リヒテンシュタイン美術館Kunstmuseum Liechtensteinのガイドツアーが始まり、ガイドの先導で20人ほどのツアー客がぞろぞろと宮殿内を移動します。

まずはヨーロッパでは定番の図書室です。素晴らしい空間です。図書室って、書籍を所蔵するのが目的か、華麗な装飾が目的か、どうもヨーロッパ文化は推し測りがたいところがあります。

図書室から移動するときに彫像が目につきます。これはディアナでしょうか。

階段を上って階上に移動。なかなか長い階段です。

大広間に出ます。天井が素晴らしいです。

次の部屋も豪華です。天井画と壁の装飾、豪華としか言えません。

感嘆しながら部屋を見渡します。

分からないドイツ語の解説を聴き流しながら、豪華な内部を移動していきます。
大金持ちの国リヒテンシュタインらしく、内部の装飾が素晴らしいのはもちろん、本当に手の込んだ家具調度品が素晴らしいです。

家具は素晴らしいのですが、期待した絵画は大したものが見当たりません。

壁にはいっぱい絵画が並べられていますが、芸術品というよりも家具同様に装飾品に思えます。

日本でもリヒテンシュタイン美術展が開催されてましたが、そのまま海外での出稼ぎが続いてるのかもしれませんね。そちらにいいものが行ってしまったんでしょう。これではリヒテンシュタイン美術館の鑑賞というよりもリヒテンシュタイン宮殿の拝観になってしまいます。
ガイドツアーの最後はトイレタイム。地下のトイレを拝借します。もちろん清潔なトイレです。これはトイレ前のロビー。

このロビーにリヒテンシュタイン美術館のポスターが張り出されています。ポスターには有名な絵が印刷されています。

しかし、この絵はここでは見られませんでした。一体、どこに行ってるんでしょう。
これは次のポスター。

また別のポスター。

このポスターもいいですね。これだったら、ポスター展でもやってくれたほうがよかったかな。

それにしても、これらのポスターにあった絵画は一枚も展示されていませんでした。あー、残念。
残念な思いを抱いて、リヒテンシュタイン宮殿を出ます。門の先に見える宮殿の向かいの建物も綺麗ですね。

門を出て、リヒテンシュタイン宮殿に別れを告げます。

予定外に長時間の観光をしてしまいました。早くホテルに戻って、今夜のオペラに備えて休憩しましょう。
さて、今日のオペラはウィーン国立歌劇場Wiener Staatsoperでグノーの《ロメオとジュリエット》です。これが今日のチケット。現在売り出し中の若手ソプラノ、ニーノ・マチャイゼを間近で聴けそうです。

ウィーン国立歌劇場に着くと、何か様子がおかしいので慌てて出演者のポスターを見ると、何と主役のソプラノのニーノ・マチャイゼが出演キャンセルして代役の出演・・・ガックリ落胆。代役のソプラノは、ウィーン国立歌劇場に初デビューというまったくの新人です。これは全然期待できませんね。ところが、その代役のソプラノ、ソーニャ・ヨンチェヴァが素晴らしくて、思いがけず大当たり。saraiは大満足です。詳細はここにアップ済です。
ところで、オペラの幕間の休憩時間にテラスに出て涼んだ後、屋内に戻ろうとドアを開けると、そこにとっても派手やかな、よく知っている顔が・・・昨夜のオペラ《カプリッチョ》で素晴らしい歌を聴かせてくれた主役のソプラノのルネ・フレミングです。あまりの驚きに、一瞬固まってしまいます。間近から、メトロポリタンオペラの歌姫、いや、世界の歌姫のご尊顔に接してしまいます。素晴らしいおまけが付いてきました。
今夜は気持ち良く、休めます。
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