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旅はオランダから~ロッテルダム、ユーロマストから望む新マース川(ライン川河口)の絶景

2013年4月7日日曜日@デルフト~アムステルダム~ロッテルダム/5回目

ロッテルダム中央駅の駅前から8番のトラムに乗ります。向かうはユーロマストEuromast。折角ですから、綺麗な車両の先頭に陣取って、街の景色を楽しみましょう。


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変わったビルを発見。モンドリアン風ですが、特に上部の歪みは・・・絶句です。これこそ、キュビズムではないでしょうか?


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一方、古風なオランダ風の建物も並んでいます。


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ロッテルダムは第2次世界大戦の爆撃で徹底的に破壊され、その復興の過程で、古い家並みを再建した地区と現代的なビルが混在する稀有な街になったそうです。戦後の復興も色々なパターンがあるものですね。いずれにせよ、戦争の傷跡はヨーロッパの各地に確実に残っています。

やがて、トラムは停留所Euromastに到着。ここから、ヘト公園Het Parkの中を散策しながら、ユーロマストEuromastに向かいます。ユーロマストは大きく見えています。


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公園はパルクハーヴェンParkhavenという港に沿って、広がっています。ユーロマストもこの港近くに立っています。ぶらぶらと散策します。


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段々とユーロマストに近づいていきますが、意外に遠いものです。


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ユーロマストに到着。

駅からここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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まず、ユーロマストの入場チケットを購入します。すると、売り場のお姉さんに、展望レストランのテーブル予約はここでは受け付けていないので、展望レストランに行って訊いてみてねって言われました。それは了解しましたが、何でそんなことを念押しする必要があるのか、よく分かりません。展望レストランで食事するために入場チケットを買ったのに、展望レストランがいっぱいで入れなかったという苦情でも多いのでしょうか? ともあれ、チケットを購入。


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エレベーターで100mの中間点まで上り、ここから新マース川を眺めます。夕日を浴びて、河口のほうは水面が輝いています。


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上流は街を貫いて、その先はライン川につながっているのでしょう。


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眼下の公園を見下ろすと、緑の上にユーロマストの黒い影がくっきりと刻み付けられていて、綺麗です。


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この中間点から上は、ユーロスコープと呼ばれる回転展望エレベーターで最上部まで上がります。ガラス張りの窓のまわりの椅子に腰かけて、展望を楽しみながらゆったりとします。


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座っているだけで、景色がどんどん変わっていきます。360度のパノラマで、しかも少しずつ高度を上げた景色になっていきます。面白いですね。これは街の中心方向です。右上の黒っぽいビルはロッテルダム中央駅付近です。


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新マース川対岸にある港には大型船が停泊しています。


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新マース川の水面はますます輝きを増していきます。


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街の中心方向(ロッテルダム中央駅方向)の景色もますます見下ろす感じに変わってきました。


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ユーロマストの下の公園や川もずい分、上から見下ろす感じです。もう、ユーロマストの尖端に近くなってきました。


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これはユーロマスト前の港と新マース川です。川には船が航行しています。


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公園の間の低い部分には、大きな道路が抜けていて、立体交差が綺麗です。


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新マース川をひっきりなしに往来する船舶を見ているのも楽しいですね。


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新マース川(ライン川の支流ですから、実質ライン川)は直下に見え、ずっと河口のほうまで見渡せます。残念ながら、海までは見通すことはできません。それでもライン川の河口付近を見たということで、ライン川の旅の始まりということにしておきましょう。


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やがて、展望エレベータは、元の中間点近くまで下りてきました。それでも、これくらいの眺望です。


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展望エレベータを出て、中間点にある展望レストランの様子をみてみます。できたら、ここからの眺望を楽しみながらのディナーといきたいところです。果たして、予約なしで、テーブルを確保できるでしょうか。


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旅はオランダから~ユーロマストの展望レストランでの眺めのよいディナー

2013年4月7日日曜日@デルフト~アムステルダム~ロッテルダム/6回目

ユーロマストで眺望を楽しみながら、ディナーをいただきましょう。展望回転エレベーターが100mの中間点まで下りてくると、そこに展望レストランがあります。入場チケット売り場のお姉さんに言われたとおり、展望レストランの受付で、予約なしでもテーブルはあるかと訊いたら、すぐに川沿いの窓際のテーブルに案内されました。ラッキー!!

まずは白ワインで最高の眺めに乾杯。


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まわりのテーブルの方たちもゆったりと食事を楽しんでいます。


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料理にはサプライズメニューというのがあり、3コースメニューから5コースメニューまであります。比較的安い3コースメニューにするつもりでしたが、4コースメニューとの違いを訊いてみたら、スタッフのかたは少し困った顔で「サプライズメニューなのでお答えできません」とのこと。それもそうだとバカ受けして、2人で大笑いです。それでも、ちょっと教えてもらいました。さしたる違いがなかったので、安心して3コースメニューに決定。魚と肉が選べるそうなので、魚にしてもらいました。

まずは突きだしのようなものです。


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ワインを楽しみながら、料理を待ちます。眺めがいいので、それもご馳走のひとつ。正面の新マース川の景色です。夕日がビルの窓ガラスに反射して、川面にきらきらと輝いています。


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右の方に目を転じると、そちらのビルも同様に夕日が川面に反映しています。


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新マース川をクルーズ船が通っていきます。このクルーズ船に乗ろうかどうか考えていましたが、ユーロマストのほうが我々の旅の門出にはふさわしかったようです。


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綺麗に盛り付けられた前菜です。


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一緒に出てきたフランスパンも美味しい。


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レストランの中も夕日でとても明るくなっています。


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いよいよ、メインです。メインにはサラダとフライドポテトがついてきます。


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昨日の魚料理に続いて、今日の魚料理も絶品でした。オランダ料理はまずいという評判ですが、魚料理は別物のようですね。ところで、昨日と今日の3コースの内容がよく似ています。偶然とは思えないので、これが定番のスタイルなのでしょうね。

日没前の赤い夕日で店内が染まってきました。


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夕日の見える窓に寄ってみました。海の方に厚く垂れこめた雲に日が落ちていくところです。美しい夕日に心もバラ色に染まります。


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もう、8時近くなっています。店内を眺めると、既にがらんとしています。ディナーを楽しんでいるうちに日が傾き、そろそろ帰る時間です。


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デザートです。


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日本では、デザートの時にコーヒーが出たり、要らないかと聞かれますが、ここでは聞かれもせず勧められもしません。そういう習慣なのでしょうね。

2晩続きの豪華ディナーで、配偶者はお腹を壊してしまいました・・・。
地上100mの眺めを楽しみながらの楽しいディナーでした。
ユーロマストを出ると、外は宵闇に包まれています。


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ユーロマストも夜空にすっくと立っています。


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トラムに乗ってロッテルダム中央駅に戻り、デルフト行の列車を探しますが見当たりません。不安に思いながら、インフォメーションで聞こうとしますが、ここは人でごったがえしています。ようやく順番になり、デルフト行の列車を訊くと、発車時刻とホーム番号を教えてくれました。安心してそのホームに行くと、その列車はアムステルダム中央駅行です。変だなと思い、そこにいた駅員さんに聞くと、そのアムステルダム中央駅行の列車でいいそうです。夜遅くになり工事が終了し、デルフト駅付近の不通区間が解消されたのでしょう。
その列車でデルフト駅に向かっていると、まだ到着するはずもない時間にデルフト何チャラ駅に到着。ビックリして、急いで降りますが、どうも様子がデルフト駅と違います。駅員さんにここはデルフト駅かと訊くと、ここは違うから列車に乗りなさいと言われ、慌てて飛び乗ります。結局、5分後に正真正銘のデルフト駅に到着し、胸を撫で下ろしました。

明日はオランダ国内から、ライン川の旅に出発です。明日からはドイツ国内の旅です。ライン川を遡り、ケルン、ボンに向かいます。

次回を読む:《5日目:デルフト~ケルン~ボン》

前回を読む:《3日目-2:デルフトでフェルメールの足跡を尋ねて》



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この記事へのコメント

1, レイネさん 2013/07/03 05:41
さすがに、いいレストランを選びお金を出し惜しみしなければ、オランダでも美味しいものにありつくことはできます。レストラン選びがとてもお上手ですね。そして、3日続けてお魚料理!

さて、来年の5月6日にガランチャがコンセルトヘボウでドイツ・リートのリサイタルを行います。シュトラウスとシューマン。ピアノ伴奏でオケ付きでないせいかお値段は低めの設定で、まだいい席も残っていますよ。10日の『ファウスト』@DNOとは日程的に開いてしまいますから、8日か9日のブリュッセルのモネ劇場でのカーセン演出の『リゴレット』と組み合わせるとよろしいいかと。この『リゴレット』は今月上演されるエクサンプロヴァンス音楽祭と共同の新プロで、わたしは興味津々なんです。
ついでに、リエージュでも何かないかなと探すと、5月2日にガランチャのリサイタルが!

2, saraiさん 2013/07/04 23:55
レイネさん、お返事遅れました。

そうです。3日続きの魚料理の始まりはレイネさんとのランチでした。あれでオランダの魚料理の美味しさにはまったんです。

貴重なガランチャ情報もありがとうございます。ううっ・・・決断を迫られる。リエージュのガランチャ、オーケストラ伴奏のようですね。プログラムがよく分かりませんが。
ヨンチェヴァの公式サイトには、5月のDNOのファウストは未掲載ですね。指揮がミンコフスキなので、よもや、キャンセルはないでしょうね。
ヨンチェヴァの椿姫とファウスト、ガランチャのオクタヴィアンとリサイタル、ううっ・・・何て、魅力的。でも、財政破綻状態で身動きとれず!

3, レイネさん 2013/07/05 15:59
そなんですよね。DNOサイトでは、マルグリット役はヨンチェヴァと記載されてますが、本人のサイトのスケジュールには載ってないのが不思議で。まだだいぶ先のことなので、ごゆるりとご検討なさってください。

来年5月は私的にも熱くて、4日にケルンで『タメルラーノ』(CTのサバタとチェンチッチ!)と10日にアムスで『アルタセルセ』(昨年暮れケルンで鑑賞したバロック・オペラ。当代の人気実力兼ね備えた若手CT5人出演!コンセルトヘボウでのマチネなのでDNOの『ファウスト』との連荘も可能)があるんです。

4, saraiさん 2013/07/06 01:54
レイネさん、こんばんは。

確かにこのファウストはゆっくりと検討すればいいのですが、コンセルトヘボウのガランチャはもうチケット売り出し中ですから、そろそろ、決断が・・・

10日はマチネと夜のレンチャンですか・・・
ケルンへも遠征するんですね。恐ろしく、レイネさんは精力的ですね。
こちらも負けられない!

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ラインの旅:ドイツ編~デルフトからラインの旅に出発

旅の5日目(2013年4月8日(月)@オランダ・デルフト)です。

今日は2日滞在したデルフトDelftからデン・ハーグDen Haag、ユトレヒトUtrechtを経由してオランダ国内を出て、ドイツのライン川の街、ケルンKölnとボンBonnを訪れます。ライン川を遡る旅の本格的な開始です。昨日訪れたロッテルダムRotterdamがライン川河口の街ですから、ロッテルダムからライン川を遡る旅に出発という気分です。ですから、ロッテルダム出発ということにして、これからのラインの旅の全体地図を俯瞰しましょう。今日はそのうち、ボンまでの行程です。

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配偶者はちょっと早目に起きて荷物の整理をします。荷物が片付くころにsaraiが起床。デルフトで2度目の朝食は美味しそうな料理がわかっているので、それらをチョイチョイと選択して、美味しく頂き終了。


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早目にデルフトの駅に向かいます。歩道橋での移動を恐れていたのですが、幸いにも予定した電車は1番のプラットホーム発なので歩道橋での移動はなし。助かりました。チケットは既にネットでDBのサイトから購入済みです。このA4の紙1枚でデルフトからボンまでの2人分のファーストクラスのチケットになります。EUROPA-SPEZIALという格安チケット。指定席券も含めて、2人で106ユーロです。


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早目に駅に着いたので、予定より1つ前の電車に乗れそうです。乗り換えには余裕がある方が良いので、早い電車に乗りましょう。格安チケットなので、乗る電車は指定されているので、これは厳密には違反行為です。が、RE(急行)なので、多分問題ないでしょう。デルフトを出ると、曇ったような空に太陽が出ています。これは曇っているのではなく、オランダの朝の空ってこんなふうなんです。


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デルフトから30分程で、デン・ハーグ中央駅Den Haag Centraal Stationに到着です。デン・ハーグには一昨日にも来ましたが、そのときはデン・ハーグHS駅Den Haag Station Holland Spoorを利用したので、デン・ハーグ中央駅は初めてです。


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デン・ハーグ中央駅も工事中でした。オランダは各地の駅が工事改修中なんですね。


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ここで乗り換えてユトレヒトに向かいます。ユトレヒト行きのインターシティ(IC)はここが始発駅です。インターシティの出発する5番ホームにやってきました。


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これがそのユトレヒト行きのインターシティ。なかなか立派です。


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行き先のユトレヒトが電車の側面の電子掲示板に表示されています。


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オランダ国鉄の電車は基本的に自由席ですが、ファーストクラスはがらがらです。シートは昨日乗ったFYRAとほとんど同じです。


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電車がデン・ハーグ中央駅を出ると、すぐに検札です。後にも先にも、これがオランダ国鉄NSでの唯一の検札でした。


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20分ほどで、ゴーダ駅Goudaを通過。ゴーダ・チーズを食べてみたかった・・・。


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電車の窓ガラスに何か模様がありますが、S(サイレンス)と書いてあります。この車両では静かにしてくださいという意味でしょう。もちろん、携帯電話での通話も控えろということでしょうね。ヨーロッパの鉄道では、声高な携帯電話での通話がうるさいことも多いので、結構なことです。


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この辺りはオランダでも内陸部の筈ですが、フラットな地平がどこまでも続いています。


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ユトレヒトも近くなり、大きな車両基地があります。綺麗なデザインの電車が並んでいます。


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ユトレヒト中央駅Utrecht Centraal Stationに到着。


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到着した12番ホームから、ケルンに向かうICEが出るので、乗り換えは楽です。これがユトレヒト中央駅の様子。


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今まで乗ってきたインターシティは今度はライデン行きになって、出発していきました。


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次にこの12番ホームにフランクフルト行きのDB(ドイツ国鉄)のICEが入ってきます。このICEで途中のケルンまで行きます。


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乗り込んだICEの車両は先頭車両。ここからは国際列車なので、指定席がとれています。


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ICEは静かに駅を出て行きます。運転席の近くで様子を観察。


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この後いよいよオランダを出て、ドイツに向かいますが、それは次回で。




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ラインの旅:ドイツ編~ICEの食堂車でランチ、そして、ケルン到着

ドイツ国鉄DBのICEはユトレヒトUtrechtからケルンKölnに向かいます。ICEのファーストクラスの座席はゆったりしています。saraiはこのICEが大好きなんです。


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ただしICEのよくないところは、大型スーツケースの置き場が少なく、目の届くところにないことです。仕方がないので、渾身の力を込めて上の棚に持ち上げました。それでもこんなことができるのは、RIMOWAのスーツケースが超軽量だからこそです。


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オランダの電車では1度しか検札に来なかったのですが、ドイツ国鉄のICEになった途端、きちんと検札に車掌さんがやってきました。これもお国柄でしょうか。


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ユトレヒトを出て、ドイツが近くなるとだんだん緑が濃くなります。やはり、ドイツの自然の豊かさを感じますね。


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さて、12時も過ぎたのでお昼にしましょう。saraiはICEの食堂車に行ってみたかったので、貴重品の入ったカバンを持って食堂車に移動します。食堂車にはテーブルが4つしかなく、席は埋まっています。私達の席まで運んでくれるか聞くと、駄目とのこと。仕方がないので諦めて戻ろうとすると、なんと2人掛けの席が空いています。グッドタイミング! このテーブルで食事しましょう。


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ベルリンで美味しくいただいた懐かしいカリーヴルストがメニューにあり、saraiは大喜び。カリーヴルストと野菜のスープとコーラをお願いします。


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それらを届けに来たお兄さんが、コーラのふたを開ける時に噴出さないよう気を付けてねとのアドバイス。ハイハイ分かっていますよと、慎重にふたは開けたのに、コップに注ぐ時にこぼしてしまいました。


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精算に来たお兄さんは、これが私の仕事だからと言いながら綺麗に片付けてくれました。ありがとう。
カリーヴルストもスープもとても美味しかったです。
これがベルリン名物のカリーヴルスト。


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これが野菜スープ。


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パンもしっかり付いてきました。


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食事中にドイツ国内の最初の大きな街、デュイスブルクDuisburgを通過。車窓からは見えませんが、すぐ近くをライン川が流れている筈です。


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続いて、大きな街が見えてきました。デュッセルドルフDüsseldorfでしょう。


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デュッセルドルフの駅に到着。今日が月曜日でなく、この街にあるK20州立美術館(ノルドライン・ウェストファーレン美術館)が休館日でなければ、ここで途中下車してクレーのコレクションを鑑賞するところでした。残念!


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食事を楽しみ、席に戻ります。デュッセルドルフとケルンの間をICEは走っています。緑あふれる大地です。


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間もなくケルンに到着です。ライン川にさしかかります。


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ライン川の鉄橋、ホーエンツォレルン橋Hohenzollernbrückeを渡ります。


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ライン川を渡り、ケルン中央駅Köln Hbhに到着。ICEの先頭車両です。いつ見ても美しいですね。


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さっきの食堂車のお兄さんが出てきて、お別れの挨拶をしてくれました。好青年ですね!


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この街を観光するので、まずは荷物を預けましょう。コインロッカーがあります。大きく立派なコインロッカーがありますが、意外に数が少ないような気がします。扉の空いているのがあり、無事に預けることが出来ました。2つのコインロッカーを使って荷物を収めます。1つのコインロッカーが、2時間使用で3ユーロです。


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身軽になったところで、ケルンの街を散策します。驚愕と感動の散策になりますが、それは次回で。



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ラインの旅:ドイツ編~ケルンの大聖堂、衝撃的な美と重量感に感動!

ケルン中央駅に降り立ち、コインロッカーに荷物を預けて身軽になったところで、まずはケルンの大聖堂Domを見に行きましょう。駅を出るとすぐに見えるはずです。駅を出たとたん、茫然としてしまいました。本当に、駅の目の前に大聖堂が聳えています。その巨大で重厚な姿に圧倒されます。


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そして、繊細な装飾がなされています。写真に納まりきらない大聖堂と格闘し、逆光を避けながら写真を撮ります。


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よくよく見ると、尖塔が1本しかありません。配偶者に、こんな凄い尖塔を作ったので財政難でもう1本が作れなかったのかなあと話すと、配偶者もそうだろうねという返事。
大聖堂の左手には、ケルン中央駅があります。


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大聖堂の中の見学にいきます。これが大聖堂の入口の塔です。


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石段を上り、この塔を見上げます。凄く繊細でかつ重厚です。


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中も凄いです。これぞゴシック建築という感じで、内部空間の巨大さに圧倒されます。特に天井までの高さが凄い!


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ステンドグラスも美しい。


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側面の壁から天井に向けてのスケールの大きさは素晴らしい。


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側面のステンドグラスはこんな具合にずらっと並んでいます。見事です。


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高い天井まで伸びる石の柱の素晴らしさに感動します。まさに芸術的な美です。


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これが内陣です。美しいですね。


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内陣のステンドグラスです。


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内陣から振り返ると、巨大な列柱が並び、反対側のステンドグラスが見えます。


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これがそのステンドグラスの拡大写真。


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大聖堂内に置かれている美術品も逸品揃い。
見事な彫刻作品です。


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この彫像も立派です。


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この大聖堂のもとになったのは、東方三博士の聖遺物です。これが聖遺物(頭蓋骨)を納めた世界最大の黄金細工の聖棺です。


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その近くには、シュテファン・ロッホナーの代表作である祭壇画《三王祭壇画》があります。聖母子に礼拝する東方三博士なので、この大聖堂にぴったりです。しかし、この祭壇画は元々この大聖堂のために描かれたわけではないそうです。いずれにせよ、このロッホナーの絵画は素晴らしいものです。


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大聖堂の素晴らしさに口をあけっぱなしで見学します。
お土産物売り場もあったので、写真に納まりきらない大聖堂の絵葉書を買おうとした配偶者の眼が点に!なったそうです。なんと尖塔が2本あるではないか!と大騒ぎ・・・狐につままれた気分でsaraiもよくよく絵葉書を見てビックリです。慌てて外に出て、大聖堂の建物を回り込むと、本当の正面に出ました。配偶者と2人で茫然としました。さっき、私達が駅を出て見ていたのは、大聖堂の横だったのです。あまりの立派さに、何の疑いもなく正面と思ってしまったのです。saraiのあの説明は大きな間違いでした。尖塔がちゃんと2本あるだけではありません。これまで大聖堂は一杯見てきましたが、こんなに巨大で重量感のあるものは見たことがありません。圧倒的で凄過ぎます。完成に600年かかったようです(鎌倉時代から明治維新まで)が、それも納得の圧倒的な重量感です。こんなものをずっと見ていると、キリスト教にひれ伏し、悄然と入信してしまいそうです。


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そもそも、巨大過ぎて写真に納まりません。どんどん後ろに下がりながら、ようやくこれだけの写真が撮れました。


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ただ、これでは大聖堂の建物の美しさが分からないので、下のほうだけを拡大して撮影します。大聖堂に比べて、人がちっぽけに見えます。


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上部だけも拡大して撮影。


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さらにファサードの入口を拡大します。実に繊細な彫刻が施されています。


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繊細かつ超巨大、それがケルン大聖堂です。
側面に回り込むと、塔が林立しています。凄い! 息が止まりそうです。


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これが最初に入った側面の反対側の側面です。こちらの角度からは尖塔が2本見えましたっ・・・!!


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こんなに衝撃を受けた教会建築は初めてです。しばらくは配偶者と二人、感動にふけっていました。



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ラインの旅:ドイツ編~ケルンのライン川、そして、路地を散策

ケルン大聖堂の衝撃から立ち直り、ライン川を見に行きます。大聖堂Domの横を通り過ぎて行くと、ルードヴィッヒ美術館Museum Ludwigに続き、コンサートホールのケルン・フィルハーモニーPhilharmonieの前に出ます。


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ここはケルン放送交響楽団WDR Sinfonieorchester Kölnの本拠地。日程が合えば、是非ともここで聴いてみたいところでしたが、残念ながら今日は何もやっていません。


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ケルン・フィルハーモニーの先で、ライン川の鉄橋、ホーエンツォレルン橋Hohenzollernbrückeが見えてきます。


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ここはライン川河畔の公園になっています。


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ライン川です。この旅で、初めて間近に見るライン川。滔々と流れています。いよいよライン川の旅が始まったなという気分になります。


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この川岸から後を振り返ると、ケルン・フィルハーモニーの建物越しにケルン大聖堂の尖塔が頭を覗かせています。


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ライン川の川上の方向です。KDラインのクルーズ船乗り場の向こうにドイツァー橋Deutzer Brückeが見えます。ライン川をさらに上流に進むと、ボンBonnの街に達します。


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川に沿ってぶらぶら歩いて行くと、フィッシュマルクトFischmarktの色鮮やかな建物の前に出ました。聖マルティン教会Groß St. Martin Kircheの美しい姿も見えます。


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ライン川から石畳のリントガッセLintgasseを歩いて街のほうに向かいます。


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路地から聖マルティン教会を眺めます。よい眺めですね。


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リントガッセの美しい石畳を気持ちよく歩きます。


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聖マルティン教会Groß St. Martin Kircheの正面に出ました。大聖堂に比べるととても小さな教会ですが、綺麗な教会です。


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アルターマルクト広場Alter Markt Platzに出ると、旧市庁舎Historisches Rathausの塔が見えます。


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なかなか素晴らしい塔です。


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アルターマルクト広場は細長い広場で、真ん中に大きな彫像が立っています。


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広場のまわりには、綺麗なお店が並んでいます。


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市庁舎広場Rathausplatzは旧市庁舎の塔の前の小さな広場。


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旧市庁舎Historisches Rathausです。旧市庁舎はルネサンス様式とゴシック様式の混合した建物です。


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ケルン中央駅からケルン大聖堂を通って、ライン川に抜け、川沿いを歩き、路地を入って、旧市庁舎まで歩いたルートを地図で確認しておきましょう。


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もう少し散策しながら、駅のほうに戻りましょう。この後は次回で。




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ラインの旅:ドイツ編~ケルンの駅の驚きのコインロッカー!

ケルンの街一番の繁華街ホーヘ通りHohe Straßeを歩いて駅に戻ります。今までの古い街の雰囲気とは一変しますが、それほどモダンな感じの商店街には見えないのは何故でしょう。これは駅とは反対の方向。


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駅の方に向かって、お店を横目で覗きながらぶらぶら歩きます。


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ふと目にとまったのは、大きなパン屋さんBäckerei Merzenichの店先です。同じ種類のパンが膨大に積み上げられていて、どんどんお客さんが買っていきます。


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配偶者がひどく気になったようで、いったん店を通り過ぎましたが、また戻ってそのパンを購入。Berlinerという名前のパンで、2つで1ユーロとお手軽な価格です。2個買って、後で電車の中で食べましょう。

駅近くに戻ると、観光用のプチトランが停まっています。このケルンも観光地なんですね。


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駅前のお土産物屋さんで、買い損ねていた大聖堂の絵葉書を買い(何故、買い損ねたかはお分かりですね・・・)、切手はどこで買えるかしらと聞くと、国際郵便でしょと言いながら切手を出してくれました。気の利くお土産物屋さんですね。ついでにポストの場所も教えてもらい、無事デルフトで出しそびれていた絵葉書を出すことが出来ました。


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駅構内に入る前に、もう一度、衝撃のケルン大聖堂の姿を脳裏に刻みつけておきます。本当に圧倒的な重量感です。


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ホーヘ通りを通って、ケルン中央駅までの散策ルートを地図で確認しておきましょう。


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駅構内には、定番のお寿司屋さんもありますが、これはパス。


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では、コインロッカーから荷物を取り出して、次の目的地ボンに向かいましょう。
駅のコインロッカーの前に来て、アレ?どこに入れたかよく思い出せません。持っているロッカー開扉用カードには番号が書いてありますが、それに対応したロッカーが見当たりません。


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困っているsaraiに、適当にカードを入れてみれば駄目ならはじかれるよというのが配偶者の意見。それもそうだと適当なロッカーにカードを入れると、スルスルと吸い込まれてしまいます。


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大正解でこれが荷物を入れたロッカーだったのかと思っていると、液晶表示に荷物が運ばれてくる絵が流れます。


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そこで、ようやくこのコインロッカーの仕組みに気付きました。車の立体駐車場と同じなんですね。空いているロッカーと思っていたのは自動の受付ロッカーで、どこに入れても同じだったのですね。この地下に大きなロッカーの収納庫があるのでしょうか。凄いですね。さすが、ドイツです。
しばらくすると、無事にコインロッカーの扉が開き、そこには預けた荷物がちゃんとありました。


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これがそのコインロッカーシステムの一部です。こういう受付ロッカーが3~4セットは並んでいます。


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荷物をゲットし、ホームに移動します。
途中で、saraiが美味しそうな果物の売店の前で足が止まります。ジュースが飲みたくなったので、この美味しそうな生フルーツジュース屋さんで適当にリンゴとバナナを注文。


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手渡されたのは、リンゴソースと細かく切ったバナナの乗った暖かいカップ。エッ?・・・。


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全く思いが違ったのですが、仕方がないですね。恐る恐る食べてみると、甘い牛乳おかゆにリンゴソースとバナナが乗っかったようなもので、これが意外に美味しい!新たなお米の食べ方を発見というところです。
もう一度店先のポスターを見ると、ちゃんとミルク粥(Milchreis)って書いてありました。


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驚きの連続のケルンでした。
ホームに行くと、予定したインターシティがやってきました。


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ファーストクラスはがらがらです。もっとも指定席を取ってありますので、安心して乗車。


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席に座ると、早速、配偶者が先程パン屋さんで買ったパンをテーブルに広げます。


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ふわふわした食感の美味しいパンでした。オランダもドイツもパンの文化ですね。種類も多く、どれも美味しい!


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インターシティの車窓から、駅の向こうに大聖堂の《2本》の尖塔が頭を出しています。


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ケルン中央駅を離れても、まだ尖塔が見えています。


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遂に建物の陰に尖塔が隠れそうです。この大聖堂は一生忘れられない思い出になりそうです。


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発車後、すぐに検札です。金髪のポニーテールの車掌さん。ドイツでは、すぐ検札・・・分かっていますよ!


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ボンはすぐに到着するでしょう。ボンの到着後のことは次回で。




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ラインの旅:ドイツ編~ボンはベートーヴェンの生まれた街

ケルン中央駅から20分程インターシティに乗って、ボン中央駅Bonn Hbhに到着です。もう4時過ぎです。駅からガラガラと荷物を引っ張りながら、繁華街を通って急いでホテルに移動です。途中、ミュンスター広場Münsterplatzを通りました。この広場には、ロマネスク様式のミュンスター教会Bonner Münsterやベートーヴェン像Beethoven-Denkmalなどもありましすが、ひたすら先を急いだので写真の1枚も撮っていません。何故そんなに気が急いたかといえば、ボンの街を見るのは今日の残された1時間くらいしかないかうらです。早くホテルに荷物を置いて、出かけましょう。

ホテルはHotel Europa、小奇麗なホテルです。ベートーヴェンハウスの閉館時間も近いので、急いでチェックインします。


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ロビーも綺麗ですね。


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チェックイン後、荷物をお部屋に放り込みます。一応、ホテルの部屋をチェック。部屋は結構広く、ベッドも清潔です。


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PCで作業するデスクも使い易そうです。


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バスルームは、残念ながらシャワーのみでバスタブなし。ドイツではsaraiの予算では仕方ないですね。


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夕食のレストランだけはちゃんと予約して、出かけます。

ボンと言えば、saraiにとっては昔から、ベートーヴェンの生まれた街という印象だけがありました。そのベートーヴェンハウスBeethoven-Hausは歩いてすぐ近くでした。

ボン中央駅からホテルを経て、ベートーヴェンハウスまでの移動ルートを地図で確認しておきましょう。


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ベートーヴェンハウスに着き、いきなりの建物の中に入ったので、建物の正面の写真を撮り忘れました。その代わりに《ベートーヴェンハウス友の会》Verein Beethoven-Hausのパンフレットを貼っておきます。建物の正面が紹介されています。


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受付で入場チケットを購入。何と、日本語での紹介パンフレットがあります。


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入場すると綺麗な庭があり、その奥にベートーヴェンの胸像があります。


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右側の黄色い家がベートーヴェンが生まれた家とのことです。突き当たりの奥にある黄色い家はベートーヴェン一家が住んだ家ではなく、居酒屋だったそうです。現在は両方がベートーヴェン博物館になっています。


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この博物館自体は特に面白いものは何もありません。建物があるだけで、内部は資料館になっています。フランクフルトのゲーテの生家のように整備するといいのですが、家具・調度の類はおろか、ベートーヴェンが幼少期を過ごした家の内部の様子も分っていないのでしょう。アイゼナハのバッハの生家と同様ですね。それでも、ベートーヴェンの生家の前で記念撮影してもらい、saraiはご機嫌(写真は非公開、悪しからず)。
ところで、このベートーヴェンハウスは世界で一番ベートーヴェンの資料が多いらしいのですが、さほどに面白いものはないようです。2階にベートーヴェンが使っていたヴィオラが展示されていましたが、とりたててどうということはありません。3階には、胸像があります。これは本人に近いイメージだそうです。我々の持つベートーヴェンのイメージの通りですね。


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ベートーヴェン最後のウィーンの住居《シュヴァルツシュパーニアハウス》に置かれていた2台のハンマークラヴィーアは当時と同じ状況で展示されており、これは貴重かも・・・。手前はコンラッド・グラーフ作のハンマーフリューゲルです。


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ベートーヴェンの死の約12時間後にとられたデスマスクがあります。ずい分、衰弱していましたね。


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最後に、さりげなく有名なハイリゲンシュタットの遺書の本物が展示されていてsaraiはビックリ。貴重な遺書があんなところに置いておいていいのかな・・・と心配してしまいました。後で気が付きましたが、ベートーヴェン最後の文書である死の3日前の遺言状も展示されていたようです。

地味な展示で少し肩すかし気味ではありましたが、ボン時代はおろか、ウィーン時代までのベートーヴェンゆかりの品々を収集してきたベートーヴェン協会の長年の努力には頭の下がる思いではあります。

ベートーヴェンの生家を、ぎりぎりの時間に滑り込んで見学できただけで満足。あとはゆっくり、もうひとつの目的のシューマン夫妻のお墓参りです。この後は次回で。




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ラインの旅:ドイツ編~ボンでシューマンのお墓参り、何故か、涙が・・・

ボンでベートーヴェンハウスに駆け込んで何とか見学を済ませました。

次は、ロベルトとクララのシューマン夫妻のお墓参りです。ボンはロベルト・シューマンがサナトリウム(精神病院)で亡くなったところで、ここボンの旧墓地Alter Friedhofにお墓があります。愛妻クララも一緒に眠っています。旅に先立って、キャサリン・ヘプバーンがクララ・シューマンを演じた古い映画《愛の調べ》も見ておきました。史実とは、かなり違いもありますが、クララを中心に、ロベルト、そして、若きブラームスの愛情関係は哀しく切ないものです。それにしても、芸術家にとって、その才能を花開かせるために運命の女性が果たす役割の大きさは計り知れません。芸術は極論すると、愛と死を中心テーマにするので、当たり前と言えば、当たり前ですけどね。
最近、ますます、シューマンの音楽に傾倒しているsaraiですから、このお墓参りは今回の旅でも大事なイベントです。

ベートーヴェンハウスからは、大通りのオックスフォード通りOxfordstraßeを駅の方向にまっすぐ進みます。バス、トラムもありますが、街の様子も見ながら、ゆっくりと散策。やがて、ベルリナー・プラッツBerliner Platzに来ると、緑の木立が見えてきます。旧墓地のようです。


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旧墓地のボルンハイマー通りBornheimer Straße側の入口です。これは旧市街からの入口です。


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入口の鉄柵は閉じられていますが、右側の通用口が開いています。ここから入ります。


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中に入ると、墓地の案内図があります。ここでシューマン夫妻のお墓の場所を確認。71番がSchumann, Robert und Claraとなっています。墓地のずっと奥のほうです。


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地図に従って、真ん中の広い路をまっすぐ歩いていきます。


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すると、礼拝堂に突き当たります。


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ここで、右に折れ、次の角を左に進みます。すると、先のほうにそれらしい真っ白い大きなお墓が見えてきました。


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これがシューマン夫妻のお墓です。シューマンの書いたロマンあふれる音楽にふさわしい美しいお墓です。


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お墓の石の前の地面には、夫妻の墓碑銘を刻んだ石板がおかれ、まわりは小さな花々、そして、白い砂利が敷き詰められています。


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音楽家のお墓参りには、必ず、IPODで音楽を聴くようにしています。今回はシューマンの歌曲集《ミルテの花》の「献呈」、「クルミの木」などを聴きながらお参りしました。この歌曲集はシューマンにとって、結婚するクララとの大事な記念碑だからです。映画でも「献呈」が重要な役割を果たしていました。映画では、クララがリスト編曲の「献呈」を嫌っていましたが、saraiもこの「献呈」はオリジナルの歌曲が好きです。リスト編曲の特に後半の豪華絢爛さは原曲のしみじみとしたシューマンらしさを損ねていると思います。

今回聴いた歌曲は、大好きなソプラノ歌手バーバラ・ボニーのCDです。これは実に素晴らしいアルバムです。以前、渋谷のタワーレコードの店員絶賛のレコメンドコメントを読んで即購入した思い出があります。彼女の清らかな歌声を聴きながら、シューマンのお墓に対面すると、感動で涙が出てきました。配偶者にも「献呈」を聴いてもらい、しばし、お墓の前に立ち尽くしていました。
空からもぱらぱらと涙にも似た雨粒が軽く降りかかります。それもあまり気にかけず、いつまでも立ち尽くしていたい気持ちでした。あたりには、人影さえもありません。

ボンの街に立ち寄って、本当によかった!

ヘッドフォンを外し、最後にお墓に合掌・・・静かに、静かに、そして、ゆっくりと、お墓から離れます。


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帰りは入った入口ではなく、さらに奥に進み、鉄道線路側のWestanlage入口から出ます。古びたトーマ通りThomastraßeをボン中央駅のほうに進みます。


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ベートーヴェンハウスから旧墓地のシューマン夫妻のお墓をお参りし、そこからボン中央駅のほうに歩いたルートを地図で確認しておきましょう。


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これで、ボンの観光は終了です。凄い満足感でいっぱい。言葉もありません。

この後、予約したレストランに向かいますが、それは次回で。



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ラインの旅:ドイツ編~ボンでライン川を眺めながら、美味しいイタリアン

シューマン夫妻のお墓参りを終えて、予約したレストランのバスタイBasteiに向かいます。ホテルの人に場所を教えてもらったのですが、思った以上に遠そう。ここを選んだのは、ライン川が眺められるレストランというネットの情報からです。ボン中央駅から地下鉄で20分程のBad Godesberg駅に行き、そこから15分も歩かなければいけないみたいです。覚悟を決めてレストランに向かいます。Bad Godesberg駅に着き、ホテルで印を付けてもらった地図を片手にレストランに向かいます。左下の青丸が地下鉄のBad Godesberg駅。右端の青丸がレストランの場所で、ライン川の河畔です。


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最寄り駅からは素敵な住宅街で、その名もライン通りRhein Aleeを歩きます。


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高級住宅街が続きます。


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着いてみれば、そこはライン川クルーズの発着場でした。対岸への小型フェリーも往来しています。そのフェリー乗船のため、たくさんの車が行列を成して待っています。どれだけ待てば乗れるのか分からないほどの大行列です。


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ライン川を展望する場所にもなっていて、対岸の山の案内図も設置されています。


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これはKDラインのクルーズ船の船着き場です。


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まさにここはライン川の川岸ですが、目的のレストラン・バスタイはこのあたりの河畔公園パノラマ・プラッツの一角にあり、ライン川に面して建っています。7時過ぎに到着し、予約していることを告げると、ライン川に面した席に案内してもらえました。川側に張り出したテラス席もありますが、小寒くて少し雨もぱらつく本日はこのテラス席は利用できません。店内はライン川側は一面ガラス張りなので、眺めは抜群です。


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店内もまだ閑散としています。ここはイタリアンのお店です。明るい内装で気持ちのよい店内です。


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まずは、ワインリストで見つけたフランケンの白ワインを頂きます。リースリンクはなく、シルヴァーナーですが、これがめちゃうまです。


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美味しそうなフランスパン。


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最初はスープ。これはクリームスープ。


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これはコンソメスープ。


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ライン川も宵闇に包まれてきました。窓辺からはひっきりなしに行き交う細長い貨物船の姿が楽しめます。


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スパゲッティのミートソースです。


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リゾットです。


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久しぶりのイタリアンですが、美味しいですね。、食事を楽しんでいると、どんどん席は埋まり、うるさいほどの満席となってしまいました。予約しておいてよかったです。


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食事が終わる頃には日もとっぷりと暮れ、夜が更けたライン川の旅情はロマンチックな雰囲気です。


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saraiは、フランケンの白ワインをたっぷりと頂きすっかり酔っぱらってしまいました。ふらふらしながら再び地下鉄のBad Godesberg駅まで歩き、ホームで電車の到着を待ちます。


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10分ほど待つと、ボン中央駅方面行の電車がやってきました。もう9時過ぎの電車の車内はガラガラに空いています。


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酩酊したsaraiはボンのホテルに着くなりぐっすり寝てしまいました。これって、最高の気分です。
saraiの寝ている間、せっせとブログを書いた配偶者にもそろそろ寝てもらいましょう。ようやく起き出したsaraiがバトンタッチして、ブログを書き上げます。

明日は、ライン川に沿ってコブレンツまで進み、そこからモーゼル川に足を伸ばします。もちろん、モーゼルワインをいただく予定です。毎日美味しいワインを飲んで、血糖値が気になるsaraiです。

次回を読む:6日目:ボン~コブレンツ~コッヘム(モーゼル川)

前回を読む:4日目:アムステルダムでブルックナー、ロッテルダムのライン川



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ラインの旅:ドイツ編~ボンを出発し、ライン川沿いにコブレンツへ

旅の6日目(2013年4月9日(火)@ドイツ・ボン)です。

今日はボンBonnを出て、ライン川をさらに遡り、コブレンツKoblenzを経由し、そこから、モーゼル川Mosel沿いのコッヘムCochemまで足を延ばしてみます。コッヘムからはまたコブレンツに戻り、1泊します。コブレンツはモーゼル川がライン川に合流する街です。
今日の行程をラインの旅の全体地図で確認しておきましょう。


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この行程の鉄道チケットはネットで購入済みです。この周遊に近いチケットはとてもお得な料金でゲットできました。


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朝起きて、部屋のテラスから外を眺めると、見えるのは建設中の建物の無骨な姿のみ。これにはがっくり。


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まず、ボンのホテルで遅めの朝食をとります。遅めのせいか、朝食ルームはがらーんとしています。


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手早く、パン、飲み物、ハム、チーズなどを選びます。


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特にこれと言った特色もありません。さっさと朝食を済ませましょう。


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10時頃にホテルをチェックアウト。荷物を持って、駅に向かいます。ボンの街の様子は分かったので、ホテルの前からトラムで駅に向かいます。歩いてもたいした距離ではありませんが、なるべく疲労を溜めないように心がけます。ずい分、余裕のある時間にボン中央駅に到着。


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時間があるので、駅の様子を観察します。いったん、駅舎を出て、ボン中央駅の駅舎を撮影。なかなか、重厚な建築です。


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駅前の広場には綺麗な花(桜?)が咲いています。


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再び、駅構内に戻り、列車の発着予定を確認します。10時37分のインターシティでコブレンツに向かいますが、10分ほど遅れて到着すると表示されています。既にEメールでDB(ドイツ国鉄)から遅延情報が来ていたので、この遅れは折り込み済です。


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この遅れの時間を利用して、ケルンで書いた絵葉書を投函します。郵便ポストは駅の正面入り口の左手にあります。


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そろそろ、プラットホームに上がりましょう。ホームに着きました。もう10分足らずで電車がやってくる筈です。


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10分遅れでインターシティがホームに滑り込んできました。


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停車して電車に乗り込みます。今日はセカンドクラスですが、ちゃんと指定席は取っているので、あわてて乗り込む必要はありません。


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インターシティはボンの駅を発車。列車はライン川沿いに進むのですが、線路はライン川からかなり離れているので、川は見えません。


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それでも発車後10分ほどすると、コブレンツへの途中1か所だけ、数分間、ライン川沿いに走るので、そのときはカメラのシャッターを切り続けます。


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昨日の夕食を食べたレストランから見た通り、このあたりのライン川は川幅が広く、橋もありません。川は船が行き交っています。


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曇り空の下、ライン川は湾曲して流れています。


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低い丘にも囲まれて、ライン川の景色は悠々たるものです。


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たっぷりした量感のあるライン川を二人は惹きつけられるように見続けていました。


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ライン川の行く手は霞んで朦朧たるものです。とても素晴らしい雰囲気です。


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Remagen駅に停車し、いったん、ライン川は視界から消えます。


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また、ライン川に沿って、インターシティは走りますが、この後は次回で。



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ラインの旅:ドイツ編~ライン川の眺めを楽しみ、コブレンツに到着

ボンからコブレンツへ向かうインターシティ。途中にライン川沿いを走る風光明媚な区間があります。左側に10分間程ライン川を望めます。


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ライン川の流れが大きく彎曲して、雄大な眺めです。


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ライン川には、次々と細長い船が航行します。


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対岸の丘の斜面はワイン畑。ラインガウのワインの産地です。


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河畔に古い塔が見えます。


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古い城もあります。


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街の中に入ってくると、ライン川が見えなくなってきます。


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Andernach駅に到着。


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この先はまったくライン川は見えず、やがてコブレンツに到着。ボンからは40分弱でした。


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このコブレンツ中央駅で次の電車に乗り換えて、今度はモーゼル川に向かいます。が、その前に荷物を今日泊まるホテルに預けておきます。そのために、コブレンツ駅前のホテルを予約したんです。荷物を引っ張って、ホテルに向かいます。
コブレンツ駅内を歩くと、この駅は花にあふれています。綺麗な花壇です。


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花のポットも置いてあります。


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駅前に出ると、タワー型の花の鉢が並んでいます。


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ピンク色の花も綺麗に咲いています。


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花を楽しんでいるうちに、Hotel Hammに到着。駅前のホテルといっても、結構駅から遠くて5分位は歩きます。ホテルのお姉さんに荷物を預けようとすると、名前を確認した後満面に笑みを浮かべて、あなたはラッキーね!・・・って言われました。


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何だろうと思っていたら、部屋のキーを渡してくれます。何とまだ12時前なのにチェックインすることができました。若干の期待はありましたが、本当にラッキー!
早速、部屋に直行。広々としたベッドです。


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明るい窓辺には、テーブルと椅子。


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作業デスクの上には、嬉しい無料のミネラルウォーター。


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部屋に荷物を置き、ネット接続の確認までできたところで、出発です。

駅前近くには、面白いオブジェが置いてあります。女性を表現しているのでしょうね。コブレンツは先ほどの花々と言い、このオブジェと言い、街を美しく飾ろうという気持ちにあふれているようです。


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駅の隣は郵便局。いつでも葉書が出せそうですね。


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コブレンツ駅に戻ってきました。今度は身軽になっています。


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プラットホームに向かいます。


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ホームには、モーゼル川方面に向かう電車が既に入線しています。


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あまり天気がよくないのが心配ですが、予定通りこの電車に乗って、モーゼル川沿いの街コッヘムに向かいます。この後、どうなるのかは次回で。



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ラインの旅:ドイツ編~モーゼル川を遡り、コッヘム駅に到着

コブレンツ駅から、いったんライン川を離れ、モーゼル川を遡ります。
モーゼル川はフランスのヴォージュ山脈が源流で、ルクセンブルクを通り、コブレンツでライン川に合流します。今回、いっそのこと、ルクセンブルクまで遡ることも検討しましたが、そんなに無理することは止めました。

モーゼルワインで有名なコッヘムまで、鉄道で移動します。モーゼル川クルーズという手もありますが、あまりに時間がかかり過ぎるので、鉄道移動で手を打ちました。鉄道だと、ほんの30分ほどでコッヘムへ到着です。

コッヘムに向かうRE(急行)は真っ赤な2階建て電車です。


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眺めのよい2階席に乗り込みます。後、数分で発車です。


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電車がコブレンツ駅を出て、コブレンツの街の中を抜けていきます。


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モーゼル川にかかる鉄橋を渡ります。初めて見るモーゼル川は川幅も広く、ライン川に似た感じ。


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コッヘムまでずっとモーゼル川沿いに電車が走るので、船に乗るのと同様に川の景色が楽しめます。左側の窓際に座るのが肝要です。
ちょうどモーゼル川をクルーズ船が走っています。


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あっという間にクルーズ船を追い抜いていきます。クルーズ船は、コブレンツからコッヘムまでモーゼル川の流れに逆らって航行し、5時間以上もかけての旅になります。鉄道に比べて10倍以上も時間がかかる勘定です。


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モーゼル川の対岸には綺麗な街並みが続いています。コブレンツの郊外でしょうか。街並みの先の丘の向こうにライン川が流れている筈です。


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対岸は丘の斜面が川岸にまで迫り、絶好のワイン畑が作れそうですが、このあたりはワイン畑ではなさそうです。


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可愛い観光船が停泊しています。モーゼル川の観光船にしてはレトロ過ぎる感じ。何でしょうね?


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電車はモーゼル川に沿って、どんどん走っていきます。


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段々と空模様が怪しくなってきました。


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遂に大きな雨粒が落ちてきました。まさにモーゼル川観光に暗雲が立ち込めてきた感じです。何とか天気回復を祈りたい気持ちです。


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天候は一進一退。
いよいよ対岸の丘の斜面はワイン畑。モーゼルワインの産地の始まりです。丘の上にはお城のような建物も見えます。


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川の手前もワイン畑になってきました。モーゼル川の流れの美しさが際立ってきました。


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対岸の岸辺の緑の中に白い車が点在しています。


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正面から見ると、キャンピングカーです。このあたりはキャンピング場のようです。モーゼル川の自然に溶け込んで、気持ちのよさそうなレジャー施設ですね。


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ライン川を航行する細長い貨物船と同じ形の船がモーゼル川も航行しています。水運が盛んですね。


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モーゼル川が左に大きく蛇行していきます。


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蛇行する川の流れに沿って、電車も大きく回り込みました。


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Treis-Karden駅に停車です。コッヘムまで、もう10分程でしょう。


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Treis-Karden駅を出ると、またまた対岸にはたくさんのキャンピングカーが止まっています。モーゼル川はアウトドアの憩いの場なんですね。


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予定の時刻ぴったりにコッヘムに到着。


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まだ午後1時少し前です。コッヘムではゆっくりと時間が取れそうです。


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コッヘムは小さな駅だと思っていましたが、意外に立派な駅舎です。


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小雨模様なのが残念ですが、コッヘムの街を散策してみましょう。それは次回でご紹介します。



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ラインの旅:ドイツ編~Sesselbahnのリフトを目指して、コッヘムの街を散策

コブレンツから鉄道でモーゼル川を遡り、コッヘムに到着し駅前に出ると、霧状の雨が降っています。


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この街での一番の楽しみは、Sesselbahnというリフトで山の上に上がって、景色を楽しむことだったのですが、この天候ではこれは無理かも・・・とりあえず街の中心の方に向かいます。天気が良ければ、モーゼル川沿いの道を歩きたいところですが、建物の間の道を選択して、雨風を避けます。通りには花屋さんがあります。店先の花々を見ると春を感じはします。


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この通りは街の中心に続くラヴェネ通りRevenestrasseです。


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ピンナー通りPinnnerstrasseの通りと交差する角から山側を見ると、鉄道のガードの先にワイン畑の丘が続いています。モーゼルワインの産地に来た実感が湧いてきました。


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逆のモーゼル川の方を見ると、川自体は見えませんが、対岸の丘の斜面にはこちらにもワイン畑が広がります。


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ラヴェネ通りRevenestrasseを歩いて街の中心に近づきます。通りも広くなり、ドイツらしい建物が並んでいます。


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駅から10分程でエンデルト広場Endertplatzに着くと、観光用のプチトランが停車しています。誰も乗る人はいません。この天気ですから仕方ないでしょう。


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この広場はバスターミナルにもなっています。


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広場の一角にツーリストインフォメーションがありました。街の情報をいただきましょう。


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係のお姉さんにリフトの運行状況を訊いてみると、動いてますよっていうことです。一安心です。街のマップもいただき、Sesselbahnのリフト乗り場の場所を確認します。ここから山の方に延びる通りをまっすぐ行けばいいっていうことです。


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Sesselbahnのパンフレットもいただきました。


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ついでに、試飲できるワインショップについて訊いてみました。いくつか候補を挙げてくれました。パンフレットも置いてあります。


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パンフレットをいただいていきます。


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さあ、リフト乗り場に向かいましょう。
広場の先に面白いオブジェ兼ベンチを見つけました。雨に濡れていなければ、ここで一休みするのもよいのですが・・・。


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モーゼル橋Mosel-Brückeから続くエンデルト通りEndertstrasseをSesselbahn乗り場に向かいます。


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5分ほどでSesselbahn乗り場に到着。雨もほとんど止みました。なるほど、リフトはちゃんと動いています。どうやら予定通り山の上に登れそうです。


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コッヘム駅からSesselbahn乗り場へのルートを地図で確認しておきましょう。



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この後、山の上からの眺めを楽しめるかどうか不安はありますが、ともかく行っています。この先は次回で。



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ラインの旅:ドイツ編~Sesselbahnのリフトで山頂に・・・そして、展望台からのモーゼル川の絶景

コッヘムCochemの街のSesselbahnのリフト乗り場にやってきました。リフトに乗って山に上ってみましょう。リフトと山の上からの眺望を楽しみにしていたんです。

往復券を買って、リフトに乗ります。チケットは一人6.3ユーロ。まあまあですね。チケットの裏面には、古城ライヒスブルクの宣伝?が印刷されています。コッヘム観光の目玉ですから、当然かもね。


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リフトはオープンタイプのシートとフード(キャノピー)でカバーされたシートが交互にやってきます。小雨模様なので、フード付のシートを選びます。我々の他には誰も客がいないので、選び放題なんです。


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我々二人で独占状態のリフトで山を上っていきます。


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少し上ると、足元の斜面はワイン畑。このコッヘムはちょっとした斜面はすべてワイン畑と言っても過言でありません。


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下を見下ろすと、谷間は建物がびっしりと立ち並んでいます。ドイツには珍しく平地が少ないんですね。


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ほとんど雨は降っていないのでフードを上に跳ね上げてリフトに乗っていましたが、試しにフードを下げてみます。すると、フードについた雨粒でほとんど視界が遮られます。雨が強かったら、リフトに乗る楽しみは半減してしまいますね。


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再び、フードを跳ね上げます。リフトは山の中腹までやってきました。


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周りの景色を楽しむうちに、山の上に到着。我々が降りると、係の人が我々の乗ったフード付きシートのフードを下げています。そうしておかないと、小雨でシートが濡れてしまうのでしょう。


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このリフトの終点でもモーゼル川は見渡せますが、樹木や高い草がちょっと邪魔です。


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少し小高いところに上ってみると、綺麗にモーゼル川が見えました。左の方が川下でコブレンツに至ります。川にかかるのはノルド(北)橋です。


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案内板によると、10分ほど歩くともっと見晴らしのよい展望台に出るようです。そっちに行ってみましょう。

2分ほど歩くと、真下のコッヘムの街の中心地とその前を流れるモーゼル川が見えます。川にかかるのはモーゼル橋です。川の右の方が川上で、ルクセンブルクを経て、フランスへと続いていきます。


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やがて展望台も見えてきました。十字架が見えます。


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山道をさらに歩いていくと、十字架(ピンナー・クロイツPinnerkreuz)の立っている展望台に出ました。


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山の上からの眺めは絶景です。遥か下に流れるモーゼル川、コッヘムの街並み、すべてが美しい眺めです。


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モーゼル川の川上の方にある丘の上には古城ライヒスブルクReichsburgの姿が見えます。この古城からのモーゼル川の景色も良さそうですが、今立っている展望台の方が遥かに高いところから、モーゼル川、コッヘムの街並み、古城ライヒスブルクの景色が楽しめています。


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しばらくの間、この絶景を2人で独占していました。

さて、戻りましょう。リフトも見えています。リフトの先の山頂にあるのは山頂レストランです。


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切り立った岩山にそった山道を戻っていきます。


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山道からは正面に古城ライヒスブルクとモーゼル川が見えていました。来るときは気が付きませんでした。山道を進むのに懸命だったせいでしょう。


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古城ライヒスブルクは目を凝らすと細部までくっきりと見ることができました。後で、お城の近くまで行ってみようかな。


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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。


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この後、リフトで麓に下りて、コッヘムの街を散策しますが、それは次回で。



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ラインの旅:ドイツ編~コッヘムの旧市街散策、そして、古城ライヒスブルクへ

コッヘムのSesselbahnのリフトで山頂に上って、展望台からモーゼル川の風景を楽しみました。

再び、フード付きリフトに乗って麓に下ります。


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麓のリフト乗り場が見えてきました。


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展望台に立っていた十字架(ピンナー・クロイツ)も見えます。


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傍らの崖に生えている木の枝に綺麗な鳥が留まっています。豊かな自然にあふれたモーゼル川の流域です。


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麓の建物がはっきりと見えてきました。


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麓に到着です。


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リフトを降りて、山を見上げると、山頂に十字架(ピンナー・クロイツ)が小さく見えています。


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コッヘムの街の中心のほうに戻り、コッヘムの街を散策します。エンデルト通り(Endertstrasse)から、雰囲気のよさそうな裏通りにはいります。


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裏通りの先にはエンデルト門 (Enderttor)があります。この門は旧市街の市壁の門(Altes Stadttor)です。門をくぐって、旧市街にはいります。旧市街側から振り返って、門を眺めます。実に重厚な石造りの城門ですね。門の右側のクリーム色の建物はホテル Alte Thorschenke。このホテルはハーフチェンバー様式(half timbering)のドイツ最古のワインハウスの一つです。


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それまで、ほとんど人がいなかったのに、旧市街は観光客で賑わっています。平日なのに驚きです。


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旧市街の賑やかなベルン通り(Bernstrasse)を進んでいきます。ベルン通りの先には聖マルティン教会の塔(Tor des Kirchtums von St. Martin)が見えます。


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聖マルティン教会の塔の前に出ました。この塔の下の門をくぐって先に進みます。


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マルクト広場(Marktplatz)です。この広場はコッヘムの旧市街の中心です。ハーフ・ティンバー様式の木組みの家(half-timbered houses) が並んでいて、綺麗ですね。


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マルクト広場からヘレン通り(Herrenstrasse)の先を右に折れて、シュロス通り(Schlossstrasse)にはいります。ここからは急な上りの坂道です。


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このシュロス通りにはいって、すぐ右手にワインショップ Walter J.Osterがあります。ツーリスト・インフォメーションで紹介してもらったワインショップのひとつです。ちょっと様子を窺いながら、とりあえず先に進みます。


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この坂道はさっき展望台から見えたお城ライヒスブルク(Reichsburg)に続いています。saraiの希望で、少しお城の方に歩いてみることにしました。しかし、すごく急な坂道です。


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途中で引き返すことも考えましたが、お城の見えるところまでは行ってみましょう。やがて、丘の斜面は一面、ワイン畑になってきました。さすがにモーゼルワインの本場です。そして、そのワイン畑の向こうにお城が顔を覗かせました。


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少し上ると、お城の全景が見えます。なかなか美しいですね。もう、ここまで来たら、引き返すわけにはいきません。


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リフトSesselbahnから、この古城ライヒスブルクの下までの散策ルートを地図で確認しておきましょう。


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さあ、お城まで上ってみましょう。それについては次回、ご紹介します。



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ラインの旅:ドイツ編~古城ライヒスブルクからのモーゼル川の眺め

コッヘムの古城ライヒスブルクへの坂道を上り、最後の石畳の道までやってきました。お城はすぐそこ。


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石畳の坂道をどんどん上っていくと、城門が見えてきました。まさに古城って感じですね。


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城門の前までやってきました。堂々たる構えです。


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城門をくぐって、先に進みます。振り返ると、城門の裏側はこんな感じで、石造りの城門の上に家が乗っかっています。面白い構造です。


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お城の真下に着きました。結局、お城のある丘の上まで歩いてしまいました。


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ここからはワイン畑ごしにモーゼル川の流れが見下ろせます。コッヘムの旧市街も見渡せます。美しい眺めです。


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お城には結構、観光客が遊びに来ています。
お城の入口まで来ましたが、中に入っていく人、その前で眺めを楽しむ人と様々です。


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我々はお城の内部にはあまり興味がないので、ここで眺めを楽しんで引き返すことにします。
モーゼル川の上流です。湾曲して流れるモーゼル川はとても綺麗です。


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こちらはモーゼル川の下流です。


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坂道を下りながら、もう一度お城の塔の威容を鑑賞。上ってきたのは正解でした。


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坂道の手摺りの端っこが妙な形をしているのに気が付きました。動物の頭の形ですね。東洋では龍の頭と言いたいところですが・・・。


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お城の丘から坂道を下り、上るときに目を付けていたワインショップ Walter J.Osterに入ってみます。


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コッヘムへ来た目的のひとつ、モーゼルワインを目の前にして、saraiは興味津々。


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モーゼルワインがずらっと並んでいます。


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お店のおじさんに試飲できるかと訊いてみるとOKとのこと。モーゼルワインと言えば、リースリンクの白ワイン。その白ワインのドライなタイプの試飲を希望すると、おじさんが4本のボトルを並べてくれました。


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配偶者と一緒に飲み比べましたが、2本にまで絞り込んだところで、もう味の違いが分からなくなりました。最後はお店のおじさんにリコメンドしてもらい、その1本を旅のお供にすべく購入しました。2010年のリースリンクでした。

これで、小さなコッヘムの街の観光は終了です。ちょっと雨も降ってきたので、モーゼルワインを頂きながら、遅めの昼食というか早目の夕食を頂くことにしましょう。日本のテレビ番組で紹介していたお店に行くことにしました。そのお店はモーゼル川沿いです。しかし、お店の前に行くと残念ながら灯りが消えています。今日がお休みなのか、まだ開店していないのか分かりませんが、仕方ありませんね。それではと、旧市街の中心のマルクト広場に戻ります。
ピンク色の建物は市庁舎です。聖マルティン教会の塔も見えています。


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広場の真ん中には噴水があります。「聖マルティンの噴水」(Martinsbrunnen) です。元々は18世紀に作られた古いものです。


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その噴水の向こうにビストロがあります。ちょっと覗いてみましょう。よさそうなら、そこで食事しましょう。

古城ライヒスブルクからマルクト広場までの散策ルートを地図で確認しておきましょう。


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食事については次回で。



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ラインの旅:ドイツ編~コッヘムでの美味しい食事、もちろん、モーゼルワイン付!

コッヘムのマルクト広場に面したビストロ BISTRO Am Marktに入ることにします。手頃な料金でのメニューが充実しているようです。


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店に客は1組だけ。そのパソコンを開いていたおじさんが、やあと声をかけてきます。常連さんかと思ったら、お店の人でした。お腹の出っ張った人のよさそうなオヤジさんです。ということは、客は誰もいなかったんですね。まあ、時間が3時半頃ですから、普通の客はいないでしょう。がらんとした店内で落ち着けそうなテーブルを選択。


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とりあえずモーゼル産のスパークリングワインを注文。


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ドイツ語のメニューを何とか読み解き、スープとメイン1品ずつを注文すると、オヤジさんがキッチンに消えていきました。


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料理を待っている間に、ようやく別のお客さんが入ってきました。少し賑やかになります。


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まず、スープが出てきました。
豆のスープです。ソーセージ付です。


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グーラッシュです。鍋で出てきました。


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どちらもボリュームたっぷりで、なかなかの美味。
スープを食べていると電気屋さん(多分?)が入ってきて、天井の電灯をチェックし交換しています。やはり、客の少ない暇な時間帯なんですね。電気屋さんは口に電球をくわえて、おどけてみせてくれました・・・。


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スープを完食です。
オヤジさんが調理している間に、今度は女性がやってきて、オヤジさんが使っていたパソコンの前に座ります。年の頃から言えば、親子でしょうか。
彼女は電気屋さんと打ち合わせを始めました。


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出てきたキノコのオムレツを見て、もうビックリです。なんともビッグサイズ。料理を運んできたオヤジさんの娘さんと思われる女性と大笑いしてしまいました。


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ザワークラウトの上にのったニュルンベルグ・ソーセージもビッグサイズ。


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ビッグサイズのメイン料理に苦戦。食べても食べても、一向に減りません!
調理を終えたオヤジさんは、娘さんと一緒にパソコンでの作業に戻りました。


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後からやってきたお客さんも出ていって、また店内は我々2人とパソコンの前に座るオヤジさん達だけになりました。


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キノコのオムレツもニュルンベルグ・ソーセージのザワークラウト添えもとっても美味しかったので悔しいのですが、残してしまいました。オヤジさんも、胃が小さいから仕方がないねと許してくれました。

さあ、帰りましょう。お店を出ると、またまたマルクト広場。


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雨も上がったので、今度はモーゼル川沿いの道を歩いて駅に向かいます。コッヘム橋(Mosel Bruecke)の前を通過。


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ぶらぶら歩いて、10分程で駅の前に出ました。
マルクト広場からコッヘム駅まではほぼ一直線のルートです。一応、地図で確認しておきましょう。


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駅もマルクト広場の建物と同様にハーフ・ティンバー様式の綺麗な建物です。


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駅に入り、階段を上ります。



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予定の電車よりも2時間早い電車に乗れそうです。


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お天気も今一つだし、早目に宿でゆっくりするも良いでしょう。
帰りの電車では、saraiはほろ酔い加減でウツラウツラしていましたが、時々目を開けてはモーゼル川に向かって、シャッターを切リます。青空も見えてきて、夕方のモーゼル川がとっても綺麗だったのです。


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雲も出ていますが、モーゼル川の水面が夕陽に輝いています。


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薄暮のモーゼル川にぽつんと貨物船が浮かびます。なぜか、寂しげに感じます。


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モーゼル川の鉄橋を渡り、コブレンツ中央駅もすぐです。


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ホテルに戻って、明日の朝の対応について、レセプションのお兄さんと交渉します。
ライン川クルーズに乗るには、ホテルを朝6時半に出発しないといけません。チェックアウト時間には早過ぎるし、朝食もその時間では食べられません。また、荷物(スーツケース)もライン川クルーズに持っていくわけにはいかないので、ホテルで預かってもらう必要があります。
お兄さんの決断で、チェックアウトは今、済ませてしまい、朝食代は割引(10ユーロがバック)、荷物はパックした状態で部屋に置いておけば、ホテルの人が回収してレセプションで預かってくれることになりました。部屋のキーは、6時半にホテルを出発する際にホテルの玄関のポストに放り込んでおけばいいそうです。7時まではホテルの玄関もロックされているので、キーがないと外にも出られないようです。気の利いたお兄さんのサービス精神に感謝!

明日の朝のことが決まり、一安心で部屋に戻ります。ホテルには相変わらずシャワーしかないのですが、シャワーを浴びてさっぱりして、コーヒーを煎れて(コーヒーマシンがあった!)ゆっくり過ごします。配偶者は、せっせとお洗濯です。

明日はいよいよライン川をクルーズして、憧れの古城ホテルにお泊りです。古城ホテルの部屋の小さなバルコニーからはライン川も望めるそうです。朝早くの移動になるので、早目に休みましょう。


次回を読む:7日目:ライン川クルーズ~ドイチェスエック~古城ホテル

前回を読む:5日目:デルフト~ケルン~ボン




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ラインの旅:ドイツ編~ラインクルーズの出発点リューデスハイムまで鉄道でGO!!

旅の7日目(2013年4月10日(水)@ドイツ・コブレンツ)です。

今日は早起きして出かけます。ラインクルーズを楽しむんです。
私達は川下のロッテルダムからライン川の源流にさかのぼる旅をしていますが、その方向でクルーズすると、川の流れには逆らってしまいます。ただでさえゆったりしたクルーズ船の旅、川上りと川下りでは1.5倍の時間の差があります。それを考慮して、一旦、川上のリューデスハイムまで鉄道で移動し、そこから、K-Dライン社(Köln Düsseldorfer Deutsche Rheinschiffahrt AG)のライン川クルーズ船に乗船し、このコブレンツに戻ってくるという、ちょっと無駄な動きをとることにしました。まあ、そのお蔭で荷物を持たないでクルーズすることもできるんです。
今日の行程をラインの旅の全体地図で確認しておきましょう。朝一番でコブレンツからリューデスハイムまで鉄道(右岸)で移動。リューデスハイムからクルーズ船でコブレンツまでライン川クルーズ。そして、コブレンツから鉄道(左岸)で今日泊まる古城ホテルのあるオーバーヴェーゼルまで移動します。

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朝1番のリューデスハイム発のK-Dラインのクルーズ船に間に合うように、6時には起きて、朝食なしでホテルを出ます。ホテルの人もまだ出勤していないということで、チェックアウトは昨夜のうちに済ませましたし、荷物はパッキングして、部屋に残しています。こうしておけば、ホテルが預かってくれるということになっています。鍵はドアのボックスに入れておくことになっていましたが、早目に出勤してきたホテルのスタッフの女性と出会い、鍵を手渡すことが出来ました。

6時半過ぎの駅は結構賑わっています。駅構内のパン屋さんも忙しそうです。マックも開店しています。


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鉄道チケットは朝早くの出発に備えて、事前にネットで購入しておきました。ただし、割引なしの通常料金での購入です。ちなみにこれから乗る電車は私鉄VIASですが、ドイツ国鉄(DB)のチケットが使用できます。私鉄VIASはフランクフルトを本拠地とする鉄道会社で2005年に開業した新しい私鉄です。名称のVIASは、ラテン語の道を意味するVIAとサービスのSをつないで、命名されたそうです。正式名称はVias GmbHです。ライン川は両方の川岸を鉄道線路が走っていますが、左岸を走るのが幹線で右岸を走るのがローカル線です。私鉄VIASの電車はローカル線側を走ります。リューデスハイムの街は右岸、すなわちローカル線側にあります。


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コブレンツ中央駅Koblenz Hbf構内をホームに向かいます。朝早くですが、結構、乗降客がいます。


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一番端の9番ホームに出ました。目的の電車は109番ホームだということなので、急いで探しましょう。


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ホームの先のほうに電車が停まっているのが見えたので、そちらのほうに進みます。すると、109番ホームの案内表示があります。一安心です。


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結局、9番ホームの端が109番ホームでした。既に電車は入線しています。車体の最後尾にはVIASという私鉄名が表示されています。


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早速、この電車に乗り込むと、朝早いので、私達の乗った車両にはまだ、誰も乗っていません。車両は新しくて綺麗です。


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予定通りの6時54分に電車は発車しました。まだ、明けきらない朝の空です。


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と、走り出してすぐに大きな川を渡ります。


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それを見たsaraiは、川を渡るはずがないので、もしかして乗り間違えたのではないかと気が気ではなくなりました。でももう一度よくよく地図をチェックした結果、ライン川の上流に向かって川の左側を行けばよいことが分かり、一件落着。単にリューデスハイムのロケーションを誤認していただけでした。てっきり反対側だと思い込んでいました。

やっと、落ち着いて車窓のライン川の景色を楽しみます。まだ朝早く、暗い景色です。


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昨日のモーゼル川に沿った風景と似てはいるのですが、やはりライン川河畔は建物も立派だし、通り過ぎる街々も立派です。


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ライン川を行く運搬船もとても多いです。ライン川が果たす水運の重要性が感じられ、さぞかし昔から賑わっていたであろうことがひしひしと伝わってきます。


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この後のライン川クルーズの下見のような気分で、景色を楽しみます。
ちょうど、対岸を貨物列車が走っていきます。ライン川は水運、鉄道、トラック輸送と運輸の大動脈であることが実感できます。


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30分近く走って、Kestertの駅に到着。これでリューデスハイムまで残り半分くらいです。


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Kestertの駅を出て、また、ライン川沿いを電車は走ります。


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やがて、川が大きく蛇行する箇所にさしかかります。ここはローレライと思われます。対岸の風景はお馴染みの風景に思えます。


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川の中洲に少女の像が見えます。やはり、ここはローレライのようです。


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肝心のローレライの岩のところでは電車はトンネルの中を抜けていきました。ローレライを見るのはライン川クルーズのお楽しみにとっておきましょう。
それでも電車の過ぎさったほうを見ると、紛れもないローレライの風景がかろうじて見えました。これでよしとしましょう。


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この後、電車はリューデスハイムに向かいますが、古城がこれから姿を現すでしょう。そのお楽しみは次回でね。



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ラインの旅:ドイツ編~鉄道で見るラインの古城、そして、リューデスハイムに到着

コブレンツからラインクルーズの出発点リューデスハイムまで短い鉄道の旅です。ローレライも過ぎて、ライン川の景色が美しく感じます。
やがて、対岸の山の上に古城が見えます。これはシェーンブルク城でしょう。オーバーヴェーゼルの街も見えます。今日はこの古城ホテルに宿泊する予定です。でも、それはラインクルーズが終わってからです。


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次に見えてきたのは、川の中洲に建つプファルツ城です。お城といっても、ライン川の通行税徴収のために造られたお城です。


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次はシュターレック城です。このお城はユースホステルになっています。麓の街はバッハラッハです。


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ライン川には細長い貨物船がよく似合いますね。


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次はゾーネック城です。山深いところに築城されています。元々はコルネリミュンスター修道院が築いたそうです。


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またまた、貨物船です。この船はコンテナを積んでいます。


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次はラインシュタイン城です。アスマンスハウゼンの対岸に見えます。


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アスマンスハウゼンの駅です。コブレンツの方に向かう電車が停車中です。


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リューデスハイムが近くなると、対岸の街ビンゲンが見えてきます。


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リューデスハイムに到着。


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こうしてみると、鉄道からでも、結構、ライン川の古城を見ることができるものですね。でも、本番のラインクルーズでゆったりとした古城巡りを楽しみましょう。

コブレンツからリューデスハイムまでの鉄道の旅を地図で確認しておきましょう。

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電車を降りて、駅舎に向かいます。線路を渡るようです。ローカルな駅ですね。


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早くも電車は発車していきます。1時間ほどでの旅でした。


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線路を渡って、駅舎の前に・・・まだ、朝8時前です。早朝の移動でした。


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リューデスハイムの駅舎の表に出ました。表は結構、立派ですね。


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地図の看板で位置を確認。


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KDラインのクルーズ船の船着き場の方に向かいます。とりあえず乗船券を買わなくてわね。ライン川から電車の線路を挟んだ広い道路を歩きます。プラタナスの並木が綺麗ですね。


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これから、いよいよラインクルーズですが、それは次回で。



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ラインの旅:ドイツ編~シニア割引でラインクルーズチケットを購入・・・でも、複雑な気持ち??

リューデスハイムの駅に到着し、KDラインのクルーズ船の船着き場に向かいます。
ライン通りを歩いていくと、左手にワイン畑が広がります。朝早くから、畑の手入れ作業している人たちがいます。


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ワイン畑の入り口は綺麗なアーチになっています。


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ワイン畑の前には古い石造りの建物があります。ブレムザー城Brömserburgです。このお城は現在ワイン博物館Rheingauer Weinmuseumになっていて、ワインに関する展示やワインの販売が行われています。


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ワイン畑の奥には大きな建物が見えます。ボーゼン城Boosenburgです。現在はワイン業者の個人所有で見学できません。


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まだまだ寒い春ですが、美しい花が咲き誇っています。まるで桜のように見えますが、何の木なのかは分かりません。


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ライン通りを進み、街並みにはいってきました。船着き場に近づいたのですが、ライン川河畔へは踏切はあっても皆固く遮断機が降りていて、通れないようになっています。どこまで行っても、電車の線路を超えて河畔にいけません。配偶者が、道行く人に、向こうに行くにはどうすればよいのかと尋ねると、道を戻って踏切を渡ればよいと言います。当然のお答なのですが、駅近くまで戻るのは抵抗がありますね。
しかし、結局はアドバイスに従って、また駅の方に戻ります。駅近くの踏切の前で、車と一緒に踏切が開くのを待って、ようやく川岸に行けました。


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川岸を船着き場の方に進んで行きます。小さな観光船も停泊しています。


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先ほど通れないと思って、通るのをあきらめた踏切の前に来ると、固く閉じていた筈の遮断機が今は上がっています。どうも、ひっきりなしに貨物列車が通るので、私達が通りかかる時にたまたま閉じていただけのようです。苦笑してしまいます。街のかたのアドバイスは何だったんでしょうか。


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その上、チケット売り場の近くには、線路をくぐる地下通路まであることを発見。どうも、取りこし苦労をしてしまったようで、ちょっぴり悔しい思いです。時間に余裕があるからよかったものの、そうでなかったらと思うとぞっとします。


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ようやくチケット売り場に到達でき、乗船券を購入しました。


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鉄道駅からチケット売場まで、踏切を渡れずに無駄足を踏んだルートを地図で確認しておきましょう。


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チケット購入時、saraiが60歳以上なんだけどというと、すんなりシニア割引で30%オフしてくれました。かなりお得なので嬉しかったのですが、身分証明書の提示も求められずすんなり認めてもらえて、ちょっぴり複雑な心境です。そんなに見かけが間違いなく60歳以上に見えるのかしらね?
これがシニア割引のリューデスハイムからコブレンツまでの乗船券です。通常2人で68.2ユーロのところ、47.8ユーロでした。


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もう、船着き場にはクルーズ船が停泊しています。


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しかし、まだ乗船時間まで40分程余裕があります。折角の機会ですから、リューデスハイムの街をさっと散策しましょう。歩きはじめると、日本人と思えるご夫婦に出会いました。おはようございますと声を掛けると、向こうのご夫婦も嬉しそうに返事をしてくれます。阪急交通社のツアーだそうです。私達と同じ船でラインクルーズをして、クルーズ後、今日の夜の航空便で日本に帰るとのこと。沼津の近くの函南の方ということで、話が盛り上がりました(saraiは昔、沼津に住んでいたことがあるんです)。ご夫婦と別れて、散策を続けます。
この後は次回で。



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テーマ : ヨーロッパ
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美しきグラズノフの響き:東京都響@サントリーホール 2013.7.22

ヨーロッパから戻って以来、音楽は夏の閑散期に向かい、コンサートは久しぶり。
今日も前回と同様に東京都交響楽団のサントリーホールでの定期演奏会です。
ただし、今日のプログラムは地味な内容で正直、もうひとつ。でも、今日の都響はダブルコンマス(矢部達哉、四方恭子)をはじめ、充実したメンバーで、さすがに演奏は素晴らしいものでした。都響はマーラーでなくても、どんな曲でも素晴らしく演奏してくれることを再認識させてくれました。

この日のプログラムは以下の内容です。

 指揮:小泉和裕
 チェロ:ニコラ・アルトシュテット
 管弦楽:東京都交響楽団

 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲

 《アンコール》J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番から「サラバンド」

  《休憩》

 グラズノフ:バレエ音楽「四季」

初めはドヴォルザークのチェロ協奏曲です。チェロは名前も聞いたことのないニコラ・アルトシュテット。1982年生まれというから、31歳くらいの若手で、ウィーン・フィルとも共演しているそうで、実績もあるようです。
ステージに登場した彼は逞しい青年です。いかにもばりばりと弾きまくりそうに見えます。
まずは長いオーケストラによる主題提示部が続きます。都響がドヴォルザークをこんなに美しい響きで演奏するとは驚いてしまうほどです。6月のウィーンでのウィーン交響楽団の同じ曲の演奏を確実に上回っています。ただ、あのときはチェロがひど過ぎたので、ウィーン交響楽団のメンバーのやる気も喪失していただろうことを考慮すると比較にはならないかも・・・。いずれにせよ、都響が5月の「プラハの春」に参加し、また、フルシャの薫陶を受けていることで表現力が増しているのかもしれません。
アルトシュテットのチェロがはいってきます。チェロの響きは柔らかい響きではなく、少し金属的な響きです。saraiの好みではありません。しかし、響きを別にすると、繊細な表現力を感じます。ばりばりと弾くのではなく、心の歌を聴かせるタイプのようです。したがって、ピアノッシモで抑えた演奏の部分ではぐっと惹きつけられるものがあります。そもそも、このドヴォルザークのチェロ協奏曲はあまり向いてないのかもしれません。スケールの大きさも求められますからね。ということで、チェロはまあまあの演奏ですが、都響の演奏は最後まで冴えわたっていました。ですから、トータルにはとても満足できた演奏でした。
独奏チェロのアンコールは定番のバッハです。とても有名な曲ですが、これは参りました。実に繊細で、しかもロマンも感じさせる演奏で、魂にぐっと食い込んできます。見事です。そして、魅力たっぷりの演奏。この人はバッハの無伴奏チェロ組曲の全曲を聴いてみたい人です。

休憩後、グラズノフのバレエ音楽「四季」です。そもそも、グラズノフって人の名前は知っていますが、その音楽はこれまで聴いた覚えがありません。古い人かと思っていましたが、20世紀初頭に活躍した人です。バレエ音楽を4曲書いていて、これは最後の曲。有名なのはバレエ「ライモンダ」です。このバレエ「四季」はストーリー性はないバレエで、自然や妖精が登場するだけで、人間は登場しません。また、題名の「四季」でヴィヴァルディのように四季の折々が表現されているかと思っていたら、一応、表題は冬、春、夏、秋の4つが付けられて、4部構成になっていますが、あまり、季節らしさは感じられない音楽です。季節は感じないものの、ロシアっぽい抒情的なメロディーが美しく、聴きやすい音楽です。ただ、これが20世紀の音楽とは驚きですが、バレエの振付けに合わせて作曲されたから、こういう音楽になったのかも。
都響はこの美しい音楽をまさに美しく演奏しました。定評のある弦の美しさはもちろん、木管の響きの素晴らしいこと! 特にフルートの演奏にはうっとりです。まあ、こういう曲は滅多に聴けませんから、こういう気持ちのよい演奏で聴けたので、満足です。

今日は都響の実力を再確認するコンサートでした。


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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

 

ラインの旅:ドイツ編~リューデスハイムの街を散策し、つぐみ横丁へ

リューデスハイムの船着き場でラインクルーズの乗船チケットを購入し、リューデスハイムの街を散策し始めた途端に、日本人のツアー客のご夫婦とすっかり話し込んでしまいました。さあ、残された短い時間にリューデスハイムの街を見て歩きましょう。まずは船着き場から伸びる広い石畳の道を歩きます。マルクト通りMarktstraßeです。


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通りの真ん中に変わった泉があります。そう古いものではなさそうですね。


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マルクト通りを奥まで進み、マルクト広場Marktplatzまでやってきました。


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マルクト広場に面した白い大きな建物が市庁舎Rathausです。


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これが市庁舎の入り口。この建物は新しいものですね。それにしても、この辺りは新しいものが多い。1944年に戦災で壊れた後に再建したようです。


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マルクト広場の中央には、広場のシンボルの噴水があります。これも新しい。


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マルクト広場の奥には聖ヤコブス・カトリック聖堂区教会Kath. Pfarrkirche St. Jakobusが見えます。この教会も戦後に再建されたそうです。尖塔は街のランドマークですね。


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教会と市庁舎の間の通りは美しい石畳。その名も教会通りKirchstraßeです。


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この辺りまで、朝早くに開いているお店はほとんどありませんでしたが、広場の一角にやっとパン屋を見つけ、朝ごはんをゲット。


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朝ごはんをゲットしたところで再び、街歩き。朝ごはんは船に乗ってからにします。ライン川沿いのライン通りを歩き、リューデスハイムで一番有名な「つぐみ横丁:Drosselgasse」の入り口に建つホテル・ポストの前までやってきました。


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これがつぐみ横丁です。狭い石畳の路です。


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つぐみ横丁の路地に入ってみましょう。石畳の路がまっすぐと続いています。


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つぐみ横丁の奥の方に歩いていくと、高級ホテル&レストランのリューデスハイマー・シュロスRüdesheimer Schlossの綺麗な看板が出ています。


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リューデスハイマー・シュロスの建物沿いの路地は広場のようになっていて、奥の中庭まで続いています。この建物はホテルになる前は徴税の役所だったそうで、公共的なスペースになっています。


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つぐみ横丁の一番奥まで歩いてきました。左手には、老舗のワインレストランのドロッセルホーフDrosselhofがありました。木組みの建物が綺麗ですね。


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ドロッセルホーフの向かいの建物もなかなか凝った造りです。これもワインレストラン。つぐみ横丁は酒場だらけの印象です。


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つぐみ横丁の端はオーバー通りOberstrasseにぶつかります。ここで右の方に向かうとニーダーヴァルトNiederwald行きのゴンドラリフト乗り場を経て、先ほどのマルクト広場の方に行けるようです。ゴンドラリフトに乗ると眺めのよいニーダーヴァルト記念碑Niederwalddenkmalまで行けるそうです。時間があれば何とか乗りたかったものです。


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オーバー通りを左の方に進むと、ブレムザー家の館だったブレムザー館Brömserhofがあります。右手に見えている尖塔のある建物がそうです。現在は自動演奏楽器博物館Museum für Mechanische Musikinstrumenteになっています。まだ朝早いので開館していません。


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これ以上は歩き回る時間がないので、つぐみ横丁を戻ります。


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このつぐみ横丁は日本人観光客がとても多くて、びっくりです。現地の子供たちの集団が『おはよう!』と声を掛けてくれました。日本人としては嬉しいですね。

乗船時間が迫ってきました。つぐみ横丁からライン通りを歩き、例のガードをくぐって、鉄道線路を抜けます。ガードの先にはライン川が見えています。


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ライン川の河畔に出ると、船着き場とそこに停泊するKDラインのクルーズ船が目にはいります。


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リューデスハイムの短い時間を利用した駆け足の散策のルートを地図で確認しておきましょう。


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さあ、いよいよライン川クルーズのスタートです。それは次回で。



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ラインの旅:ドイツ編~ラインクルーズ出港・・・ねずみの塔、ラインシュタイン城

リューデスハイムのKDラインのクルーズ船乗り場に行くと、日本人観光客で一杯でした。日本人のドイツ観光の花形なんですね。


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KDラインのクルーズ船ボッパルド号はスマートな船体です。


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乗船が始まりました。おっと、急いで乗船して良い場所を確保しましょう。


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乗船してまっすぐ見晴らしの良い上甲板に行き、船の左側に陣取ります。こちらが見どころが多いんです。
マルクト広場のパン屋さんでゲットした朝ごはんを早速、いただきましょう。


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船が出港です。いよいよラインクルーズ開始!
朝のライン川の水面は鏡のように滑らかで、静けさを湛えています。


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船は出港後、舳先を下流の方に回転し、対岸のビンゲンの街に向かいます。


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早くもビンゲンの街に近づいてきます。


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岸辺が近くなります。


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ビンゲンの船着き場がすぐそこです。


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接岸中です。リューデスハイムを出て、わずか10分弱でした。


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ビンゲンの船着き場を出港。行く手には、ポツンと小さな白い塔が岸辺に見えています。


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はっきりと白い塔が見えるようになってきました。これはねずみの塔Mauseturmです。


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ねずみの塔の横にやってきました。


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これ以上は船は近づかないようなので、ズームアップして撮影。この塔は中世に税関として建てられ、その後は船の信号灯として使われました。川の中洲に建っています。


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ねずみの塔の対岸にも古城、エーレンフェルス城があります。そのまわりはワイン畑です。このあたりはドイツには珍しく赤ワインの産地だそうです。


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日が差して明るくなってきましたが、結構小寒く感じます。船は順調に進んでいきます。


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左手にラインシュタイン城が見えてきます。


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と、古城の下を電車が走っていきます。慌てて、カメラをそっちに向けて、シャッターを切ります。


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ラインシュタイン城を見ていると、船が方向転換を始めました。


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ラインシュタイン城の対岸にあるアスマンスハウゼンの船着き場に到着です。一面、ワイン畑が広がっています。ここではほとんど乗り降りはありません。アスマンスハウゼンにはリューデスハイムからリフトを乗り継いでいくこともできたのに気が付きました。途中にニーダーヴァルトという展望台もあったので、それもよかったかな・・・。ここから乗船という手もありました。もっともそれではねずみの塔は見られなかったわけだし、まあいいか。


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リューデスハイムからアスマンスハウゼンまでのクルーズのルートを地図で確認しておきましょう。


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ラインクルーズはまだ始まったばかり。30分ほどクルーズを楽しんだだけ。まだまだ先は長いです。この先のクルーズの様子は次回以降で。



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ラインの旅:ドイツ編~ラインクルーズ・・・次々と続く古城

ラインクルーズは予想以上に面白い! 有名なお城や無名のお城、それに河畔の街など見飽きることがありません。

アスマンスハウゼンの船着き場を出港すると、真向いのラインシュタイン城 Burg Rheinsteinがよく見えます。切り立った岩の上に築かれています。いかにも堅固そうな古城です。


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船尾の方を眺めると、ラインの流れの豊かさに感銘を覚えます。


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船首の方に目を移します。クルーズ船はぐんぐんと水をかき分けて、進んでいきます。


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ラインシュタイン城がどんどん離れていきます。


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と、すぐにライヒェンシュタイン城 Burg Reichensteinが見えてきます。先程のラインシュタイン城とは2㎞弱ほどしか離れていません。名前も似ているので、紛らわしいです。2つの城がこんなに近接しているのは、ラインシュタイン城がライヒェンシュタイン城に対抗するために建てられたからです。


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ライヒェンシュタイン城はなかなか立派な城ですが、一時期は荒廃していたそうです。ところが18世紀末から19世紀にかけて流行したライン渓谷の城郭復興運動(いわゆる「ラインロマンティーク」)で大規模な城の復元工事が行われて、現在の姿になったそうです。ラインの古城にも歴史があるんですね。


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ライヒェンシュタイン城が建つ丘の麓の街も綺麗ですね。


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ライヒェンシュタイン城から次第に離れていきます。


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ライヒェンシュタイン城が山影に隠れそうになってきます。


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また、目の前を電車が通り過ぎていきます。こちらはDBの電車が走る幹線のほうです。


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次にゾーネック城 Burg Sooneckが見えてきました。電車の窓からもちらっと見た古城です。今度はじっくりと眺めましょう。


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ライヒェンシュタイン城とも2kmほどしか離れていませんが、どちらもアーヘンのコルネリミュンスター修道院が建てたお城です。


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ゾーネック城の真横に来ました。このお城は山の中にあり、近くには街もなく隔絶した環境の孤城です。訪れる人も少ないようです。


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ゾーネック城が離れていきます。


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しばらくすると町が見えてきます。ニーダーハイムの町です。


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そのニーダーハイムの町の教会の側に建つのがハイムブルク城 Burg Heimburgです。これまでのお城は丘の上に建っていましたが、このお城は町の中にあります。要塞としてはあまり機能しなかったでしょう。


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その先のワイン畑の上にフュルステンベルク城 Ruine Furstenbergが建っています。これは廃墟のようです。


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ズームアップすると荒廃ぶりがよく分かります。


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対岸の船着き場ロルヒ Lorchに到着しました。町の丘の上をよく見ると、なにやら城らしきものが見えます。


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ノリッヒ城 Burgruine Nolligです。これも廃墟ですね。


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アスマンスハウゼンからロルヒまでのクルーズのルートを地図で確認しておきましょう。


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ラインクルーズの旅、次から次へと古城が現れるので、退屈する暇もなし。カメラのシャッターを切り続けます。

ラインクルーズはまだまだ続きます。この後は次回で。



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ラインの旅:ドイツ編~ライン川の美しき古城・・・シュターレック城とプファルツ城

ラインクルーズは続きます。
ロルヒの船着き場を出港すると、また、対岸のフュルステンベルク城が目に入ります。


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ロルヒの町を過ぎていきます。

これまで、時々日が差したり小雨がぱらついたりで少々寒いのですが、甲板で頑張り続けます。かなりの人が堪りかねて、下の船室に降りていきました。まだ甲板に残っているのは、相当の好きものだけです。


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次のお城のシュターレック城 Burg Stahleckが見えてきました。


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円錐形の屋根のある監視塔を中心に綺麗な城郭になっています。現在はとても人気のあるユースホステルになっているそうです。


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逆方向に進むクルーズ船がやってきました。船とお城の組み合わせがなかなかいいですね!


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シュターレック城が建つ丘の麓の河畔は緑の公園になっていて、気持ちよさそうです。こういうところで途中下船してみたいですが、残念ながらそういう時間的な余裕はありません。


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シュターレック城の麓の町バッハラッハ Bacharachの船着き場に接岸します。


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バッハラッハの船着き場を出港します。バッハラッハの聖ペトロ教会を始めとする中世風の街並みと丘の上のシュターレック城が美しいですね。


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シュターレック城に目が釘付けになっている間に船は進んでいきます。


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すぐに対岸にある中洲の小さな城が見えてきます。と、川沿いを電車が走っていきます。先ほど乗ってきた私鉄VIASの電車です。


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見えてきたお城は川の中洲に建つプファルツ城 Burg Pfaltzgrafensteinです。山の上にもグーテンフェルス城 Burg Gutenfelsが見えています。


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ぐんぐん、プファルツ城とグーテンフェルス城が近づいてきます。


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派手なプファルツ城と古色蒼然としたグーテンフェルス城の対照の妙が興味深いところです。


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プファルツ城は真ん中の5角形の塔が先に建てられ、その後に塔を取り囲む城壁が造られたそうです。城壁はまるで船のような形をしています。これはライン川の激しい水の流れから、塔を守るためだそうです。そもそも、こんなところに城を建てても敵の攻撃からは守りにくくて軍事的な意味はあまりありません。これは城というよりも、ライン川を通行する船から通行税を徴収するための税関でした。
軍事的な城の役割を果たしていたのは丘の上に聳えているグーテンフェルス城です。


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プファルツ城を真横から眺めることができました。


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プファルツ城を十分鑑賞したところで、船が離れていきます。


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このプファルツ城までは、一部の例外(エーレンフェルス城、ノリッヒ城)を除いて、お城は左岸に集中していました。このプファルツ城に惹かれて、乗客はみなさん、右側に集合です。


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また、美しいラインクルーズ船が横を通り過ぎていきます。


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船はカウプ(Kaub)の船着き場に到着。プファルツ城のすぐ近くです。


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ロルヒからカウプまでのクルーズのルートを地図で確認しておきましょう。


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ラインクルーズは佳境にはいってきましたが、この後は次回で。

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ラインの旅:ドイツ編~ライン川クルーズのハイライト・・・シェーンブルク城とローレライ

ラインクルーズは続きます。
カウプの船着き場を出港すると、遠くの丘の上ににまたお城が見えてきます。


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シェーンブルク城 Schonburgです。10~12世紀頃に起源を持つ古城です。


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近づき、お城がはっきりと見えてきます。大変に美しいお城です。シェーンブルク城というのはドイツ語で「美しい城」という意味であり、ライン川流域で最も美しいとの評判の城です。現在は最も人気のある古城ホテルになっています。saraiは今日この古城ホテルに宿泊する予定なので、とても楽しみです。


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シェーンブルク城の正面までやってきました。


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シェーンブルク城を過ぎて、オーバーヴェーゼル(Oberwesel)の町の中心の前に出ます。1308年に建設された、赤い教会との別名を持つ聖マリア教会が大きく見えて、その向うにシェーンブルク城が見えます。美しい風景です。


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オーバーヴェーゼルの船着き場に到着。シェーンブルク城に泊まるので、ここで降りれば便利なのですが、この先にローレライという名所があります。このまま船に乗って、ローレライを通ってコブレンツまで行き、そこから電車でこのオーバーヴェーゼルに戻ってきます。


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クルーズ船はすぐにオーバーヴェーゼルの船着き場を離れます。


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オーバーヴェーゼルは搭とワインの町として知られ、ライン河谷で中世城壁や搭が最もよく残っています。目の前には、一番左に聖マルティン教会(St. Martins-Kirche)、真ん中に小さなカッツェン搭(Katzenturm)、一番右に大きなオクセン搭(Ochsenturm)が見えます。


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オーバーヴェーゼルの町を離れると、いよいよラインクルーズのハイライトのローレライに近づいてきます。川が左に湾曲しており、そこを過ぎるとローレライが見えてくる筈です。


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砂を積んだ貨物船とすれ違います。前方の右岸にローレライの岩山が見えてきました。


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遂にローレライの岩山の全景が顔を出しました。真正面に見える丘がローレライです。


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ローレライの湾曲した流れに入ってきました。昔は船の難所で、よく座礁したと言われています。ローレライの岩山は今や右岸の前方に大きく見えています。


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と、ローレライの岩山の下のトンネルから私鉄VIASの電車が飛び出してきました。ここは我々も早朝に通ったところです。やはり、トンネルはローレライの真下を通っていたんですね。


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ローレライの岩山の真横に出ました。ごつごつした岩が露出した大きな岩山です。


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船はローレライの岩山を回り込んでいきます。川は大きく湾曲しているところです。


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あっという間にこの船の難所は通り過ぎていきます。ローレライの岩山はずっと後方になりました。


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クルーズ船の乗客はこのハイライトシーンを見るために全員、総立ちで見物しています。


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ライン川の中洲にある少女の像が見えます。船は結構離れて航行するので、ズームアップしての撮影です。


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カウプからローレライまでのクルーズのルートを地図で確認しておきましょう。


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これでライン川クルーズの佳境はほぼ見終えたという感じです。ここまで1時間半ほどでした。しかし、コブレンツまでのクルーズはまだ半分も終わっていません。
ライン川クルーズはまだまだ続きますが、それは次回で。



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この記事へのコメント

1, ハルくんさん 2013/08/01 12:48
saraiさん、ご無沙汰しました。

ローレライの岩山に登ったことがありますが、展望台から眼下に見下ろすライン川が雄大かつ美しくとても素敵でした。
近くにローレライの像というのが有るのですが、中々の美人でしたので、彼女と手を握って記念写真を撮りました。
そのあとに、特に水難事故も女難事故もありませんでしたけれども。心の中では女難事故に遭って沈没したいと思っていたのですが・・・(笑)

2, saraiさん 2013/08/02 00:30
ハルくんさん、こんばんは。

とてもユーモアあふれるコメント、ありがとうございます。
ローレライの像というのがあるんですね。よい記念になりましたね。羨ましい!
ところで、貴ブログのラインの旅でシューマンの交響曲「ライン」を紹介していましたね。今思うと、ライン川クルーズ中にIPODでこの曲を聴けば、雰囲気抜群だったと後悔しています。

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ラインの旅:ドイツ編~ライン川クルーズ・・・猫城、ラインフェルス城、ねずみ城

ライン川クルーズのハイライトのローレライを過ぎました。

今度は前方、右岸にお城が見えてきます。


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岩山の上に立つのは、カッツ城(Burg Katz)。ドイツ語で「猫城」という意味です。現在は何と、日本人企業家の個人が所有しているそうです。


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このカッツ城の対岸の町ザンクト・ゴア St.Goarの船着き場に到着。


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ここで日本人ツアー客がぞろぞろと下船していきます。残っている日本人ツアー客は半分ほどになりました。


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対岸の町ザンクト・ゴアハウゼン St.Goarshausenの丘の上にはカッツ城が見えています。


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一方、こちらの岸辺の町ザンクト・ゴアの山の上にはラインフェルス城 Burg Rheinfelsが見えます。これらのライン川を挟んで建つ2つの城はペアで連携して機能していたそうです。もちろん、目的は通行税の徴収です。


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ザンクト・ゴアの船着き場を離れます。ラインフェルス城がよく見えます。この城は現在は古城ホテルになっています。


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すぐに対岸の町ザンクト・ゴアハウゼンの船着き場に接岸。


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このザンクト・ゴア・ハウゼンで、残っていた日本人ツアー客が皆下りて行きました。お互い手を振って別れを惜しみます。


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船に残っている我々2人を見つけた日本人ツアーの関係者が、あなたたちも降りるんじゃないのと注意してくれますが、個人旅行だとを告げると、その人は納得して下りて行きました。船長さんも心配そうに我々を見てましたが、コブレンツまで行くことが分かると安心したようで出発です。ラインフェルス城を見ながら、船は岸を離れていきます。


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いきなり甲板は私達2人だけになり、何だか寒々しい!


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船長さんも船客が減って、何やらリラックスした雰囲気です。


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周りの岸辺の丘は大規模なワイン畑になっています。その中をすっかり静かになったクルーズ船は粛々と進んでいきます。


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甲板の最後部から後ろを眺めると、ラインフェルス城が小さくなっていきます。カッツ城はもう見えません。


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甲板上は乗組員が既にお片付け中です。我々以外には誰もいませんからね。船の前方には、またお城が見えてきました。ここから先は一般ツアーでは見られないところです。


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お城がはっきりと見えてきます。マウス城(Burg Maus)です。これは、ドイツ語で「ねずみ城」ということです。


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マウス城は現在は個人所有となり、鷲や隼の飼育場になっているそうです。


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マウス城をズームアップ。このお城はカッツ城(猫城)に対して、対比でマウス城(ねずみ城)と呼ばれるようになりました。そこには猫が鼠を駆逐するという皮肉がこめられていたそうです。


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マウス城の真横を通過します。


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マウス城があっという間に遠くなっていきます。クルーズ船も乗客が減って、スピードを上げたような気がします。


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ローレライからマウス城までのクルーズのルートを地図で確認しておきましょう。


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ここからしばらくは城もありません。しかし、コブレンツまでの船旅はまだまだ2時間ほど続きます。それについては次回で。



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ラインの旅:ドイツ編~ライン川クルーズ・・・シュテレンベルク城とリーベンシュタイン城、ボッパルト、リーベネック城

リューデスハイムからコブレンツまでのライン川クルーズはようやく半ばを過ぎたあたりです。しかし、おおかたのお城は見終わりました。この先には4つほどのお城を残すのみです。
密集していたお城の最後を飾るマウス城がぐんぐん遠ざかっていきます。


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これから先は見るポイントも少ないので、下の船室に下りることにしました。船室もがらんとしています。


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船室の様子をチェックしてみると、乗客全員が船室前方に集合しているようで、その数・・・9人、もちろん日本人は我々2人だけです。


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船室は当然暖かく、窓際は思った以上に見晴らしがよく快適です。これなら船室も良いですね。一番前方の席に陣取って、窓からの眺めを楽しみます。


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ところが小雨が降ってきて、船の進行方向の窓に雨粒がついて、視界が少しぼやけてきます。


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それなりの視界はあるのですが、カメラの焦点は窓の雨粒に合ってしまい、外側の景色はぼやけてしまいます。


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仕方がないので、最前方のテーブルから撤退し、少し後方の窓際のテーブルから側面の窓の景色を楽しむことにします。そこは雨の影響はほとんどありません。
右岸に1対のお城が見えます。左がシュテレンベルク城 Burg Sterrenberg、右がリーベンシュタイン城 Burg Liebensteinです。この2つの城は「敵対する兄弟の城」の伝説のある城です。2人の兄弟が一人の美しい姫をめぐって戦い、互いに殴り殺したと伝説があるそうです。無論、伝説に過ぎないのであって、そういう史実はありません。


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これがシュテレンベルク城です。一番右に見えるのは、2つの城の中間に建つ城壁「喧嘩の壁」です。


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これがリーベンシュタイン城です。


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シュテレンベルク城とリーベンシュタイン城の最寄りの町カンプ・ボルンホーフェン(Kamp-Bornhofen)です。ここには私鉄VIASのカンプ・ボルンホーフェン駅もあり、九十九折の山道、それも車一台分の幅しかない急坂を上っていくとお城に行けるそうです。お城はホテル&レストランになっていて、送迎サービスもあるようです。
クルーズ船も停泊していますが、私達の乗っている船はこの町は通過します。


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やがて、ボッパルトの町に近づくと、対岸(右岸)に渡し船が見えました。ボッパルトの町との渡し船のようです。乗り場近くには車がたくさん停まっています。


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そのボッパルト Boppardの町の船着き場に到着。大きな町です。


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ボッパルトをすぐに出港し、右岸には小さな教会も見えます。


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この先はライン川が大きく右に180度も蛇行します。正面の左岸の丘にはワイン畑が広がっています。


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このあたりで右に90度ほど曲がってきましたが、写真では残念ながらよく分かりませんね。ボッパルトの町からチェアーリフトで展望台ゲデオンスエックに上ると、このおおきな湾曲が見渡せるようです。


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ライン川が大きくうねっています。どんどん右に船は回り込んでいきます。これは右岸です。右岸はまるで半島のようです。その半島状の地形の真ん中は低い丘になっています。


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ライン川の蛇行を曲がり終えたところで、そろそろお腹も空いてきました。お昼ごはんにスープをお願いします。これがトマトスープ。


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これはコンソメスープ。


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スープを飲んでいると、大きなクルーズ船とすれ違います。
おっと、その船の上に見えている対岸の山の上に小さな城が見えます。


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リーベネック城 Schloss Liebeneckです。ライン川右岸の町オスターシュパイ Osterspaiの山の上にあります。


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マウス城からボッパルトの大彎曲を通ってリーベネック城までのクルーズのルートを地図で確認しておきましょう。


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スープでお腹も満たされ、冷え切った体もほっこりし、コブレンツまで快適な船旅を続けます。
この後は次回で。



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ラインの旅:ドイツ編~ライン川クルーズ・・・マルクスブルク城、マルティンス城、シュトルツェンフェルス城

ラインクルーズは続きます。

ボッパルトの大蛇行を過ぎると、今度は右岸前方の山の上にお城が見えてきます。


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マルクスブルク城 Marksburgです。


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このマルクスブルク城は度重なる戦争をくぐり抜け、中世のままの姿が無傷で残ったそうです。ライン川の古城では唯一です。実際、美しい姿ですね。現在は博物館とレストランになっているそうです。


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マルクスブルク城の正面を通過します。


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ブラウバッハ(Braubach)の町に差し掛かります。この町の山の上にマルクスブルク城が建っています。


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ブラウバッハの町の船着き場に接岸。マルクスブルク城も間近に見えています。


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ブラウバッハの船着き場を出港すると、左岸にランス(Rhens)の町が見えてきます。綺麗な町並みです。ディオニュソス教会(Dionysioskirche)が見えます。


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木組みの大きな家も見えます。


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やがて、右岸の岸辺にマルティンス城(Martinsburg)が見えました。この城も税関城です。ここはオーバーラーンシュタイン(Ober-Lahnstein)の町です。この町には、もうひとつ、山の上にラーンエック城(Burg Lahneck)があった筈ですが、左岸に目を移した為に見逃しました。残念!


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さて、オーバーラーンシュタインの町の対岸にも綺麗な家々が河畔に建ち並んでいます。


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そして、その先には、シュトルツェンフェルス城 Burg Stolzenfelsが見えてきます。この辺りはもうコブレンツ市の一部です。


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シュトルツェンフェルス城はこのラインクルーズの最後のお城になります。美しい風景です。


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一番大きな塔は現在、改修工事中です。黄色い綺麗なお城なので、ちょっと残念です。


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最後のお城も遠ざかっていきます。名残惜しく感じて、じっと眺めていました。


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右岸には、ヨハニス教会(Johanniskirche)が見えます。写真では分かりませんが、ここはラーン川(Lahn)の合流ポイントです。


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やがて、行く手に大きな橋が見えてきました。コブレンツが近づいたようです。そういえば、リューデスハイムからここまでライン川には全く橋がありません。たまに、渡し船があっただけです。ライン川の対岸は、近くて遠いですね。


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橋に差し掛かります。南橋Sudbruckeです。橋は2本架かっていて、手前が自動車用Sudbruckeで、その向こうが鉄道橋Horchheimer Bruckeです。今日の早朝、私鉄VIASでコブレンツを出発し、すぐにライン川を渡った鉄橋がこの橋でした。


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鉄橋をくぐり抜けました。もう、コブレンツの街の中です。


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ライン川沿いにコブレンツの街並みが見えます。


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さらにもう1本、大きな橋の下をくぐります。Pfaffendorfer Bruckeです。


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ボッパルトの大彎曲からコブレンツまでのクルーズのルートを地図で確認しておきましょう。


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ここまでくれば、コブレンツの船着き場はすぐそこです。
次回はコブレンツの船着き場から、駆け足でのコブレンツ見物です。



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ラインの旅:ドイツ編~ライン川クルーズもグランドフィナーレ・・・コブレンツ到着

ライン川クルーズもいよいよフィナーレです。

コブレンツの船着き場に近づくと、右岸の山の上に規模の大きな要塞が見えます。エーレンブライトシュタイン要塞 Festung Ehrenbreitsteinです。


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次に目に入ったのは、ライン川を横断するロープウェイ。これは乗らなくっちゃあね。


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エーレンブライトシュタイン要塞が間近に見えます。このコブレンツの地はライン川とモーゼル川が合流する交通の要所ですし、何と言っても軍事上の重要ポイントです。事実、度々、ドイツとフランスが奪い合った歴史があります。したがって、とても頑強な要塞になっています。


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コブレンツの船着き場が目の前に迫ってきました。


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いよいよ接岸です。船着き場にはKDラインの旗がはためいています。


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クルーズ船のスタッフも接岸のためにスタンバイしています。


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もう少しで接岸というところで、クルーズ船のスタッフがひょいと桟橋に飛び移りました。やるね!


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きっちりと桟橋とつながりました。いよいよ長かったラインクルーズも終わり、下船です。


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下船して、リューデスハイムからクルーズしてきた船体を眺めます。スマートな船体です。もっと大きなクルーズ船にも出会いましたが、あれはもっと長距離のクルーズ船なのかな? ところで、このクルーズ船はKDライン社の船ですが、KDラインはドイツ語で発音すると「カーデーライン」です。この発音だと、いかにもドイツっていう雰囲気でラインクルーズにふさわしいですね。


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桟橋をちょっと離れたところから、クルーズ船を眺めてみました。船尾から見ても美しい船体ですね。


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こちらから対岸のエーレンブライトシュタイン要塞が見えます。ロープウェイに乗ってあの山の上に渡り、ライン川とコブレンツの街の眺めを楽しみましょう。


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ロープウェイ乗り場はライン川沿いを少し行ったところです。急いでいきましょう。


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ゴンドラが目の前。わくわくします。


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ゴンドラはここからライン川を渡って、対岸の山の上に向かっています。


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これが地図です。今いるところはドイチェスエックというライン川とモーゼル川の合流点で、鳥のくちばしのように尖っているところです。ここからライン川を斜めに横断し、エーレンブライトシュタイン要塞まで一気に上っていきます。


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まずはロープウェイのチケットを購入しなくてはね。どうやら、チケットの窓口はロープウェイの先にあるようです。


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窓口でチケットの種類を確認しながら、チケットを購入します。チケット売り場の先に見える大きな教会は聖カストア教会です。


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ロープウェイの往復と対岸のエーレンブライトシュタイン要塞入場のセット券を購入。一人11.8ユーロとちょっと高いです。ロープウェイはザイルバーン・コブレンツ(Seilbahn Koblenz)って言うようです。


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さあ、ロープウェイ乗り場に進みましょう。


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ロープウェイでライン川を渡るという面白い経験ができそうですが、それは次回で。




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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

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じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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