今日は2日滞在したデルフトDelftからデン・ハーグDen Haag、ユトレヒトUtrechtを経由してオランダ国内を出て、ドイツのライン川の街、ケルンKölnとボンBonnを訪れます。ライン川を遡る旅の本格的な開始です。昨日訪れたロッテルダムRotterdamがライン川河口の街ですから、ロッテルダムからライン川を遡る旅に出発という気分です。ですから、ロッテルダム出発ということにして、これからのラインの旅の全体地図を俯瞰しましょう。今日はそのうち、ボンまでの行程です。

配偶者はちょっと早目に起きて荷物の整理をします。荷物が片付くころにsaraiが起床。デルフトで2度目の朝食は美味しそうな料理がわかっているので、それらをチョイチョイと選択して、美味しく頂き終了。

早目にデルフトの駅に向かいます。歩道橋での移動を恐れていたのですが、幸いにも予定した電車は1番のプラットホーム発なので歩道橋での移動はなし。助かりました。チケットは既にネットでDBのサイトから購入済みです。このA4の紙1枚でデルフトからボンまでの2人分のファーストクラスのチケットになります。EUROPA-SPEZIALという格安チケット。指定席券も含めて、2人で106ユーロです。

早目に駅に着いたので、予定より1つ前の電車に乗れそうです。乗り換えには余裕がある方が良いので、早い電車に乗りましょう。格安チケットなので、乗る電車は指定されているので、これは厳密には違反行為です。が、RE(急行)なので、多分問題ないでしょう。デルフトを出ると、曇ったような空に太陽が出ています。これは曇っているのではなく、オランダの朝の空ってこんなふうなんです。

デルフトから30分程で、デン・ハーグ中央駅Den Haag Centraal Stationに到着です。デン・ハーグには一昨日にも来ましたが、そのときはデン・ハーグHS駅Den Haag Station Holland Spoorを利用したので、デン・ハーグ中央駅は初めてです。

デン・ハーグ中央駅も工事中でした。オランダは各地の駅が工事改修中なんですね。

ここで乗り換えてユトレヒトに向かいます。ユトレヒト行きのインターシティ(IC)はここが始発駅です。インターシティの出発する5番ホームにやってきました。

これがそのユトレヒト行きのインターシティ。なかなか立派です。

行き先のユトレヒトが電車の側面の電子掲示板に表示されています。

オランダ国鉄の電車は基本的に自由席ですが、ファーストクラスはがらがらです。シートは昨日乗ったFYRAとほとんど同じです。

電車がデン・ハーグ中央駅を出ると、すぐに検札です。後にも先にも、これがオランダ国鉄NSでの唯一の検札でした。

20分ほどで、ゴーダ駅Goudaを通過。ゴーダ・チーズを食べてみたかった・・・。

電車の窓ガラスに何か模様がありますが、S(サイレンス)と書いてあります。この車両では静かにしてくださいという意味でしょう。もちろん、携帯電話での通話も控えろということでしょうね。ヨーロッパの鉄道では、声高な携帯電話での通話がうるさいことも多いので、結構なことです。

この辺りはオランダでも内陸部の筈ですが、フラットな地平がどこまでも続いています。

ユトレヒトも近くなり、大きな車両基地があります。綺麗なデザインの電車が並んでいます。

ユトレヒト中央駅Utrecht Centraal Stationに到着。

到着した12番ホームから、ケルンに向かうICEが出るので、乗り換えは楽です。これがユトレヒト中央駅の様子。

今まで乗ってきたインターシティは今度はライデン行きになって、出発していきました。

次にこの12番ホームにフランクフルト行きのDB(ドイツ国鉄)のICEが入ってきます。このICEで途中のケルンまで行きます。

乗り込んだICEの車両は先頭車両。ここからは国際列車なので、指定席がとれています。

ICEは静かに駅を出て行きます。運転席の近くで様子を観察。

この後いよいよオランダを出て、ドイツに向かいますが、それは次回で。
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