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ラインの旅:スイス編~ベルンの朝

2013年4月14日日曜日@スイス・ベルン/1回目

旅の11日目です。

ライン川を遡ってスイスのバーゼルまで来ましたが、ラインの旅は1日だけお休みして、ちょっとベルンに寄り道。目的はクレーの名画たちに再会するためです。とりわけ、最高傑作とも言える《パルナッソス山へ》がお目当てです。
明日からはまたライン川の旅の最終段階に戻ります。

朝はいつも通り、saraiは遅くまで朝寝。配偶者は早くから起き出したようです。ホテルの部屋には、小さなバルコニーがついています。


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バルコニーに出て通りを覘くと、まだ朝のこの時間は天気がはっきりしませんが、どうやら晴れるようです。やったね。


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朝食ルームに向かいます。とても清潔で綺麗なレストラン。壁には、クレーと思われる絵が飾られています。クレーの街に滞在している実感でいっぱいになります。


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シンプルなビュッフェに朝食が用意されています。


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軽く、こんなところを頂きましょう。


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朝食を終え部屋に戻りますが、部屋の前の廊下の壁には、何とクレーの《パルナッソス山へ》の複製画がかかっています。ベルンの街の宝とも言っていい絵画ですものね。


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再び部屋のバルコニーから外を眺めると、ベルンの朝は雲一つない青空が広がっています。先ほど眺めたときから2時間ほどで、こんなに爽やかな空になりました。


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気温もどんどん上がります。冬の気配よさらばっていうところです。通りの建物越しに教会のドームが頭をのぞかせています。


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駅に向かいます。立派な教会があります。精霊教会でしょうか。


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駅前から12番のバスに乗って、終点にあるパウル・クレー・センターに出かけます。ここへは2度目となるので、移動にも慣れています(その筈でした)。


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バスのチケットを買いましょう。操作方法にも慣れてきました。お金の表示を見て配偶者が一言・・・ここはスイスだからスイスフランだよ。saraiは、茫然。ちゃんと両替はしてきたのだけど、ここがスイスであることをすっかり忘れていました。バス停の隅で、saraiの腰に付けた貴重品袋からごそごそと配偶者がお金を取り出してくれます。ハイハイ、緊張して行動しますよ。無事にチケットが買えました。帰りの分も含めて、2人分で4枚購入。


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さあ、12番のバスを探しましょう。


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やって来るのが見えました。乗る前に確認すると、反対方向とのこと。運転手さんが指さす方向に移動します。12番のバス乗り場の表示があるので、そこで待ちますが、なんだか人が少ないような、いないような・・・。時刻になってもバスは来ません。あれ?・・・。saraiが時刻表の下に書いてある説明を読むと(ドイツ語だ!)、乗り場はK番と書いてあるような気がします。K番を探してウロウロすると、見つかりました。


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確かにここに12番のバスが来るみたいです。どうも道路工事の影響で変更になったような気がします。お願いだから、旅行者にもはっきり分かるようにしておいてね。お蔭でかなり時間をロスしてしまいました。
K番の標識の前で待っていると、バスはすぐに来ました。
駅前からクレーセンターへのバスの走るルートを地図で確認しておきましょう。アーレ川を渡って、町外れまで行きます。(大雑把なルートです。)


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旧市内の観光地のど真ん中の石畳の道をゴトゴトとバスは進み、アーレ川に差し掛かります。


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アーレ川にかかるニーデック橋をバスが渡っていきます。川は見えませんが、バラ公園の丘が綺麗です。


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橋を渡り切り、熊公園を抜け、バラ園への上り道を過ぎ、右折して、川沿いに坂道を上っていきます。すると、上から見下ろす形で、ようやくアーレ川とニーデック橋が見えます。右手の丘はバラ公園です。とても美しい眺めですね。


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バスは高級住宅街の高台を上がっていきます。バスの停留所案内の電子表示は分かりやすくて、とても参考になります。終点のクレーセンターはまだまだのようです。


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この記事へのコメント

1, レイネさん 2013/10/03 22:06
ベルンは、愛らしい街ですよね、首都らしさがなくて、こじんまりとして。
さて、さて、別件ですが、DNOの『ファウスト』マルグリット役が、ヨンチェヴァから別の歌手に変更になってるようです。本人のサイトのスケジュールに載ってなかったので怪しんでましたが、DNOでもキャストチェンジになってますので、彼女目当てでアムス遠征をご予定でしたら、変更された方がよろしいかと思います。METにジルダ役で出演が決まったようで、ご同慶。

2, saraiさん 2013/10/03 23:40
そうですね。ベルンの首都機能は観光客には気が付かない感じです。チューリッヒのほうがよっぽど、首都でもおかしくないですね。
ヨンチェヴァの情報ありがとうございます。結局、ガランチャもご懐妊で4月のウィーンの《ばらの騎士》もおじゃん。幸い、旅の準備はまったくしていないので、何も被害はありませんでした。また、白紙状態で来年の旅を企画します。
ヨンチェヴァのウィーン・デビューでフレミングが聴きに来ていたので、きっと、来年はMETデビューだと思っていました。もう、裏では話が決まっていたのでしょうね。まったく、ご同慶の至りです。これから、ヨンチェヴァ時代が始まるかも。ネトレプコは残念ながら、商業ベースに乗り過ぎて、まともなオペラファンが聴きたくても聴けない状態ですものね。

テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
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その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

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