いやあ、プラド美術館を見尽して本当に疲れました。そもそも、今日はセゴヴィアで予定外に歩き回って疲れ切っていた上に、プラド美術館での3時間にも及ぶ鑑賞。疲れないわけがありません。それでも、目的のエル・グレコの作品鑑賞はもちろん、ベラスケス、ゴヤ、ボッスを始めとした傑作群と対峙し、大変満足しました。
でも、プラド美術館は広くて複雑で、とっても観づらいのが欠点ですね。なんとかならないかしら。
美術館から外に出ると、もう7時半になっていました。美術館の東側の階段の上で、綺麗な教会が夕日を浴びて輝いています。この教会はサン・ヘロニモ・エル・レアル教会San Jerónimo el Realです。1501年創建のゴシック様式の教会で、代々のスペイン国王の戴冠式が行われたとのことです。

美術館見学でくたびれ果てましたが、最後は食い気。スペイン名物のバルに初見参です。もう遠くまで歩いていく気力も体力もないので、美術館近くの有名バル、エスタード・プーロEstado Puroに向かいます。プラド美術館の前のプラド通りPaseo del Pradoがカノバス・デル・カスチーリョ広場Plaza Cánovas del Castilloにぶつかったところの角に、このバルがあります。地図で確認しておきましょう。

首尾よくテラス席に座れました。ここからはカノバス・デル・カスチーリョ広場が見えます。マドリッドの広場らしく、広場の真ん中で噴水が上がっています。

フォークとナイフの収まった紙ケースがテーブルに置かれ、その紙ケースにはメニューがプリントされています。なかなか効率的ですね。

スペインのスパークリングワイン、カヴァをいただきながら、タパスをいただきます。

スペインのバルで最初にいただく記念すべきタパスは、アスパラガスの天ぷら(本当に天ぷらってメニューに書いてあります)です。

続いて、タラのすり身のフライ。

初めてのタパスを堪能。大変、美味でした。

このバルでもうひとつ驚いたのは、メニューにサラダは2種類しかないのに、その1つが「ジャパニーズサラダ」なんです。カルパッチョ風かなと思いますが、びっくりですね。
このバルで休んで元気が出たところで地下鉄の駅アトーチャAtochaまで歩き、そこから地下鉄1号線に乗ってホテルの最寄り駅グラン・ヴィアGran Viaまで行きます。

地下鉄駅からホテルはすぐ。疲れた足を引きづりながら、ホテルに辿り着きました。長くて、収穫も多かった1日でしたが、本当にくたびれ果てました。saraiの足裏には豆までできました。初日から頑張り過ぎましたね。実は、この後遺症はスペイン滞在中ずっと残り、スペインでは常に疲れた状態のままでした。
ホテルではさらに驚いたことが・・・ホテルにはルームサービスがあったのですが、その案内パンフレットの表紙の図柄が「すし」なんです。もちろん、そのルームサービスの内容もお寿司が中心で、ルームサービスをやっているお店の名前がSUSHICLUBです。

「ginza」という回転寿司屋もあるようです。恐るべし・・・ヨーロッパの「すし」ブーム!
さて、大変疲れたので、ゆっくりとベッドで休みます。
明日は雨模様のようです。明日はエル・エスコリアル宮殿でエル・グレコを見て、夜はこの旅で最初のオペラを聴きます。
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