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スペイン・ザルツブルグ・ウィーンの旅を着々と準備(ザルツブルグ精霊降臨音楽祭はほぼフルに鑑賞)

今年のヨーロッパ遠征の準備状況についての続きです。
前回まででスペインの旅の準備はほぼ整ったかなという感じです。
スペインの後はザルツブルグ・ウィーンでの音楽三昧です。
オペラ・コンサートのチケットは既にすべて手配済みです。もう、何も準備はいらないかなと思っていましたが、さにあらず。ザルツブルグ精霊降臨音楽祭にどんどん吸い寄せられていきます。

当初はロッシーニのオペラ《チェネレントラ》とロッシーニ・ガラを聴くつもりでしたが、ロッシーニ・ガラはソールドアウト。《チェネレントラ》は2回の公演のうち、2回目はソールドアウトだったので、音楽祭のオープニング公演の《チェネレントラ》のチケットをゲット。チェチーリア・バルトリの歌が聴ければいいかなという感覚でいました。
すると、ブログを読んだ、オランダ在住のお友達のレイネさんから強力なお勧めで、今をときめく若手カウンターテナーのフランコ・ファジョーリのリサイタルを聴くことになりました。これが音楽祭2日目の公演です。

次はウィーンでの音楽友達のSteppkeさんからの情報で、彼がロッシーニの《スターバト・マーテル》の公演に行くということです。素晴らしいキャストなので、この《スターバト・マーテル》も気になっていましたが、てっきり、チケットはソールドアウトになっているものと思っていました。かなり前に購入したフランコ・ファジョーリのリサイタルもほとんど席が空いていなくて、配偶者とはバラバラの席で聴くくらい、この音楽祭は人気で、もう音楽祭のチケットはソールドアウトだと思い込んでいました。でもSteppkeさんがチケットを購入したということはもしかしたら席が空いているのかも・・・。
それで、音楽祭のホームページで《スターバト・マーテル》のチケットが残っているか、チェックしてみることにしました。すると、それなりのレベルの席が空いています。こうなると、いてもたってもいられなくなり、即決で《スターバト・マーテル》のチケットを購入。この公演は音楽祭4日目のお昼の公演です。ついでに、その日の夜のロッシーニ・ガラのチケットをチェックすると、これは残念ながら、相変わらず、ソールドアウト。
ロッシーニの《スターバト・マーテル》の公演は数年前にザルツブルク音楽祭でネトレプコ、ダルカンジェロたちがソリストで演奏されたものと基本的に同じもの。指揮はパッパーノで管弦楽はローマのサンタ・チェチーリア音楽院のオーケストラです。今回のソリストはガランチャ、ベチャワ、ストワノワ、シュロットという強力なもので、以前と比べても優るとも劣らずという感じです。問題は産休明けでガランチャが本当に登場するかということですが、もし、出演キャンセルになったら、音楽祭の監督でもあるバルトリが責任を取って、代わりに歌うんじゃないかという楽観的な見通しも頭をよぎりました(笑い)。

数日後、Steppkeさんから連絡をいただき、ロッシーニ・ガラのチケットが少し販売されていて、彼は購入したとのこと。その時点でまだ、チケットは残っていたそうです。急いで、音楽祭のホームページを開くと、確かに席が数席空いています。もう、迷わずに2席ゲット。この日はウィーンの国立歌劇場でワーグナーの楽劇《神々の黄昏》を聴くつもりでスタンバイをかけていましたが、これも即キャンセル。この日のウィーンのホテルもキャンセルし、ザルツブルグのホテルを1泊延長。
今回のロッシーニ・ガラは綺羅星の如く、スーパースターが登場する夢のような公演です。saraiが聴いていない往年の名歌手も登場します。絶頂期の声は聴けずとも、彼らの姿を拝見するだけでもオペラファンとしては嬉しいものです。出演予定の歌手は、ざっと、バルトリ、ベルガンサ、カバリエ、カサロヴァ、マルティ、ダルカンジェロ、カマレーナ、カレラス、ショーソン、コルベッリ、フローレス、ヌッチ、ペルトゥージ、ライモンディ、シュロット、・・・といったところです。現役ばりばりから、往年の名歌手まで、凄い顔ぶれですね。

こうなると、気になってきたのが音楽祭5日目(最終日)の公演、ロッシーニのオペラ《オテロ》です。《オテロ》と言えば、ヴェルディの作品が有名で、ロッシーニもオペラ化しているとは知りませんでした。最近、チューリッヒ歌劇場でバルトリが歌ったようなので、これを聴いてみました。筋はヴェルディのオペラとかなり違っていますが、なかなか面白いです。こんな珍しいオペラは今回、聴き逃すと一生、聴く機会はないでしょう。それにデズデモナを歌うのがバルトリですからね。今回の公演はチューリッヒ歌劇場と共同制作で、出演する歌手もほとんど同じです。えーい、思い切って、これも聴くことにしましょう。ちなみにこの音楽祭は非常にチケットが高額で、財政破綻をきたしそうですが、今更、この公演だけをうんぬんしても仕方がありません。空いている席は少ないですが、まあまあの席がゲットできました。この日、ウィーンのフォルクスオーパーで見る予定だったバレエ《カルミナ・ブラーナ》は早速、スタンバイをキャンセル。ホテルも対処しました。

これでオープニング公演の《チェネレントラ》から最終公演の《オテロ》まで、ザルツブルグ精霊降臨音楽祭まで主要な公演を網羅して聴くことになりました。聴かないのは2回目の《チェネレントラ》とロッシーニの小ミサ曲、ディドナートのリサイタルくらいです。
実はザルツブルグでオペラを見るのは初めてのことです。これでザルツブルグの主要な劇場、ザルツブルグ祝祭大劇場、モーツァルト劇場、モーツァルテウム大ホールもすべて訪れることになります。夏のザルツブルク音楽祭を避けているので、いい経験ができそうです。お友達のレイネさんとSteppkeさんに感謝です。

これで本当にスケジュールが確定したので、ザルツブルグからウィーンへの鉄道チケットも購入します。WESTBAHNが安そうな気がしていたので、もう一度、チェックしてみたら、何とオーストリア国鉄のレールジェットの割引チケットのほうが安い! 一番安いチケットはこんなふうにグズグズしている間に売切れてしまいましたが、そこそこの料金でゲットできました。SparSchiene Osterreichというチケットで一人24ユーロです。レールジェットのほうがWESTBAHNよりも少し速いです。

最終的なオペラ・コンサートの予定は以下のようになりました。

5月28日 オペラ《ホフマン物語》@マドリッド・レアル劇場
 カンブルラン指揮、マルターラー演出、カトラー、フォン・オッター
6月3日 楽劇《ワルキューレ》@バルセロナ・リセウ劇場
 ポンス指揮、カーセン演出、カンペ、フォークト、テオリン、ドーメン、藤村
6月5日 オペラ《ラ・チェネレントラ》@ザルツブルグ精霊降臨音楽祭
 スピノジ指揮、アンサンブル・マテウス、バルトリ、カマレーナ
6月6日 《フランコ・ファジョーリ・コンサート》@ザルツブルグ精霊降臨音楽祭
 GIOACHINO ROSSINI Arias from Aureliano in Palmira,GIACOMO MEYERBEER Arias from Il crociato in Egitto and further castrato arias from the early 19th century
6月8日 ロッシーニ《スターバト・マーテル》@ザルツブルグ精霊降臨音楽祭
 パッパーノ指揮、サンタ・チェチーリア管弦楽団、ガランチャ、ベチャワ、ストワノワ、シュロット
6月8日 ロッシーニ・ガラ@ザルツブルグ精霊降臨音楽祭
 アダム・フィッシャー指揮、モーツァルテウム・ザルツブルグ、バルトリ、ベルガンサ、カバリエ、カサロヴァ、マルティ、ダルカンジェロ、カマレーナ、カレラス、ショーソン、コルベッリ、フローレス、ヌッチ、ペルトゥージ、ライモンディ、シュロット
6月9日 オペラ《オテロ》@ザルツブルグ精霊降臨音楽祭
 スピノジ指揮、アンサンブル・マテウス、バルトリ、オズボーン、カルマン、ロッカ、ニキテアウ
6月10日 オペレッタ《メリー・ウィドウ》@フォルクスオーパー
6月11日 楽劇《ナクソス島のアリアドネ》@ウィーン国立歌劇場
 ウェルザー・メスト指揮、シェーファー、フォークト、ファリー、マギー
6月12日 バレエ《Meistersignaturen》@ウィーン国立歌劇場
6月13日 ウィーン放送響@ウィーン楽友協会
 マイスター指揮、シューマン:ミニョンのためのレクィエム、ベルク:Vn協奏曲(カプソン)、ストラヴィンスキー:結婚、ブラームス:愛の歌
6月14日 ウィーン交響楽団@ウィーン楽友協会
 ユロフスキ指揮、シマノフスキー:Vn協奏曲(カヴァコス)、ベートーヴェン:エロイカ(マーラー版)
6月14日 ウィーン・フィル@ウィーン楽友協会
 バレンボイム指揮、レーガー:レクィエム(フィンク)、ブルックナー:交響曲第4番(第3稿)
6月15日 ウィーン・フィル@ウィーン楽友協会
 バレンボイム指揮、シューベルト:水上の精霊の歌 D.714、レーガー:レクィエム(フィンク)、モーツァルト:交響曲第41番《ジュピター》
6月15日 楽劇《ナクソス島のアリアドネ》@ウィーン国立歌劇場:2回目
 ウェルザー・メスト指揮、シェーファー、フォークト、ファリー、マギー
6月16日 《ポリーニ・リサイタル》@ウィーン楽友協会
 シューマン:アラベスク、クライスレリアーナ/ショパン:ピアノ・ソナタ第2番、子守歌、英雄ポロネーズ

計16公演の充実した内容になり、楽しみでなりません。とは言え、予習も大変です。現在、オペラを中心に予習中です。旅の準備はこの予習のみです。





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この記事へのコメント

1, amanamourさん 2014/05/19 05:24
saraiさま、はじめまして。レイネさん、bonnjourさんとオペラのお話でお付き合いさせていただいているamanamourと申します。バルセロナに住んでおります。レイネさんに、saraiさんがバルセロナにいらしゃると伺ってこちらにお邪魔致しました。
リセウのワルキューレ、楽しみですね♪私も去年から楽しみにしていて、今のところ3回鑑賞予定です。
今回の旅のスケジュール、見ているだけでもわくわくしてきます。よい旅でありますよう!そして、久しぶりのバルセロナ滞在も楽しまれますことを!!

2, saraiさん 2014/05/19 18:57
amanamourさん、初めまして。saraiです。

リセウのワルキューレ、ご一緒することになりそうですか?3回鑑賞ということは2つのキャストを聴かれるのですね。羨ましい!
バルセロナはサグラダ・ファミリアのみしか予定が決まっていません。他にご推薦の場所とかはありませんか? カタルーニャ音楽堂にも興味がありますが・・・。

3, amanamourさん 2014/05/19 20:09
saraiさまがご覧になる6月3日にご一緒できそうです♪私は友人と2人で行く予定なのですが、よろしければ、幕間などにご挨拶に伺いたいのですが、ご都合いかがでしょうか。
カタルーニャ音楽堂は、ことに内装が美しいホールですのでお勧めです。夜に魅力的な公演があればもちろん鑑賞がてらのほうが楽しめますが、ステンドグラスの光は昼間の光のなかでのほうが映えますので、visitor tourでもよいと思います。
スペイン広場近くのカタルーニャ美術館はもういらっしゃいましたか?カタルーニャロマネスクの傑作が揃う素晴らしい美術館で有名で、そちらもとても魅力的ですが、「ゴシックとルネサンス」のエリアにはエル・グレコのとても素敵な絵が2枚あって、もしご覧になっていらっしゃらなければ、ぜひいらっしゃることをおすすめ致します。美術館は少し高台にありますので、そこからバルセロナ市内を見下ろす眺めも爽快です。

4, amanamourさん 2014/05/19 20:45
saraiさま、訂正いたします。カタルーニャ美術館内のエル・グレコは「ゴシック・ルネサンス」ではなくて「ルネサンス・バロック」と区画してあるエリアにあります。失礼致しました。5月初めに訪問したときにもありましたので、トレドのほうに貸し出されていないと思います。

5, saraiさん 2014/05/20 01:34
amanamourさん、早速、美味しい情報、ありがとうございます。
6月3日、お会いできそうですね。わくわく!
できれば、メールで情報交換したいので、当コメント欄にメールアドレスを書いてください。メールアドレスは公開されないので、ご安心を。
カタルーニャ美術館は規模の大きなところのようですね。是非、エル・グレコを鑑賞しましょう。ミロ美術館も近そうですね。近くにランチの美味しいお店があれば、パーフェクトですね。

6, amanamourさん 2014/05/20 15:55
saraiさま、レイネさんから、saraiさんご夫妻がバルセロナにいらっしゃると伺って楽しみにしております♪上のほうにメールアドレスを記載いたしました。
カタルーニャ美術館は規模が大きいのですが、プラドやウィーン美術史博物館などと比較すると、そう大きくはありませんので、特に、ロマネスク・ゴシックのエリアと、ルネサンス・バロックのエリアに限定してご鑑賞になるとよいと思います。ミロ美術館も近いですが、アクセスがちょっとよくないかもしれませんので、もし連続してご覧になる場合は、タクシーなどご利用になったほうがよろしいかも、と思います。小高い丘になっているエリアですので、お歩きになるには傾斜がきついかもしれません。

7, saraiさん 2014/05/21 00:42
amanamourさん、ご連絡ありがとうございます。

追加情報もありがとうございます。地図だけ見ていたので、カタルーニャ美術館とミロ美術館の物理的な距離は分かりかねました。ヨーロッパの街は坂道に気を付けないといけませんね。

8, Steppkeさん 2014/05/30 01:52
sarai さん
旅の初めから、強行軍だったり、空振りだったり、相変わらずのようですね。
あまり無理をして、体調を悪くされたりしませんように。
ここで、哀しいお知らせです。
Garanca の名前が、Stabat mater の出演者から消えてしまいました。代わりは、Sonia Ganassi です。
もちろんミュンヒェンの I Capuleti e i Montecchi も、既に2日前に降板が発表されています。
そこにはオペラの出演は体力的にまだ無理とあったので、コンサートなら大丈夫かと思っていました。
先週末には St. Petersburg であったコンサートに出演しており、最近レコーディングもしているらしいのに、ザルツブルクも結局キャンセルでした..

9, saraiさん 2014/05/30 14:10
Steppkeさん

かなり疲れ気味だったので、少しセーブしています。
ガランチャ、残念ですね。またのお楽しみにしましょう。Steppkeさんは旅そのものをキャンセルすることはないでしょうね?

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ジャンル : 海外情報

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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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えりちゃさん、お久しぶりです。saraiです。

なかなか、海外渡航の見通し、立ちませんね。来年あたりはどうでしょうね。長期戦覚悟で我慢するしかありませんね。

こちら

04/10 02:37 sarai

saraiさま、
お久しぶりです!
お元気にコンサートや旅行を楽しんでおられますね!
ブログ、楽しく拝見しています。おフランス、良いね😊
私は春だというのに、仕事と用事以

04/09 05:29 えりちや

気になってたずねても 
誰にも知らんと言われなんやろ
と思いつづけて居ました❗
写真みつけてこれだと思いました❕スッとしました
教えて下さって嬉しいです
ありがとうご

02/13 22:26 みーちゃん

みーちゃんさん、saraiです。

あの謎の建物は雄琴沖総合自動観測所という施設で琵琶湖の水質を測定しているそうです。

https://www.water.go.jp/kansai/biwako/html/repo

02/13 21:40 sarai

ずーと前にうきみどうに行きました
やはり、琵琶湖の真ん中の建物が何なのか気になったままです
分かりましたか
教えてください

02/13 20:54 みーちゃん

五十棲郁子さん、コメントありがとうございます。

水道水のこと、tap waterって言うんですね。知らなかった。単にwaterで通していました。ましてや、フランス語はほとんど

02/11 00:12 sarai

フランスも地方へ行くと英語が通じないでしょう。tap water ぐらいフランス語で言えないとね。

02/10 12:54 五十棲郁子
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