオリン・リサイタルはこれまでに聴いた庄司紗矢香の最高の演奏でした。特にシューベルトの幻想曲の素晴らしさと言ったら、ただただ感動するのみでした。長く彼女のコンサート・リサイタルに通いつめてきた甲斐がありました。来年はますます期待できそうです。5月のウィーン・デビュー(多分、初めてのウィーン登場?)に応援に行けないのがとても残念です。代わりにウィーン交響楽団との来日演奏を聴きます。ブラームスのヴァイオリン協奏曲です。

セルゲイ・アントノフ・チェロ・リサイタルはまったく期待を上回る素晴らしい演奏でとても感動しました。思わず、会場で彼のCDを買い求め、サインをいただいたほどでした。今までに聴いたチェロで最高の演奏で、こちらを今年のトップに選定したいくらいで、かなり迷ってしまいました。庄司紗矢香のリサイタルと甲乙付け難しっていうところです。

アンリ・バルダ ピアノ・リサイタルは今年聴いたピアニストでは断トツの素晴らしさ。特にこんなに素晴らしいラヴェルを聴いたのは初めてでした。ショパンもよかったしね。来年は都響の定期に登場するので、楽しみにしていましたが、残念ながら、ハーゲン弦楽四重奏団のベートーヴェン・チクルスと日程が重なるために聴けそうにありません。また、上大岡ひまわりの郷にも再登場するらしいので、それを待ちましょう。

上原彩子ピアノ・リサイタルは1月のサントリーホールでのリサイタルが少し期待外れだったので、それを払拭してくれたリサイタルでした。しかし、彼女には、こんなレベルでは満足できはしません。来年のサントリーホールでのリサイタルに捲土重来を期待しましょう。オール・ラフマニノフ・プログラムなので、期待したいところです。

パク・ヘユン・ヴァイオリン・リサイタルは昨年のリサイタルの不調をふきとばした会心のリサイタルでした。特に最後のプロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第2番の素晴らしい演奏には感動しました。それにしても、こんな素晴らしいヴァイオリニストのリサイタルの聴衆の少なさはどうしたことでしょう。とても残念です。音楽ファンの方達と感動を共有したかったものです。来年も紀尾井ホールでリサイタルがある筈です。

以上のほかに、番外として、もうひとつ。

菊池洋子ピアノ・リサイタル@紀尾井ホール 2012.2.16

とても気持ちのよいモーツァルトでした。

こうして書いてみると、弦楽四重奏曲を聴いていないことに気が付きました。来年は是非、聴きましょう。

次回はオペラ・オペレッタ編です。



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saraiの音楽総決算2012:オペラ・オペレッタ・バレエ編

さて、前回に引き続き、今年の音楽の総決算です。

今回はオペラ・オペレッタ・バレエ編です。
今年はオペラはまったく国内では聴きませんでした。1992年に国内でオペラを聴き始めてから、初めてのことです。今年はウィーン国立歌劇場やフォルクスオーパーの来日公演もありましたが、NBS決別宣言をしたこともあり、遂にこういうことになりました。今後も余程のことのない限り、国内でオペラを聴くことはないかもしれません。
そういうことでオペラ・オペレッタはすべて海外で聴きました。それらからの選定になります。
ちなみに昨年の結果はここです。

で、今年は以下をベスト4に選びました。バレエも初の選出です。

1位 ティーレマン、デノケ《パルジファル》@ウィーン国立歌劇場 2012.4.8
2位 ガランチャ、リドル、ペション《薔薇の騎士》@ウィーン国立歌劇場 2012.4.18
3位 ネメット70歳記念《チャルダッシュの女王》@ウィーン・フォルクスオーパー 2012.4.21
4位 エイフマン振付バレエ《アンナ・カレーニナ》@ウィーン国立歌劇場 2012.4.9

ティーレマン、デノケの《パルジファル》は今年の数少ないオペラ鑑賞は別にしても、最高のワーグナーでした。何といっても、現代最高のワーグナー指揮者であるティーレマンの指揮の素晴らしさに尽きます。こういうオペラ体験はなかなか出来るものではありません。今年はオペラはこれひとつしか聴かなかったとしても、十分、満足できたでしょう。どう称賛しても、称賛しきれないほどの感動の体験でした。

ガランチャがオクタヴィアンを歌った《薔薇の騎士》はガランチャのあまりのチャーミングさにすっかり参ってしまいました。話には聞いていましたが、最高のオクタヴィアンです。オックス男爵役のリドルの渋い魅力、ペション(パーション?)のピュアーな美声も合わせ、素晴らしいオペラでした。来年の6月もドレスデンのゼンパーオーパーにガランチャが出る《薔薇の騎士》を聴きに行く予定です。ティーレマンの指揮も楽しみです。

ウィーン・フォルクスオーパーの《チャルダッシュの女王》はネメットの70歳記念で多分、最後のフェリ役の公演でした。最後まで十分、楽しませてくれたネメットに感謝あるのみです。それにこの日の終演後はウィーンのオペレッタ好きが集合して楽しい一夜も持ちましたし、色々な意味で思い出に残ります。

バレエで初めて選出したのは《アンナ・カレーニナ》です。エイフマンの振付の激しいバレエですが、アンナ・カレーニナ役のダグマー・クローンベルガーの美しさは際立っていました。この日がウィーン国立歌劇場での《アンナ・カレーニナ》の最終公演になるようで、よいものを見ることができました。

数は少ないもののどれも素晴らしい公演で大変満足しました。

次回はオーケストラ・声楽曲編です。


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saraiの音楽総決算2012:オーケストラ・声楽曲編

今年の音楽の総決算もいよいよ最後になりました。そして、ブログも今年の書き納めです。

今回はオーケストラ・声楽曲編です。
このジャンルは今年も素晴らしいコンサートが多く、感動、また感動でした。今年は国内の演奏家たちの活躍、特に東京都交響楽団の素晴らしい演奏が印象的でした。このなかで、ベストの選択は手に余るものがあります。saraiの感動の深さで選んでみました。
ちなみに昨年の結果はここです。

で、今年は以下をベスト10に選びました。

1位 《シューマン尽くし》2回目:ティーレマン+ウィーン・フィル@ウィーン楽友協会 2012.4.21
2位 シューマン/ピアノ協奏曲:ペライア+ラトル+ベルリン・フィル@フィルハーモニー 2012.4.13
3位 ベートーヴェン9番:ヤンソンス+バイエルン放送響@サントリーホール 2012.12.1
4位 マタイ受難曲:聖トーマス教会合唱団&ゲヴァントハウス管弦楽団@みなとみらいホール 2012.2.25
5位 メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲:ヒラリー・ハーン+ヤルヴィ+フランクフルト放送響@サントリーホール 2012.6.7
6位 マーラー4番:インバル+都響@横浜みなとみらいホール 2012.11.4
7位 マーラー「大地の歌」:インバル+フェルミリオン+ギャンビル+都響@サントリーホール 2012.3.29
8位 マーラー3番:インバル+都響@横浜みなとみらいホール 2012.10.27
9位 ブルックナー7番:ティーレマン+シュターツカペレ・ドレスデン@サントリーホール 2012.10.26
10位 シマノフスキ/ヴァイオリン協奏曲:庄司紗矢香+大野和士+都響@サントリーホール 2012.6.18
10位 ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番:上原彩子+ラザレフ+日本フィル@サントリーホール 2012.5.18
10位 ドヴォルザーク8番:フルシャ+プラハ・フィル@サントリーホール 2012.3.11

次点 ベートーヴェン/ピアノ協奏曲2番&マーラー1番:上原彩子+インバル+都響@東京芸術劇場 2012.9.15
次点 チャイコフスキー6番:フェドセーエフ+チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ@サントリーホール 2012.10.15
次点 バルトーク:フルシャ+都響@サントリーホール 2012.12.15

1位から5位はすべて超弩級のコンサートです。無理して順位付けしたことをお断りしておきます。

ティーレマン+ウィーン・フィルは昨年までのプレートル+ウィーン・フィルの2連覇に続き、指揮者は別になったものの、今年もやはりウィーン・フィルの3連覇になりました。やはり、ウィーン・フィルは凄いですね。また、ティーレマンはオペラ部門と合わせて2冠に輝きました。saraiにとって、ティーレマンの時代が始まった記念すべき年になりました。フルトヴェングラーにも匹敵するシューマンの交響曲第4番を聴かせてくれました。ウィーン・フィルの高弦の輝きも忘れられません。それにウィーン楽友協会の響きの素晴らしいこと、最高です。

ペライア+ラトル+ベルリン・フィルのシューマンも快演でした。何といっても、ペライアの澄みきったピアノのタッチが最高でした。ベルリン・フィルは昨年に続き、第2位でウィーン・フィルの後塵を拝することになりました。この事態を打開するためには、ハイティンクかティーレマンが指揮することが必須でしょう。ペライアの世界最高のピアノでもウィーン・フィルの壁は厚いです。来年もティーレマン+ウィーン・フィルでベートーヴェンのチクルスを聴くことになるので、ラトル+ベルリン・フィルはやはり、苦しいと思います。もっとも来年はハイティンク指揮のロンドン交響楽団とコンセルトヘボウでブルックナーを聴くことになるので、高いレベルでの競争になりそうです。

ヤンソンス+バイエルン放送響は合唱団、ソリストも含め、圧倒的なベートーヴェン9番を聴かせてくれました。正直、これをトップに持ってくることも考えました。今でも迷っています。ただ、来年のティーレマン+ウィーン・フィルのベートーヴェンのチクルスの存在が気になって、この結果になりました。

聖トーマス教会合唱団&ゲヴァントハウス管弦楽団のマタイ受難曲は異次元の素晴らしさ。同じ土俵で比べるものではないでしょう。とりあえず、このあたりに置かせてもらいます。人間の尊厳を歌い上げた第9、神の世界の清澄さを歌い上げたマタイ、いずれも人間の最高の文化遺産です。今年はマーラーの9番と比べなくてよかったという感じです。

ヒラリー・ハーンのメンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲は本心ではsaraiの一押しです。今年、最高に感じまくった演奏でした。少し、遠慮して5位に置きました。来年の5月のリサイタルでバッハの無伴奏を聴けるのが今から楽しみです。来年のピアノ・室内楽部門はペライア、ハーゲンと素晴らしいものが目白押しで、どんなことになるんでしょうね。

インバル+都響のマーラーはどれをとっても素晴らしく、完全にベルティーニのマーラーを過去のものとしています。感動の大きさ、総合力では本当はこれが1位なのかもしれません。すべてのマーラーで強い感動を与えてくれるインバル+都響は海外勢にも優っています。絶好調とも言えます。そのなかでも、第4番の素晴らしかったことは特筆できます。この曲でこんな強い感動は初めてです。フェルミリオンと共演した《大地の歌》も大変、感動しました。そして、長大な第3番は昨年のヤンソンス+コンセルトヘボウを上回る素晴らしい演奏でした。来年1月の第5番が大変、楽しみです。そして、最後の第9番は絶対に聴き逃せません。伝説的な名演になりそうな予感がします。

インバル+都響のマーラーが素晴らし過ぎて、ティーレマン+シュターツカペレ・ドレスデンの公演は9位にしか、位置付けられませんでした。とても素晴らしいブルックナーとワーグナーだったんですけどね。もうひとつ、感動に浸りきれなかったのがこの位置に甘んずることになった所以です。

さて、10位はどうしても外せない公演が残り、3つになってしまいました。演奏が素晴らしく、感動したのだから、仕方ありませんね、

庄司紗矢香のシマノフスキはとてもお気に入りになった演奏。上原彩子のラフマニノフは気迫あふれる切れ味鋭い演奏で、これもお気に入り。フルシャ+プラハ・フィルのドヴォルザークの第8番はこれまでのベストの演奏。いずれももっと上位にしたいものでした。

泣く泣く10位から外したけれど、あまりにもったいない演奏は次点の3つです。

上原彩子+インバル+都響のベートーヴェン/ピアノ協奏曲2番とマーラー1番は曲目的に損をしていますが、演奏レベルはとても高いものでした。
フェドセーエフ+チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラの《悲愴》はとても考えさせれる内容のある独特な演奏でした。
フルシャ+都響の演奏は常に素晴らしいですが、バルトークの《中国の不思議な役人》はsaraiをインスパイアしてくれる快演奏でしたし、次点には入れませんでしたが、マルティヌーとベルリオーズの幻想も納得の美しく、そして、考え抜かれた演奏でした。フルシャからは目を離せません。

最後に今年のコンサート・オペラ・リサイタルのなかで大賞を選定するとすれば、考えるまでもなく、

 ティーレマン、デノケ《パルジファル》@ウィーン国立歌劇場

になります。ワーグナーの最高にして、最後のオペラをイースターの時期にウィーン国立歌劇場で最高の演奏で聴けたのですから、当たり前と言えば、当たり前です。感動も尋常のものではありませんでした。生涯に何度聴けるかという素晴らしい音楽体験でした。昨年のネトレプコ、ガランチャの《アンナ・ボレーナ》に続き、ウィーン国立歌劇場が2連覇です。やはり、ウィーン国立歌劇場で聴くオペラは格別です。

また、来年の感動に期待しながら、今年の総括は幕としましょう。

今年も当ブログを読んでいただいたみなさんには感謝です。また、来年も引き続き、ご愛読ください。

saraiと配偶者は娘夫婦と一緒に今年最後のジルヴェスターコンサートにこれから出かけます。今年の聴き納めです。



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10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

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