旅の12日目、そして、ザルツブルグの実質2日目です。昨日からザルツブルグ精霊降臨音楽祭。昨日は開幕オペラの《チェネレントラ》。素晴らしいオペラに感動しました。今日も引き続き、音楽祭を楽しみます。
今日は雲ひとつない快晴です。空の青が眩しいほど。ホテルのオーナーが言ってたように、30度になるかもしれません。でも、からりと乾燥しているので、陽射しをさければ暑くはないでしょう。
今日は、音楽祭を聴くためにザルツブルクに集結してくるお友達と会う約束です。それ以外には特段の予定はないので、朝はゆっくりと起きます。恒例の朝寝坊で、朝食最後の人になります。変わりばえしない超一般的な朝食ですが、なかなか美味しいんですよ。
朝食を終え、ゆっくり支度をして、お友達とランチをしに出掛けます。晴れあがった青空の先に白い雪山が見えています。ウンタースベルクでしょうか。

カラヤン広場でバスを降りて、待ち合わせの時間までは旧市街地の観光をしましょう。ザルツブルクも3度目になりますが、意外に旧市街を見ていません。
まずは、昨日オペラを楽しんだモーツァルト劇場や祝祭大劇場が並ぶホーフシュタール通りHofstallgasseです。

モーツァルト劇場Haus für Mozartの前まで来ましたが、まだ朝なので人の姿が少ないですね。

モーツァルト劇場の前に広がるマックス・ラインハルト広場Max-Reinhardt-Platzには、コレギエン教会Kollegienkircheの優美な建物が立ちます。コレギエン教会はザルツブルク大学の建物と接しています。

この広場からはホーエンザルツブルグ城も見えます。その手前にはフランツィスカーナー教会の尖塔も見えます。

広場の中央には野人(ワイルドマン)の噴水Wilde-Mann-Brunnenがあります。よくネプチューンの噴水と間違えられるそうです。昔、魚市場に建てられていたものだそうです。

フランツィスカーナー通りFranziskanergasseを進みます。アーチの手前で左折。

フランツィスカーナー教会Franziskanerkircheのファサード前に出ます。

教会の中を覗いてみましょう。ゴシック様式の高い天井の空間が広がります。外観からは想像できないスケールの大きさです。

主祭壇の真ん中には金色に輝く聖母像があります。ミヒャエル・バッハーの作です。

主祭壇の前から入り口の方を振り返ると、美しく輝くパイプオルガンが見えます。高い天井のため、音響抜群だそうです。一度、聴いてみたいものです。

教会を出て、再びフランツィスカーナー通りを戻り、アーチを抜けて進むと、ドーム広場Domplatzに出ます。正面には青空を背景にザルツブルク大聖堂Domが聳えています。

ドーム広場の中央には聖母マリア像が立っています。

大聖堂の前に立ちます。堂々たる建物ですね。

ところで大聖堂の壁面には、2人の天使像のレリーフが金色の王冠を捧げ持っています(下の写真右上)。広場の中央には聖母像があります。聖母像をちょっとずらしていって、天使像と重ねてみましょう。

すると、聖母戴冠になりました。面白い仕掛けですね。なお、これは画像処理で合成しました。実写ではありません。悪しからず。

大聖堂の内部も見学します。さすがに立派です。今日は若者のためのコンサートがあるとかで、その準備中。前の方には行けません。内部は紫色の照明で照らされ、いつもとは異なる雰囲気の大聖堂です。

バロック様式の美しい装飾が目を惹きます。

上を見上げるとパイプオルガンが見えます。モーツァルトはここでオルガン奏者もつとめていました。やはり、ザルツブルクはモーツァルトの街です。

大聖堂を出て、旧市街散策を続けましょう。
ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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