fc2ブログ
 
  

古都セゴヴィア訪問:こだわりのアルカサルの姿を求めて、どこまでも

2014年5月27日火曜日@マドリッド、セゴヴィア/9回目

セゴヴィアの城壁の外に出て、ようやくアルカサルの美しい姿を眺めることができました。エレスマ川近くの広い緑地からの眺めです。


SlcEqWfe4z57f5.jpg



アルカサルは船のような形になっていて、ここからは船首を左の角度から見る感じ。


K1PG3QGhPG1f23.jpg



ですが、saraiはどうしても右の角度から見たいんです。それが見られるところを探しながら、移動しましょう。足が疲れて、足裏も痛くなっていますけどね。
また自動車道路に復帰して、さらに先に進みます。どんどん歩いていくと、川沿いに立派な門が見えてきました。


k4f_tJHOyS35c5.jpg



門の前に着きました。この門はFuencisla門で、1706年に建てられたバロック様式のものです。市内へ通じる門として建造され、最近、修復作業を終えたところで、美しい姿の門です。


xJRqH3IRd6f358.jpg



この門を過ぎてさらに先に進みますが、アルカサルが見える筈の方向は木々や丘に阻まれて視界が得られません。このまま進んでもダメなようです。残念ながら、元来た道を戻ることにします。
先ほどの緑地が近づいたところで、自動車道路の分岐路があります。最後のチャンスとばかりにこの分岐路、クエスタ・デ・ロス・オヨス通りCalle Cuesta de los Hoyosを進むことにします。道路は上り坂で、自動車はばんばん走っていきますが、徒歩ではなかなか過酷です。もう少しだけは進んでみて、アルカサルが見えるかどうか確かめてみましょう。既に配偶者は疲れ切って、かなり後ろから歩いてきます。祈るような気持ちで坂道を上っていくと、歩道が少し広がったところがあります。ここに近づいていくと、何と木々の間にアルカサルの姿が見えてきました。一度に疲れが吹っ飛びます。あれほど願っていた船首を右から見たアルカサルの姿です。


vMHh9b9wi22b13.jpg



後ろから歩いてくる配偶者にも声を掛けて、さらに眺めのよい場所に移動します。木々の上にアルカサルの美しい姿を見ることができます。苦労して頑張った甲斐がありました。


TjSPNXrU0Mc814.jpg


もう少し場所を変えて、道の脇にある縁石に乗って、もう1枚。


F09to_wgsGf8dd.jpg



これがsaraiの総決算の入魂のアルカサル。美しいですね。白雪姫の城のモデルになった絶景、セゴヴィアのアルカサルです。


LDpcmV6BhC044a.jpg



調子に乗って、もう一枚。


nzmkbzDmYe7a6f.jpg



本当に満足しました。が、どっと疲れも出てきました。これから、長い道のりを歩いてセゴヴィアの街の中心に戻らないといけません。
ここまでの道のりを地図で確認しておきましょう。なお、Fuencisla門は地図の外側。ずい分、無駄足を使ってしまったんです。


E9HaRoOcizf25b.jpg



緑地前まで戻ってきて、船首の左からのアルカサルを再び見ます。えっ、右でも左でもそんなに変わりはしないっていうことは言いっこなしですよ。


YX2K7phUsOd824.jpg



この先に左に分岐する道があり、その道の先に変わった形の教会が見えます。何と12角形の教会です。これは13世紀にテンプル騎士団によって建てられたラ・ベラ・クルス教会Iglesia de la Vera Cruzです。とても近くまで歩いていく体力は残っていないので、写真を撮るだけで失礼します。


laz0meZKn8b84f.jpg



エレスマ川を渡ります。城壁はもうすぐ。


mPohR8GnSm1c97.jpg



城壁沿いの通りを歩き、サンティアゴ城門が見えてきました。


gqdTbNvuzZ0ced.jpg



ようやくサンティアゴ城門まで戻ってきました。アーチをくぐると、セゴヴィアの旧市街です。


AzpKI8DHjqf768.jpg



城門を抜けてまっすぐ歩くと、ラ・プエルタ・デ・サンティアゴ通りCalle la Puerta de Santiagoにぶつかります。ここにまた日本語表示もある道しるべ。先ほどは右の方から歩いてきましたが、今度はまっすぐにマヨール広場を目指して、左の方に歩いていきます。


tjPWGneNIo285c.jpg



そろそろお腹も空いてきたので、今日のもう一つのお楽しみの子豚の丸焼きの老舗メゾン・デ・キャンディッドに向かいます。
アルカサルの眺めを楽しんだ後のここまでのルートを地図で確認しましょう。


UERlOIwiqX83f4.jpg



この後は次回で。








↓ saraiの旅を応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね

 いいね!



人気ランキング投票、よろしくね
ページ移動
プロフィール

sarai

Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

来訪者カウンター
CalendArchive
最新記事
カテゴリ
指揮者

ソプラノ

ピアニスト

ヴァイオリン

室内楽

演奏団体

リンク
Comment Balloon

金婚式、おめでとうございます!!!
大学入学直後からの長いお付き合い、素晴らしい伴侶に巡り逢われて、幸せな人生ですね!
京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR