fc2ブログ
 
  

20年ぶりのベルリン:カフェでの朝食はビルダーブーフのシャンパン付き

2012年4月16日月曜日@ベルリン/1回目

旅の11日目です。

ベルリンBerlinの朝は今日も薄曇り。なかなか快晴とはなりませんね。

夜にはウィーンWienに戻るので、最後のベルリンを楽しみましょう。荷物をホテルに預けて出かけまます。チェックアウトの際に、孫たちへの絵葉書の投函をお願いすると、そういう雑用をやってくれるコンシェルジュがいるようで、そちらに行くように言われます。一方、荷物を預かってくれるのは、ベルボーイのおじいさんです。しっかり分業されてますね。
ホテル前に立っているウェルカム・ベアーにお別れを告げます。


6Fyn_tb7ufe715.jpg



今日もベルリンのカフェの朝食にこだわります。4軒目となるベルリンの有名カフェのビルダーブーフCafé Bilderbuch(絵本といういう意味)に、地下鉄を乗り継いで出かけます。クーダムKu-dammから9号線U9の地下鉄に乗り、ベルリナー・シュトラーセU Berliner Str. で7号線U7の地下鉄に乗り換えて、最寄り駅のアイゼナヒャー・シュトラーセU Eisenacher Straßeまで行きます。そこから地上に出ると、緑の美しい教会、アポステル・パウルス教会Apostel-Paulus-Kircheが印象的です。


v7Ot6Ge0YOa02f.jpg



静かな大通り、アカツィエン通りAkazienstraßeをカフェに向かって歩きます。ベルリンの中心地からは少し離れた、落ち着いた佇まいの地区です。


yTbDjHsmh9620a.jpg



アカツィエン通りの28番地がカフェ・ビルダーブーフ。お店の前に立って、ちょっと戸惑います。何の変哲もない、うっかりしていると素通りしてしまいそうな小さなお店です。

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


2012121601.jpg



店内に入るとそれなりに混んでいるので、かえってちょっと安心します。お店の雰囲気は、ゆったり寛げそうでなかなかよいかも・・・。


qjHUvuHuBnb52d.jpg



どこに座ろうかと考えていると、前のお客さんがいなくなったので、ゆったりした席に座ります。パソコンを広げている人もいます。


uIOqecbH_s59b8.jpg



と、奥の方への通路に入って行く人達がいます。そちらは厨房の筈ですが、奥に別の席でもあるのでしょうか。気になるので、配偶者が偵察に向かいます。厨房の横の細い通路を通り奥に行くと、唖然としてしまったとのことです。配偶者によると、そこには店先の客席の数倍はある空間が広がっていて、大きなダイニングテーブルとゆったり寛げるリビングのソファが何組も置かれているらしいのです。壁際には大きな本棚が立てられて多くの蔵書が並べられ、重厚な食器棚や飾り棚も並んでいるそうです。大邸宅の居間という雰囲気みたいで、ちょっと大人の秘密めいた集りの場という雰囲気もあるそうです。おまけに、一方の隅は少し高くなっていて、ピアノや音響装置がセットされ、コンサートもやれるようになっているとのことです。


dcC9l1FPy9a5c7.jpg



配偶者がお店の人にこちらに移ってもいいのかと聞くと、いいわよと言われたそうです。この報告を受け、そちらに移動します。そして、その空間の中でも、一番気に入った席に座ろうとすると、そこは予約席とのことです。朝の10時からでも予約するんだ・・・。


ci20fb2gfO55a3.jpg



他の席でも大差ないので、予約されていないソファーに座ります。傍らの窓は綺麗に装飾されています。


caPYYZ05Dnd9c1.jpg



ゆったりと寛げそうです。この贅沢な空間を大変気に入ってしまいます。


UgwrjQhxku2ce5.jpg



このお店がガイドブックに紹介されていた理由は、これなんでしょう。でも、この部屋の存在は紹介されてません。この空間を知らずして、このお店に来たとは言えないでしょうね。では、saraiがこのお店に来た理由は何かというと、最高の豪華な朝食として、シャンパン(実際はプロセッコ、ドイツ産のスパークリングワインですが、便宜上シャンパンにしておきます)付の朝食セットがあると紹介されていたからです。一度は、朝シャンもいいかな・・・と思ったわけです。さて、メニューを欲しいと言うと、テーブルにさりげなく置かれたタブロイド版の10ページくらいの新聞のようなものがそうだと言われます。


MVit802XArc9a1.jpg



1ページ目には、コンサートの記事などが掲載されています。


6GOVkxidu89ff4.jpg



ページをめくっていくと、本当にメニューが載っています。こういうメニューも初めてです。


d0IW1xVgvR1d99.jpg



この新聞もどきのメニューをじっくりと検討して、朝食をオーダーしましょう。


↓ saraiのブログを応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね

 いいね!



テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

人気ランキング投票、よろしくね
ページ移動
プロフィール

sarai

Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

来訪者カウンター
CalendArchive
最新記事
カテゴリ
指揮者

ソプラノ

ピアニスト

ヴァイオリン

室内楽

演奏団体

リンク
Comment Balloon

金婚式、おめでとうございます!!!
大学入学直後からの長いお付き合い、素晴らしい伴侶に巡り逢われて、幸せな人生ですね!
京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR