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カディスの夕日を求めて:大西洋に沈むカディスの夕日に感動!

2014年5月31日土曜日@グラナダ~カディス/25回目

カディスの夕日が今、まさに大西洋に没しようとしています。

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ますます、光球が小さくなっていきます。

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もう最後の瞬間は近いようです。急速に太陽が海に沈み込んでいきます。

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そして、遂に太陽は一粒の光点を残すのみとなりました。1日の終焉です。微かに1点の光だけを残して海に没する最後の瞬間を息を殺して見つめます。

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5秒後、その1粒の光点も海の中に飲み込まれていきました。残照の明かりが太陽の沈んだポイントを示すのみです。

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一瞬、空気も涼しくなったような気がします。もう、太陽はその痕跡を残すだけです。

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やがて、太陽の痕跡も陽炎のようにゆらめいて、消え去っていきます。

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美しい黄昏です。太陽の残照もみるみるうちに薄れていきます。

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太陽が沈んだ後のロマンチックなバラ色の光が、水平線上に広がります。雲が茜色に染まっています。

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大西洋に沈むカディスの夕日。絶好の天気で燃えるような太陽が大西洋の水平線に吸い込まれていく様、見事なものでした。カレータ・ビーチの夕日は絶景そのものでした。

海に静かに沈んでいく太陽。微かに1点の光だけを残して海に没する最後の瞬間。太陽が沈んだ後のロマンチックなバラ色の光で雲が茜色に染まる様。すべてが感動的でした。
これ以上、語る言葉もありません。遠くスペインの地まで旅してきてよかったと配偶者に目で語りかけます。しばらく、静かな時が流れます。

もう、これでいいでしょう。満足です。茜色の空に背を向けて、カディスの街に戻りましょう。街は薄いブルーの空に包まれています。

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突堤を歩き終える辺りで、西の空を振り返ってみます。空はバラ色、黄金色、薄いブルーとグラデーションしています。装飾的に散らばる雲もいいアクセントになっています。完璧な夕焼け空です。街灯にも灯が点っています。

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ビーチまで戻ってきました。美しい空に最後の一瞥をくれて、カレータ・ビーチを去ります。

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カディスの路地は夜の賑わいの真っ最中です。路地にはテラス席が並んで、路地全体がレストランと化しています。カディスの土曜の夜はまだ始まったばかりです。

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つい、ふらふらとこのテラス席の並ぶビルヘン・デ・ラ・パルマ通りCalle Virgen de la Palmaに足を踏み入れます。

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この先は行き止まりなので、左に折れて、ビルヘン・デ・ラス・ペナス通りCalle Virgen de las Penasに歩み入ります。

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と、迷路のように曲がりくねったカディスの路地で方向感覚を失ってしまいます。行きつ戻りつ、何度も同じところをぐるぐる歩き回り、地図と通りの名前を突き合わせること20分程で、奇跡的にサン・フェリペ・ネリ礼拝堂に辿り着きました。見知らぬ街で迷ってしまうのは焦ります。サン・フェリペ・ネリ礼拝堂はライトアップして美しく輝いています。まさに神に感謝です。

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ここからは5分程でホテルに無事帰着。ホテルの部屋に落ち着き、配偶者はゆっくりお茶でもいれようかと言ってくれます。が、配偶者はもう眠くて眠くてという態で・・・なんとか玄米茶を一杯飲んだだけで、ベッドに倒れ込んでしまいました。まだ、夜の11時前ですが、朝も早くて、とても長い1日でした。目いっぱい楽しみました。saraiも早く寝ましょう。

一応、カレータ・ビーチからホテルに戻るルートを地図で確認しておきます。途中迷ったので中途半端なルートしか描けませんけどね。

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明日はセヴィーリアを楽しみ尽くします。カテドラル、ヒメルダの塔、アルカサル、そして、バルとフラメンコは外せませんね。


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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
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07/08 18:59 sarai

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07/08 15:53 じじい@

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久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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