サンタ・クルス美術館のエル・グレコ没後400年の特別展「トレドのギリシャ人」の鑑賞を終えました。
昨年の上野でのエル・グレコ展で見て圧倒された《無原罪の御宿り》にも再び巡り会えました。この作品は最高の芸術美で輝き、大きな感動を与えてくれました。
これで今日のエル・グレコの絵画鑑賞は終了です。
サンタ・クルス美術館はイサベル女王が建設した古い建物です。絵画鑑賞の後、中庭に出てみました。美しい緑の空間です。

2階の回廊からも中庭を見下ろしてみました。花も咲いています。

サンタ・クルス美術館から外に出ると、銅像がお出迎え。この銅像はドン・キホーテの作者セルバンテスのようですね。

時間も頃合いなので、トレドの街で夕食をして帰りたいところですが、今日はいささかくたびれました。配偶者が、大胆にもパラドールでのディナーを提案。いかにも高額なディナーになりそうですが、saraiも快諾。では、帰ることにしましょう。1時間に1本ですが、パラドール方面行のバスがあります。すぐ近くから出るので、ちょっとバス停を見てみましょう。バス停はサンタ・クルス美術館近くのアルカサル前にあります。と、なんと後3分でバスが来るようです。これがネットで事前に入手しておいたバスの時刻表です。71系統のバスです。

本当にすぐにバスはやって来ました。素晴らしいタイミングです。チケットはドライバーから購入します。1人1.4ユーロです。公共交通機関はやはり安いですね。

バスはすぐにアルカサル前を発車します。

バスは旧市街の高台を走ります。

旧市街の眺めを楽しめます。

バスはトレドの旧市街を出て、ビサグラ新門Puerta Nueva de Bisagraの前に出ます。

ビサグラ新門はトレドの街の表玄関です。ビサグラ新門の前は美しい緑のロータリーになっていて、花々が咲き乱れています。

もう、ここは旧市街を取り囲む城壁の外側です。

バスはロータリーをぐるっと回って、再びビサグラ新門の前に出ます。

ビサグラ新門を離れて、城壁沿いに走り出します。

後ろを振り返ると、まだビサグラ新門辺りが見えています。

メルチャン通りPaseo Merchánを少し走ると、またロータリーにぶつかります。アルフォンソ6世門Puerta de Alfonso VI(旧ビサグラ門)の前のロータリーです。バスはこのロータリーを抜けて、カバ通りAv de la Cavaに入っていきます。

そして、バスはタホ川Río Tajoを渡ります。左手には、サン・マルティン橋Puente de San Martinが見えています。これで完全にトレドの街の外に出ます。

タホ川を渡り街の方を見ると、丘の上の大きな教会が見えます。サン・フアン・デ・ロス・レイエス教会Monasterio de San Juan de los Reyesでしょう。

バスはタホ川沿いに走り出し、正面にサン・フアン・デ・ロス・レイエス教会の大きな建物がはっきりと見えます。その手前には城壁が続いています。

順調に走っていきますが、実はどのバス停で降りればよいのか分かっていないので、不安ではあります。ちゃんとホテル(パラドール・デ・トレド)に行き着けるでしょうか。それは次回で。
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