セール・カルマン広場Széll Kálmán tér(旧モスクワ広場)から階段を上がったところにあるヴァールフォク通りVárfok utcaのバス停から16番のバスに乗って、王宮の丘Várを目指します。土曜日のせいか、多くの人、特に若い女性の姿が目立ちます。バスは乗り込もうとする人でごったがえしています。

バスの車内は思ったほどの混雑ではありません。

バスはあっという間に王宮の丘の北端にあるウィーン門Bécsi kapuに到着。かなりの登り坂だったので、結果的にはバスにのって正解です。ウィーン門の前でバスを降りて、王宮の丘を散策します。ウィーン門はかって18世紀には城門があった場所に、1936年にオスマン帝国からの解放250周年を記念して造られた堅牢な石造りの門です。

門の前にはウィーン門広場Bécsi kapu térがあります。広場には天使の像と向い合せに白い教会、ルーテル派教会Budavári Evangélikus Templom és Gyülekezetが建っています。

ウィーン門の城壁の上に上がると、ブダペストBudapestの街が見渡せます。美しい景色です。

城壁の上からの眺めを楽しみます。

これが城壁の上から見たウィーン門です。

城壁の上の端まで行くと、ブダペストの街が綺麗に見渡せます。

ウィーン門の上から見たルーテル派教会です。

ウィーン門広場には、いかにも古いハンガリー風の建物が並んでいます。

これはルーテル派教会に向かって、十字架を捧げ持つ天使の像です。

ウィーン門広場からは静かな通りがマーチャーシュ教会Mátyás-templomに向かって続いています。

意外にこの辺りは人が少ないです。観光地のはずなんですけどね。ウィーン門広場から西の方に歩きます。立派な大きな建物があります。軍事歴史博物館Hadtörténeti Múzeumでしょうか。

さらに進むと、ちょっと異様な形の建物があります。マーリア・マグドルナ塔Mária Magdolna Toronyです。もともとは13世紀に建てられた教会ですが、第2次世界大戦で破壊されて、この塔だけが残っています。この塔は鐘楼だったそうです。1997年に修復され、戦争の悲惨さを伝えるための展示物となっています。

今度は漁夫の砦Halászbástyaの方向に歩いていきましょう。石畳の道は大規模修復中です。

その工事中の道の間を進んで行くと、マーチャーシュ教会が近くに見える通りに出ます。

教会の方に向かわずに、漁夫の砦の方にとりあえず向かいます。砦の端には下に降りていく階段があるので、ちょっと下りてみましょう。漁夫の砦の下にある緑の園に出ます。

砦を下から見上げながら、小鳥が賑やかに鳴く木立の中を歩きます。

下から見上げる漁夫の砦の尖塔は雄大です。

この漁夫の砦は戦争のために建造されたのではなく、街の美化のために建てられたもので、白い石灰岩で作られた美しい建造物です。

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。

漁夫の砦の下の散策は続きます。
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