ナスル宮殿を出て、花と緑のパルタル庭園を散策しながら、ヘネラリフェに向かいます。結構、遠かったのですが、ようやくヘネラリフェへの入り口の城門のアーチの前に出ました。

この城門を抜けると、その先にはアルハンブラ宮殿の対岸の太陽の丘へ渡る橋が続いています。橋の下はチノス坂の谷です。

ヘネラリフェGeneralifeはナスル朝の王たちが夏を過ごした離宮です。離宮の建物は太陽の丘の奥に位置します。丘の手前には広大な庭園が広がります。丘の上の縁には白い遊歩道が続きます。庭園の横を離宮に向かって歩いていきます。

遊歩道の途中から石段を上がって、庭園の中に入ります。

庭園は綺麗に刈り込まれた樹木の生垣で区切られています。

庭園の中央にはまっすぐな水路が続いています。ヘネラリフェの庭園にはシェラ・ネバダ山脈の雪解け水を利用した水路や噴水が至るところに設けられ、ヘネラリフェは別名《水の宮殿》と呼ばれています。

樹木の緑と涼しそうな水の組み合わせが夏の離宮にふさわしいですね。

水路の途中には噴水の水が上がっています。

刈り込まれた樹木の生垣の間の狭い通路は暑い日差しを避けられて、いかにも涼しげな印象です。

樹木の中にオレンジの木を見つけました。美味しそうなオレンジの実がなっています。

展望のよいところがあります。ここからは谷を挟んだ向かいの丘にあるアルハンブラ宮殿が望めます。真ん中に見える塔はサンタ・マリア・デ・ラ・アルハンブラ教会の鐘楼です。

ヘネラリフェの庭園も花盛りです。アンダルシアの明るい光を受けて、輝いています。

ヘネラリフェの庭園の高台からの美しい眺望です。

このあたりの生垣は小さな白い花でびっしりと覆われています。綺麗ですね。

やがて、噴水の上がる水路の先にヘネラリフェの瀟洒な建物が見えてきました。とても美しいです。

ヘネラリフェの宮殿とその奥のアセキアの中庭を楽しみますが、それは次回で。
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