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ウィーンで音楽三昧:ドナウタワーの眺望を満喫、そして、夜は超弩級のコンサート《グレの歌》

2013年6月22日土曜日@ウィーン/5回目


ドナウタワーDonauturmの3周目で、ウラニア天文台Urania Sternwarteを発見。その向こうに見えるドームはカールス教会Karlskircheのようです。


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先ほどから、ウィーンWienの上空をずっとヘリコプターが飛行しているのも見えます。


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これはカーレンベルクKahlenbergの丘の麓です。グリンツィングGrinzingの辺りでしょうか。


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再びアルテドナウAlte Donauの三日月湖が見えてきます。


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アルテドナウの川岸のビーチで楽しんでいる人達がよく見えます。


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4周目にかかり、今度はベルヴェデーレ宮殿Schloss Belvedereを発見。遠目にも優美な姿です。


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ウィーンの上空も賑やかです。小型飛行機が宣伝用の旗を引っ張りながら飛び回っています。


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食事の最後のデザートはソルベです。


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ゆったり2時間以上の食事で5回転以上も360度のパノラマを楽しみました。ドナウ川をこんなによく見たのは初めてです。中洲がずい分多いのですね。市内も目を凝らせば、聖シュテファン大聖堂Stephansdomやベルヴェデーレ宮殿Schloss Belvedereなど、いろんなものを見ることができます。なかなかの絶景です。ゆったり景色を眺めながらの楽しいランチでした。

ドナウタワーを下りると、タワーの前には綺麗な花園。花々は明るい陽光を浴びています。


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白い薔薇の上にタワーが聳え立っています。


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再び、ドナウパークDonauparkの中を抜けていきます。


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最後に振り返って、ドナウタワーの姿を眺めます。


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ドナウパークから直接、地下鉄駅に向かうのは面白くないので、アルテドナウ沿いに多くの人が水着で日光浴をしているのが見えた辺りを通っていきましょう。


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近くに行ってみると、そのエリアにはプールもあり、人々は泳いだりプールサイドでチェアに寝そべるなど思い思いに過ごしています。このエリアに入るには入場料がいるようです。有料ビーチなので、設備も整い過ごしやすそうです。ここから地下鉄駅に歩き、U1の地下鉄でホテルに戻ります。

ホテルでゆっくりと休養して、この旅の最後のコンサートを聴きにコンツェルトハウスWiener Konzerthausに出かけます。配偶者は着物を着ていくとのこと。天候が悪かったり暑すぎたりで、まだ2回しか着ていませんからね。が、配偶者が着物を着始めた頃から雷がゴロゴロ鳴り出し、ついに雨が降りだしてしまいます。雨はそんなに激しくはなくすぐに止みそうですが、タクシーを奮発します。楽チンでコンツェルトハウスに到着です。一雨降ったので涼しくなりました。今夜は、シェーンベルクの大曲《グレの歌》です。チケットはこれ。2列目のど真ん中で滅多に聴けない曲を鑑賞します。


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凄いキャストでコンツェルトハウスのグローサーザールにピアノッシモから超巨大なフォルテまでが響き、轟きわたりました。これは一生に1度しか聴けないコンサートです。だって、ウィーンでしかこんな響きを体験できないでしょう。間近で聴いたソプラノのアンゲラ・デノケの素晴らしい歌唱、そして彼女の表情は脳裏に強く刻み込まれ、忘れることはできないでしょう。メゾソプラノの藤村実穂子の森鳩の歌も素晴らしいものでした。この森鳩役は今、世界中で彼女以上に歌える人はいないでしょう。枚挙できないほど賛辞を送らないといけない内容のぎっしりつまったコンサートでした。詳細はここにアップ済です。
ともかく、今年の4月、6月の合計50日近い旅の総決算にふさわしい偉大なコンサート・・・すっかり満足・納得です。

コンサートでは、saraiのブログの読者の方ともお会いでき、楽しくおしゃべりさせてもらいました。
コンサート後は、ウィーンのお友達Hさんと夜遅くまで、音楽論・宗教論等々を熱く語り合いました。お友達Hさんともしばらくのお別れになります。明るい笑顔でのお別れでした。

ホテルに帰って、さあ帰国モード。何としてもWEBチェックインを済ませないといけません。ANAは自動チェックインですが、不親切にもフランクフルト~成田までしかやってくれません。ウィーン~フランクフルトはANAのサイトではチェックインできず、オーストリア航空のサイトで苦労して何とかチェックイン。次は、印刷情報をプリントアウトする必要があります。オーストリア航空はPDFファイルなので、USBメモリーに格納して、ホテルのプリンターで簡単に印刷できます。ANAの場合はPDF化してくれないので、HTMLファイルを保存して印刷する必要があり、面倒です。結局、IEではうまく行かず(バーコードが印刷できない)、FIREFOXで保存して何とかクリアー。ANAはチェックイン情報のPDF化と乗り継ぎ航空会社便のWEBチェックインができるように、サービス向上に早く努めてもらいたいものです。特にPDF化は欧州系の航空会社では常識です。これもガラパゴス化のひとつで、国際標準になっていないものと言えるでしょう。

さあ、帰国準備もできました。明日はそこそこ早起きして、買い物と最後のウィーンのカフェ訪問を楽しむ予定です。


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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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金婚式、おめでとうございます!!!
大学入学直後からの長いお付き合い、素晴らしい伴侶に巡り逢われて、幸せな人生ですね!
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10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

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クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
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07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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