今年は国内・海外合わせて、厳選したコンサート・オペラに計59回足を運びました。それらについてはすべて当ブログで報告済みですが、今回から3回のシリーズでそれらからベストの音楽会を選んで、今年の音楽の総決算としたいと思います。
今回はピアノ・リサイタルと室内楽編です。
ちなみに昨年の結果はここです。
今年は以下をベスト5に選びました。
1位 庄司紗矢香ヴァイオリン・リサイタル@サントリーホール 2012.10.30
2位 セルゲイ・アントノフ・チェロ・リサイタルwithイリヤ・カザンツェフ@上大岡ひまわりの郷 2012.11.11
3位 アンリ・バルダ ピアノ・リサイタル@上大岡ひまわりの郷 2012.7.8
4位 上原彩子ピアノ・リサイタル@横浜みなとみらいホール 2012.8.26
5位 パク・ヘユン・ヴァイオリン・リサイタル@紀尾井ホール 2012.4.27
庄司紗矢香ヴァイオリン・リサイタルはこれまでに聴いた庄司紗矢香の最高の演奏でした。特にシューベルトの幻想曲の素晴らしさと言ったら、ただただ感動するのみでした。長く彼女のコンサート・リサイタルに通いつめてきた甲斐がありました。来年はますます期待できそうです。5月のウィーン・デビュー(多分、初めてのウィーン登場?)に応援に行けないのがとても残念です。代わりにウィーン交響楽団との来日演奏を聴きます。ブラームスのヴァイオリン協奏曲です。
セルゲイ・アントノフ・チェロ・リサイタルはまったく期待を上回る素晴らしい演奏でとても感動しました。思わず、会場で彼のCDを買い求め、サインをいただいたほどでした。今までに聴いたチェロで最高の演奏で、こちらを今年のトップに選定したいくらいで、かなり迷ってしまいました。庄司紗矢香のリサイタルと甲乙付け難しっていうところです。
アンリ・バルダ ピアノ・リサイタルは今年聴いたピアニストでは断トツの素晴らしさ。特にこんなに素晴らしいラヴェルを聴いたのは初めてでした。ショパンもよかったしね。来年は都響の定期に登場するので、楽しみにしていましたが、残念ながら、ハーゲン弦楽四重奏団のベートーヴェン・チクルスと日程が重なるために聴けそうにありません。また、上大岡ひまわりの郷にも再登場するらしいので、それを待ちましょう。
上原彩子ピアノ・リサイタルは1月のサントリーホールでのリサイタルが少し期待外れだったので、それを払拭してくれたリサイタルでした。しかし、彼女には、こんなレベルでは満足できはしません。来年のサントリーホールでのリサイタルに捲土重来を期待しましょう。オール・ラフマニノフ・プログラムなので、期待したいところです。
パク・ヘユン・ヴァイオリン・リサイタルは昨年のリサイタルの不調をふきとばした会心のリサイタルでした。特に最後のプロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第2番の素晴らしい演奏には感動しました。それにしても、こんな素晴らしいヴァイオリニストのリサイタルの聴衆の少なさはどうしたことでしょう。とても残念です。音楽ファンの方達と感動を共有したかったものです。来年も紀尾井ホールでリサイタルがある筈です。
以上のほかに、番外として、もうひとつ。
菊池洋子ピアノ・リサイタル@紀尾井ホール 2012.2.16
とても気持ちのよいモーツァルトでした。
こうして書いてみると、弦楽四重奏曲を聴いていないことに気が付きました。来年は是非、聴きましょう。
次回はオペラ・オペレッタ編です。
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