マドリッドからグラナダまで、豪華なバス旅を続けています。乗っているのは大手バス会社ALSAのプレミアムクラスのバス。最前列の2席に配偶者と一緒に陣取って、スペインの大地の景色に目を凝らします。
4時間半の行程のうち、3分の1の1時間半が過ぎ、荒涼たる大平原の中をバスは行きます。

前方に見慣れたものが現れます。風力発電ユニットです。

風車が間近になります。スペインの風車と言えば、ドン・キホーテの世界を思い起こしますが、現代スペインは風力発電や太陽光発電の先進国。決して、珍しいものではありません。

どこまでも変わらない同じ景色が続いていきます。

食後のコーヒーのサービスがあります。もちろん、スペイン風のミルクコーヒーです。美味しくいただきます。

スペインの高速道路にあるサービスエリアが見えてきました。ガソリンスタンドの大きな看板塔が見えます。

これがサービスエリアへの進入路。実にオープンな雰囲気です。無料開放されている高速道路では、単に脇道にそれるだけのこと。

バスは進入路を横目に見ながら、そのまま高速道路の本線を走ります。

サービスエリアの脇を通り抜けていくと、今度はサービスエリアからの進入路があります。これだって、単に脇道からの合流に過ぎません。サービスエリアという立派な施設があるわけではなくて、ガソリンスタンドやレストランへの脇道があるだけなんです。

淡々とバスは走り続けます。もう、ノンストップで2時間走りました。トイレ休憩とかはありません。バスの車内に立派なトイレがありますからね。この辺りは高地にあるマドリッドから下ってきて、平地になったような気がします。前方を走るバスはずっと一緒に走っています。

あれれっ・・・、前方のバスにぐんぐん引き放されます。バスのドライバーもさすがにお疲れモードのようです。大丈夫かな。

さらに1時間経過。これまでは延々と3時間程全く同じ景色が続いていました。突然緑豊かな平原に変わります。道路の緑地帯の赤や白やピンクのキョウチクトウが綺麗です。

この辺りからはオリーブ畑が広がります。ずっとずっとオリーブです。一体、こんなにオリーブを作ってどうするんだろうって感じです。

この景色がまたまた延々と続きます。

暇つぶしにナッツとドライフルーツのおつまみをいただきます。

もう3時間半ほど走りました。景色は道路に沿って植えられているキョウチクトウと見渡す限り続いているオリーブ畑のままです。

ずっとノンストップで走り続けてきましたが、ようやくドライバーの交代です。相当に疲れていたようです。ガソリンスタンドに入って停車しました。

交代要員のドライバーがここで待っていたようで、バスに乗り込んできます。安全運転、よろしく。

消耗していたドライバーが運転席を立って、ドライバー交代です。運転、ご苦労様でした。

新しいドライバーの運転するバスは順調に走り、30分ほどで山間部に入ります。もう、グラナダも近くなったでしょう。

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