カテドラルの内部の鑑賞を終えて、外に出てきました。5時を少し過ぎたところですが、燦々と陽光が照り付けています。

まだ明るいので、グアダルキビル川Rio Guadalquivirを見に行きましょう。川の手前に闘牛場があります。マエストランサ闘牛場Plaza de Toros de la Maestranzaです。

闘牛場の前では、色とりどりのアバニコAbanicoを売っています。アバニコというのは、フラメンコなどのスペイン舞踊で使う扇子です。1つ3ユーロ、2つで5ユーロですから、ここで売っているのは低価格のお土産物なんでしょう。

この闘牛場は横目で眺めて素通りします。闘牛博物館もあるようで、大勢の人で賑わっています。日曜なので、もしかしたら闘牛もやっていたかもしれません。まったく興味がないので、調べてもいません。

グアダルキビル川に沿っている大通りクリストバル・コロン通りPaseo de Cristóbal Colónの前に出ました。この大通りを渡ると、グアダルキビル川の川岸に出るようです。

川の土手の上からグアダルキビル川を見ることができました。

川岸には、大きなローズウッド(紫檀)の木が並んでいます。ローズウッドはギターやマリンバ、クラリネットなどの楽器に使われる木です。ギターの本場にふさわしい木ですね。

そのローズウッドの木が並ぶ川岸に下りてみましょう。

グアダルキビル川の岸に立ちました。遊覧船が見えます。大航海時代はここから新大陸への船が出帆しましたが、現代は遊覧船が行き交います。グアダルキビル川は、この先カディス湾で大西洋に流れ込みます。昔日はアメリゴ・ベスプッチがこのセヴィーリャ港から出帆し、それを皮切りに新世界との交易権を独占して、カスティーリャ王国は繁栄しました。500年の昔に思いを馳せてしまいます。

ボート遊びに興じている若い男女がいます。今日は日曜ですからね。

こちらは上流方向です。この先をずっと進むとコルドバに至ります。

こちらは下流方向。先ほどの遊覧船はずっと先に進みました。およそ100km先で大西洋に達します。このセヴィーリャは天然の良港だったんでしょう。

ローズウッドの並木に沿って、川岸を下流方向に歩いてみましょう。

ローズウッドとヤシの木に挟まれた遊歩道を散策する人が行き交います。気持ちのよい午後のひとときです。時間的には夕方ですが、まだまだ明るいです。

カテドラルからグアダルキビル川の川岸の遊歩道までのルートを地図で確認しておきましょう。

しばらく、セヴィーリャの街歩きを続けます。
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