モーゼル川はフランスのヴォージュ山脈が源流で、ルクセンブルクを通り、コブレンツでライン川に合流します。今回、いっそのこと、ルクセンブルクまで遡ることも検討しましたが、そんなに無理することは止めました。
モーゼルワインで有名なコッヘムまで、鉄道で移動します。モーゼル川クルーズという手もありますが、あまりに時間がかかり過ぎるので、鉄道移動で手を打ちました。鉄道だと、ほんの30分ほどでコッヘムへ到着です。
コッヘムに向かうRE(急行)は真っ赤な2階建て電車です。

眺めのよい2階席に乗り込みます。後、数分で発車です。

電車がコブレンツ駅を出て、コブレンツの街の中を抜けていきます。

モーゼル川にかかる鉄橋を渡ります。初めて見るモーゼル川は川幅も広く、ライン川に似た感じ。

コッヘムまでずっとモーゼル川沿いに電車が走るので、船に乗るのと同様に川の景色が楽しめます。左側の窓際に座るのが肝要です。
ちょうどモーゼル川をクルーズ船が走っています。

あっという間にクルーズ船を追い抜いていきます。クルーズ船は、コブレンツからコッヘムまでモーゼル川の流れに逆らって航行し、5時間以上もかけての旅になります。鉄道に比べて10倍以上も時間がかかる勘定です。

モーゼル川の対岸には綺麗な街並みが続いています。コブレンツの郊外でしょうか。街並みの先の丘の向こうにライン川が流れている筈です。

対岸は丘の斜面が川岸にまで迫り、絶好のワイン畑が作れそうですが、このあたりはワイン畑ではなさそうです。

可愛い観光船が停泊しています。モーゼル川の観光船にしてはレトロ過ぎる感じ。何でしょうね?

電車はモーゼル川に沿って、どんどん走っていきます。

段々と空模様が怪しくなってきました。

遂に大きな雨粒が落ちてきました。まさにモーゼル川観光に暗雲が立ち込めてきた感じです。何とか天気回復を祈りたい気持ちです。

天候は一進一退。
いよいよ対岸の丘の斜面はワイン畑。モーゼルワインの産地の始まりです。丘の上にはお城のような建物も見えます。

川の手前もワイン畑になってきました。モーゼル川の流れの美しさが際立ってきました。

対岸の岸辺の緑の中に白い車が点在しています。

正面から見ると、キャンピングカーです。このあたりはキャンピング場のようです。モーゼル川の自然に溶け込んで、気持ちのよさそうなレジャー施設ですね。

ライン川を航行する細長い貨物船と同じ形の船がモーゼル川も航行しています。水運が盛んですね。

モーゼル川が左に大きく蛇行していきます。

蛇行する川の流れに沿って、電車も大きく回り込みました。

Treis-Karden駅に停車です。コッヘムまで、もう10分程でしょう。

Treis-Karden駅を出ると、またまた対岸にはたくさんのキャンピングカーが止まっています。モーゼル川はアウトドアの憩いの場なんですね。

予定の時刻ぴったりにコッヘムに到着。

まだ午後1時少し前です。コッヘムではゆっくりと時間が取れそうです。

コッヘムは小さな駅だと思っていましたが、意外に立派な駅舎です。

小雨模様なのが残念ですが、コッヘムの街を散策してみましょう。それは次回でご紹介します。
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