エル・エスコリアル修道院ではエル・グレコを見られず、落胆しながら迷路のような内部空間をひたすら進み、ようやく建物の外に出ることが出来ました。建物を出ると、そこは修道院の美しい中庭です。

このパティオのような中庭は《王の中庭》と呼ばれており、正面にはバシリカの建物が建っています。

中庭から出るアーチから見た中庭とバシリカです。

中庭を抜けると、大勢の子供たちが紙飛行機を飛ばしている裏庭に出ました。

子供達の間を抜けて建物に戻ろうとしたら、そこに立っていた男の人が、ここは学校だよと教えてくれました。学校まであるんだ。

ぐるりと学校を避けて回り込んで、修道院の表側に向かいます。

ようやく出口にたどり着きました。エル・エスコリアル修道院を訪問するものの空振りになり、くたびれただけで残念です。さっさとマドリッドに戻りましょう。バスターミナルに向かって、サン・ロレンソ・デル・エスコリアルの街の中の道を歩きます。美しい道が続きます。

綺麗な広場もあります。

街の中からも、まだエル・エスコリアル修道院のバシリカの鐘楼が見えています。

街は静けさに包まれて、綺麗な建物も並んでいます。

バスターミナルに到着。ここからマドリッド行のバスに乗ります。チケットは来た時と同様にバスのドライバーから購入。1人4.2ユーロです。

乗り込んだマドリッド行のバスは661番のバスで、来たときとは違う経路で街中を走ります。来たときの664番のバスとは異なり、高速道路を走りません。車窓から見える家々の庭のバラが綺麗です。行きよりは少々時間がかかりますが、それでもたかだか10分程度の違いで異なる景色を眺めることができ、楽しいです。
大きな湖の前に出ました。自然の湖ではなく、バルマヨル貯水池Embalse de Valmayorのようです。

鏡のような湖面が綺麗です。

貯水池を過ぎると、牧場で牛たちが草を食べています。長閑です。

その先は木々が生い茂る荒野が続きます。

661番のバスは664番のバスのようにマドリッドまで直行ではなく、あちこちバス停に停まって走ります。それでも、もうすぐマドリッドです。

バスの中でゆっくりと昼食の検討会も出来ました。今日もバルに立ち寄って、ランチをすることにしるす。プエルタ・デル・ソル近くのバルに行きましょう。そうこうするうちにモンクロアのバスターミナルに到着。この後は次回で。
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