今回はオペラ・オペレッタ・バレエ編です。
今年はオペラはすべて海外での公演しか聴いていません。ですから今年も海外で聴いたオペラからの選定になります。あっ、バレエは日本でも見ました。
ちなみに昨年の結果はここです。
で、今年は以下をベスト5に選びました。
1位 チェネレントラ@ザルツブルグ・モーツァルト劇場 2014.6.5
2位 《ナクソス島のアリアドネ》@ウィーン国立歌劇場 2014.6.11
《ナクソス島のアリアドネ》2回目@ウィーン国立歌劇場 2014.6.15
3位 我らがチェチーリア:ロッシーニ《オテロ》@ザルツブルグ祝祭大劇場 2014.6.9
4位 ホフマン物語@マドリッド・レアル劇場 2014.5.28
5位 美し過ぎるザハーロワ:ボリショイ・バレエ《白鳥の湖》@オーチャードホール 2014.11.24
ザルツブルグ精霊降臨音楽祭の初日、オープニングを飾ったロッシーニの歌劇《チェネレントラ》。初めて生で聴いたチェチーリア・バルトリはやはり素晴らしかった。というよりも凄かった。久しぶりに凄いオペラを見たという感覚でした。生涯に何度かしか聴けないオペラでした。ラミロ王子役のハヴィエル・カマレーナも素晴らしく張りのある声で見事なテノール。いやはや、世界は広い。オペラ終盤は強い感動に襲われました。それにしてもバルトリのアジリタは凄まじいばかりです。
今年は毎年見ていた《薔薇の騎士》は見ることができませんでしたが、その代わり、R・シュトラウスの《ナクソス島のアリアドネ》を久しぶりに聴くことができました。やはり、ウィーンで聴くR・シュトラウスは素晴らしいとしか言いようがありません。もう、グルベローヴァのツェルビネッタを聴くことはかないませんが、新時代のアリアドネは聴き応え十分でした。それにこの日はR・シュトラウス生誕150年という節目の年の、それも誕生日で正真正銘の生誕150年の公演というおまけ付き。やはり、R・シュトラウスのオペラはいいですね。2回目に聴いた公演もさらに素晴らしい内容で夢のような時間を過ごしました。
ロッシーニの《オテロ》はきっと、2度と聴けないオペラになるでしょう。珍しいオペラですからね。これは聴き逃せないという気持ちで公演に足を運びましたが、それがなかなか素晴らしい。特にバルトリの歌う《柳の歌》は彼女の独壇場。素晴らしいったら、ありゃしません。
《ホフマン物語》も久しぶりに聴きました。何と言ってもニクラウス/ミューズ役のアンネ・ゾフィー・フォン・オッターの名唱がすべてです。付け加えて言えば、日本では上演不可能な過激な演出も凄いと言えば凄い。まあ、目の毒になるので、音楽を聴く邪魔にはなりましたけどね。
バレエは遂に美しいザハーロワが踊る白鳥・黒鳥を見ました。やはり、これは一度は見ておかないといけませんね。究極の美に酔いしれました。
バルセロナで見たワルキューレもなかなかのオペラでした。これは次点。
次点 ワルキューレ@バルセロナ・リセウ劇場 2014.6.3
次回はオーケストラ・声楽曲編です。
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