バート・イシュル駅Bad Ischlを出発し、アットナンク・プフハイム駅Attnang-Puchheim経由でアッター湖畔のカンマー・シェルフリンク駅Kammer-Schörflingに向かうという事前の予定を変更して、グムンデンGmundenで途中下車することにしました。トラウン湖Traunseeの湖上に建つオルト城Schloss Ortを訪れるためです。グムンデンのローカル電車(トラム)に乗るのも楽しみの一つです。今回のザルツカンマーグートSalzkammergutの小旅行では、ローカル線を巡る予定にしています。今乗っている電車はシュタイナッハ・イルドニング駅Stainach-Irdningとアットナンク・プフハイム駅Attnang-Puchheimを結ぶローカル線を走っています。このローカル線を、一昨日はシュタイナッハ・イルドニング駅からハルシュタット駅Hallstattまで乗り、昨日はハルシュタット駅からバート・イシュル駅まで乗り、今日はバート・イシュル駅からアットナンク・プフハイム駅まで乗り、3日間かけて全線を乗り尽します。
この鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。

バート・イシュル駅を出て25分程で、Ebensee Landungsplatz駅に到着。トラウン湖Traunseeの南端のエーベン湖Ebenseeの畔です。

トラウン湖の北端にある街がグムンデンGmundenですから、トラウン湖の端から端まで走るとグムンデンに到着です。もうすぐですね。
Ebensee Landungsplatz駅を出ると、エーベン湖すなわち、トラウン湖の南端辺りが見えてきました。

ザルツカンマーグートの湖は美しいです。エーベン湖の湖面が鏡のように輝いています。

エーベン湖を過ぎてトラウン湖にさしかかります。と言ってもエーベン湖はトラウン湖の南端部の名称に過ぎませんから、どこかに境界があるわけではありません。

鉄道はトラウン湖を望む高台を走ります。木々の間からトラウン湖が見えます。湖畔の教会も見えています。

トラウンキルヒェ・オルト駅Traunkirche Ortに到着。何もないところです。

高台からの眺めのよいところを電車が走ります。

やがて、トラウンキルヒェン駅Traunkirchenに到着。これでトラウン湖も中程まで来たことになります。

駅を出て、さらに眺めのよいところを走ります。

アルトミュンスター・アム・トラウンゼー駅Altmünster am Traunseeです。グムンデンはもうすぐでしょう。

ここから電車は湖を離れていきます。

ようやくグムンデン駅Gmundenに到着。ここで途中下車。

グムンデン駅から、古風なトラムに乗ってグムンデンの街に行きます。鉄道駅とグムンデンの街は離れているので、その間をトラムが結んでいるんです。荷物は邪魔になるので駅に置いていきたいものです。乗り換え時間7分の間に小さな駅の中を必死で探し回りますが、コインロッカーはありません。仕方なく荷物を持って、トラムに乗ることにします。1両のみのレトロな電車です。

このトラムの雰囲気はたまりませんね。ゆっくり観察した後、乗り込みます。

1人の運転手さんが、鉄道駅と街の間を往復しているようです。ファミリー用のお得な1日チケットを3.9ユーロで購入。

貴重な時刻表も入手。

さて、トラムはグムンデン駅を出発進行。一路、グムンデンの街の中心地フランツ・ヨーゼフ・プラッツFranz-Josef-Platzに向かいます。10分程の短い旅です。

いよいよグムンデンの街が間近に迫ってきました。
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