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ラインの旅:フランス編~マリー・アントワネットゆかりのロココの館・・・ロアン邸館

大聖堂西側正面のファサードをじっくりと鑑賞しました。素晴らしい建築作品です。堂々として繊細な美に満ちた大聖堂に深い感銘を受けました。


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次は大聖堂の隣にあるロアン邸館Palais Rohanに行ってみます。大聖堂の側面を回り込みます。後陣のあたりは工事中です。これだけの建物を維持するためには、常にどこかは修復が必要でしょう,


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大聖堂を回り込むとロアン邸館が見えてきましたが、その前の広場はこれまた工事中です。


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工事中の現場の間の通路を抜けて、ロアン邸館の北側玄関の前に出ます。ドイツ風の建物が立ち並ぶ中、いかにもフランスらしい建物です。ここはマリー・アントワネットゆかりの建物で、配偶者がとても興味を持っていました。大変贅を尽くした建物で、宮殿といってもよい感じです。


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これは北側玄関の左側です。壁面が楕円の曲線を描く優美な佇まいになっています。これはロココ様式の傑作といわれるパリのスビーズ館に影響を受けているそうです。


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こちらは北側玄関の右側。


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玄関のアーチを抜けると、石畳の中庭に出ます。どっしりと落ち着いた石造りの建物に囲まれます。この建物はヴォージュ山脈から切り出した赤砂岩で作られていて、アルザス地方特有の色をしています。この砂岩は濡れると赤く、乾いて光を浴びると淡黄色になるそうです。


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中庭を進み振り返ると、北側玄関越しに大聖堂の側面が見えます。


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ロアン邸館は1732年、時のストラスブール大司教のガストン・アルマン・マクシミリアン・ド・ロアン・スビーズが造営を命じました。ガストンは太陽王ルイ14世の庶子と言われる人物で、大司教であるばかりでなくアルザス地方の領主も兼ねていて、絶大な権力を握っていました。彼は宮廷建築家ロベール・ド・コットに建築を依頼。バロック・ロココ様式を熟知したコットはヨーロッパ中から第一級の芸術家や職人を呼び寄せ、豪華なロココの館を完成させました。
そして、1770年4月、オーストリアからルイ16世に嫁ぐために旅をしてきたマリー・アントワネットが、フランスでの第1夜をこのロココの館で迎えました。その翌日、彼女は身に着けるすべてのものをフランスのものに代えるために引き渡しの儀式の場所、ライン川の中洲に向かったのでした。
この館の主、ロアン家はストラスブールの大司教を4人も輩出する名家でしたが、1785年に時のロアン枢機卿が有名な《王妃の首飾り事件》で詐欺に巻き込まれ、一時は王妃マリー・アントワネットが自分の名前を使われて侮辱されたとして、彼を逮捕させる騒ぎにまで発展します。裁判の結果、無罪になったとは言え、ロアン家の名誉は失墜します。その結果、フランス大革命後の1791年にこのロアン邸館はストラスブール市に没収されました。
その後、ストラスブール市はこの館をナポレオンに献上し、ナポレオンは妻ジョゼフィーヌを伴って、たびたびこの美しいロココの館を訪れたそうです。
いやはや、華麗な歴史に彩られた館です。これは是非、その内部も見学しないといけないでしょう。向かって左側にエントランスがあります。


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ここで入場チケットを購入。窓口のお姉さんがどのチケットが欲しいのって聞いてきます。フルチケットは併設している美術館や考古学博物館も見るものらしいので、saraiは館だけで結構と言うと、1階の装飾博物館のチケットを出してくれました。1人3ユーロです。


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まず、とても立派な大広間があります。


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大きな窓があるので、その窓から外を見ると、イル川の流れが見えます。


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この大広間から出て、ロココの館の美を巡ってみましょう。


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この後は次回で。



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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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たかぼんさん、初めまして。saraiです。

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もっとも、ブッシュ

09/17 02:04 sarai

とても素晴らしいお話をお聞かせ頂き感謝いたします。
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えりちゃさん、コメントありがとうございます。
最終公演に行きますが、ムーティ&ウィーン・フィルは渾身の力で凄い演奏を聴かせてくれますよ。特にシューベルトは有終の

11/09 22:13 sarai

尻上がりに素晴らしくなりました!
あの弦の響きにもうハマるのですよ!
あと2公演ありますが、もう既に同じプログラムを2回演奏しているので、ますます良くなるか、ち

11/09 10:56 えりちゃ

えりちゃさん、お久しぶりです。saraiです。

なかなか、海外渡航の見通し、立ちませんね。来年あたりはどうでしょうね。長期戦覚悟で我慢するしかありませんね。

こちら

04/10 02:37 sarai
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