fc2ブログ
 
  

ラインの旅:ドイツ編~ライン川クルーズ・・・シュテレンベルク城とリーベンシュタイン城、ボッパルト、リーベネック城

リューデスハイムからコブレンツまでのライン川クルーズはようやく半ばを過ぎたあたりです。しかし、おおかたのお城は見終わりました。この先には4つほどのお城を残すのみです。
密集していたお城の最後を飾るマウス城がぐんぐん遠ざかっていきます。


Yo5X90QaMVd913.jpg



これから先は見るポイントも少ないので、下の船室に下りることにしました。船室もがらんとしています。


IVJmNhiikWcdbf.jpg



船室の様子をチェックしてみると、乗客全員が船室前方に集合しているようで、その数・・・9人、もちろん日本人は我々2人だけです。


t6b1IaYPuM37fe.jpg



船室は当然暖かく、窓際は思った以上に見晴らしがよく快適です。これなら船室も良いですね。一番前方の席に陣取って、窓からの眺めを楽しみます。


Ut8Sjxg2WI9655.jpg



ところが小雨が降ってきて、船の進行方向の窓に雨粒がついて、視界が少しぼやけてきます。


oKjJXBrPrJbcc5.jpg



それなりの視界はあるのですが、カメラの焦点は窓の雨粒に合ってしまい、外側の景色はぼやけてしまいます。


v5D7zG4hu819c2.jpg



仕方がないので、最前方のテーブルから撤退し、少し後方の窓際のテーブルから側面の窓の景色を楽しむことにします。そこは雨の影響はほとんどありません。
右岸に1対のお城が見えます。左がシュテレンベルク城 Burg Sterrenberg、右がリーベンシュタイン城 Burg Liebensteinです。この2つの城は「敵対する兄弟の城」の伝説のある城です。2人の兄弟が一人の美しい姫をめぐって戦い、互いに殴り殺したと伝説があるそうです。無論、伝説に過ぎないのであって、そういう史実はありません。


HvkTRV3tK2be8f.jpg



これがシュテレンベルク城です。一番右に見えるのは、2つの城の中間に建つ城壁「喧嘩の壁」です。


rxJ_jD8Ub07438.jpg



これがリーベンシュタイン城です。


tfD_XCb0thca0f.jpg



シュテレンベルク城とリーベンシュタイン城の最寄りの町カンプ・ボルンホーフェン(Kamp-Bornhofen)です。ここには私鉄VIASのカンプ・ボルンホーフェン駅もあり、九十九折の山道、それも車一台分の幅しかない急坂を上っていくとお城に行けるそうです。お城はホテル&レストランになっていて、送迎サービスもあるようです。
クルーズ船も停泊していますが、私達の乗っている船はこの町は通過します。


mNWmxyHxV0bbbd.jpg



やがて、ボッパルトの町に近づくと、対岸(右岸)に渡し船が見えました。ボッパルトの町との渡し船のようです。乗り場近くには車がたくさん停まっています。


OSKtuwFeuQecc7.jpg



そのボッパルト Boppardの町の船着き場に到着。大きな町です。


SLVTSOzvoaed66.jpg



ボッパルトをすぐに出港し、右岸には小さな教会も見えます。


zxI1zGwGkF98d0.jpg



この先はライン川が大きく右に180度も蛇行します。正面の左岸の丘にはワイン畑が広がっています。


XzXFtlkfIac81b.jpg



このあたりで右に90度ほど曲がってきましたが、写真では残念ながらよく分かりませんね。ボッパルトの町からチェアーリフトで展望台ゲデオンスエックに上ると、このおおきな湾曲が見渡せるようです。


sO99eG4J3Fa1bc.jpg



ライン川が大きくうねっています。どんどん右に船は回り込んでいきます。これは右岸です。右岸はまるで半島のようです。その半島状の地形の真ん中は低い丘になっています。


skE9tshDled875.jpg



ライン川の蛇行を曲がり終えたところで、そろそろお腹も空いてきました。お昼ごはんにスープをお願いします。これがトマトスープ。


UiII5Pocau454a.jpg



これはコンソメスープ。


Ip9_iEe7dF607d.jpg



スープを飲んでいると、大きなクルーズ船とすれ違います。
おっと、その船の上に見えている対岸の山の上に小さな城が見えます。


7bRuSCC9dofe24.jpg



リーベネック城 Schloss Liebeneckです。ライン川右岸の町オスターシュパイ Osterspaiの山の上にあります。


lLydB3O1Hk362b.jpg



マウス城からボッパルトの大彎曲を通ってリーベネック城までのクルーズのルートを地図で確認しておきましょう。


2013072901.jpg



スープでお腹も満たされ、冷え切った体もほっこりし、コブレンツまで快適な船旅を続けます。
この後は次回で。



↓ saraiのブログを応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね

 いいね!



テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

人気ランキング投票、よろしくね
ページ移動
プロフィール

sarai

Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

来訪者カウンター
CalendArchive
最新記事
カテゴリ
指揮者

ソプラノ

ピアニスト

ヴァイオリン

室内楽

演奏団体

リンク
Comment Balloon

金婚式、おめでとうございます!!!
大学入学直後からの長いお付き合い、素晴らしい伴侶に巡り逢われて、幸せな人生ですね!
京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR