トレドからバスで約1時間、マドリッド・エリプティカ広場に着きました。できれば直接、トレドからアンダルシア地方のグラナダに向かいたかったんですが、鉄道もバスもマドリッドを経由して行くものしかなかったんです。グラナダに向かうバスが出るバスターミナルは、マドリッド・南バスターミナルEstación Sur de Autobusesです。マドリッドには長距離バスターミナルがいくつもあり、行先ごとに分かれているので、かなり不便です。地下鉄6号線L6でエリプティカ広場駅Plaza Elíptica からメンデス・アルバロ駅Méndez Álvaroまで移動します。地下鉄マップでも確認しておきましょう。

地下鉄のメンデス・アルバロ駅に到着し、迷わずにグラナダ行きのバスが出発する南バスターミナルに移動できました。かなり大きなバスターミナルで、ALSA社のグラナダ行のバス乗り場を探してウロウロしてしましたが、ようやくスタンバイ。ALSA社のバス乗り場は大きな南バスターミナルの一番端にありました。
これから乗るバスは、初めて体験するプレミアムクラスのバスです。ゆったり2‐1の3列シートの豪華なバスの筈です。
これがネットで予約したチケット。1人41.6ユーロ。日本円で約6000円です。所要時間が4時間半の長距離移動ですから、それほど高価ではありません。鉄道よりはお得な料金です。

バスが入線し、荷物をバスの荷物室に積み込みます。

予約チケットを示してバスに乗車します。チケットをチェックしていた女性は大変なスペイン美人。しかも、彼女がバスの中でサービスしてくれるアテンダントでした。saraiはこの美人に見とれて、ずーっとデレーッとしていました。

最前列のシートを予約しています。配偶者と2人、ゆったりしたリクライニングシートに座ります。すこぶる展望がよさそうです。

定刻の午後3時になり、バスは発車します。

バスの座席には、個別にモニターが設置されています。飛行機と同じようなサービスですね。

バスはマドリッド市内の一般道路を走って、高速道路に向かっていきます。一般道路は空いています。

10分足らずで高速道路に入ります。高速道路と言っても無料開放されているので、マドリッド周辺では流入する車と流出する車で断続的に混み合っているところがあります。

1時間近く走って郊外に出ると、走る車は少なくなり、バスは順調に走り出します。

車内でのサービスが始まりました。まず、テーブルをセット。テーブルに置いてくれた紙シートにはALSA Premiumの文字が書かれていて、いかにも豪華なバスの雰囲気です。

グルメランチのボックスを美人アテンダントが配ってくれます。グラシアス!

ボックスの蓋を開けると、食べ物がぎっしりと詰め込んであります。

中身をテーブルの上に広げてみました。テーブルからはみだしそうなくらい、いっぱいです。チーズ、生ハム、サラダ、フルーツ、パン、ジュースetc.です。

しばらくは食事に集中。バスですから、それなりに揺れます。特にカーブでは注意しないとテーブルの上からものが落ちます。ゆっくり30分ほどかけて、美味しくいただきました。
マドリッドの街を出て以来、どこまでも広がる大平原の中を走ります。赤茶けた土がむき出しの大地です。所々で大きな黒い牛の看板が目を引きます。

ここまでで1時間半くらい過ぎましたが、まだ3時間はバスの旅が続きます。のんびりとスペインの景色を満喫しましょう。
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