アウグスティナー教会Augustinerkircheのミサを少し聴いて、ヨーゼフプラッツJosefsplatzの路地に出ます。路地を少し進み、左手の路地のシュピーゲルガッセSpiegelgasseを覗くと、オーストリア演劇博物館Österreichisches Theatermuseumの建物があります。あまり興味を惹くような展示会はやっていませんね。

ヨーゼフプラッツの路地を少し戻って、ドローテーアガッセDorotheergasseの路地に歩み入ります。すぐに右手にドロテウムDorotheumの建物が見えてきます。赤い旗が下がっています。ドロテウムはヨーロッパではサザビーズと並ぶ有数のオークションハウスです。一度中に入ってみたいですが、今回はパス。

ドロテウムの向かいには、ルーテル市中教会 (Lutherische Stadtkirche) があります。この辺りは教会だらけです。

さらにドローテーアガッセを進むと、左手に路地シュタルブルクガッセStallburggasseが現れます。路地の先には、聖ミヒャエル教会St. Michael Kircheの尖塔が見えます。路地には、カフェ・ブロイナーホーフCafé Bräunerhofも見えます。この伝統あるカフェは作家ホフマンスタールが通っていたカフェです。オペラ《薔薇の騎士》の台本作家のホフマンスタールを偲んでお茶するのも一興ですが、今日は決まったプランがあるので、それは別の機会にしましょう。

とは言え、なんとなくこの路地が気になって、このシュタルブルクガッセに入り込みます。この路地はすぐに、ミヒャエル教会の裏通りの路地ハプスブルガーガッセHabsburgergasseに突き当ります。

ハプスブルガーガッセの路地で右の方を見ると、古色蒼然としたバロック様式の建物が目立ちます。ペルチー・パレ・ホテルPalais-Hotel Pertschyです。Cavriani宮殿の建物を利用した4つ星ホテルだそうです。

左を見ると、ミヒャエル門Michaeltorがすぐそこに見えます。

ミヒャエル門に戻るのもなんなので、ハプスブルガーガッセの路地を北の方に歩きます。やがて、グラーベン通りGrabenに出ます。通りの真ん中には聖ヨセフ像が立っています。その像を挟むように、地下の公共トイレの入り口があります。

グラーベン通りがコールマルクト通りKohlmarktにぶつかるところには、高級スーパーのユリウス・マインルJulius Meinlが見えています。もちろん、今日は休業中のままです。

グラーベン通りをシュテファンズプラッツStephansplatzの方に向かって歩きます。

ペスト記念塔Wiener Pestsäuleの近くまできました。

ペスト記念塔を過ぎると、今度はバーベンベルク家のレオポルト3世の像があります。この辺りはお馴染みのものですね。

ケルントナー通りKärntner Straßeまで行ってもよかったのですが、人混みを避けて、手前の路地ドロテーアーガッセDorotheergasseに右折します。

路地の右側に有名カフェのカフェ・ハヴェルカCafé Hawelkaがあります。このカフェもパスして通り過ぎます。

カフェ・ハヴェルカのテラス席は混み合っています。中の席は暗くて狭いので、テラス席の方が気持ちよいでしょう。

路地をさらに進むと、ウィーン最古の音楽専門店のドブリンガーDoblinger Musikhaus und Musikverlagです。クラシック音楽のCDやDVDがありますが、何と言ってもクラシック音楽の楽譜が充実しています。

ドブリンガーの店内に入っていきたいところですが、今日は日曜日でお休みです。恨めしく、店の前を通り過ぎます。

こうやって散策しながら時間つぶしをしたのは、saraiがウィーンを離れる前にカフェ・ハイナーCafe L.Heinerで最後のお茶をしたいからです。朝食のお腹も落ち着いたので、再びカフェ・ハイナーに向かいます。
今回の散策ルート(アウグスティナー教会からカフェ・ハイナーまで)を地図で確認しておきましょう。赤い矢印が前回(カフェ・ハイナーからアウグスティナー教会まで)のルートで、緑色の矢印が今回のルートです。カフェ・ハイナーを起点にグラーベン通り、コールマルクト通り辺りをぐるりと周回したことになります。

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