セゴヴィアの城壁の外に出て、ようやくアルカサルの美しい姿を眺めることができました。エレスマ川近くの広い緑地からの眺めです。

アルカサルは船のような形になっていて、ここからは船首を左の角度から見る感じ。

ですが、saraiはどうしても右の角度から見たいんです。それが見られるところを探しながら、移動しましょう。足が疲れて、足裏も痛くなっていますけどね。
また自動車道路に復帰して、さらに先に進みます。どんどん歩いていくと、川沿いに立派な門が見えてきました。

門の前に着きました。この門はFuencisla門で、1706年に建てられたバロック様式のものです。市内へ通じる門として建造され、最近、修復作業を終えたところで、美しい姿の門です。

この門を過ぎてさらに先に進みますが、アルカサルが見える筈の方向は木々や丘に阻まれて視界が得られません。このまま進んでもダメなようです。残念ながら、元来た道を戻ることにします。
先ほどの緑地が近づいたところで、自動車道路の分岐路があります。最後のチャンスとばかりにこの分岐路、クエスタ・デ・ロス・オヨス通りCalle Cuesta de los Hoyosを進むことにします。道路は上り坂で、自動車はばんばん走っていきますが、徒歩ではなかなか過酷です。もう少しだけは進んでみて、アルカサルが見えるかどうか確かめてみましょう。既に配偶者は疲れ切って、かなり後ろから歩いてきます。祈るような気持ちで坂道を上っていくと、歩道が少し広がったところがあります。ここに近づいていくと、何と木々の間にアルカサルの姿が見えてきました。一度に疲れが吹っ飛びます。あれほど願っていた船首を右から見たアルカサルの姿です。

後ろから歩いてくる配偶者にも声を掛けて、さらに眺めのよい場所に移動します。木々の上にアルカサルの美しい姿を見ることができます。苦労して頑張った甲斐がありました。

もう少し場所を変えて、道の脇にある縁石に乗って、もう1枚。

これがsaraiの総決算の入魂のアルカサル。美しいですね。白雪姫の城のモデルになった絶景、セゴヴィアのアルカサルです。

調子に乗って、もう一枚。

本当に満足しました。が、どっと疲れも出てきました。これから、長い道のりを歩いてセゴヴィアの街の中心に戻らないといけません。
ここまでの道のりを地図で確認しておきましょう。なお、Fuencisla門は地図の外側。ずい分、無駄足を使ってしまったんです。

緑地前まで戻ってきて、船首の左からのアルカサルを再び見ます。えっ、右でも左でもそんなに変わりはしないっていうことは言いっこなしですよ。

この先に左に分岐する道があり、その道の先に変わった形の教会が見えます。何と12角形の教会です。これは13世紀にテンプル騎士団によって建てられたラ・ベラ・クルス教会Iglesia de la Vera Cruzです。とても近くまで歩いていく体力は残っていないので、写真を撮るだけで失礼します。

エレスマ川を渡ります。城壁はもうすぐ。

城壁沿いの通りを歩き、サンティアゴ城門が見えてきました。

ようやくサンティアゴ城門まで戻ってきました。アーチをくぐると、セゴヴィアの旧市街です。

城門を抜けてまっすぐ歩くと、ラ・プエルタ・デ・サンティアゴ通りCalle la Puerta de Santiagoにぶつかります。ここにまた日本語表示もある道しるべ。先ほどは右の方から歩いてきましたが、今度はまっすぐにマヨール広場を目指して、左の方に歩いていきます。

そろそろお腹も空いてきたので、今日のもう一つのお楽しみの子豚の丸焼きの老舗メゾン・デ・キャンディッドに向かいます。
アルカサルの眺めを楽しんだ後のここまでのルートを地図で確認しましょう。

この後は次回で。
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