マイナウ島の丘の上の大きな広場にやってきました。ここを散策しましょう。ここには立派なバラ園があるようです。残念ながら、まだ季節が早く、バラは葉も出ていません。

バラ園の真ん中には噴水が勢いよく水を噴き上げています。

これがバラ園です。あと2か月ほどで綺麗な花が見られるでしょうね。

石段を上がると、綺麗なフラワーポットがあります。まだ咲いていないバラの代わりにこのフラワーポットを愛でましょう。

石段の先にはまた庭が広がり、白いクロッカスが咲き乱れています。

花壇の先には可愛い塔が立っています。庭師の塔(Gartnerturm)という建物で、現在はお土産物ショップになっているようです。

庭師の塔には、大きな建物があります。ツーリストインフォメーションがあるようです。周りは綺麗な花園になっています。

正面には、バロック様式のマイナウ城があります。花に囲まれたお城ですね。

ツーリストインフォメーションの前の花壇にはチューリップが花盛りです。

庭師の塔の前にメーヴェンピックのアイスクリームの看板が立っていたので、ふらふらとそのショップに入ります。とても天気がよく、冷たいものが欲しくなったんです。

ところで今、写真を見ていて気が付きましたが、庭師の塔に大きな垂れ幕が下がっています。その垂れ幕の中に女性の写真がありますが、よく見知った顔です。誰だろうと思って垂れ幕の説明を読むと、有名な往年のソプラノ歌手アンネリーゼ・ローテンベルガーです。つい最近、ひょんなことで彼女のヴィデオを見て、その中で楽劇《薔薇の騎士》のゾフィーを歌う声を聴いて驚嘆したところでした。史上最高のゾフィーと言っても過言でないほどの美声でした。この庭師の塔の2階に彼女の記念館があるんだそうです。ローテンベルガーは引退後、ボーデン湖の畔で余生を過ごし2010年に亡くなったので、ここに記念館ができたのでしょうか。毎年、マイナウ城でアンネリーゼ・ローテンベルガー・コンクールという声楽コンクールもやっているそうです。ちなみに、彼女のゾフィーを聴きたい方は、カラヤン指揮の楽劇《薔薇の騎士》でシュヴァルツコップ、ユリナッチ、エーデルマンと共演したDVDが出ています。シュヴァルツコップの元帥夫人も凄いです。
ショップでメーヴェンピックのアイスバーを買い求めましたが、思わずスイスフランを出そうとして間違いに気が付きました。ここはドイツです。こういう国境近くは、本当に通貨がややこしいですね。スイスもユーロに統一してくれれば、観光は楽です。花園を楽しみながら、アイスバーを美味しくいただきました。

こんな巨大な花でできた卵もあります。季節がら、イースターエッグでしょうね。

島内は広々としていて、あちこちにベンチが置かれ、皆それぞれに寛いでいます。レストランも多くあり、好天にドッと繰り出した地元の人で賑わっています。

1時間ほどの散策を楽しみ、また船でコンスタンツに戻ります。オープンテラスのレストランの間を抜けて、船着き場のほうに向かいます。

湖を見やると、ちょうどクルーズ船がはいってきます。急いだほうがいいのかもしれません。

ボーデン湖の岸辺に出ました。

船着き場には、クルーズ船が接岸中です。まだ出航には時間がある筈です。

接岸用ブリッジを通って、クルーズ船に向かいます。

ところが、船着き場に行くと船が出ていきます。乗り損ねたかと焦りましたが、予定していた船よりも5分前に早く出る船でした。でもよく時刻表を見ると、この船はコンスタンツ直行の船だったようで、これに乗ればよかったと悔やみましたが、もう遅いですね。色んなルートの船があるようです。これで、30分の時間ロスをしてしまいました。まあ、負け惜しみを言えば、30分、余計に湖上クルーズが楽しめます。
すぐにやってきた次の船に乗り込みます。お城を見ながらマイナウ島に別れを告げます。

クルーズ船が出航して、ぐんぐんマイナウ島を離れていきます。

クルーズを楽しみながら、コンスタンツを目指します。
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