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古都セゴヴィア訪問:ようやく、アルカサルの美しい姿、しかし・・・

2014年5月27日火曜日@マドリッド、セゴヴィア/8回目

アルカサルの美しい姿を求めて、セゴヴィアの城壁の外を目指して歩き続けます。ようやく街はずれに近づき、傍らの可愛いひなげしの花に目を止めて、しばし疲れはじめた足を休めます。


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ひなげしの群生の向こうには、荒涼たる大地が広がっています。これがスペインらしい眺めなのでしょうか。セゴヴィアは標高1000mほどの高地ですから、こういう荒野の広がりになるのでしょう。


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アルカサルを眺めるには、ここから下の方に下りて、街を周り込んでいく必要がありそうです。まだまだ遠くまで歩かないといけませんね。


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サン・フアン・デ・ラ・クルス通りの外れまでやってきました。何か道の整備らしきものをやっています。


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ここからは、ラ・プエルタ・デ・サンティアゴ通りCalle la Puerta de Santiagoに入ります。通りは右と左にのびているので、どちらに進むのか迷います。左の方がアルカサルなので左に歩きかけますが、どんどん上り坂になるのでこれは違うようです。そもそもアルカサルそのものに向かっているわけではありません。すぐに道を戻り、今度は右の方に進みます。少し進むと、道の左手に下に下りていく石段があります。方向的には、これでいい筈です。それにこの石段は綺麗な緑の中を抜けていく雰囲気のよい石段です。途中に泉のようなものがあり、そこからの水が石の水路を通って下の方に流れています。


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この気持ちのよい石段を下り切ると大きな城門の前に出ました。これがサンティアゴ城門Puerta de Santiagoでしょうか。


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この門のアーチをくぐり抜けていきます。アーチの中には、聖母子像が飾ってあります。


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聖母子像の下にある車止めのような石には、帆立貝が刻まれています。巡礼の道であることを示しているのでしょう。


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門を抜けると、城壁に沿った道が続きます。やはり、城壁を抜けるサンティアゴ城門だったようです。城壁の向こうには、アルカサルの塔がちらっと見えてきました。


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頑強な城壁ですね。


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城壁沿いに石段が上っています。石段を上ればアルカサルに出られるようですが、それは目的ではないので先に進みます。


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城壁沿いの道をどんどん下っていくと、大きな自動車道路に出ました。サント・ドミンゴ・デ・グスマン通りPaseo Santo Domingo de Guzmánです。ここからは道路の両脇にある歩道を歩きます。すぐにエレスマ川Rio Eresmaにかかる橋を渡ります。
これがエレスマ川。小さな川ですが清流です。


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川を渡って川沿いの道を進んでいくと、遂にアルカサル Alcázar de Segoviaの姿を望むことができました。


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しかし、これはアルカサルを横から見た姿。これはこれで美しいのですが、saraiはアルカサルの右側の先端に対して直面して見たいんです。ここまで来たら、そこまで行かないと気が済みません。しかし、足が疲労の極地に達しようとしています。配偶者も疲れているようですが、頑張ろう!
歩いていくと、少しずつアルカサルの見える角度が変わっていきます。お城の先端も見えるようになってきました。


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道をもう少し進むと左手に下りていく小路があり、そこは川沿いの散策の公園になっています。大きな緑地があり、そこからはアルカサルを先端方向から望むことができます。


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ここまで歩いたルートを地図で確認しておきましょう。


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この緑地からのアルカサルの姿は、少し木々に遮られますが、とても美しい姿です。これで満足できる姿でもあります。


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しかし、これは先端の左側の姿。saraiが見たいのは逆の右側からの姿。これはこだわりというものです。ここで止めればほどほどの疲れですんだのですが、配偶者の制止も聞きいれずあくまでも当初の考えに固執するsaraiです。疲れる足を引き摺りながら、さらに先に進んでいきます。一体、saraiの望みは叶うのか・・・この後の展開は次回で。








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Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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