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トレドはエル・グレコの街:サンタ・クルス美術館のエル・グレコ没後400年の特別展「トレドのギリシャ人」に入場

2014年5月29日木曜日@マドリッド~トレド/8回目

トレドに到着後、エル・グレコ作品を見て周っています。サント・トメ教会、サン・ホセ礼拝堂の2つを見ることができました。
次はまだ予約時間まで早過ぎますが、サンタ・クルス美術館Museo De Santa Cruzに向かいます。ソコドベール広場まで戻ります。この広場はトレド観光の拠点です。広場の中央には、列車型のミニバス、ソコトレンZocotrenが停車しています。これに乗ると、街の周りをタホ川に沿って巡ることができるようです。1週45分だそうですが、まあ、そんな余分な時間はないので、これはパスします。


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広場の中程にある外に向かう下り階段の入口のアーチからの景色がなんとも美しいと配偶者が感嘆の声を上げます。


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配偶者の声に応えて、アーチ近くに寄って、写真を撮ります。成程、美しい眺めです。


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アーチ前からソコドベール広場を眺めながら、サンタ・クルス美術館への道を地図で確認します。


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すると、なんとこのアーチの先の下り階段が美術館へのアプローチだったんです。早速、アーチを抜けて、石段を下っていきます。すぐにサンタ・クルス美術館の前に出ました。美術館の前は大勢の人で混雑しています。


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サンタ・クルス美術館の建物は元々、トレドの大司教メンドーサの遺志を受け継いで、イサベル女王が建設した病人や孤児のための慈善施設でした。プラテレスコ様式のファサードは堂々たるものです。


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このサンタ・クルス美術館でエル・グレコ没後400年の特別展「トレドのギリシャ人(The Greek in Toledo)」を開催中です。スペイン国内はもとより、世界中からエル・グレコの作品70点以上を集めた大展覧会です。といってもトレドにある作品が中心です。エル・グレコの作品の大半はエル・グレコが画家人生の後半を過ごしたトレドにありますからね。さすがに美術館の前は人だかりで大混雑。入館待ちの行列ができています。


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様子を見ていると、この行列は5時予約の人たちです。我々は6時予約です。6時予約は別のところに行列するようですがまだ誰も行列していません。しばらくすると団体客がどっと入館し、5時予約の行列もどっとはけ、入れ換わりに6時予約の行列が先頭に並ぶようになり、我々も急いで列に加わります。


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先ほどまでは6時予約の行列だったところは、いつの間にか、7時予約の列に変わっています。もっとも、それは1時間以上も先なので誰も並んでいませんけどね。


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行列に並んでいる人たちの持っている紙を見て、やっと気が付きましたが、予約時間の紙はチケットの紙とは別の紙でした。これが予約の紙です。


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ということはさっきのサン・ホセ礼拝堂では、予約の紙を見せずに入りましたから、予約なしで入ったことになります。なんてことでしょうね。今度はしっかりと予約の紙を持って、6時の入館を待ちます。


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早目に並んだ甲斐があって、このサンタ・クルス美術館では6時予約の先頭から2番目で入館できました。6時に予約していても、列に並んだ順に少しずつ入館できる仕組みで、6時ちょうどに来た人はかなり、入館が待たされます。

館内では膨大なエル・グレコ作品が展示されています。思う存分、エル・グレコ作品を見て、頭の中はエル・グレコだらけになりました。その一端は次回から、ご紹介しましょう。

地図でサン・ホセ礼拝堂から、サンタ・クルス美術館への道を確認しておきます。


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では、次回からのエル・グレコ作品群の紹介をお楽しみに。


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Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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10/07 08:57 堀内えり

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07/08 15:53 じじい@

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久々のコメント、ありがとうございます。
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06/18 12:46 sarai

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06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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