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セヴィーリャの1日:アルハンブラ宮殿を目指して造営されたアルカサル

2014年6月1日日曜日@カディス~セヴィーリャ/8回目

サンタ・クルス街を抜け出して、アルカサルの入り口に向かっています。人がたむろしています。観光ツアーご一行のようです。

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路地が突き当りです。しかし、突き当りに通り抜けがあるらしく、人が入っていきます。我々も続きましょう。

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小さな入り口の先は広い通りになっています。そして、その向こうにヒラルダの塔が見えています。この方向に進めばよさそうです。

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通りを進むと、ヒラルダの塔がどんどん大きくなってきます。

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通りの角には物売りのおじさんがいます。冷たいコーヒーでも売っているのかしらね。

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アルカサルの入り口らしきところに到着し中に入ろうとしたら、係の人に制止されました。ここはアルカサルの出口だそうです。入り口の場所を教えてもらい、そちらに向かいます。アルカサルの出口の前はカテドラルの前で、ヒラルダの塔もすぐそこに見えています。

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係の人に入り口の場所を教えてもらったにもかかわらず、意外に入口が遠くてなかなか場所が分かりません。ようやくアルカサルの入口前に到着しました。そこからカテドラルの方を眺めてみます。カテドラルの入り口付近も見えています。左の建物はインディアス総合古文書館Archivo General de Indiasです。アルカサル、カテドラル、そして、このルネサンス様式のインディアス総合古文書館はユネスコの世界遺産に指定されています。

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このアルカサルの入り口までのルートを地図で確認しておきます。

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アルカサルの入り口のライオンの門から入場します。これがアルカサルのチケット(領収書?)。1人9.5ユーロです。

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アルカサルReal Alcázarはローマ時代のアクロポリス、イスラム時代の城(要塞)をレコンキスタ後に、カトリック教徒の王たちが改築し宮殿にしたものです。なかでも1350年に即位したペドロ1世が、スペイン各地からイスラム職人を集めてムデハル様式の宮殿を作り上げました。その結果、このアルカサルはアルハンブラ宮殿を彷彿させるものになったそうです。

アルカサルに足を踏み入れると、そこはライオンの中庭Patio de Leonです。

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ライオンの中庭の先には、分厚い城壁のアーチから宮殿のファサードが顔を見せます。

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これがファサードです。立派ですね。

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ライオンの中庭の左にある建物に入ります。ここは裁きの間Sala de Justicia。なるほど、壁には見事なイスラムの幾何学模様。

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床には水盤と水路が刻まれています。アルハンブラ宮殿と同様に水にこだわった造りです。

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最も美しいのは天井の繊細な模様です。ムデハル様式ならではの複雑な美です。

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中庭への窓のアーチには見事な装飾が施されています。素晴らしい漆喰装飾です。

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漆喰の中庭Patio del Yesoがこの素晴らしい窓の向こうに見えます。

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中庭の大半は池になっています。水と漆喰のコラボした空間です。

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裁きの間を出てライオンの中庭へ。そこから城壁のアーチをくぐって、城壁越しにライオンの中庭を眺めたところです。

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いよいよ、ファサードのある建物に進みましょう。


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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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金婚式、おめでとうございます!!!
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10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

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じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

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公演では小沢、ショルティだけ

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クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
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07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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