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トレドはエル・グレコの街:最後のタヴェラ施療院でのエル・グレコ鑑賞も無事完了

2014年5月30日金曜日@トレド~グラナダ/8回目

カテドラルの鑑賞は完了し、最後にタヴェラ施療院に向かいます。ただ、次のタヴェラ施療院はちょっと遠く歩くのは大変です。カテドラルを出て、市庁舎広場でタクシーを探していると、なんとも嬉しいことにすぐに空のタクシーがやって来ました。ついていますね。早速、タクシーに乗り込み、行先を告げると、ちゃんと通じて、タクシーは発車して、広場をあとにします。

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カテドラルの前の狭い路地を走っていきます。お土産物屋の軒先をかすっていきます。

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タクシーはますます狭い路地を抜けていきます。トレドのタクシーは凄いですね。

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やがて、タクシーは旧市街の狭い路地を抜けて、城壁の外の道に出て、タホ川に沿って走り出します。グル・モスカルド通りCalle Gl Moscardóです。

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タホ川の対岸の丘の上には大きな建物が見えます。陸軍歩兵学校Academia de Infanteriaでしょうか? もし、そうだとすれば、あのフランコ将軍の出身校です。

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次にファネロ通りRonda Juaneloに入ると、今度は前方にアルカンタラ橋Puente de Alcántaraとタホ川の対岸の丘の上にサン・セルバンド城Castillo de San Servandoが見えてきました。

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グル・モスカルド通りからカルメン通りPaseo Carmenのあたりに入っていきます。タクシーはこのまま、タホ川沿いの道を走ります。

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アルカンタラ橋が近づいてきました。

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タクシーはファネロ通りRonda Juaneloを走り、アルカンタラ橋の前を通り過ぎていきます。カスティージャ・ラ・マンチャ通りAv Castilla la Manchaを走り、ロータリーにぶつかると、そこはトレドのバスターミナルです。

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ここから、くねくねした坂道を上っていくと、タヴェラ施療院に到着。楽チンでタヴェラ施療院に移動できました。
カテドラルからタヴェラ施療院までのタクシーのルートを地図上で確認しておきましょう。

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タヴェラ施療院はなかなか立派な建物です。

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ここでも、オンラインで購入済の5つの施設のセット入場チケットを見せて、入場。建物に入ると、そこは美しい中庭になっています。

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青空と中庭の対比が綺麗です。

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ここにあるエル・グレコの作品は6点。佳作の作品です。
これは《聖アンナのいる聖家族》です。1590-95年頃の作でトレドのメディナセリ公爵家財団タヴェラ施療院所蔵です。この時期の作品としては、大変、素晴らしい作品です。特に聖母マリアが極めて美しく描かれています。以前、東京・上野の東京都美術館でのエル・グレコ大回顧展でも見た作品です。

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5点は見ましたが、最後の1点がどうしても見当たらず、係の女性に訊くと、すぐそばのものを指さします。何と絵画ではなかったんです。キリストの本当に小さな彫像でした。

これで、トレドで予定していたエル・グレコの作品の鑑賞はすべて完了。充足感で幸せな気持ちになりました。思いっ切り、エル・グレコの世界に浸ることができました。


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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

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じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
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07/08 18:59 sarai

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07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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