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ラインの旅:ドイツ編~ラインクルーズの出発点リューデスハイムまで鉄道でGO!!

旅の7日目(2013年4月10日(水)@ドイツ・コブレンツ)です。

今日は早起きして出かけます。ラインクルーズを楽しむんです。
私達は川下のロッテルダムからライン川の源流にさかのぼる旅をしていますが、その方向でクルーズすると、川の流れには逆らってしまいます。ただでさえゆったりしたクルーズ船の旅、川上りと川下りでは1.5倍の時間の差があります。それを考慮して、一旦、川上のリューデスハイムまで鉄道で移動し、そこから、K-Dライン社(Köln Düsseldorfer Deutsche Rheinschiffahrt AG)のライン川クルーズ船に乗船し、このコブレンツに戻ってくるという、ちょっと無駄な動きをとることにしました。まあ、そのお蔭で荷物を持たないでクルーズすることもできるんです。
今日の行程をラインの旅の全体地図で確認しておきましょう。朝一番でコブレンツからリューデスハイムまで鉄道(右岸)で移動。リューデスハイムからクルーズ船でコブレンツまでライン川クルーズ。そして、コブレンツから鉄道(左岸)で今日泊まる古城ホテルのあるオーバーヴェーゼルまで移動します。

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朝1番のリューデスハイム発のK-Dラインのクルーズ船に間に合うように、6時には起きて、朝食なしでホテルを出ます。ホテルの人もまだ出勤していないということで、チェックアウトは昨夜のうちに済ませましたし、荷物はパッキングして、部屋に残しています。こうしておけば、ホテルが預かってくれるということになっています。鍵はドアのボックスに入れておくことになっていましたが、早目に出勤してきたホテルのスタッフの女性と出会い、鍵を手渡すことが出来ました。

6時半過ぎの駅は結構賑わっています。駅構内のパン屋さんも忙しそうです。マックも開店しています。


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鉄道チケットは朝早くの出発に備えて、事前にネットで購入しておきました。ただし、割引なしの通常料金での購入です。ちなみにこれから乗る電車は私鉄VIASですが、ドイツ国鉄(DB)のチケットが使用できます。私鉄VIASはフランクフルトを本拠地とする鉄道会社で2005年に開業した新しい私鉄です。名称のVIASは、ラテン語の道を意味するVIAとサービスのSをつないで、命名されたそうです。正式名称はVias GmbHです。ライン川は両方の川岸を鉄道線路が走っていますが、左岸を走るのが幹線で右岸を走るのがローカル線です。私鉄VIASの電車はローカル線側を走ります。リューデスハイムの街は右岸、すなわちローカル線側にあります。


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コブレンツ中央駅Koblenz Hbf構内をホームに向かいます。朝早くですが、結構、乗降客がいます。


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一番端の9番ホームに出ました。目的の電車は109番ホームだということなので、急いで探しましょう。


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ホームの先のほうに電車が停まっているのが見えたので、そちらのほうに進みます。すると、109番ホームの案内表示があります。一安心です。


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結局、9番ホームの端が109番ホームでした。既に電車は入線しています。車体の最後尾にはVIASという私鉄名が表示されています。


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早速、この電車に乗り込むと、朝早いので、私達の乗った車両にはまだ、誰も乗っていません。車両は新しくて綺麗です。


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予定通りの6時54分に電車は発車しました。まだ、明けきらない朝の空です。


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と、走り出してすぐに大きな川を渡ります。


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それを見たsaraiは、川を渡るはずがないので、もしかして乗り間違えたのではないかと気が気ではなくなりました。でももう一度よくよく地図をチェックした結果、ライン川の上流に向かって川の左側を行けばよいことが分かり、一件落着。単にリューデスハイムのロケーションを誤認していただけでした。てっきり反対側だと思い込んでいました。

やっと、落ち着いて車窓のライン川の景色を楽しみます。まだ朝早く、暗い景色です。


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昨日のモーゼル川に沿った風景と似てはいるのですが、やはりライン川河畔は建物も立派だし、通り過ぎる街々も立派です。


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ライン川を行く運搬船もとても多いです。ライン川が果たす水運の重要性が感じられ、さぞかし昔から賑わっていたであろうことがひしひしと伝わってきます。


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この後のライン川クルーズの下見のような気分で、景色を楽しみます。
ちょうど、対岸を貨物列車が走っていきます。ライン川は水運、鉄道、トラック輸送と運輸の大動脈であることが実感できます。


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30分近く走って、Kestertの駅に到着。これでリューデスハイムまで残り半分くらいです。


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Kestertの駅を出て、また、ライン川沿いを電車は走ります。


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やがて、川が大きく蛇行する箇所にさしかかります。ここはローレライと思われます。対岸の風景はお馴染みの風景に思えます。


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川の中洲に少女の像が見えます。やはり、ここはローレライのようです。


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肝心のローレライの岩のところでは電車はトンネルの中を抜けていきました。ローレライを見るのはライン川クルーズのお楽しみにとっておきましょう。
それでも電車の過ぎさったほうを見ると、紛れもないローレライの風景がかろうじて見えました。これでよしとしましょう。


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この後、電車はリューデスハイムに向かいますが、古城がこれから姿を現すでしょう。そのお楽しみは次回でね。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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07/08 15:53 じじい@

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久々のコメント、ありがとうございます。
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06/18 12:46 sarai

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06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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