カテドラルの内部を見学します。ここはもう教会としては機能していないようで、入館料が必要です。入館チケットは1人2ユーロ。チケットには写真撮影禁止と書かれていますが、チケットの窓口のスタッフにお伺いすると、ノーフラッシュで撮影してよいとのことです。saraiは必ず、写真撮影について確認するようにしています。ここでは、おおっぴらに写真が撮れます。よって、内部の様子を十分に記録できます。

さすがに日本語のパンフレットはありませんでしたが、英語版のパンフレットをゲット。

内部に足を踏み入れると、ゴシック様式の高い天井、太い束ね柱、広々とした明るい空間に圧倒されます。このカテドラルは旧大聖堂が16世紀に破壊された跡に、約200年かけて建設されました。完成したのは1768年。ゴシック様式の大聖堂としては、スペインでは最も遅く建設されたものです。

これは側廊。高い天井です。88mもの高さがあるそうです。内部空間全体は奥行105m、幅50mの規模を誇るとのこと。

教会の中央まで入り、入り口の方を振り返ります。壁の上部には綺麗なステンドグラスも輝いています。

内部の壁に沿ってチャペルが並び、素晴らしい彫刻が飾られています。

金色に輝くパイプオルガンです。ラッパが手前に突き出しています。これはスペインの教会の特徴だそうです。

聖歌隊席の外側を取り囲むように聖人の彫像が並びます。

衝立状の彫刻群は素晴らしいですね。

美しい聖母マリアです。

これは北側の側廊です。このカテドラルは3廊式ですが、身廊にあたる部分は聖歌隊席Chorがあるので、主祭壇を見通すことはできません。これもスペインの教会の特徴です。

これは南側の側廊。

これが身廊の中央に陣取る聖歌隊席です。実に豪華な造りです。ウォールナット製の116席のシートが見事です。

聖歌隊席の最後方です。

聖歌隊席に向かい合わせで主祭壇があります。聖歌隊席も主祭壇も美しい柵に囲まれています。柵が美しいのはいいのですが、聖歌隊席からは2重の柵で主祭壇が見えづらいです。

聖歌隊席から出て主祭壇に近づきますが、やはり柵が邪魔してすっきりと主祭壇が見えません。
柵の間からカメラを入れて、主祭壇を撮影。主祭壇には聖母子像が飾られています。

これでおおよそ内部の主要な部分は見ました。もう少し内部を見学しますが、この後は次回で。
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