トレド唯一の夜はパラドールでのディナーです。
予約した時間にレストランに行くと、お店の鉄の扉が閉まっています。恐る恐る扉を開いて中に入ると、何とレストランに客は1人もいません。これで、ようやく分かりました。まだ、夕食の時間が始まっていないのです。レストランの夕食のスタートは8時半からなんですね。だから、先ほどレセプションで8時半の予約でどうかしらと言われたんですね。スペイン時間は日本とは2時間程ずれているようで、これがスペイン時間なのでしょう。
お蔭でテーブルは選び放題。もちろん、窓際の眺めのよい特上の席に座りました。正面にアルカサルの大きな建物が見えています。

窓に顔を寄せて、トレドの街の風景を眺めます。タホ川の流れやカテドラルなど、素晴らしい景色が望めます。

ディナーはコース料理。まずはパンが出ます。

料理を待っている間にディナー客が集まってきました。やはり、少しは賑やかな方がいいですね。

おつまみのオリーブが出されました。

続いて、お店からのサービスとして、ほんの一口サイズのガスパッチョが運ばれてきました。スペインの有名料理ですが、実はsaraiも配偶者もこのスープを飲むのは初体験です。

ガスパッチョのあまりの美味しさにびっくり。この冷製スープはやみつきになってしまいそうです。
飲み物はやはり、カヴァにしましょう。スパークリングワインは美味しいですね。

最初の皿はサラダです。ほどよくグリルされたグリーンアスパラガスは格別の味。

次はスープ。

メインはビーフステーキ。

配偶者のメインは魚料理。こっちの方が美味しそうですね。

料理をいただいているうちにようやく日が落ちて(もう10時近い!)、トレドの街は夕闇に包まれていきます。何てロマンティックな景色でしょう!

コース料理も最後のデザートになりました。

こちらは配偶者が選んだデザート。

最後のコーヒーには、お洒落なコーヒーアートが描かれています。

食事が終わった頃に、ようやく窓の外は真っ暗。

1人36ユーロ(飲み物込み)の大枚をはたいた夕食は美味しかったです。配偶者からは「ご馳走さま!」の言葉がもらえました。
部屋に戻り、トレドの街の夜景を眺めます。カテドラルは識別できません。

久しぶりのお風呂に入り、そのままベッドに倒れこむようにして朝までぐっすり寝ちゃいました。
今日訪問予定だったカテドラルなど残りの3つのエル・グレコの作品を展示している施設は、明日訪れることにします。明日はエル・グレコを堪能した後、トレドを離れ、アンダルシア地方のグラナダに大移動です。
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