アルカサルの大使の間の繊細なイスラム芸術に見惚れていましたが、壁のタイルと漆喰彫刻を見ながら部屋を後にします。

大使の間を出ると、美しい乙女の中庭が待っています。

乙女の中庭を囲む回廊の天井にも素晴らしい文様が続きます。イスラム芸術の美に感嘆します。

アルカサルはアルハンブラ宮殿を彷彿させるとのことでしたが、似てはいてもまた異なる芸術品で、これまた素晴らしいものでした。アルハンブラ宮殿の緻密な幾何学模様にさらに渋い色彩が加わって複雑さを増していました。そんな思いを抱きながら、アルカサルを出ます。ここが出口です。最初、間違えて入ろうとしたところです。

アルカサルの出口の前には、カテドラルとヒラルダの塔が聳えています。

観光馬車が客待ちしています。あまり乗る人はいないようですね。

そろそろ休憩をかねてお昼にしましょう。カテドラルもオープンする時間ですが、午後2時半ですから、スペイン時間ではちょうどランチタイムです。
セヴィーリアと言えば、バルの本場。バル体験は欠かせません。お目当てのバルに向かいましょう。ヒラルダの塔の先の方の筈です。

ヒラルダの塔の前の広場は、相変わらず賑わっています。

ヒラルダの塔は青空に向かって、すっくと立っています。

ヒラルダの塔を過ぎると、ずらっとバルやレストランが並んでいます。

お目当てのバル、ロブレス・タパスRobles Tapasを探しますが、これがなかなか見つかりません。細い通り沿いに並ぶバルのテラス席は、お客でいっぱいです。テントの屋根からミストが吹き出しているお店もあります。実際に涼しいかどうかは分かりませんが、涼しげに見えます。
ようやくお目当てのバル、ロブレス・タパスが見つかりました。観光客が歩くメイン通りではなく、裏通りにありました。地図でこのバルまでのルートを確認しておきましょう。

ロブレス・タパスの空いていたテラス席に落ち着きます。が、お店の人にタパスが食べたいと言うと、それならこっちだよと言われて、店内のカウンター横のテーブルに案内されました。カウンターの中に置いてある巨大な牛の置物は凄いですね。

カウンター席もバルらしくていいですが、テーブル席の方が落ち着きます。このテーブル席はカウンターに近いため、カウンター越しにウェートレスが手を伸ばしてタパスの皿をテーブルに乗っけてくれます。ですから、テーブル席と言ってもカウンター席に準ずる扱いのようです。
まずは飲み物。スペインのバルでは、お決まりのカヴァをいただきます。安くて美味しいカヴァです。やみつきになります。

我々の座ったテーブル席だけがカウンター席扱いで、他のテーブル席はタパスは注文できないようです。

パンとオリーブが運ばれてきました。これはお決まりの品のようです。

タパスを食べる前に、まずはスープを注文。もちろん、トマト味冷製スープのガスパッチョをいただきます。これは絶品でした。配偶者に我が家のメニューに入れて欲しいとお願いすると、これは難しいとにべもなく却下されました。

いよいよ、タパスをいただきましょう。それは次回でご紹介します。
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