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グラナダでアルハンブラ宮殿拝見:アルカサバのベラの塔からの絶景

2014年5月31日土曜日@グラナダ~カディス/5回目

アルハンブラ宮殿の軍事要塞アルカサバの一番高い塔、ベラの塔に上ったところです。塔の上からアルカサバを見下ろします。アルカサバ内に朝日が差し込もうとしています。

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ベラの塔からの眺めは最高で、眼下にグラナダの街が一望できます。
これはアルカサバの先端方向(西)の眺めです。ヌエバ広場からカテドラルまで一望できます。

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これは南の方の眺め。アルハンブラ宮殿の丘の裾野の森、グラナダの街、遠くにはシェラ・ネバダ山脈も望めます。

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こちらは北の方の眺め。アルバイシンの街並みからサクロモンテの丘の一帯が望めます。

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こちらは東の方の眺め。アルカサバの全景に遮られていますが、その先は広大なアルハンブラ宮殿が続いています。

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ベラの塔からは四方が見渡せ、歩哨の見張りに最適な場所だったことが分かります。
最後にシェラ・ネバダ山脈の雪を抱く峰々を眺めます。かって、この城の最後の王ボアブディル(ムハンマド11世)は落城したアルハンブラ宮殿から落ちのびる途中、シェラ・ネバダの丘の上からアルハンブラ宮殿を視界にして、惜別の涙にくれたそうです。このとき、スペインでのイスラム勢力が一掃されて、イベリア半島がカトリック教徒の手に戻りました。1492年のことです。レコンキスタが完了した年であり、グラナダを征服したイサベル女王の援助を受けたコロンブスが新大陸に到達した年でもあります。世界史的に記念すべき年で、その舞台がここでした。

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さて、そろそろベラの塔を下りて、アルカサバを抜け出しましょう。下を眺めると、この塔の高さがうかがいしれます。

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狭い石段を下りていきます。その先は狭いトンネルが続き、外の光が見えてきました。

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ここはまだアルカサバの中です。まさに迷宮の中という雰囲気。

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ようやく外に出ました。大きな水槽に水が満々と溜められています。

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アルカサバの外壁に沿った美しい塁壁公園を歩きます。

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公園には噴水があります。水は砂漠の民のこだわったものだったのでしょう。

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塁壁公園の出口です。

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最後に高い壁の間の通路を抜けて、アルカサバを出ていきます。

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アルカサバの出口前に出ました。

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ぶどう酒の門Puerta de Vinoを抜けて、アルカサバを出ます。

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アルカサバに最後の一瞥をくれます。塁壁に沿った通路が続いています。

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アルカサバを抜けて、ナスル朝宮殿の前の美しい花が咲く庭園に出ました。そろそろナスル朝宮殿の予約時間です。

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次回からは美しいナスル朝宮殿を堪能していきます。


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Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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