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ザルツブルグで音楽三昧:シュタイン通りから急な石段を上ってカプツィナー修道院へ

2014年6月5日木曜日@ザルツブルグ/3回目

カプツィナー修道院への急な石段を上っていきます。

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途中に小さな教会があります。インベルクの聖ヨハネ教会St. Johannes am Imbergです。ちょっと入っていきましょう。

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小さくてもなかなか立派です。バロック様式の美しい佇まいです。主祭壇の祭壇画は聖ヨハネが描かれているようです。

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天井を見上げると、華麗なバロックの世界です。

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こんなところには聖ヨハネの姿があります。

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教会を出て、また石段を上ります。やがて眺めがよくなり、ホーエンザルツブルグ城の姿が見えてきます。

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この長い石段はまだまだ続いています。上にアーチのトンネルが見えますが、その先にも石段が続くようです。

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アーチを抜けると、石段の頂点が見えてきました。あと少し頑張りましょう。

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石段の傍らには、小さなバラが咲いています。体は疲れていますが、思わず心が和みますね。

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薔薇の木の先に先ほどの聖ヨハネ教会の尖塔が見えます。

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ようやく見晴らし台に出ました。すばらしい眺めです。

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しばらく休憩を兼ねて眺めを楽しみます。こちらにはザルツァッハ川の流れも見えます。

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ベンチに座って休んでいると、おばさんが配偶者に何か話しかけてきます。アジア系の顔立ちですが、英語です。配偶者が困っていると、今度は日本語で話始めました。ハワイ生まれで、今はワシントンDCに住んでいるとのことですが、以前に厚木に5年ほど住んでいたとのことです。日本語も結構話せるようです。しばらく懐かしそうなおしゃべりに配偶者がお付き合いしていました。
この辺りは自然に恵まれた散歩道でもあり、犬を連れて立ち寄っている人もいます。

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修道院近くだからでしょうが、十字架から降ろされたキリストの物語の場面が小屋の中に表現されています。こういう小屋がいくつか並んでいます。

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もう少し登ると、大きい教会に出ます。カプツィナー修道院Kapuzinerklosterの教会です。

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ここまでの散策ルートを地図で確認してみましょう。距離的には些細なものですが、かなりの山登りでした。

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ザルツブルグで音楽三昧:カプツィナー修道院でシュテファン・ツヴァイクと運命的な出会い

2014年6月5日木曜日@ザルツブルグ/4回目

カプツィナー修道院Kapuzinerklosterの教会の内部に入ります。実に簡素な空間です。フランシスコ会系だからなのかな。

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マリア像はとても素晴らしい雰囲気です。思わず頭を垂れてしまいます。

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教会の外に出ると、カプツィナー山Kapuzinerbergの案内図がありました。山(丘?)を巡る散策路が整備されているようです。少し歩き回ってみましょう。

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カプツィナー修道院の横に銅像が立っています。一体、誰の銅像なのかなって、近寄ってみます。
これがsaraiとシュテファン・ツヴァイクとの運命的な出会いでした。今や、シュテファン・ツヴァイクはsaraiの大事な旧友という感じの存在です。このときは、そういう名前の作家もいたねっていう軽い感じでした。この後、ウィーンでの出会い、日本への帰りの飛行機の中の体験と偶然が重なっていきます。シュテファン・ツヴァイクは、ユダヤ系のオーストリア市民で大変な知識人。ナチスの台頭で故郷のオーストリアに居られなくなり、イギリス、アメリカ、そして、最後はブラジルへと放浪を余儀なくされます。古き良きヨーロッパ文明の終焉に絶望し、さらに旧日本軍によるシンガポール占領に大変なショックを受け、1942年にブラジルのペトロポリスで妻と共に自殺というのが彼の最期でした。彼の最高の著作《昨日の世界》(みすず書房、上下巻)を読み、改めて戦争の非人間性を実感しました。それにしても、最近の日本の右傾化、戦争に向かっての傾斜には心を痛めるばかりです。シュテファン・ツヴァイクについては、またブログで触れたいと思います。彼と知り合ったのはこの旅の大きな収穫でした。

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ここにシュテファン・ツヴァイクの記念碑があるのは、彼がこのカプツィナー山の古い屋敷に1919年から1934年まで住んでいたからです。今もこの辺りに、その屋敷シュテファン・ツヴァイク・ヴィラStefan Zweig Villaが残っています。現在は個人所有らしく、見学できないのが残念です。シュテファン・ツヴァイクが住んでいた頃は有名なヨーロッパの知識人がひきも切らずに訪れていたそうです。ちょうどその頃にザルツブルク音楽祭も始まったので、多くの音楽家も訪れたとのことです。

散策を続けると、また別の銅像があります。

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ここはモーツァルト広場で、モーツァルトの像が立っています。ここには以前、モーツァルトがオペラ《魔笛》の一部を作曲した《魔笛の小屋》が、ウィーンから移築されていたそうです。現在は同じザルツブルグのモーツァルテウム大ホールの裏手の「バスチオン(砦)庭園」に移設されたそうです。

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ここからは森の中の散策路になります。その先に要塞として建てられたフランツィスキ城がレストランになっていて、絶品料理を出してくれるらしい。今日のランチはそこにしましょう。

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大木の茂る緑の美しい森の散歩は気持ちがいいです。小鳥の声も聞こえます。ちょうど1時の鐘が鳴り渡ります。気分は最高です。美しい散歩道です。所々で視界が開け、眺望が楽しめます。ザルツァッハ川の対岸のホーエンザルツブルグ城も見えます。同じくらいの高さにありますね。

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ここではザルツァッハ川の流れが見下ろせます。

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要塞の塀にぶつかりました。

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この塀に沿った階段が始まります。もう地理は分かりませんが、この階段を上っていくしかありません。

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階段が延々と続きます。かなりきついです。ヒーヒーいいながら上ります。

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案内標識が出てきましたが、カプツィナー修道院まで20分という情報以外はほとんど役に立ちません。

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ここまで、こんなに階段を上ってきましたが、まだ先は見えません。

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ようやく建物が現れました。カプツィナー修道院から40分かかりました。目指すレストランのフランツィスキ城のようです。

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果たして、このレストランは営業中でしょうか? 不安な気持ちで建物の前に向かいます。


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ザルツブルグで音楽三昧:カプツィナー山の山道を歩かないと行けないレストラン、フランツィスキ城

2014年6月5日木曜日@ザルツブルグ/5回目

カプツィナー山の中の散策路を歩くというよりも彷徨いながら、ようやく目的のレストランのフランツィスキ城Franziskischlößlに辿り着きました。
カプツィナー修道院からの散策ルートは定かではではありませんが、地図上ではこういうルートだと思われます。

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フランツィスキ城の前に周ると、そこは展望台のようなところです。素晴らしい絶景が眺められます。ザルツブルクの新市街の先にザルツァッハ川も見えます。その手前はザルツブルク中央駅ですね。

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目を右に転じると、Sバーンの走る線路が見えます。見えている駅はザルツブルク・ザン駅Salzburg Samでしょうか。

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レストランが閉まっていたらどうしようかと心配しながら入り口に近づくと、看板が出ています。よかった!

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看板というか黒板には、ハートマーク付きで「心からフランツィスキ城へのお越しを歓迎します」と書いてあります。

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建物に入ると、そこはレストランではなくガラーンとしています。

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おかしいなと思いながら奥のテラスに出ると、下に中庭が見えます。

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裏庭のテラスには気持ちよさそうにテーブルが並べられ、なん組かの人が食事をしています。

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外階段から裏庭のテラスに下りていきます。レストランの建物の入り口も見えています。

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裏庭のテラスのテーブルに着き、そこからフランツィスキ城の建物を見上げます。

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庭の塀の向こうの眺めも素晴らしいです。気持ちのよいレストランです。来てよかった。

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テーブルで待っていますが、一向に料理の注文を取りにきてくれません。どうやら、自分で注文しにいかないといけないようです。

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料理のメニューはレストランの出入り口の大きな紙に手書きで書かれています。そのメニューの前にsaraiが出向いて、料理を注文します。

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スープが美味しそうです。それから、2人連れの女性が食べている料理がとっても美味しそうなので、あれは何の料理か確認するとジャガイモと肉を焼いたチロル料理とのこと。これにしましょう。さらに、スモークしたお魚にグリーンサラダをお願いしました。こんなに食べられるでしょうか。

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まずは冷たいミネラルウォーターを飲みながら、料理を待ちます。

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ずい分歩き回ったので、お腹が空いています。ランチが待ち遠しいです。


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ザルツブルグで音楽三昧:フランツィスキ城での気持ちのよいランチ

2014年6月5日木曜日@ザルツブルグ/6回目

フランツィスキ城のレストランでのランチが始まります。
オーストリアのコンソメ味のしっかりしたスープは久しぶりです。とても美味しそうです。

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素晴らしい雰囲気のテラスでのランチは最高にいい気持ち。

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メインはジャガイモと肉を焼いたチロル料理。

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もう1つのメインはスモークした魚とグリーンサラダ。

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久しぶりに、しっかりと充実したランチです。9割がた完食。本当に絶品でした。
庭の片隅は菜園のようになっています。料理用のハーブでしょうか。

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庭の隅々まで美しくしつらえられています。

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庭の塀越しに美しい眺めも楽しめます。

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先ほどおしゃべりをしたアメリカ人のおばさん夫婦も到着し、食事を楽しんでいます。ところで、こんなに大勢のレストラン客があの山道を歩いてきたとは考えられません。と、おしゃべりをしたおばさんが、車の道をいけば20分で街に行けるという情報をレストランのスタッフから得てきて、我々にも教えてくれました。
帰りは、そちらにしましょう。

でも、この道もけっこうきつい下り坂です。この道はシュテファン・ツヴァイクの道Stefan Zweig Wegという名前です。シュテファン・ツヴァイクもこの道を散策したのでしょうね。

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美しい緑の中の道を歩きます。

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思わぬところで森林浴ができます。体内に美味しい空気を取り込みましょう。

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途中、木々の間から旧市内が望めます。

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素晴らしい展望台です。ホーエンザルツブルグ城が見下ろせます。ホーエンザルツブルグ城を向かって左の方角から見たのは初めてです。休憩にも最適です。

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モーツァルト広場まで戻ってきました。

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カプツィナー教会から先は、街に至る参道を発見。綺麗な坂道です。先ほどの階段をまた下りる必要はないようです。

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参道脇の小高いところにはキリストが十字架にかけられたゴルゴタの丘を模したものがあり、女性が敬虔な祈りを捧げています。

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我々はキリスト教徒ではありませんが、石段の下で静かに見上げながら、敬虔な気持ちになりました。
これでカプツィナー山の散策を終えて、街に戻りましょう。


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ザルツブルグで音楽三昧:バルトリ、感動のチェネレントラ

2014年6月5日木曜日@ザルツブルグ/7回目

カプツィナー修道院からは、上ってきた階段ではなく坂道を下っていきます。坂道からの眺めも綺麗です。

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坂道の途中に、石造りの大きな家が立ちはだかっています。道は家を貫通して続いています。

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家のトンネルを抜けた後、振り返ってみます。堂々とした家ですね。

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坂道の下に出てきました。坂道の入り口も家を突き抜けるトンネルになっています。入り口の上には、カプツィナー山、フランツィスキ城への道という表示があります。

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坂道の下は賑やかなリンツァー通りLinzergasseです。

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散策のスタート地点のプラッツル広場に戻りました。とっても愉しい散策でした。目の前に見えているシュターツ橋を渡って、街の中心に向かいます。

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今日の夜食を仕入れるために、4年前に来たときに見つけたお寿司屋さんがまだあるか行ってみます。すぐに見つかりました。

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お店に入ると、やはり女性で賑わっています。お寿司をいくつか買って帰りましょう。

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ホテルに戻る前に、今夜オペラを聴くモーツァルト劇場を偵察しておきます。劇場前のショップをちょっと覗いた後、劇場横のボックスオフィスで予約済みのオペラのチケットを受け取ろうとしましたが、まだ時間が早いのかボックスオフィスは開いていません。オペラを聴く前にチケットをピックアップするしかありません。今夜のオペラに備えて休息をとるためにホテルに戻ります。

ホテルでたっぷりと休憩(スヤスヤ・・・)。配偶者は着物を着るために、ちょっと早めに準備に入ります。ちゃんと着物も着れて、さあオペラに出発。
バスに乗って、モーツァルト劇場に到着。まずはチケットをピックアップ。明日以降のチケットもすべて受け取れました。
劇場前に立ちます。ついにザルツブルグでオペラを聴くことができます。

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今日は新しい演出のオペラの初日で、かつザルツブルグ精霊降臨音楽祭の初日ということもあるのか、女性のおしゃれは半端ではありません。配偶者は着物にしてよかったという感想です。豪華なロビーに入ります。

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改装された内部はどこもピカピカです。

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大きなガラス窓からは明るい光が入ってきます。

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今日のチケットはこれです。大変高い料金。1人420ユーロもしました。お蔭でかぶりつきの1列目で聴くことができ、saraiは嬉しいばかりです。

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ホールの中に入ります。真新しいシートが並んでいます。

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自分の席に座ります。ステージが近いですね。

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今日のオペラは、オープニングのロッシーニ《チェネレントラ》です。チェチーリア・バルトリを始め歌手全員が好調だっただけでなく、演出もザルツブルグらしく現代的だったにもかかわらず素晴らしいものでした。saraiは大変に感動し、涙うるうる。大満足でした。詳細はここにアップ済です。これがステージの様子です。

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明日はオペラのお友達とランチし、夜は若手カウンター・テノールの実力者の1人、フランコ・ファッジョーリのコンサートを聴きます。


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ザルツブルグで音楽三昧:旧市街を散策・・・ドーム広場のマリア像の面白い仕掛けって?

2014年6月6日金曜日@ザルツブルグ/1回目

旅の12日目、そして、ザルツブルグの実質2日目です。昨日からザルツブルグ精霊降臨音楽祭。昨日は開幕オペラの《チェネレントラ》。素晴らしいオペラに感動しました。今日も引き続き、音楽祭を楽しみます。

今日は雲ひとつない快晴です。空の青が眩しいほど。ホテルのオーナーが言ってたように、30度になるかもしれません。でも、からりと乾燥しているので、陽射しをさければ暑くはないでしょう。
今日は、音楽祭を聴くためにザルツブルクに集結してくるお友達と会う約束です。それ以外には特段の予定はないので、朝はゆっくりと起きます。恒例の朝寝坊で、朝食最後の人になります。変わりばえしない超一般的な朝食ですが、なかなか美味しいんですよ。
朝食を終え、ゆっくり支度をして、お友達とランチをしに出掛けます。晴れあがった青空の先に白い雪山が見えています。ウンタースベルクでしょうか。

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カラヤン広場でバスを降りて、待ち合わせの時間までは旧市街地の観光をしましょう。ザルツブルクも3度目になりますが、意外に旧市街を見ていません。
まずは、昨日オペラを楽しんだモーツァルト劇場や祝祭大劇場が並ぶホーフシュタール通りHofstallgasseです。

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モーツァルト劇場Haus für Mozartの前まで来ましたが、まだ朝なので人の姿が少ないですね。

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モーツァルト劇場の前に広がるマックス・ラインハルト広場Max-Reinhardt-Platzには、コレギエン教会Kollegienkircheの優美な建物が立ちます。コレギエン教会はザルツブルク大学の建物と接しています。

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この広場からはホーエンザルツブルグ城も見えます。その手前にはフランツィスカーナー教会の尖塔も見えます。

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広場の中央には野人(ワイルドマン)の噴水Wilde-Mann-Brunnenがあります。よくネプチューンの噴水と間違えられるそうです。昔、魚市場に建てられていたものだそうです。

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フランツィスカーナー通りFranziskanergasseを進みます。アーチの手前で左折。

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フランツィスカーナー教会Franziskanerkircheのファサード前に出ます。

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教会の中を覗いてみましょう。ゴシック様式の高い天井の空間が広がります。外観からは想像できないスケールの大きさです。

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主祭壇の真ん中には金色に輝く聖母像があります。ミヒャエル・バッハーの作です。

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主祭壇の前から入り口の方を振り返ると、美しく輝くパイプオルガンが見えます。高い天井のため、音響抜群だそうです。一度、聴いてみたいものです。

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教会を出て、再びフランツィスカーナー通りを戻り、アーチを抜けて進むと、ドーム広場Domplatzに出ます。正面には青空を背景にザルツブルク大聖堂Domが聳えています。

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ドーム広場の中央には聖母マリア像が立っています。

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大聖堂の前に立ちます。堂々たる建物ですね。

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ところで大聖堂の壁面には、2人の天使像のレリーフが金色の王冠を捧げ持っています(下の写真右上)。広場の中央には聖母像があります。聖母像をちょっとずらしていって、天使像と重ねてみましょう。

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すると、聖母戴冠になりました。面白い仕掛けですね。なお、これは画像処理で合成しました。実写ではありません。悪しからず。

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大聖堂の内部も見学します。さすがに立派です。今日は若者のためのコンサートがあるとかで、その準備中。前の方には行けません。内部は紫色の照明で照らされ、いつもとは異なる雰囲気の大聖堂です。

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バロック様式の美しい装飾が目を惹きます。

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上を見上げるとパイプオルガンが見えます。モーツァルトはここでオルガン奏者もつとめていました。やはり、ザルツブルクはモーツァルトの街です。

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大聖堂を出て、旧市街散策を続けましょう。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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ザルツブルグで音楽三昧:新しいお友達との出会い・・・そして、フランコ・ファジョーリのリサイタル

2014年6月6日金曜日@ザルツブルグ/2回目

初めてザルツブルク大聖堂の内部を見学し、バロックの美を満喫。大聖堂を出て、再びドーム広場です。マリア像の後ろ姿の先にフランツィスカーナー教会の尖塔が見えています。

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ドーム広場に隣接するレジデンツ広場Residenzplatzに出ます。正面には新宮殿の建物が見えます。

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広場の中央にはバロック様式の噴水が勢いよく水を吹き上げています。噴水の縁の上では、現代の美女が寝そべってポーズをとっています。傍らではカメラマンがシャッターを切っています。グラビア撮影でしょうか。

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レジデンツ広場の先はモーツァルト広場Mozartplatz。広場のモーツァルト像にも再会です。

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2006年からモーツァルト広場に面して営業していたカフェ・ デーメルは閉店したと聞いていましたが、確かに店は閉まり工事中です。賑わっていたのですが、どうしたのでしょうね。老舗のカフェ・グロッケンシュピールから店舗を受け継いで、僅か10年もたたずに閉店とは・・・。

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そろそろ、初めてお会いするオペラ友達(女性)2人と待ち合わせしているホテル・エレファントに向かいましょう。ホテル・エレファントは旧市庁舎の近くです。観光客で賑わうユーデンガッセJudengasseを進み、旧市庁舎の時計塔に向かいます。

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ホテルに到着すると、既にお2人はロビーで談笑中でした。 ホテル・エレファントは、前回我々も宿泊し、ここのレストランの味は確認ずみです。お友達が既にレストランの予約をしていてくれました。《本日のランチ》を頂きましたが、やはりとても美味しかったです。下にリゾットを敷き、その上にカプチーノ仕立てのコンソメスープをかけた鱒のグリルが今日のランチでした。

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続いてデザートをいただくつもりでメニューをもらったのですが、メニューにあるザルツブルガー・ノッケルン(名物のスフレ菓子)に目がいき、これで話が盛り上がります。お友達はまだ食べたことがないとのこと。それもそのはず、とっても1人で注文できる大きさではないのです。ならば、この際みんなで食べてみようと言うことになりました。が、saraiは是非カフェ・ザッハーのノッケルンにチャレンジしてみたかったので、お店を移動。エレファントさん、ごめんなさい。
注文する段になり、配偶者は4人で1つでもよいのではと提案したのですが、お友達は是非2個にしたいと主張。甘いものに関しては自信があるようです。お店の人も、本当に2個でいいんだねと念をおして注文完了です。
このお菓子は注文を受けてから焼くので時間がかかります。まずは、ラズベリーソースと生クリームが大きな器で出てきました。もうこの量を見ただけで驚きますね。

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30分も待たされて、ノッケルンが登場です。やはりビックリの大きさです。

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でも、お友達は食べる気満々です。結局、お友達が2山ずつ、私達が1山ずつ頂き、完食しました。

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甘いものの次は、やはりビールでしょう!ということで、またまたお店を移動。ワイン・ビールのお店でおしゃべりは続きます。

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結局、3軒をはしごしながら、とどまることのないおしゃべりを楽しみました。 おしゃべりの内容は、音楽はもちろん、実に多岐に渡りました。
ここで一旦解散です。

ホテルに戻り、真ん前にあるパン屋さんで夜食の調達。

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特注でハムを切ってもらって、パンにはさんでもらいました。

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コンサート後に頂きましたが、とても美味しいパンでした。

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ドレスアップしてコンサートに出発。会場はモーツァルテウム大ホールです。隣接するミラベル庭園に寄っていきましょう。

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相変わらず清冽な噴水が上がっています。

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赤い薔薇も綺麗に咲いています。

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さあ、コンサート会場に向かいましょう。モーツァルテウムの建物です。モーツァルテウムは有名な音楽院ですが、ここはその本部です。

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隣接してモーツァルテウム大ホールがあります。今日はここでカウンター・テナーのフランコ・ファジョーリのリサイタルです。

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先ほど別れたお友達と合流。少し言葉を交わした後、自分の席につきます。これがホール内部。今日は2階席で聴きます。

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休憩時間には、またまた4人で談笑です。楽しいコンサートになりました。

フランコ・ファジョーリのリサイタルの記事はここにアップ済です。

明日は天気も持ちそうなので、予定通り日帰りでベルヒテスガーデンに出かけます。音楽祭は一休みです。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:バスは一路、ベルヒテスガーデンへ・・・車窓からの美しい山々

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/1回目

旅の13日目、そして、ザルツブルグの実質3日目です。今日はザルツブルグ精霊降臨音楽祭を一休みして、ちょっと観光モード。

お~ほっほっほ・・・と配偶者が高らかに笑っています。ザルツブルグの空は見事に晴れ渡っています。これ以上の快晴はないでしょう。saraiが、今回の旅では、カディスと今日のベルヒテスガーデンだけは晴れて欲しいと願っていたのですが、カディスに続いて今日も素晴らしく晴れ上がっています。恐るべし、 晴れ女配偶者の力ですっ。この日ばかりは晴れ女を配偶者に持つ幸せを感じます。
今日は思いっ切り楽しんできましょう。

今日は標高2000メートル級の山に行くので、服装が問題です。寒さ対策として、タイツやセーターも1枚持ってきました。ウインドブレーカーも用意しています。今日は好天ですから迷います。タイツは途中で穿くわけにはいかないので 、予め穿いていきましょう。セーター、ウインドブレーカーは用意して持つだけにします。

ベルヒテスガーデンは、ドイツ・アルプスの絶景が眺められるので人気があると思うのですが、意外にザルツブルグからバスの便が少なく1時間に1本程度です。鉄道でも行けるし、ミュンヘンからも行く人がいるので、分散するのかもしれません。ちょっと早起きして、8時半前にはホテルを出発です。市内バス1本で、ザルツブルク中央駅に到着です。駅前からはいろんなバスが発着するので、乗るべき840番のバスの乗り場を見つけるのが大変です。ここは目ざとい配偶者の出番です。しっかり乗り場を見つけました。駅前の乗り場からは1番離れた場所でした。

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乗り場Gです。

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840番のバスの時刻表です。土日は今から乗る9時15分発が始発で、後は1時間置きです。

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ところで、これがザルツブルグ駅前のバス乗り場の案内図です。乗り場Gだけは駅前の乗り場から離れているので、分かりづらいですね。

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乗り場にスタンバイしましたが、出発時間の30分前、まだまだ余裕の時間です。のんびり待っているうちにどんどん気温は上がり、絶好の週末の行楽日和のせいかどんどん人が集まってきます。
出発時間ぎりぎりにバスが到着です。チケットは運転手から購入。2人で10.6ユーロ。ちょうど、市内バスの24時間チケットと同額です。安いですね。

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首尾よく写真の撮りやすそうな席に座れました。乗客がチケットを運転手から購入するのに時間がかかり、どんどん出発時間が過ぎていきます。今日は時間的に綱渡りのような厳しいスケジュールなので、saraiはイライラし始めます。ようやく15分ほどの遅れで出発です。こんなことならバスは少し早目に来ればいいのにね・・・なんて思います。バスはシュターツ橋でザルツァッハ川を渡り、川越しにカプツィナー山の上のカプツィナー修道院の建物が見えます。

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バスはザルツァッハ川の川面を眺めながら走ります。

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旧市街のモーツァルト広場に近いバス停Mozartstegでは、既に立っている人が大勢いる車内に、さらにどっと人が乗り込んできて超満員です。

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また、バスはザルツァッハ川沿いに走り出します。

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それ以降も、各バス停で数人ずつ乗りこんでできます。車内は乗客で超満員の上、大きな話声でワーワーとうるさい! 小学生の遠足の比ではありません。

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ちょっと郊外に出たところで運転手から、降りる人がいなければ停まらずに行くから、降りるならしっかり合図するようにとのアナウンスが流れ(たぶん)、どんどんスピードを上げて走ります。時間ロスが取り戻せるようでsaraiは少しご機嫌です。郊外から森の中を走り抜けていきます。

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森を過ぎ、小川を右に左に見ながら走ると、突然雪の残る高い山々が遠くにみえてきました。ベルヒテスガーデン・アルプスBerchtesgadener Alpenの東端に位置するホーハー・ゲルHoher Göll(標高2522m)でしょう。低い峰はクライナー・ゲルKleiner Göllでしょうか。

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抜けるように真っ青な空を背景にした美しい山々に、思わず歓声を上げたくなります。右の奥の方にちょっと頭を出している雪山は、もしかしたらヴァッツマン山Watzmann(標高2713m)かな。

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その山々がだんだん大きくなってきます。

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バスは山の中の美しい道を走ります。

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ベルヒテスガーデンも近くなってきました。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:ベルヒテスガーデンからケールシュタインへ

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/2回目

ベルヒテスガーデンに向かう840番のバスは山中の道に入り、目的地に近づいていきます。車窓に見える山々は、ますます大きくなってきました。ちょっと山の形が違って見えてきましたが、ホーハー・ゲルHoher Göllのようです。近づいたために山を見る角度が変わってきたようです。

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やがて、行く手にヴァッツマン山Watzmannの姿が飛び込んできます。後述しますが、ベルヒテスガーデンで1番楽しみにしていたのがこのヴァッツマン山を見ることでした。早くもその願いは叶えられました。

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この辺りは、もうベルヒテスガーデン地区です。ヴァッツマン山の大きな姿が見えます。

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ベルヒテスガーデン中央駅Berchtesgaden Hbfに、1時間ほどかけて到着です。ここはもうドイツです。

ザルツブルクからベルヒテスガーデンまでのルートを地図で確認しておきましょう。

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遅れをかなり取り戻したおかげで、乗り継ぎのバス発車5分前の到着です。またまた配偶者が目ざとく乗り継ぎの838番のバスを見つけ、乗り込みました。バスの中から見たベルヒテスガーデン駅前のバスターミナルの様子です。

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発車間際にやって来た運転手から首尾よく往復チケットを買って、出発です。このベルヒテスガーデン駅前からオーバーザルツベルク資料展示館Dokumentation Obersalzbergまで行きます。そこから、またバスを乗り換えて、ヒトラーの山荘のあるケールシュタインに向かいます。

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バスの車内は結構混み合っていますが、配偶者の機敏な行動のお蔭でちゃっかりと並びの席に着席できました。

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駅前を出たバスはすぐに川にぶつかります。ここはラムザウアー川Ramsauer Acheとケーニッヒスゼー川Königsseer Acheが合流して、ベルヒテスガーデン川Berchtesgadener Acheとなるポイントです。この3つの川を跨いで、ロータリー形式の橋Schwabenwirtbrückeが架かっているという珍しい場所です。バスはそのロータリー橋を周っていきます。

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橋の上からはベルヒテスガーデン中央駅が見えています。

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何と駅前の道路は渋滞中。ローカル道路なのに驚きです。やはり、好天の土曜日だからでしょうか。

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でも、パスはほとんど渋滞の影響はなく、オーバーザルツベルクへの気持ちのよい道に入りました。緑の草原の先に美しい山々・・・絵に描いたような風景です。

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オーバーザルツベルク行きのバスは、どんどん坂道を登っていきます。移り変わる山の景色を楽しみながら、15分ほどのバス旅でした。

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順調に、ヒトラー山荘のあるケールシュタイン行シャトルバス乗り場のあるオーバーザルツベルク資料展示館Dokumentation Obersalzbergに到着です。バスを降りると、そこは大駐車場です。大型観光バスや自家用車がいっぱい停まっていますが、シャトルバスの発着場が見えません。慌てて、バスの運転手からシャトルバス乗り場の方向だけ教えてもらいます。大駐車場を抜けて下の方に降りていくと、何台もシャトルバスが停まっている所に出ました。かなり多くの人でごったがえしています。saraiが予定しているシャトルバスの出発時間が迫っています。チケット売り場を見つけ、急いで列に並びます。

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チケットは買えましたが、それには乗車時間(11時発)とバスのナンバー(4号車)が記されています。

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シャトルバスの利用の仕組みがわかっていなかったのですが、こういうことだったのです。予定より1つ後のバスですが、それは仕方がないですね。

バスチケットを買えたところで、落ち着いて周りの様子を眺めます。先ほどのバス停からこの階段を下りてきたんです。初めて来た人には分かりづらい地形です。

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かなり多くの人が繰り出しているようで、バスを待つ人たちがうろうろしています。

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我々もバスの出発時間までの20分程を、この辺りをうろついて過ごしましょう。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:ヒトラーの山荘へのエレベーター乗り場に着いたもののまた行列?

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/3回目

ケールシュタインへのシャトルバスの出発時間まで、ぶらぶらして過ごします。ケールシュタイン付近のベルヒテスガーデン・アルプスの山々の絵地図を発見。じっと見入ります。

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お土産屋さんももちろんあります。

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ベルヒテスガーデンの絵はがきを買って出発までの時間を過ごします。

そろそろ出発の時間です。乗るべきシャトルバスを探しましょう。

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これがチケットに指定されている4号車ですね。

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シャトルバスに乗り込みます。もちろん全員座れます。

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5号車、6号車と次々と後続車にも乗客が乗り込んでいます。

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予定時間にバスは出発し、美しい緑の草原の中を走り出します。

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細い山道をくねくね曲がりながら、何台ものシャトルバスが列をなして進んでいきます。

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途中での下りのシャトルバスとのすれ違いは、片側が止まります。 山道は道幅が狭いんです。鉄道の単線並みです。
どんどん坂道を登っていくと、眼下に美しいパノラマが広がります。息を呑む絶景です。

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ベルヒテスガーデン・アルプスの美しい山並みです。

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ようやく、最終行程のヒトラーの山荘へのエレベーター乗り場Kerlstein Parkplatzに着きました。

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バスを降りると、その先で降りた乗客たちが行列を作っています。その行列はチケット売り場に続いているようです。バスの往復切符にはエレベーターの料金も含まれているはずです。今更エレベーターのチケットは不要な筈だと思い、列を外れてエレベーターの入り口に行きます。

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が、入り口でチケットをチェックした係りの人が、チケット売り場の列に並ぶように言います。変だなとは思いますが、言葉が通じない弱味で、仕方なく列に並び直します。かなり長い行列なので、配偶者にチケットを預けて、saraiは写真撮影のための偵察に出掛けます。ここでの滞在時間は短いので、行列に並ぶ時間も有効活用です。展望台からは美しい眺めが広がっています。

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遠くには岩山も見えています。

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上を見上げると、ケールシュタインの頂上に立つヒトラーの山荘ケールシュタインハウスも見えます。

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ところが、saraiが写真撮影をしているうちに、あれよあれよというまに列が前に進み、あっという間に配偶者の番になってしまったそうです。配偶者がえ~と思いながらも、sarai抜きで係りの人と話をしなければと覚悟したらしいのですが、実はこの列は帰りのシャトルバスの予約だったそうです。配偶者はsaraiが言っていた帰りの時間の予定を思い出しているところへ、saraiが駆けつけることができました。配偶者が窓口にいるのを見つけて慌てて戻って来たんです。無事に帰りのバスの時間予約完了です。到着したときに帰りのバスの時間を予約するって、なかなか面白い仕組みですね。

これでようやく、ヒトラーの山荘に上るエレベーターに向かうことができます。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:黄金のエレベーターでケールシュタインへ・・・そして、念願のヴァッツマンと対峙

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/4回目

帰りのシャトルバスの予約もできたところで、ヒトラーの山荘ケールシュタインKehlsteinhaus:別名イーグルズネストEagle's Nestへ上る黄金のエレベーターの乗り場に行きましょう。エレベーターに向かうトンネルに入ります。電燈に照らされた長いトンネルです。長さは124mもあるそうです。

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トンネルの先に行き着く前に、さすがに長い行列ができています。

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トンネルの中はひんやりと涼しいので、ようやくセーターが役に立ちます。ヒトラーが山荘に行くためのエレベーターですから、そんなに大きなエレベーターではないでしょう。この長い行列に並んでいる人達を運ぶには相当待たされるかと思ったのですが、意外に早く進みます。エレベーターのドアが見えてきました。

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次の便にはいよいよ乗れそうです。

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エレベーターに乗り込みました。中は思った以上に大きいんです。そして、金ぴかに輝いています。黄金のエレベーターmessingverkleideten Aufzug(ドイツ語ではなんと真鍮張りのエレベーター)の名前にふさわしいですね。

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いよいよ、エレベーターが動き始めました。動きもスムーズです。お金をかければ、いつの時代でも何でも出来るんですね。

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あっというまに124メートルを上がり、標高1834mの山荘内部に到着です。エレベーターで下りる人たちの行列をかきわけて、山荘内に入場します。

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ヒトラーの山荘そのものには興味がないので、何も見ずに山荘の外に出ます。標高1834mからの素晴らしい眺めです。一方は山の間に高原が広がります。

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もう一方は展望台からの眺めです。展望台へは山荘から少し歩きます。山荘の周りは、テラス席が並び食事ができます。家族連れの観光客が食事を楽しんでいます。

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テラス席の向こうに見える展望台の先には、雪山の風景が見えています。ランチは最初から考えている別のプランがあるので、ここのレストランは素通りします。ここでは景色を楽しみましょう。

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展望台に向けて、少し尾根を登っていきます。美しい青空がまわりを取り囲んでいます。

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振り返って、山荘を眺めます。山頂の眺めを独り占めにするような立地ですね。時の権力者ヒトラーならではの山荘です。しかし、時代は移り変わり、観光のメッカになっています。平和で民主的な時代を生きていることに感謝しましょう。

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徐々にケールシュタイン山頂の周りの山々の風景が開けてきます。ベルヒテスガーデン・アルプスの絶景の始まりです。

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そして、遂に雪が残るヴァッツマン山Watzmannとご対面です。ほかの山々も連なっていますが、主役はドイツを代表する名峰、標高2713mのヴァッツマン山です。(ドイツの最高峰と誤認していましたが、ツークシュピッツェ(標高2962m)がドイツの最高峰とのご指摘を受けました。)

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ヴァッツマン山をじっと見つめます。これがフリードリヒの名画に描かれた山だと思うと、灌漑一入です。間近に見るヴァッツマン山は一際、美しい輝きを放っています。

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これでベルヒテスガーデンを訪れた大きな目的は果たすことができました。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:ケールシュタイン山頂からの絶景を堪能

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/5回目

ケールシュタイン山頂で首尾よくヴァッツマン山を見ることはできましたが、よりよい眺めを求めてさらに歩き回ります。尾根伝いに向かう先は展望台です。

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この辺りからも眼下に低い丘の連なりが眺められます。

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展望台への上り坂にかかります。大勢の観光客が来ています。

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展望台はケールシュタインの山頂の中でも最も高い場所にあります。もう少しでその展望台です。

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ふーっ、ようやく上り坂を登り切りました。展望台も結構広いですね。

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写真もパチパチ撮りまくりです。これがその1枚目。ザルツブルク方向の眺めです。左側にある岩山がウンタースベルクUntersbergの山々です。標高1800mから1900mくらいですから、今いるケールシュタインと同じくらいの高さです。

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展望台に立ちました。展望台にはまわりの山々のパノラマ写真の案内図があります。

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これがそのパノラマ案内図の左側部分。

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これがその右側。じっと見入りながら、ベルヒテスガーデン・アルプスを研究します。

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案内図と見比べながら、美しい山々を眺めます。西の方には、左のヴァッツマン山(標高2713m)から、オッフェンタルヘルンドルOfentalhörndl(標高2513m)、ホフカルターHochkalter(標高2607m)、ブラウアイスシュピッチェBlaueisspitze(標高2481m)などの高い山が続き、右のライターアルペ連山Reiteralpeが連なります。

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展望台の中央には山頂にお決まりの十字架が立っています。ただ、珍しいのは十字架の中心に花が飾ってあることです。なんとリースの真ん中にあるのは巨大なエーデルワイスの花のようです。

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再び、ヴァッツマン山を眺めます。真ん中に突き出ているのが主峰のミッテルシュピッチェMittelspitze、右側がホーフエックHocheck、左側がシュードシュピッチェSüdspitzeです。重なっていて分かりにくいですが、手前にはクライナー・ヴァッツマンKleiner Watzmann(標高2307m)があります。ヴァッツマン山の左にあるのはグロッサー・フントストッドGrosser Hundstod(標高2594m)です。右に見えているのはオッフェンタルヘルンドルです。

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女性がベンチに座って、ヴァッツマン山の方を眺めています。ドイツでも人気の山なのでしょう。日本人にとっての富士山のような存在でしょうか。

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展望台越しのパノラマ写真です。右手には、イェナー山、ヴァッツマン山が見えています。絶景ですね。

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南の方には、右下に湖面が見えます。これから訪れるケーニッヒス湖Königsseeです。左手前の緑に覆われている山もこれから訪れるイェナー山Jenner(標高1874m)です。その先に見えている突き出た山はシォンフェルドシュピチェSchonfeldspitze(標高2653m)。その右には、小さく見える峰々、ヴルムコプフWurmkopf(標高2452m)、ゾンマーシュタインSommerstein(標高2308m)、ブライトホルンBreithorn(標高2540m)が並びます。そして、画面右端に見えているのはシュナイバーSchneiber(標高2330m)です。

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展望台にある道標を見ると、ここからホーハー・ゲルHoher Göllまでは4時間かかるそうです。遠いような近いような距離ですね。

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ケールシュタインからのベルヒテスガーデン・アルプスの眺めを堪能しました。もう少しで予定時間が終了ですが、ぎりぎりまでこの絶景を楽しみましょう。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:ケールシュタインからベルヒテスガーデンは遠かった!

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/6回目

ケールシュタインの山頂でヴァッツマン山を眺めていると、親切なおばさんがヴァッツマン山を背景に2人の写真を撮ってくれました。ダンケ・シェーン!(これはsaraiと配偶者抜きのヴァッツマン山・・・構図は同じです。あしからず)

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ところで、ヴァッツマン山Watzmannを知ったのは、フリードリヒの絵画を見てからです。5年前にベルリンの博物館島にある旧ナショナル・ギャラリーを訪れた際に、3階のフリードリヒの部屋にずらっと並ぶ名画の中でひときは輝きを放っていたのが、《ヴァッツマン山》でした。真っ白な雪に覆われたヴァッツマンの主峰とクライナー・ヴァッツマンが描かれていて、手前の緑の岩山と対照をなしています。

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今回、初めて生のヴァッツマン山を見ることができました。ヒトラーの山荘Eagle's Nestのあるケールシュタイン山頂から見たヴァッツマン山は素晴らしい眺めです。

ごつごつした岩が突出しているケールシュタイン山頂を歩き回ります。

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これが最後にケールシュタインから見たヴァッツマン山。手前には緑のイェナー山と山の間に佇むケーニッヒス湖が見えています。

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ケールシュタインは岩山です。その尾根はずっと続いていますが、この辺りで引き返しましょう。

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展望台の先にケールシュタインハウスが見えてきました。

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山荘に向かって、下っていきます。

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最後にケールシュタインからの絶景に目をやります。はるかかなたにウンタースベルクの大きな岩山が見えています。

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ケールシュタインの山頂の山荘から下に下りましょう。なんとも慌ただしいですが、急いで下りのエレベーターの列に並びます。帰りのシャトルバスの予約時間まで15分しかありません。幸いにも、ちょっと待っただけでエレベーターに乗れました。エレベーターを出て、ダッシュでトンネルを走り抜け、バス乗り場に急ぎます。なんとかシャトルバスに間に合いました。これを逃すと、後のスケジュールが厳しくなるんです。もう少しゆったりした企画にしないといけないと反省します。バスの車窓からケールシュタインの岩壁が聳えているのが見えます。

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シャトルバスは狭い山道を下っていきます。くねくねと曲がりくねる道をぐんぐんと進んでいきます。

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オーバーザルツベルク資料展示館Dokumentation Obersalzbergのバスターミナルに到着です。

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シャトルバスを降りるとケールシュタイン付近の案内図がありますが、じっくりと復習している暇は残念ながらありませんね。

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ベルヒテスガーデン中央駅行きのバス乗り場に急ぎます。このバスターミナルの地理は今度はばっちりと分かっています。

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ここを右に曲がればすぐの筈です。

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バス乗り場が見えてきました。

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バス乗り場に到着。間に合いました。

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バスはあと数分で来るはずです。

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が、時間が過ぎてもやって来ません。

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おかしいなと思いながら時間を確認しに行くと、なんと予定していたバスは時刻表に乗っていません。愕然とします。夏時間の時刻表に変更にでもなったのでしょうか。次のバスは、なんと30分以上もないんです。がっかりして言葉もありません。
この後、予想外の展開になりますが、それは次回で。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:幸不幸も一転二転し、イェナー山ロープウェイの空の旅へ

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/7回目

オーバーザルツベルク資料展示館Dokumentation Obersalzbergのバスターミナルでベルヒテスガーデン中央駅行きのバスへの乗り換えに失敗し、saraiは愕然としてショック状態です。次のバスは30分以上も先なので、緻密に練り上げた筈の計画が挫折してしまいます。
とはいっても、どうしようもありません。ここはバスターミナル&大駐車場ですからレストランもあるし、ちょっと落ち着いて時間をつぶそうよと配偶者になだめられ、お店をぶらつこうとします。しかし、茫然自失していたsaraiは縁石を踏み外し転んでしまいました。幸い大した怪我もせず、投げ出したカメラも壊れもせず(帰国後に故障が発生し電源が入らなくなりましたが、何とか海外旅行保険を使って安価に修理できました)、手のひらをすりむいただけでした。

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濡れティッシュで拭きリバテープを貼って、手当ては完了です。少々休もうとバス乗り場に行き、タクシーがいればいいのにと話している目の前に、1台のタクシーが・・・あっという間にsaraiが反応し、手をあげてタクシーに合図を送ります。グッドタイミングでタクシーに乗車できました。こんな町外れにはいる筈のないタクシーです。人間万事塞翁が馬。幸不幸はまったく予測できないものです。
にこにこ顔のsaraiは上機嫌で、タクシーの運転手にベルヒテスガーデンに行って欲しいと伝えます。でも、バスを乗り継いで行く予定だったケーニッヒス湖はベルヒテスガーデンのほんのちょっと先なので、直接ケーニッヒス湖に行ってもらうよう行先を変更してもらいました。タクシーはベルヒテスガーデンの町の中央駅付近を通過し、ケーニッヒス湖に向かいます。これで十分に時間のロスを取り戻せます。

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ベルヒテスガーデン近くからは、ヴァッツマン山がタクシーの窓越しに見えてきました。

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ここでまたまたsaraiは一考し、ケーニッヒス湖からロープウェイでイェナー山に登る予定なので、直接ロープウェイ乗り場に行ってくれるよう行先を再変更。運転手さんも快諾。運転手さんの楽しいガイドつきで、楽チンでロープウェイ乗り場に向かいます。途中、車窓からはますますヴァッツマン山がよく見えるようになります。

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緑の野原の向こうにヴァッツマン山とクライナー・ヴァッツマンの姿がくっきりと望めます。これがフリードリヒの絵画に一番近いヴァッツマン山ですね。フリードリヒもこの辺りから、ヴァッツマンを描いたのでしょう。

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タクシーは美しい緑の中を順調に走ります。もうすぐイェナー山のロープウェイ乗り場のようです。

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ロープウェイ乗り場に到着。親切で優しい運転手さんともお別れです。それにしても、地獄で仏のようにsaraiを救い出してくれたタクシーでした。おかげで当初のバスを乗り継ぐ予定よりも20分も前倒しになりました。イェナー山、ケーニッヒス湖でゆっくりできそうです(そんな油断が最後に命取りになるのですが、この時点では知る由もありません・・・)。

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ケールシュタイン~オーバーザルツベルク資料展示館~ロープウェイ乗り場(~イェナー山)のルートを地図で確認しておきましょう。途中、山道があるので、地図の位置関係と実感は少々異なります。

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ロープウェイのチケット売り場に並びます。

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売り場の列はこんなに長くなります。早めの到着で、列の後ろにならずによかったです。

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イェナー山のロープウェイJennerbahnとケーニッヒス湖遊覧船のコンビチケットを購入。1人32ユーロと少々高価ですが、別々に買うよりもお得です。

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これが、そこに置いてあったイェナー山のロープウェイJennerbahnの絵葉書です。ここのハイシーズンは冬の雪山の季節なんですね。

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チケットの窓口は列をなしていましたが、ロープウェイ自体はそれほど混んではいません。犬を連れた女性がロープウェイに乗ろうとしています。山の上で犬の散歩でしょうか。

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ロープウェイの入場ゲートは、チケットを差し込んで通過。

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ロープウェイに乗りました。ロープウェイのゴンドラは、タクシーの運転手さんが言った通り2人乗りの可愛いものです。我々の後には、ハングライダーの大きな荷物を持った人が特別仕様のオープンなゴンドラシートに乗って付いてきます。いろんな楽しみがあるのですね。

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乗り込んだゴンドラは麓駅を出発し、ふわっと空中に浮かびあがります。山麓の景色を見ながら、いよいよイェナー山のロープウェイの旅の始まりです。

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ゆっくりとベルヒテスガーデン・アルプスの風景を楽しみましょう。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:ロープウェイの旅・・・ヴァッツマン山の圧巻の絶景!

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/8回目

イェナー山のロープウェイのゴンドラが出発し、民家の屋根近くを上昇していきます。

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麓駅からだんだんと離れていき、反対方向のゴンドラともすれ違います。

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やがて木々の上に顔を覗かせたのは、先ほどまで滞在していたケールシュタインの岩山のようです。

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ゴンドラはケールシュタインの方向にぐんぐん進んでいきます。真下には草原が広がっています。

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ロープウェイはまだ平坦地の上を進んでいきます。上りにかかるのは、まだまだこれからです。

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ケールシュタインの岩山はだんだんと左にそれていきます。目指すイェナー山はずっと右の方です。

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隣のゴンドラには親子が乗っているようです。金髪の少年が一心に外の風景に見入っています。

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おや、右手の山の上に顔をちょっと出しているのはヴァッツマン山のようですね。

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ヴァッツマン山は次第に明確にその姿を現してきました。ヴァッツマン山はベルヒテスガーデンのランドマークですね。

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後続のゴンドラに乗っている人は、相変わらずハングライダーの大きな荷物をしっかりと抱え込んでいます。結構大変でしょうね。

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ゴンドラはぐんぐんと上昇を続け、出発した山麓がだいぶ低く見えるようになってきました。

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右手にはヴァッツマン山もしっかりと視界に入っています。

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さらに上昇を続け、手前の山が邪魔にならずにヴァッツマン山が見渡せます。

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傍らの小さな湖(池?)が青く輝いています。周りの木々が水面に映りこんで美しい風景になっています。

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そして、この湖越しにヴァッツマン山が聳え立ちます。圧巻の絶景です。水面には薄くヴァッツマン山の山影が映り込んでいます。この風景を見るだけでも、このロープウェイJennerbahnに乗る価値があります。

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ロープウェイの空の旅はまだ半分ほど終わっただけです。どんどんイェナー山に上っていきます。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:ロープウェイの旅は牧場を越え、イェナー山頂に到着

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/9回目

イェナー山のロープウェイの空の旅が続きます。美しい湖の上を通る過ぎると、今度は綺麗な草原の上にさしかかります。

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ここは牧場です。一面に黄色の小さな花が咲き乱れ、牛たちがカウベルを鳴らしながら草を食んでいます。のどかですね。

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牧場の向こうにはヴァッツマン山が見えます。美しい風景です。

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緑の牧場と美しい山並みにもうっとりしながら、ゴンドラはどんどん登っていきます。

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ゴンドラが出発した山麓は、はるかかなたに遠ざかっています。

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ゴンドラは急角度で高度を上げていきます。

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緑の草原、岩山、青空が周囲に広がり、とても気持ちのよい空の旅です。

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ヴァッツマン山と周りの山々が青空と白い雲を背景に美しい風景を作っています。

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ロープウェイの山頂駅が近づいてきました。

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ロープウェイから見たヴァッツマン山は見事な眺めでした。途中で90度方向回転して、25分ほど続く長いたロープウェイの旅でした。ようやく山頂に到着です。この山頂にあるレストランは、ドイツで一番高い所にあるレストランというふれ込みです。ここでのランチを楽しみにして、ケールシュタインのレストランもパスしてきました。案内にしたがってレストランに向かいます。

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階段を下りた先がレストランのようです。

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いらっしゃいませのメッセージボードのあるレストランの入り口です。

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テラスに木製のテーブルとイスが並べられています。その先には岩山の景色が望めます。

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テラスから眺めた絶景です。この素晴らしい山々の景色を楽しみながらランチにしましょう。

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ほぼ満席のなか、景色のよい席を確保できました。ラッキーですね。

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空気も美味しいし、最高のランチになりそうです。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:ドイツで一番高い所にあるレストランでのランチ

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/10回目

ロープウェイのイェナー山頂駅のドイツで一番高い所にあるレストランでのランチを楽しみます。
テーブルに着いて辺りを見回します。イェナー山頂に続くと思われる道が見えます。大勢の観光客がその坂道を上っていきます。日当たりもよく、気持ちよさそうですね。

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イェナー山の向こうには雪山の連なりが眺められます。

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saraiがグーラッシュやソーセージなどのドイツ料理、そしてドイツビールとコーラを選んでオーダー。山並みを眺めながら、涼しい風に吹かれ、美味しい料理を頂くという至福の時間を過ごします。

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景色を楽しみながら、ランチを食べていると、おっ・・・鳥がすぐ近くにとまります。

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これはカラスですね。後で調べると高山に生息するキバシガラスという名前のカラスでした。黄色い嘴が特徴で、日本にはほとんど生息しないようです。食事中の皿でも狙っているのか、さらに1羽が寄ってきます。

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カラスはともかく、テラスから望める岩山は絶景です。

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眺めを楽しみながらのランチはどうしてもゆったりとしてしまいます。ここは時間を贅沢に使いましょう。

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時間をかけたランチも完了。席を立ちます。レストランの建物は、山小屋風のロープウェイ駅舎のなかにあります。ロープウェイで山を下りる前に、少しぶらぶらしてみましょう。

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ハンググライダーが置いてあります。さっき一緒にロープウェイに乗ってきた人が組み立てたのでしょうか。

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あれあれ、ほかにもハングライダーがあります。ここはハングライダーの聖地となっているんでしょうか。この山頂から飛び立つのは確かに凄いですね。

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岩山の頂がすぐ近くに迫っています。イェナー山の尾根の連なりです。

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岩山の谷間は美しい緑に覆われています。この辺りのトレッキングも楽しそうですね。

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手前には奇岩が立ち、遠くにはウンタースベルクも見えます。

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下っていくロープウェイも見えますが、もう少し散策を続けます。

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小高い丘に上りました。ロープウェイの山頂駅が見下ろせます。

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イェナー山の頂に上る道も見下ろせます。十分にゆっくりしたところで、引き返してロープウェイに戻りましょう。

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ロープウェイで麓におりましょう。今日の予定はまだまだ続きます。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:ケーニッヒス湖は観光客で賑わう物凄い観光地!

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/11回目

イェナー山からロープウェイで麓に下ります。
ロープウェイは美しい草原の上を通ります。草原には綺麗な小さい黄色い花が咲き乱れています。

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麓近くでは上空をパラグライダーがふわふわと舞い飛んでいます。

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黄色いパラグライダーの飛行の様子に注目します。

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やがて、麓駅に到着。パラグライダーはまだ風に乗って高い空を飛んでいます。

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次は、歩いてケーニッヒス湖Königsseeに向かいます。

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イェナーバーン通りJennerbahnstraßeを歩いていると、ビアレストランの看板があります。

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ビアレストランSeealm Königseeのテラス席では、パラソルの日陰で談笑にふけっている人たちがいます。この辺りりまでは観光客はそれほどは多くはありませんでしたが・・・。

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駐車場が見えてきました。バスターミナルも近いようです。

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ところで、ここでケールシュタインの山頂を見上げてじっと目を凝らすと、山荘(ケールシュタインハウス)が見えました。ケールシュタイン山頂からもケーニッヒス湖が見えたので当然のことかもしれませんけどね。

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このままイェナーバーン通りを進むとバスターミナルですが、途中で脇道に入り、直接観光船乗り場に向かいます。そうすると、お店の立ち並ぶメインの通りを通らないことになります。静かな通りを歩くほうが気持ちがいいです。

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やがて、メインの通りSeestraßeに合流します。イェナー山の山頂とは違い、ここはものすごい観光地で賑わいを見せています。ケーニッヒス湖も見えてきました。

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すぐにケーニッヒス湖に到着。観光客でいっぱいです。

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観光船乗り場Schifffahrt Königsseeの待ち行列に並びます。

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観光船はそんなに大きくなくて、お客でいっぱいになると次々と出ていきます。すぐに乗ることができそうです。

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我々の順になりロープウェイとのコンビチケットを見せると、観光船の乗船券と交換してくるよう言われます。これは面倒ですね。チケット窓口の前に人が並んでいなかったので文句は言いませんが・・・

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すぐに乗船券をゲット。

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しかし、この僅かな時間に、乗るつもりだった観光船は出航してしまいました。

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仕方ありません。次の船に乗りましょう。またすぐに出るでしょう。しかし、このタッチの差が、後々とんでもない結果になるんです。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:美しきケーニッヒス湖をクルージング

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/12回目

ケーニッヒス湖の観光船に乗ろうとしますが、コンビチケットで乗船券を発行してもらっているうちに無念にも出航していってしまいました。次の観光船を待つしかありません。折角ですから、この待ち時間を使って、観光船乗り場の前をうろついてみましょう。とても賑やかな場所です。

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ん・・・何やら冷たくて美味しそうなイタリアン・ジェラートのようなものがあります。今日はとても暑いので、これは買いでしょう。

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冷たいものをゲットしたところで観光船に乗船します。次に出航する観光船は既に船着き場に停泊中です。

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ようやく船に乗れました。船からの湖の眺めはなかなか良さそうです。

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イタリアン・ジェラートをいただきます。ケーニヒス湖の周りの山々に乾杯!

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乗船はしたものの、乗船客がなかなかいっぱいにならず、観光船は一向に出航しません。乗船後15分ほど経ち、ようやく出航です。ぐるりと舳を回しながら、湖に出ていきます。

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美しい湖面です。

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電気モーター駆動の観光船は静かに湖面を滑っていきます。

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湖岸には舟屋がずらっと並んでいます。ハルシュタット湖を思い出します。その舟屋の上には高い山が聳えています。左がケールシュタイン、右がイェナー山でしょうか。

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美しい眺めにうっとりとしていると、調子のよいおじさんの観光案内が始まります。かなり受けています。乗客のほとんどがドイツ人で、説明はもちろんドイツ語。全く分からない私達はしらけて、ひたすら美しい湖面に視線を注ぎます。

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前方に、緑の山肌に岩が縦に露出しているところが見えてきます。

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細い水の流れがその岩の間に見えます。滝というほどのものではありませんが、目を楽しませてくれます。

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観光船は、両側にそそり立つ山の間に細長く伸びているケーニッヒス湖を滑るように進んでいきます。

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ベルヒテスガーデン・アルプスの中に佇む美しい湖です。

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おじさんの賑やかな観光案内は相変わらず続いていましたが、操舵していた人と交代し、操舵手がトランペットを吹き始めます。

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湖岸の岩盤の壁に反射してくる音色と合わせて楽しんでくれという余興かと思ったら、これもお仕事だったらしく、演奏後に集金にまわって来ました。興醒めです。

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ケーニッヒス湖の船旅はまだまだ続きます。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:ケーニッヒス湖をクルーズして、聖バルトロメ―僧院へ

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/13回目

ケーニッヒス湖をクルージングしていますが、前方から観光船がやってきました。出航して20分ほど経ちますから、反対方向の船がちょうどやってくる時間です。

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ケーニッヒス湖の真ん中辺りまでやってきました。それでも湖岸はすぐ両側に迫っています。どこまでも細長い形の湖です。

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観光船が横をすれ違っていきます。乗客で満員のようです。

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湖岸に別荘が建っています。船着き場付きです。滞在者が日光浴中です。なかなかリッチですね。

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こちらはカップルがボートを漕いでいます。実に羨ましいです。こんな綺麗な山間の湖で手漕ぎボートを楽しみたいものです。

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観光船は順調に湖を進んでいきます。

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船旅の間中、観光案内は澱みなく続いています。ドイツ語が分かれば楽しかったことでしょう。残念です。

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前方に見えてきたのはヴァッツマン山でしょうか。間近に見るので山の形がよく分かりません。

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今度は聖バルトロメ―僧院Kirche St. Bartholomäが見えてきました。白い壁と赤い屋根が印象的です。

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僧院の先にはヴァッツマン山の一部が見え隠れしています。

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観光船が緩やかに舳を回しながら、聖バルトロメ―僧院の船着き場に近づいていきます。

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聖バルトロメ―僧院の船着き場に接岸。40分ほどのクルージングでした。

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僧院のある小さな島に上陸です。聖バルトロメ―St. Bartholomäという名前が船着き場に書かれています。

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船着き場から見る湖面のあまりの美しさに感銘を覚えます。

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しばらく、湖底まで透き通る湖面の美しさに見惚れていました。

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この小島でゆっくりしていきましょう。大変気持ちのよい空間が広がります。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:聖バルトロメ―僧院の小島でゆったり・・・しかし、その代償は?

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/14回目

聖バルトロメ―僧院Kirche St. Bartholomäのある小さな島に上陸。この島は教会とレストランがあるだけですが、きれいな湖と心地よい風と美しい緑とで、皆さんのんびり過ごしています。私達も少しぶらぶらしましょう。

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僧院の方に向かいます。僧院の先には美しい湖面も見えています。

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僧院の裏から湖を眺めます。険しい崖に挟まれて、美しい湖面が伸びています。

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僧院の中に入ります。白い壁の簡素な教会です。

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僧院を出て、再び湖の眺めを楽しみます。観光船が向こうからやってくるのが見えます。

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気持ちのよい風を感じながら、レストランのテラス席に落ち着きます。目の前には綺麗な草原が広がります。

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草原の端には、船着き場が見えます。

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周りで寛いでいる人たちに倣って、我々もアイスクリーム入りコーヒーを飲みながらのんびりと過ごします。あっ、少々のんびりしすぎたかもしれません。帰りのバスに間に合うかしら・・・。

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それでもゆっくりとコーヒーをいただいてから(慌てる気がしない雰囲気・・・)、船着き場に向かいます。船着き場横の建物が観光船乗り場になっています。建物の中は、船を待つ人であふれています。

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待つしかありませんね。山小屋風の建物の窓からは湖畔沿いの道を歩く人が見えます。ハイキングしている人が多いようです。

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湖が見える窓からは、観光船に乗るために桟橋に列を作っている人たちが見えます。我々は、その列にさえ加われない状態なんです。バスの予定時間は迫っているのですがね。

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奇跡的に10分少し待つだけで観光船に乗れました。でも、予定していたベルヒテスガーデン行きのバスに乗るには、既に時遅しの感はあります。

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船はのんびり進みます。動力は電気なので、とっても静かです。ようやく出発点の船着き場に戻りましたが、もう既にバスの出発時間を過ぎています。乗るのは無理でしょうね。でも、とりあえず賑わう通りを歩いて、バス乗り場に向かいます。

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急いでバス乗り場に行きますが、もちろんバスはいません。バス停には乗客がたくさんいるので、まだバスがすぐ来るのかと思って時刻表を見ますが、やはり1時間後です。さすがにみんなもどこかに散って行きました。本当にバスの便が少なすぎます。ほとんどが自家用車で来ているのでしょう。ここで時間をつぶすか、歩いて中央駅に行くしかないですね。タクシー乗り場はあるので、そちらをチェックしてみましょう。

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が、無情にも道路にTAXIの文字が書かれているだけで、タクシーはいません。

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さあ、どうしましょうか、困りましたね。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:何とか綱渡り状態でザルツブルクに帰着・・・ふーっ。

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/15回目

ケーニッヒス湖で1時間に1本のバスに乗り遅れ途方に暮れていましたが、何とか気を取り直して活動開始。配偶者をタクシー駐車場に残して、ツーリストインフォメーションに向かいます。
saraiを待つ配偶者は山を眺めていたそうです。ケールシュタインとイェナー山です。

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パラグライダーも青空に浮かんでいます。

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一方、saraiはツーリストインフォメーションのお姉さんに相談すると、適当なバスの便はないということでタクシーを呼んでもらいました。まだまだ陽は高いのですが、もう夕方の6時です。急がないとね。配偶者を向かいに行き、ツーリストインフォメーション前に戻ってきました。

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タクシーの到着を待ちます。何組かタクシー待ちの先客がいましたが、いよいよ次は我々のタクシーがやってくる頃です。

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タクシーはすぐにやって来て、またまた楽チンで中央駅に到着です。もうザルツブルク行きのバスはないはずです。電車で帰るしかないのですが、一応バスも調べてみましょう。と、すぐに直行便があるようです。良かったです。バスターミナルでバスを待ちます。

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時刻表通りのバスに乗れ、チケットを運転手さんから購入。2人で10.6ユーロです。

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ベルヒテスガーデン中央駅を出たバスはザルツブルクに向かって、ベルヒテスガーデン川Berchtesgadener Acheに沿って走り出します。

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ヴァッツマン山が車窓からちらっと見えました。

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ベルヒテスガーデン周辺では、ケールシュタインからもイェナー山のロープウェイからもケーニッヒス湖の観光船からもヴァッツマン山を見れて、ヴァッツマン山尽くしの1日になりました。いやはや、ベルヒテスガーデン周辺の自然のあまりにも美しいことに驚嘆しました。ここが戦前はナチスの一大拠点であったとは信じがたい美しい自然に魅了されました。

バスはベルヒテスガーデン・アルプス山麓の美しい草原の中を走り抜けていきます。

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バスは山間の道を走ります。しばらくはベルヒテスガーデン川に沿ってアルペン通りAlpenstraßeを走ります。

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国境を越えて、ドイツからオーストリアに入ります。と、急にバスは道から外れて、大きなホテルの前のバス停にストップ。ぞろぞろと乗客が降り始めます。近くにいたアメリカ人と思われる男の子(高校生?)が、わざわざ近寄ってきて、「ここで降りて25番のバスに乗るんだよ」と教えてくれます。直行便のはずなのにと思いながらも、その親切な示唆に従ってバスを降ります。目の前には4つ星ホテルのホテル・ウンタースベルクHotel Untersbergが見えます。

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バス停のウンタースベルクバーンUntersbergbahnで新しいバスの到着を待ちます。

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待っていると、本当に25番のバスがやって来て、確かにザルツブルク中央駅に戻ることが出来ました。全く意味不明です。最終便は、国境でそれぞれの国(ドイツ、オーストリア)のバスに乗り換えるのでしょうか。

新しく建てかえられたザルツブルク中央駅で買い物をしていきましょう。

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駅構内に新たに出来たスーパーで夕食を買って帰ります。

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ホテルにトロリーバスで戻り、夕食。

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今日は長い一日でした。バタバタしたけど、とても充実した内容だったかな。まあ、ヴァッツマン山に尽きます。

明日はザルツブルグ精霊降臨音楽祭の4日目、昼、夜とコンサート尽くしの1日になります。


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ザルツブルクで音楽三昧:昼も夜もコンサート。そして、バルトリの素晴らしい歌唱!

2014年6月8日日曜日@ザルツブルク

旅の14日目、そして、ザルツブルグの実質4日目です。ザルツブルグは今日も晴天です。当分この青空は続きそうな気配です。

今日のコンサートはダブルヘッダーです。お昼のコンサートが12時からです。昨夜は遅くまでブログを書いていたので、今日は朝御飯をパスしてゆっくり朝寝坊しようと思ったのですが、9時半に目が覚めました。ならば、急いで朝御飯を食べに行きましょう。朝食ルームに駆け込むと、意外に多くの人が食事中です。今日は日曜日だから、皆さんゆっくりなのかしらね。私達よりも後にやって来た若いカップルと相席になりました。白いキレイな肌のぽっちゃりした可愛い女の子と小柄ですがなかなかハンサムな男の子です。どこから来たのかしらと配偶者と話になり、saraiが話しかけます。女の子はノルウェーからで、男の子はイギリスからとのこと。私達は日本人だと言うと、女の子が「私は・・・」と日本語で話し始めます。流暢ではないけど、きれいで丁寧な話ぶりです。交換留学生で、16歳のときに1年間日本にいたとのこと。日本のどこだったのと聞くと、なんと「福井です。」と言われ、ビックリですよね。配偶者が福井出身だと告げ、2人は奇遇に驚きあっています。福井の南条に住み、武生東高校に通っていたとのことです。こんなローカルな地名・校名が通じる外人にザルツブルクで出あうなんて、世界は広くて狭いですね。

気温はぐんぐん上がり真夏の暑さです。しかし、ちゃんとスーツを着て出掛けます。陽射しが厳しいです。日陰を選んで歩き、バスを待ちます。お昼のコンサートはロッシーニのスターバト・マーテルを聴きます。コンサート会場の祝祭大劇場に到着です。これがチケットです。最前列で聴きます。

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ザルツブルグ音楽祭でもお馴染みのホールですが、saraiは初体験。会場をきょろきょろと見渡します。

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すると、ウィーンのオペラ友達のSteppkeさんが声をかけてきます。1年ぶりの再会です。一昨日ご一緒した女性も加わり、おしゃべりが始まります。開演時間が迫り、自分の席に落ち着きます。かなり横手の位置ですが、間近で歌手の独唱を聴けそうです。

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当初予定の独唱歌手4人のうち3人がキャンセルし、代役が登場してのコンサートでしたが、結果的に素晴らしい音楽が聴けて満足でした。コンサートの詳細はここにアップ済です。

コンサート終了後は、元祖モーツァルト・クーゲルで有名なコンディトライ・フュルストに移動して、さらにおしゃべりは続きます。フュルストのランチを期待して行ったのですが、食事系はありませんでした。朝食メニューはあるようですが、もちろん時間外です。では、ケーキを頂きましょう。
配偶者はアップルパイと紅茶。

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saraiはモーツァルト・トルテと白ワイン。

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フュルストのカフェ・コンディトライはお洒落な空間です。

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まだまだ話は盛り上がっていますが、お友達の2人は5時からもコンサートがあるので一旦解散です。私達はちょっとだけ街散策で、また大聖堂に入りますが、コンサート会場になったままで前の方には行けません。

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モーツァルト像のあるモーツァルト広場から狭い路地のプファイファー通りPfeifergasseを進み、その先のパパゲーノ広場Papagenoplatzにあるパパゲーノ(モーツァルトのオペラ《魔笛》の登場人物)像を見ます。ザルツブルグはやはりモーツァルトの街です。

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ちょっとした散策を終え、ホテルに戻り一休みです。夜のコンサートは8時からです。改めてスーツに着替え出掛けます。コンサート前にちょっと腹ごしらえします。先日お寿司をお持ち帰りしたお店には、丼があるので試してみましょう。キッチンの上には、丼のオーダーの手順が分かりやすく書いてあります。

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1番から3番への手順を踏めばよいようです。

①ご飯かヌードルかサラダかを選ぶ
②ビーフカレーかチキンカレーか味噌汁かスープかを選ぶ
③サラダかアボガドかナッツかを選ぶ

でOKです。saraiがその手順でオーダーします。配偶者は席を確保。

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saraiはライス、ビーフカレー、サラダ、配偶者はライス、チキンカレー、アボカドを選びました。7ユーロ程度ですから、安価ですね。

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丼と言っても、ほとんどカレーライスの感じで美味しかったです。
これは丼を運んだトレイです。トレイに敷いてある紙が面白いデザインです。

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このお店のメニューには、味噌汁かけご飯やスープかけご飯と思われるものもあります。「わさびと白アスパラのスープとごはん」という想像のつかないものもあります。いつか試してみましょう。
食事を終え、ぶらぶら歩きながらコンサート会場に向かいます。ザルツブルグ1番の目抜き通りのゲトライデ通りGetreidegasseを歩きます。

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この通りは看板が有名ですね。お店の軒先には面白い看板が並んでいます。昔は字の読めない人が多かったので、看板で何のお店かを示していたようです。

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ゲトライデ通りの突き当りはブラージウス教会Sankt Blasiuskirche。綺麗な外壁ですね。

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コンサート会場の祝祭大劇場前のホーフシュタル通りHofstallgasseは大勢の人で賑わっています。開演40分前です。

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今夜は豪華な歌手が勢ぞろいするロッシーニ・ガラ。チケットはかなり高価ですが、納得の価格ではあります。

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祝祭大劇場に入りましょう。今夜もSteppkeさんとご一緒です。ステージ正面のボックス席で、配偶者好みの席です。こんな風にステージ全体が見通せます。

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ステージのピアノをポロポロと弾いている人がいます。演奏をしているという感じではなく、気持ちよく楽しんでいる感じです。慣れた感じで、雰囲気よく、上手そうに聞こえます。サービスかしらと思っていると、黒服さんが声をかけ、その人の荷物を持ってステージから下へ誘導しています。あれ、一般のお客さんだったんですね。驚きました。
コンサートが始まる直前には、席でもめている人がいます。ピアノを弾いていたおばさんです。中央よりの席が空いていたので、移動していたようです。1番端の正しい席に戻されたようです。そうです、今日のチケットは完売なんです。空いた席はあるはずもないです。私達のボックス席は2列で10人座れますが、ボックスの外にさらに補充の席が作られているほどなんです。音は聞こえるでしょうが、ステージは何も見えないでしょうね。幸いに我々はボックス席の前列なので、何にも邪魔されないで鑑賞できます。

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音楽尽くしの1日を堪能しました。コンサートの詳細はここにアップ済です。チェチーリア・バルトリの素晴らしい歌唱に脱帽のコンサートでした。

今日も夜遅くまで楽しみました。明日はザルツブルグ精霊降臨音楽祭の5日目、最終日です。


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ロベルト・ホル《冬の旅》@上大岡ひまわりの郷 2015.5.24

シューベルトの《冬の旅》を生で聴くのは初めてです。それも小さなホールのかぶりつきで聴けたのですから、とても満足。ロベルト・ホルも生で聴くのは初めてでしたが、いかにもワーグナー歌手らしい地力のある渋い声。まるでマイスタージンガーの中でハンス・ザックスが《冬の旅》を歌っているような不思議な歌唱でしたが、歌曲集後半の歌は素晴らしい充実度でした。特に最後の2曲、「幻の太陽」Die Nebensonnenと「辻音楽師」Der Leiermanはしみじみと聴き入ってしまいました。ピアノのみどり・オルトナーも出過ぎず、引っ込み過ぎずの絶妙な演奏でシューベルトの歌曲の素晴らしさを感じさせてくれました。

このリサイタルのために久々にディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの歌う《冬の旅》を2つ聴いてみました。
最初は映像版です。フィッシャー=ディースカウが65才の老境にはいった歌唱。特に後半の実に深い表現に感銘を受けました。ペライアのピアノも見事です。

 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、マレイ・ペライア 1990年録音

次は若き日のフィッシャー=ディースカウ。saraiが初めて《冬の旅》を聴いたのがこの録音でした。37才のディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの美声にほれぼれします。この素晴らしいドイツ語を聴いて、驚愕した思い出が蘇ります。完璧という言葉はこの歌唱にこそふさわしいものです。数十年ぶりに聴き直しましたがまだ10代だったsaraiが夢中になって聴いていたことをまざまざと思い出します。その頃は前半の8曲(LPレコードの第1面)がお気に入りでした。50年近く経った今、後半の歌唱の素晴らしさにも気が付きました。

 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、ジェラルド・ムーア 1962年録音

ホッターの歌った《冬の旅》も素晴らしいですが、saraiにとってはフィッシャー=ディースカウの歌唱が永遠の《冬の旅》です。

今日のプログラムを紹介しておきます。

  バス・バリトン:ロベルト・ホルRobert Holl
  ピアノ:みどり・オルトナーMidori Ortner

  シューベルト:連作歌曲集「冬の旅」Winterreise D.911

もちろん、アンコールはなしです。終演後のサイン会は長蛇の列になっていました。誰もが満足したリサイタルだったのですね。


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ザルツブルクで音楽三昧:サウンド・オブ・ミュージックの舞台ノンベルク修道院へ

2014年6月9日月曜日@ザルツブルク/1回目

旅の15日目、そして、ザルツブルグの実質5日目です。今日はザルツブルグ精霊降臨音楽祭の5日目。最終日です。

ザルツブルグに到着した夜は雨上がりでしたが、それからずっと雲一つない快晴続き。ありがたいことですが、ここまで快晴が続くと空気そのものが暑くなり、日陰でも熱風です。蒸し暑さこそないですが、もう真夏という感じで、観光客はうんざり顔です。でも、今日も元気に遊びましょう。

連日朝寝坊をきめこんでいます。配偶者は少々早く9時には起きて、ブログのチェックをしていたそうです。コンコンと控え目なノックの音がします。そっとドアを開けると、いつも朝食のお世話をしてくれている女性が、まだ寝てるのと聞いてきたとのこと。配偶者はsaraiがまだ寝てることを伝えます。そのやり取りでsaraiが目をさましました。もう9時半だから食事に行かないと彼女が困るわよと配偶者にせきたてられて、朝食ルームに出掛けます。朝食ルームではまだなん組か食事をしています。私達がテーブルについたときに、さらに3組の客が現れました。昨夜は皆さん、夜更かしをしたんでしょうか。大したものはないのだけど出されているパンが本当に美味しい。ホテルの目の前がパン屋さんなのですが、そこから焼きたてが届くのでしょうね。朝食を頂いていると、後からやって来た3組にチェックアウトは10時よと注意が与えられます。私達はまだもう一泊するので、注意はありません。でも、みんな慌てる様子もなく朝食を楽しんでいます。

午後4時からのオペラ公演に先立ち、最後のザルツブルグ散策に出掛けましょう。ホテルを出ると、物凄い日差しです。なるべく建物の陰を選んでバス停に向かいます。

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今日はサウンド・オブ・ミュージックでマリアが修道女見習いをしていたノンベルク修道院に行ってみましょう。バスが旧市街に入り、メンヒスベルクMönchsbergの丘の前のムゼウム広場Museumsplatzを通過。後でこのメンヒスベルクに上りたいものです。

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モーツァルト広場近くのバス停モーツァルトシュテークMozartstegでバスを降ります。ザルツァッハ川沿いの通りルドルフスカイ Rudolfskaiにあるバス停の前にはモーツァルト小橋ozartstegが見え、対岸の丘の上にはカプツィナー修道院も見えます。

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モーツァルト広場Mozartplatzを過ぎて、カイ通りKaigasseに入ります。通りの右側の大きな建物は新レジデンツです。

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カイ通りを進んでいきます。周りにはお洒落なレストランが並んでいます。

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人だかりがしているお店があります。アイスクリームを販売しているお店です。今日はとても暑いですからね。

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通りの先に丘の上に建つホーエンザルツブルグ城が見えてきました。

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通り沿いのお店のショーウィンドーはお洒落に飾り付けられています。

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カイ通りを歩いていくと、右の方に長い階段が見えてきます。

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この階段ノンベルクシュティーゲNonnbergstiegeを上っていくと、ノンベルク修道院につくはずです。

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この階段を上ります。雰囲気のよい階段ですが、かなりきついです。

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道標を見ながら、一休み。

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途中、一緒に上っていたカップルと写真を撮り合います。さあ、頑張って上りましょう。

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階段を息を切らしながら上りきると、絶景です。頑張って上ってきたものへのご褒美ですね。ザルツァッハ川越しに、対岸のカプツィナー山とその山を囲む城壁が見えます。

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カプツィナー山の右手にはガイスベルクGaisbergのこんもりとした山頂が見えます。時間があれば、ガイスベルクの山頂からの眺めを楽しみたかったのですが、これは今後の楽しみにとっておきましょう。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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この後はノンベルク修道院にはいってみます。


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ザルツブルクで音楽三昧:サウンド・オブ・ミュージックの舞台ノンベルク修道院へ

2014年6月9日月曜日@ザルツブルク/2回目

ノンベルクシュティーゲを上り切ったところからの眺めにしばし見とれていました。さあ、ノンベルク修道院に向かいましょう。道の先は、建物をくぐるアーチになっています。

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アーチの上には可愛い聖女像が飾られています。聖Erentraudです。彼女はノンベルク修道院の初代院長でした。

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このアーチをくぐると、その先は高台の縁にそった道が続いています。

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修道院の塀に沿った道を歩いていきます。高台の向こうにはウンタースベルクが見えているようです。

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大きな木の緑の陰の気持ちのよい道が続きます。

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崖の下にはノンタルNonntalの聖エアハルト教区教会Pfarrkirche St. Erhardが見えています。

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この見晴台には立体的な地図があります。親切ですね。

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見晴台からの景色です。正面に白い雪の残るウンタースベルクが見えます。

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ノンベルク修道院Stift Nonnbergの右脇に小さな入り口があります。

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入ると、花で飾られたお墓が並びます。

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その奥が教会の入り口です。修道院は公開されていませんが、付属する教会には入れます。

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教会に入ると、驚くほどひんやりした内部です。まるでエアコンで冷やしたような感じです。石造りの教会は天然のクーラーのようなものですね。もっとも冬の厳しい寒さは大変でしょう。小さな教会ですが、なかなか立派な祭壇です。

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祭壇の中央にあるのは聖母子ですね。

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小さな側廊もあります。

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こちらは後方です。

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こちらにも木製の立派な祭壇があるらしいのですが、コインをいれると明かりがついて見ることができる方式です。残念なことに、50セント硬貨のみしかダメで、財布を軽くするために少額コインをホテルに置いてきているので、見られませんでした。
この後、修道院のまわりをちょっと見てまわりますが、それは次回で。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきます。

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ザルツブルクで音楽三昧:ノンベルク修道院の高台の道を散策し、カピテル広場へ

2014年6月9日月曜日@ザルツブルク/3回目

ノンベルク修道院付属教会の側廊部分は窓越しの明るい光に満たされています。もっとも空気はひんやりと冷たいです。

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外の壁際には墓標のようなものが並んでいます。古い歴史を刻んでいるようです。

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修道院の脇からの道を奥の方に進んでみましたが、ホーエンザルツブルグ城への道は行き止まりになっていて、これ以上は見学できないようです。

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ここから修道院の壁を見上げると、赤いドームの上に金色の飾りが尖塔の先のように輝いています。

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修道院の前庭を通って、もと来た道の方に戻ります。

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これは教会の内陣の外壁ですね。内部ではステンドグラスが輝いているでしょう。

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この内陣近くの出口から外の通りに出ます。

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先ほど上ってきた階段ノンベルクシュティーゲの前まで戻ってきました。ここで道標に従い、階段を下りずにホーエンザルツブルグ城の方に向かいます。

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ノンベルク修道院の石塀の壁に沿ってフェストゥングスガッセFestungsgasseを進みます。

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高台の道は眺めが素晴らしいです。ザルツブルクの旧市街が眼下に望め、大聖堂のドームが見えます。

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ノンベルク修道院の石塀の先は道の脇に草花が咲き、心地よい散歩道です。ちょうどお昼の鐘がなり始めました。気分は最高です。

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途中にケラー(Stieglkeller)がありますが、まだランチには早いのでパスです。このままずっと高台の道を上っていくとホーエンザルツブルグ城の城塞に行き着きます。が、坂道はまだまだ続きますし、ホーエンザルツブルグ城には既に行ったことはあるので、右手の道を下りて旧市街に向かいましょう。

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道を下ろうとすると、下から上ってきた日本人のカップルと出会います。城塞には行かないのかと聞かれました。一度行ったのでパスすると答え、彼らには絶景を楽しんできてねと言って別れます。坂道からは大聖堂が間近に見えます。

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大聖堂を眺めながら坂道を進んでいきます。

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途中から下りの階段に変わります。階段を下りていると、傍らをケーブルカーが通り過ぎていきます。ホーエンザルツブルグ城に上るケーブルカーですね。

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急な階段を下りていきます。

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ケーブルカーの駅の前に出ます。旧市街とホーエンザルツブルグ城を結ぶフェストゥングスバーンFestungsbahnです。

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フェストゥングスガッセを抜けると、カピテル広場Kapitelplatzです。カピテル広場に出ると、観光客でごった返しています。山の散歩道は静かだったのにね。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきます。

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この後は旧市街のなるべく静かなところを歩いて、散策を続けます。


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ザルツブルクで音楽三昧:薔薇の綺麗なザンクトペーター教会墓地からメンヒスベルクの丘の展望台へ

2014年6月9日月曜日@ザルツブルク/4回目

ザルツブルクの旧市街の散策で、観光客で賑やかなカピテル広場Kapitelplatzから、少し静かなザンクトペーター教会の広い墓地Petersfriedhofに入ります。墓地といっても、緑の草や花々が咲き誇り気持ちのよい空間です。

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墓地は赤い薔薇が満開です。ザンクトペーター教会Sankt-Peterの尖塔も間近に聳えています。

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お墓なのか、薔薇園なのか分からないような感じですね。葬られるなら、こういうお墓がいいかな・・・。

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墓地の端はメンヒスベルクの崖に面しています。凄い岩壁です。

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墓地を抜けて、ザンクトペーター教会の方へ向かいます。

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ザンクトペーター教会の隣には、有名レストランのザンクトペーター・シュティフツケラーSt. Peter Stiftskellerがあります。そろそろランチの時間ではありますが、ここでは何度も食事をしているので、今日は別のところにします。

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フランツィスカーナー通りFranziskanergasseに入るところで振り返って、ザンクトペーター教会の鐘楼を眺めます。

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上を見上げていると、ライオンの像が見えました。腰を下ろしたユーモラスな姿です。青空も綺麗です。

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フランツィスカーナー通りを進むと、祝祭大劇場の前に出ます。今日これから見る予定のオペラ《オテロ》のポスターが貼ってあります。ポスターの中心には、バルトリの顔があります。楽しみです。

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意外にこの散歩道はすぐに終わってしまったので、向かい側のメンヒスベルクの丘に上ってみましょう。もう祝祭劇場前まで来ているので、メンヒスベルクの丘に上るエレベーターはすぐそこの筈です。が、このエレベーターがなかなか見つかりません。昨夜も探したのですが見つからなかったのです。案内書と標識に従うと、同じことの繰り返しになり見つかりません。今いるところはムゼウム広場Museumsplatzです。この辺りでいい筈なのですが・・・。

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困り果てて近くにいたお兄さんに聞くと、すぐ先を指差します。 どんどん人が入っていくのは分かっていましたが、そこはザルツブルク現代美術館Museum der Moderne Mönchsbergの入り口と思っていたのですが、ここで良かったようです。エレベーターは同じものを利用して上るのね。

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建物の中に入ると、エレベーターのチケット売場があります。ここはもう岩山の内部です。ここで展望台か美術館かのチケットを選択して購入するようです。

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メンヒスベルクの丘の展望台へのエレベーターのチケットを購入。

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これは下りのエレベーターに使えるチケット。

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エレベーターホールへの入り口を抜けて、エレベーターに乗りましょう。

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ようやくメンヒスベルクMönchsbergの丘に上がれました。素晴らしい眺めが楽しめます。ザリツァッハ川の先にカプツィナー山Kapuzinerberg、その先はガイスベルクGaisbergが見えています。

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こちらはザリツァッハ川越しにミラベル宮殿Schloss Mirabellと庭園Mirabellgartenもちらっと見えています。

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対面する丘の上には、ホーエンザルツブルグ城が見えます。旧市街も一望できる絶景です。

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ここでランチにしましょう。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきます。

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ミステリアスな一角獣ワールド、東京都交響楽団@サントリーホール 2015.5.29

サントリーホールが聴いたこともないような響きで満たされました。聴覚がとぎすまされて、聴覚の新たな可能性を見い出す思いでした。それはまた、オーケストラがさらなる新鮮な音響を発生できることを再確認することでもありました。フィンランドの女性作曲家サーリアホが作り出した見事な音響空間は実に驚くべきものでした。そして、音楽としても熟成したものだったと言えるでしょう。そもそも、音楽のテーマが実に卓抜したものです。パリのクリュニー美術館に所蔵されている中世フランスのタペストリーの傑作《貴婦人と一角獣》のイメージに触発されて、それを単に描写するのではなく、音楽としてメタファーしたのだそうです。これは今日、演奏に先だって、彼女がプレトークで語った言葉です。そのタペストリー《貴婦人と一角獣》ですが、ここでご覧いただけます。この6枚のタペストリー、実に魅惑的ですね。それに優雅で謎めいてもいます。同じ一角獣(ユニコーン)をテーマとした中世のタペストリーでは、ニューヨークのメトロポリタン美術館の別館、クロイスターズに所蔵されているものも有名ですが、あれは一角獣が狩人たちに追いつめられて、殺されるという悲惨な物語です。やはり、音楽化すべきはパリの《貴婦人と一角獣》です。6枚のタペストリーのテーマは「視覚」、「聴覚」、「触覚」、「味覚」、「嗅覚」、そして、最後の一つは謎のような「わが唯一の望みに」という言葉です。作曲家が下した謎解きは、「わが唯一の望みに(A mon seul désir)」という字句に注目し、アナグラムすることで「D’OM LE VRAI SENS(人の真なる感覚/意味)」という隠された文が見出されるという説です。この《D'OM LE VRAI SENS》が作品の副題にもなっています。すべてを統合する感覚という感じでしょうか。作品はクラリネット協奏曲という形式をとり、6枚のタペストリーをメタファーする6つのパートから成ります。そして、クラリネットが演じるのが一角獣の鳴き声です。プレトークでの解説では、作曲家がタペストリーの前に立ち、一角獣の鳴き声は果たしてどんなものかと想像を巡らせたそうです。そして、作り出した音響はとてもクラリネットが出せる音とは思えない、獣の多彩ないななきの数々。クラリネット奏者のカリ・クリークの超絶技巧にも舌を巻きます。
全編、オーケストラの奏でる夢幻的な響きがマジカルな音響空間を構成し、一角獣の鳴き声を模したクラリネットの響きが聴衆に魔法をかけて、異空間に連れ込むかのような印象を強く感じました。実際、最後の「D’OM LE VRAI SENS(人の真なる感覚/意味)」のパートで音が絶えたとき、魔力に囚われたような感じを覚えたのはsaraiだけではなかったでしょう。異次元の体験でした。
この魔力でsaraiは7月の旅でクリュニー美術館にタペストリー《貴婦人と一角獣》を見に行くしかないと観念しました。タペストリーの前に立つと、この摩訶不思議な音響が頭の中に響き渡りそうです。

2つ目のプログラムはニールセンの交響曲第3番。実はニールセンの交響曲を聴くのはこれが初めてです。6月のウィーンでニールセンの交響曲第5番をウィーン交響楽団(ブロムシュテット指揮)で聴くので、ちょうど、ニールセンの交響曲を聴いているところだったので、とてもよい機会でした。ニールセンの交響曲は爆演か、精密な演奏か、極端になることも多いようですが、今日は指揮者が爆演志向なのに対して、都響がそれなりに上品な演奏(美しい演奏)をしているという微妙なバランスになっているように思えました。リハーサルをもっと重ねると、よく練り上げられた演奏に昇華したでしょうが、それでも、今日のレベルも十分に楽しめる演奏ではありました。作品自体が交響曲第3番は第5番に比べると、素朴な要素が多いので余計にそう感じたのかもしれません。次回はこのコンビで第5番に挑戦してもらいたいものです。このコンビで期待するのは、もちろん、爆演です。
そうそう、予習したCDは以下のものでした。ネーメ・ヤルヴィが卓抜なリズム感覚で見事な演奏を聴かせてくれました。ブロムシュテットは旧盤のデンマーク放送交響楽団を指揮したもののほうが爆演で熱い演奏を聴かせてくれて、面白く聴けました。

 ブロムシュテット指揮デンマーク放送交響楽団
 ブロムシュテット指揮サンフランシスコ交響楽団
 ネーメ・ヤルヴィ指揮イェーテボリ交響楽団

最後に、今日のプログラムは以下のとおりでした。

  指揮:トーマス・ダウスゴー
  クラリネット:カリ・クリーク
  ソプラノ:半田美和子
  バリトン:加耒 徹
  管弦楽:東京都交響楽団

  サーリアホ:クラリネット協奏曲《D'OM LE VRAI SENS》 (2010)(日本初演)

   《休憩》

  ニールセン:交響曲第3番 Op.27《広がりの交響曲》

ところで、クラリネットのカリ・クリークがアンコール演奏すると見せかけて、クラリネットの接合部を引き抜いてみせたパフォーマンスは最高の技でした(笑い)。完全に引っかかりました。


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ザルツブルクで音楽三昧:メンヒスベルクの丘で絶景を楽しみながらランチ、そして、ザルツブルグ精霊降臨音楽祭も終幕

2014年6月9日月曜日@ザルツブルク/5回目

メンヒスベルクMönchsbergの丘の上からの絶景を楽しんでいます。

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素晴らしい眺めですから、ここでランチしましょう。丘の上のレストランのテラス席が真ん前に見えます。

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テラス席に近づくと、スタッフが席に案内するまでここで待てというメッセージボードがあります。

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テラス席はほぼ満席で混み合っていて、ちょっと待たされます。

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やがて、テーブルに案内してもらえました。美味しい食事を頂きながら絶景を楽しみまよう。残念ながら一番外側の席は予約席でしたが、まだ客が来ていないので、絶景を眺めながらの食事が出来そうです。

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我々の案内されたテーブルにはクロスがかけられていません。案内したスタッフがsaraiに食事か喫茶かを確かめて、食事だと言うと、クロスをかけるように別のスタッフに指示します。そのスタッフが入念にクロスをかけますが、先輩スタッフのチェックがはいり、やり直し。ご苦労様。

ようやく落ち着いて座ったテーブルからはホーエンザルツブルグ城の姿がよく見えます。

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周りでは、皆さん、美味しそうに食事しています。

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我々もメニューをチェックして、オーダーを検討しましょう。おっと、メニューにシュパーゲルを発見。迷わずこれを選択。この旅で初めてのシュパーゲルです。
冷たいミネラルウォーターを飲みながら、料理を待ちます。

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パンも運ばれてきました。これを頂きながらメイン料理を待ちましょう。

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景色を楽しんでいるうちに美味しそうなシュパーゲルが運ばれてきました。本場でのシュパーゲルは1年ぶりです。saraiはシュパーゲルが大好物なんです。

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もう1つ選んだ料理はウィーナー・シュニッツェルです。

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どちらもとっても洗練された内容です。美味しく頂きました。
もちろん、食事を頂きながらしっかりと眺めも楽しみました。これはカプツィナー山KapuzinerbergとガイスベルクGaisbergですね。

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ホーエンザルツブルグ城も綺麗です。

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美味しい食事も終え、またエレベーターで丘の下に下りましょう。最後にもう1度、旧市街の素晴らしい眺めに目をやりました。

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下に下りてバス乗り場に向かうと、途中にコンディトライ・フュルストの小さな支店を発見。折角ですから、本家本元のモーツァルト・クーゲルを買っていきましょう。ホテルでおやつにいただきます。

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これがささやかなお土産です。ばら売りしてもらいました。

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急いでホテルに戻ります。今日は精霊降誕祭の最終日。閉幕オペラ公演を聴きます。配偶者は暑さをものともせず、着物で出掛けます。saraiは仮眠の休息ですが、配偶者は着物を着るために頑張っていました。
いざ、バスで祝祭大劇場に出陣。これが最後のチケットです。パルテッレの3列目の良い席です。しかし、このザルツブルグ精霊降臨音楽祭のチケットはいずれも高価で参りました。

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暑さにめげずに、この最後のオペラも無事に鑑賞。ザルツブルグ精霊降臨音楽祭最後を飾るロッシーニのオペラ《オテロ》は、チェチーリア・バルトリの素晴らしい歌を満喫できました。このオペラの詳細はここにアップ済です。楽しいオペラでした。saraiはお隣に座った日本のおじさんと新しいお友達になり、楽しいおしゃべり。終演後には、ずっと一緒だったオペラ仲間の女性ともお別れの挨拶が出来ました。配偶者は、地元の娘さんとお母さんとの2人連れと仲良くなり、着物を褒められ一緒に写真を撮っていました。皆さん上機嫌で、精霊降誕祭最後の夜を惜しんでいました。

明日はいよいよ懐かしのウィーンです。1週間の音楽三昧を楽しみます。


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ウィーンで音楽三昧:ザルツブルクのお別れはミラベル庭園で

2014年6月10日火曜日@ザルツブルク~ウィーン/1回目

旅の16日目、今日でザルツブルグともお別れです。昼の電車でウィーンに移動します。精霊降誕音楽祭も終わり、一緒に楽しんだ音楽仲間達も帰路に付くため、ミュンヘンやウィーンに移動するはずです。

祝日を入れた三連休も終わり、若者はいなくなり、ホテルの朝食ルームに最後に行ったのは私達で、最後まで食べていたのも私達です。食堂の女性スタッフにもさよならを言い、荷物をまとめて出発です。
ホテルを出て、バス停の前にある郵便局に行きます。

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三連休明けのせいか、混んでいます。

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郵便局は複合業務をこなしており、混んでいたのは銀行業務関係のようです。郵便の列はそれほどでもなく、問題なく孫たちへの絵葉書を出すことが出来ました。日本への国際郵便の切手代はスペインは0.9ユーロでしたが、オーストリアは1.7ユーロです。大分違いますね。

バスでザルツブルグ中央駅に向かいますが、予約済のレールジェットの時間までにはまだまだ余裕があります。ミラベル宮殿で途中下車していきましょう。素晴らしい青空の下、宮殿前のミラベル庭園はとても綺麗です。

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噴水の向こうに宮殿の建物が美しい姿で佇んでいます。

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噴水を周り込むと、今度は噴水の先にホーエンザルツブルグ城が望めます。

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快晴で美しく輝いているミラベル宮殿は観光客でいっぱいです。あちこちで記念写真をしています。

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私達は、とりあえず日陰のベンチに座り一服です。まだ午前中ということもあり、日陰は涼しく気持ちよくのんびりできます。

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一息いれると、庭に置かれている彫像が気になります。saraiが写真を撮りに行きます。

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配偶者は、毎日の散策で疲れた足を休めます。saraiが戻ってきて、今度は配偶者がバラの写真を撮りに行きます。この時期、バラが満開です。宮殿前のバラ園は満開のバラで匂い立つほどです。

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それにしても観光客の数も半端ではありません。凄い人出で次から次へとゾロゾロ。

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ともあれ、美しいバラをご覧ください。

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鉄柵に絡んだバラも綺麗です。

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これは薄いピンクのバラ。綺麗なバラの写真が撮れて、配偶者はご満悦です。

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その間、saraiはカバンに足をあげてうたた寝です。極楽!極楽!

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さて、そろそろ時間です。saraiは頭がすっきりして、元気回復。庭園の美しい並木道を歩いて、バス停に向かいます。

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さあ、ザルツブルグともお別れです。日が高くなり、どんどん気温が上がってきました。


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Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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金婚式、おめでとうございます!!!
大学入学直後からの長いお付き合い、素晴らしい伴侶に巡り逢われて、幸せな人生ですね!
京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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