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エル・グレコはプラド美術館から:美術鑑賞の後は、初のバル体験(エスタード・プーロ)

2014年5月27日火曜日@マドリッド、セゴヴィア/19回目

いやあ、プラド美術館を見尽して本当に疲れました。そもそも、今日はセゴヴィアで予定外に歩き回って疲れ切っていた上に、プラド美術館での3時間にも及ぶ鑑賞。疲れないわけがありません。それでも、目的のエル・グレコの作品鑑賞はもちろん、ベラスケス、ゴヤ、ボッスを始めとした傑作群と対峙し、大変満足しました。
でも、プラド美術館は広くて複雑で、とっても観づらいのが欠点ですね。なんとかならないかしら。
美術館から外に出ると、もう7時半になっていました。美術館の東側の階段の上で、綺麗な教会が夕日を浴びて輝いています。この教会はサン・ヘロニモ・エル・レアル教会San Jerónimo el Realです。1501年創建のゴシック様式の教会で、代々のスペイン国王の戴冠式が行われたとのことです。


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美術館見学でくたびれ果てましたが、最後は食い気。スペイン名物のバルに初見参です。もう遠くまで歩いていく気力も体力もないので、美術館近くの有名バル、エスタード・プーロEstado Puroに向かいます。プラド美術館の前のプラド通りPaseo del Pradoがカノバス・デル・カスチーリョ広場Plaza Cánovas del Castilloにぶつかったところの角に、このバルがあります。地図で確認しておきましょう。


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首尾よくテラス席に座れました。ここからはカノバス・デル・カスチーリョ広場が見えます。マドリッドの広場らしく、広場の真ん中で噴水が上がっています。


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フォークとナイフの収まった紙ケースがテーブルに置かれ、その紙ケースにはメニューがプリントされています。なかなか効率的ですね。


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スペインのスパークリングワイン、カヴァをいただきながら、タパスをいただきます。


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スペインのバルで最初にいただく記念すべきタパスは、アスパラガスの天ぷら(本当に天ぷらってメニューに書いてあります)です。


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続いて、タラのすり身のフライ。


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初めてのタパスを堪能。大変、美味でした。

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このバルでもうひとつ驚いたのは、メニューにサラダは2種類しかないのに、その1つが「ジャパニーズサラダ」なんです。カルパッチョ風かなと思いますが、びっくりですね。

このバルで休んで元気が出たところで地下鉄の駅アトーチャAtochaまで歩き、そこから地下鉄1号線に乗ってホテルの最寄り駅グラン・ヴィアGran Viaまで行きます。


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地下鉄駅からホテルはすぐ。疲れた足を引きづりながら、ホテルに辿り着きました。長くて、収穫も多かった1日でしたが、本当にくたびれ果てました。saraiの足裏には豆までできました。初日から頑張り過ぎましたね。実は、この後遺症はスペイン滞在中ずっと残り、スペインでは常に疲れた状態のままでした。

ホテルではさらに驚いたことが・・・ホテルにはルームサービスがあったのですが、その案内パンフレットの表紙の図柄が「すし」なんです。もちろん、そのルームサービスの内容もお寿司が中心で、ルームサービスをやっているお店の名前がSUSHICLUBです。


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「ginza」という回転寿司屋もあるようです。恐るべし・・・ヨーロッパの「すし」ブーム!

さて、大変疲れたので、ゆっくりとベッドで休みます。

明日は雨模様のようです。明日はエル・エスコリアル宮殿でエル・グレコを見て、夜はこの旅で最初のオペラを聴きます。







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Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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