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グラナダでアルハンブラ宮殿拝見:ナスル宮殿に入場し、あまりの美しさにボー然

2014年5月31日土曜日@グラナダ~カディス/6回目

アルハンブラ宮殿を散策。アルカサバを見終わって、アルカサバの前に出ました。

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予約時間の9時にナスル宮殿前に行くと、既に長い行列ができています。少し甘く見て、出遅れたかもしれません。9時予約の人たちはかなり以前から行列を作っていたようです。

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ちょうど花壇の前に行列ができているので、綺麗な花でも見ながら、行列が進むのを待ちます。アルハンブラ宮殿は緑豊かで、この時期は一際、花が咲き乱れ、楽園のようです。

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5分ほどで行列はずい分進みました。半分以上は前に進みました。後方にはアルカサバが見えています。

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ナスル宮殿Palacios Nazaríesの入り口が近づいてきました。

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いよいよ、ナスル宮殿に入ります。並んで10分ほどです。9時10分になりました。

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ナスル宮殿に入り、最初の部屋に向かいます。メスアール(裁き)の間Sala del Maxuarです。ナスル宮殿で最も古い部分です。

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これはメスアールの間の内部。細い大理石の柱が天井からの重みを支えています。ほの暗い空間は光と闇が交錯しています。この部屋はナスル朝時代、行政と司法の中心でした。何かしら、威厳のようなものを感じます。

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壁に施されたイスラム文様に目を奪われます。何と言う緻密な装飾でしょう。職人の美的なセンスと丹念な仕事ぶりに驚嘆します。

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規則的な文様の連続の間にまるで王冠のような装飾が目を惹きます。イスラム芸術の奥深さを感じます。

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全体に色彩のない文様が続いていますが、時折、色鮮やかなタイルがアクセントになっています。色彩豊かな芸術は後年、追加されたものなのでしょうか。

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メスアールの間から次の部屋に進みます。

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これはメスアールのパティオPatio del Maxuarです。コマレス宮に続くファサードの壁一面に緻密な装飾が施されています。圧倒的な美しさです。この美しい中庭は、かって王宮を来訪した者の控室として使われていたそうです。来訪者はさぞや、この中庭の美しさに度肝を抜かれたことでしょう。

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メスアールの間の北隣には黄金の間Cuart Doradoがあり、そこからはアルバイシンの眺めが楽しめます。

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黄金の間の天井です。美しい幾何学模様が広がっています。見事な装飾です。

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黄金の間の壁面に施された超緻密な装飾文様に言葉を失います。イスラム文化の素晴らしさに驚嘆するのみです。

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この超緻密なイスラム芸術と青空の組み合わせは何とも贅沢な空間になっています。感動的ですね。

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黄金の間とメスアールのパティオの美しさに感銘を受け、しばし、この場に立ちすくんでいます。


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Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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金婚式、おめでとうございます!!!
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京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

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じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

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クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
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07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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