このエルミタージュ美術館のレストラン・ネヴァで、ネットで知り合ったお友達レイネさんとランチをいただき、楽しい時間を過ごします。今回の旅では、色々とお世話にもなりました。このレストランを教えていただき、予約してくれたのもレイネさんです。ありがとうございます。
オランダでしか買えない格安の鉄道チケットを購入して、持参してくれました。ありがたいことです。これで安心して明日からの鉄道移動ができます。買っていただいたのは乗り放題チケットですからね。
これが2人分の1日乗り放題(オランダ国内どこでも)のセカンドクラスのチケットです。名前と生年月日入りです(ここでは塗りつぶしています)。使用日(2013年4月6日)も入れて、ホームプリンターで印刷してもらいました。1人分で17ユーロです。2000円ほどですから、超格安ですね。

さらにファーストクラスへのアップグレードチケットです。これは1人分です。9ユーロです。1000円ちょっとです。合計3000円ほどでファーストクラスが1日、オランダ国内どこでも乗り放題は絶対、お得です。

ランチを食べながら、時間の経つのを忘れおしゃべりです。初対面ですが、音楽という共通の話題もありますから、話が尽きることはありません。レストランのシェフお任せランチも、美味しかった!
まずはワインの選定。ここは珍しいオランダの白ワインにしましょう。マーストリヒトのリースリンクです。美味しいワインでした。

食事はまず、綺麗に並べられたパンが出ました。美味しくて、おかわりしました。

サラダはカプチーノ仕立てです。これでは中身が分かりませんね。

中身は小エビと野菜。

メインは鱈のオイル焼き。美味しい鱈でした。

後はお洒落なデザートとコーヒー。これは3人前ですから、仲良く分け合って食べます。

おしゃべりに夢中になっているうちに、あっと言う間に3時間以上過ぎてしまいました。お名残り惜しいですが、そろそろ腰を上げましょう。
お友達と別れ、美術館を出ると、暖かい日差しで気温も上がっています。でも、風がとっても冷たい。
こちらがエルミタージュ美術館の正面です。2009年に改装してオープンした新しい美術館です。ロシアのサンクト・ペテルブルグのエルミタージュ美術館の分館です。この建物は元々は養護院で、1681年から1683年にかけて建てられたものです。

明るい陽光の下、運河の水面がきらきら煌めいています。

エルミタージュ美術館の建物を回り込みながら、帰路につきます。

街の大通りまで戻ってきました。街を装飾する巨大なオブジェが目を引きます。

また運河を通り過ぎます。アムステルダムは運河が多く、そして、運河の似合う街です。

トラムの停留所までやってきました。日差しの割りには寒いので、早くトラムに乗りたい!

ようやく、トラムが到着。

トラムでミュージアム広場に戻り、朝食を食べたパン屋さんに寄って夜食用のパンを購入します。驚いたことに、朝はあんなにあったパンはほとんど売れてなくなっていました。人気店なのかもね。
宿に戻りますが、鍵が開くか不安です。ドアの前で勝負!・・・やっぱり不安的中、開きません。長い間ガチャガチャやっていると、隣のカフェでお茶していた客の男性が見かねて、お手伝いしましょうか(Can I help you?)と声をかけてくれました。本当にこの宿なのか?と聞きながら鍵を回すと・・・あら不思議、ドアはあっという間に開きました。感謝!です。どうも、いつになってもヨーロッパの古い鍵は苦手です。
ようやく部屋に入れました。
一寝入りして、歩いてコンサート会場に出かけます。
コンセルトヘボウで、ハイティンク指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏するブルックナーの交響曲第8番を鑑賞。別次元の演奏でした。saraiはもうこれで死んでもいい!とさえ、思うほどでした。別記事で感想をここにアップ済です。
ところで、アムステルダムのお友達のレイネさん情報では、このコンサート会場では、コーヒーや紅茶、ジュース、ワインなどのお酒も無料で飲み放題だとのこと。そんなホールに出会ったことはありません。コンサート前に、カフェの行列に並びながら様子を見ていると、確かにお金を払っている様子がありません。恐る恐るコーヒーをお願いしてみると、本当にどうぞ!と差し出してくれます。これは凄い。今日のコンサートは休憩なしで終了なのですが、終演後には、大きなお盆にズラーッと飲み物が並んでいて、ご自由にどうぞという感じです。お客さんもサッサと帰らずに、飲み物片手ににぎやかに談笑してます。これは素晴らしいことですね。是非、全会場で見習ってほしいです。私達も、ワインを頂きました。
ご機嫌で、ふらふら歩いて宿に帰ります。が、問題の開かない鍵が待っています。と、配偶者が、鍵はかかっていないのではないかと主張。というのは、saraiはドアは閉めると自動的に施錠されると思っているのですが、こんな旧式の鍵がそんなはずはないというのが配偶者の意見。ドアの前で、saraiが鍵は開いているわけねと不満たっぷりで思いっきりドアを押すと・・・開きました! その勢いでsaraiは指を切ってしまいました。やはり鍵はかかっていなかったということで一件落着、宿に入れましたが、名誉もない負傷を負いました。バンドエイドで手当てをしてもらい、サウナを楽しんで、ご機嫌でお休みなさいです。素晴らしい旅の出だしになりました。
翌日はデン・ハーグでフェルメールの名画《デルフトの眺望》を鑑賞し、フェルメールの暮らした街デルフトのホテルに移動します。
次回を読む:《3日目-1:デン・ハーグで感動のフェルメール》
前回を読む:《旅の始めはフランクフルトに寄り道》
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