カディスの岸壁から、しばらく雄大な大西洋を眺めていました。
この岸壁から振り返ると、そこはカテドラルの裏手です。このカテドラルの地下の礼拝堂には、大作曲家マヌエル・デ・ファリャの墓があるそうです。カテドラルはもう閉まっているので、ここからファリャの冥福を祈りましょう。

そろそろ、夕食にと目を付けていたレストランに向かいましょう。カテドラルの脇を抜けて、旧市街の中心の市場を目指します。古い街の路地が続きます。この路地はカテドラル前広場と市場前のリベルター広場を結ぶコンパニア通りCalle Compañíaです。

7時は過ぎていますが陽はまだまだ高いです。市場近くの名物料理店ラス・フローレスLas Floresに着きました。テラス席に座りメニューをお願いすると、キッチンは7時半からだよ・・・またまたスペイン時間を忘れていました。

生搾りオレンジジュースを飲みながら時間をつぶして、キッチンが開くのを待ちます。スペインのオレンジジュースは本当に美味しいです。

オレンジジュースを飲んでいると、ゆったりとスペインの夕方の時(と言っても昼下がりの感じですが)が過ぎていきます。だんだん、スペイン人の時間に対する感覚も理解できそうな気がしてきました。まだまだ夜は長いのだから、何も急ぐ必要はありませんね。とは言え、そろそろお約束の時間の7時半です。料理のオーダーをしましょう。

すぐにパンを持ってきてくれました。

海鮮サラダもすぐに出てきます。カニかまのようなものが入っているのがご愛嬌。今や、カニかまは世界に広がっているのかしら。

スペイン産の白ワインもいただきます。

しばらくすると、メインの料理が運ばれてきました。アンダルシア名物のペスカードス・フリートス(魚介類のフライ)です。これは上品ではありませんが、とても美味しいです。

1時間ほどかけて、美味しい夕食を楽しみました。満足です。
さて、カディスの夕日を見るためにカレータ・ビーチに向かいましょう。今は夜の8時半ですから、後1時間ほどで日没です。狭い路地を太陽に向かって進みます。ブラブラと海岸に向かっていると、折り畳み椅子を抱えて海岸から帰ってくる家族連れに会います。日光浴を楽しんでいたのでしょうか。お店でもビーチ用椅子がメインで売られています。

空は晴れあがっていますから、夕日を見るのに絶好の天気です。

海岸に到着です。カレータ・ビーチです。

砂浜には、夕日を見にきた人達が三々五々散歩しています。太陽もずいぶん低くなっています。

綺麗な夕日です。日が落ちるには、まだ30分以上はかかるでしょう。

ビーチをぶらぶらしながら、落日を待ちましょう。

素晴らしい夕日が見られそうです。
一応、散策ルートを地図で確認しますが、市場近くの名物料理店ラス・フローレスからカレータ・ビーチへの道は判然としません。ただただ、太陽に向かって歩いただけでした。

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