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ザルツカンマーグートへ小旅行:魅力的なゼメリング鉄道の旅

2013年4月21日日曜日@ウィーン~ゼメリング鉄道~ハルシュタット/3回目

ウィーン・マイドリング駅から乗ったレールジェットは45分ほどでゼメリング鉄道Semmeringbahnへさしかかります。
鉄道線に沿って流れるシュヴァルツァ川Schwarzaの岸辺には美しい緑の野原が広がり、可愛い家々が点在します。鉄道線は次第に高度を上げていきます。この辺りは、パイエルバッハ=ライヒェナウPayerbach-Reichenauです。レールジェットの左側の窓からは、低い山々が向こうに見えています。オーストリア・アルプスの東端の前山です。


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レールジェットはシュヴァルツァ川に沿ってぐんぐん走っていきます。


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レールジェットはまわりの野原からは高い所を走ります。シュヴァルツァ川の川面もちらちらと見え隠れするようになってきます。


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レールジェットの進行方向には、白銀に輝くアルプスの峰が遠望できます。


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ゼメリング鉄道の峠にあるゼメリング駅まで、あと25分ほどという液晶パネルの表示。これから30分程、ゼメリング鉄道が楽しめます。


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ゼメリング鉄道はウィーンからトリエステTrieste(イタリア)に至るオーストリア国鉄の南部本線Sudbahnのうち、オーストリア・アルプスの東端の分水嶺を越える区間の名称です。グログニッツGloggnitzからミュルツツーシュラークMurzzuschlag間の直線距離にして約10キロメートル、実際は急峻な峠を上るために蛇行しているので29キロメートルの区間です。高度差は麓の標高439mから最高地点の標高898mと、450mもあります。それでもアルプス越しにしては思ったほどの高度差ではありません。その理由はアルプスと言っても、ほとんど東の端っこなので、峠の高さが標高1000mを切っているんです。もう少し東側を迂回すれば、ハンガリーの平原を通り抜けることも可能です。現在はトンネルの工事を始めているので、ゼメリング鉄道は本線から外れることになるかもしれません。それでも、アプト式を使わない山岳鉄道の開祖としてのゼメリング鉄道の歴史的意義は消えることはありません。開通したのは1854年、今から160年も昔です。皇帝フランツ1世の弟ヨハン大公がこの路線の建設を強く望み、彼の命を受けたカール・フォン・ゲーガCarl von Ghegaが尊い犠牲者を出しながら開通にこぎつけました。ゼメリング鉄道はヨハン大公鉄道Erzherzog Johann-Bahnとも呼ばれるそうです。

ゼメリング鉄道のルートを地図で確認しておきましょう。


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レールジェットはアルプスの方に向かってぐんぐん進みます。そのうちに左方向に大きく迂回を始めて、進行方向の左に大きなアーチ橋が見えてきました。シュヴァルツァタル橋Schwarzatal-Viaductです。


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シュヴァルツァタル橋の上からは、清冽な流れ、シュヴァルツァ川が見下ろせます。


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左に弧を描きながらシュヴァルツァタル橋を渡っていくレールジェットの後続部分を見ることができます。


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左に迂回しながらシュヴァルツァ川を渡り切ったレールジェットは、先ほどとは逆の方向に向かってシュヴァルツァ川の対岸に沿って走っていきます。この迂回でどんどん高度を上げていきます。シュヴァルツァ川の岸の高台には綺麗な家々が並びます。


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パイエルバッハPayerbachの街はシュヴァルツァ川の両岸に分かれており、この家々はゼメリング側です。可愛い街ですね。


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レールジェットはパイエルバッハの街を通り過ぎて、山に向かって走ります。


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沿線の木々は若葉が芽吹き始めています。


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通過しているのはキュブ駅Kubでしょうか。ここが標高543m。ちょうど100mほど高度を上げたことになります。


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キュブ駅の先にはまた、アーチ橋が見えます。このゼメリング鉄道には16本のアーチ橋があります。


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アーチ橋を渡り終えると、このアーチ橋を左に旋回して渡ってくるレールジェットの後続部分が見えます。


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レールジェットの最後尾もアーチ橋にさしかかります。


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ずい分、山を登ってきました。遠くの平地が低く見えています。


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高く見えていた山々もレールジェットと同じくらいの高さに見えてきます。


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1つ目のトンネルを抜けてきました。このゼメリング鉄道にトンネルは全部で16本あります。


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鉄道はなだらかな緑の斜面の上を走り、美しい眺望が楽しめます。


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ゼメリング鉄道を走り出して、まだ10分も経過していませんが、蛇行しながら美しい山間を抜けていく体験は特別なものです。ゼメリング鉄道の旅は続きます。


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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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えりちゃさん、お久しぶりです。saraiです。

なかなか、海外渡航の見通し、立ちませんね。来年あたりはどうでしょうね。長期戦覚悟で我慢するしかありませんね。

こちら

04/10 02:37 sarai

saraiさま、
お久しぶりです!
お元気にコンサートや旅行を楽しんでおられますね!
ブログ、楽しく拝見しています。おフランス、良いね😊
私は春だというのに、仕事と用事以

04/09 05:29 えりちや

気になってたずねても 
誰にも知らんと言われなんやろ
と思いつづけて居ました❗
写真みつけてこれだと思いました❕スッとしました
教えて下さって嬉しいです
ありがとうご

02/13 22:26 みーちゃん

みーちゃんさん、saraiです。

あの謎の建物は雄琴沖総合自動観測所という施設で琵琶湖の水質を測定しているそうです。

https://www.water.go.jp/kansai/biwako/html/repo

02/13 21:40 sarai

ずーと前にうきみどうに行きました
やはり、琵琶湖の真ん中の建物が何なのか気になったままです
分かりましたか
教えてください

02/13 20:54 みーちゃん

五十棲郁子さん、コメントありがとうございます。

水道水のこと、tap waterって言うんですね。知らなかった。単にwaterで通していました。ましてや、フランス語はほとんど

02/11 00:12 sarai

フランスも地方へ行くと英語が通じないでしょう。tap water ぐらいフランス語で言えないとね。

02/10 12:54 五十棲郁子
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