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ラインの旅:スイス編~ボーデン湖畔の街コンスタンツ

2013年4月15日月曜日@スイス・チューリッヒ~ボーデン湖~ラインの滝/1回目

旅の12日目です。

オランダから続けてきたラインの旅も、前日はスイスのベルンに寄り道でライン川とはちょっと離れてしまいましたが、この日はまた、チューリッヒからライン川の旅に戻ります。ライン川を遡っての旅も、遂にその源流といわれているボーデン湖Bodenseeを訪れます。実際にはボーデン湖にライン川の上流が流れ込んでおり、その源はアルプスまで達するようですが、どうもそれは感性に合わないので、sarai的にはライン川の源流はボーデン湖ということで旅のしめくくりをしたいと勝手に思っています。

昨日に続いて快晴の朝です。saraiがこの旅で一番晴れて欲しいと願っていたのがこの日です。期待通り晴れ上がりました。配偶者のお蔭ですっ! 配偶者は無類の晴れ女ですからね。
このチューリッヒ空港近くのホテルには朝食は付いていないので、さっさと着替えて出かけます。朝食が付いていないと、時間の節約にはなりますね。
出かける間際に、今日のコースは、ややこしいことにスイスとドイツにまたがるエリアを移動することに気付きました。スイスフランとユーロの両方を持っていかないとダメなのです。気が付いて良かったです。

このホテルは空港までの送迎バスがあります。それを利用して、空港駅から今日の行動は始まります。
まずは空港内のパン屋さんで朝食のパンとジュースを買います。


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いざ、ボーデン湖畔の街コンスタンツKonstanzに向けて、空港の地下駅から電車に乗り込みます。事前にネットで購入済みのチケットは、出発地がチューリッヒ空港駅Zürich Flughafenで到着地が同じチューリッヒ空港駅。つまり、ぐるっと巡回するチケットです。途中駅はヴィンタートゥールWinterthur、ヴァインフェルデンWeinfelden、コンスタンツKonstanz、クロイツリンゲンKreuzlingen、シャフハウゼンSchaffhausen、ヴィンタートゥールです。このチケットは通常料金チケットですが、全行程を一括して購入することで、区間ごとに購入するよりも大幅に安く購入することができました。1人53スイスフランです。


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鉄道移動の全行程を鉄道路線図で確認しておきましょう。


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空港駅で、予定通りのインターシティICに乗車します。


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すぐに電車は地上に出て、快晴の中を美しい平原を走ります。


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早速、朝食をいただきます。美味しそうでしょう。


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線路近くにアパートが見えます。日本のマンションと似たような建物ですね。


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広々とした畑の中を電車は快調に走っていきます。


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乗換駅のヴァインフェルデンWeinfeldenに到着。


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ここでコンスタンツKonstanz行の電車に乗り換えます。


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車内は空いていて、ゆったりと座れます。


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車窓に美しい教会が見えます。


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コンスタンツに近づくと、遥かに美しいアルプスが見えます。


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緑の美しいスイスらしい風景の中に、チーズ工場なども見られます。


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ようやく車窓に湖の姿が見えてきました。きっと、ボーデン湖でしょう。


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予定通りコンスタンツに到着です。ところで、日本で準備したはずのコンスタンツの情報をプリントした紙が、昨夜どこを探しても見つからず、コンスタンツ到着の最初の用事はツーリスト・インフォメーション探しとなりました。でも、これは駅舎のすぐ隣にあり一安心。


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地図は0.5ユーロです。電車に乗ったのはスイスで、電車を降りたコンスタンツはドイツなんです。ツーリスト・インフォメーションの女性に、スイスフラン?ユーロ?ややこしいたらありゃしないねっていうと、そうなのよねと笑っていました。


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これがその地図。地図を見ると、駅のすぐ前がボーデン湖のクルーズ船乗り場(地図右下の方の赤丸の5番)です。


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到着したコンスタンツは、ライン川の源流と言われているボーデン湖畔の街なのです。いきなり目の前にボーデン湖が広がります。湖の向こうにはアルプスが見え、美しいったらありゃしない。その遥か向こう辺りはもうオーストリアです。ボーデン湖はドイツ、オーストリア、スイスの3つの国に接しているのです。あまりに大きな湖でライン川の源流というイメージは全くありません。
ライン川は、ボーデン湖の遥か向こうに見えるアルプスの山々の水が集まり作られた小さな湖のトーマ湖一体を源流域と呼び、トーマ湖から流れ出た一筋の川が、もう一つの流れと合流し、リヒテンシュタインやオーストリアとスイスとの国境を成しボーデン湖に流れ込むまでを上ライン、このボーデン湖から下流をライン川(下ライン)と呼ぶそうです。というわけで、源流域や上ラインを辿ることは旅行者としては不可能なので、今日このボーデン湖を訪れることで、saraiのライン川を遡る旅は完結すると考えています。あまりにも大きな美しいボーデン湖に源流というイメージはありませんが、あまり源流という言葉にはこだわらずに湖を楽しみましょう。
ボーデン湖クルーズを楽しむために船乗り場に急ぎます。


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これから、ラインの旅を締めくくるボーデン湖クルーズです。


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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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