旅の13日目、そして、ザルツブルグの実質3日目です。今日はザルツブルグ精霊降臨音楽祭を一休みして、ちょっと観光モード。
お~ほっほっほ・・・と配偶者が高らかに笑っています。ザルツブルグの空は見事に晴れ渡っています。これ以上の快晴はないでしょう。saraiが、今回の旅では、カディスと今日のベルヒテスガーデンだけは晴れて欲しいと願っていたのですが、カディスに続いて今日も素晴らしく晴れ上がっています。恐るべし、 晴れ女配偶者の力ですっ。この日ばかりは晴れ女を配偶者に持つ幸せを感じます。
今日は思いっ切り楽しんできましょう。
今日は標高2000メートル級の山に行くので、服装が問題です。寒さ対策として、タイツやセーターも1枚持ってきました。ウインドブレーカーも用意しています。今日は好天ですから迷います。タイツは途中で穿くわけにはいかないので 、予め穿いていきましょう。セーター、ウインドブレーカーは用意して持つだけにします。
ベルヒテスガーデンは、ドイツ・アルプスの絶景が眺められるので人気があると思うのですが、意外にザルツブルグからバスの便が少なく1時間に1本程度です。鉄道でも行けるし、ミュンヘンからも行く人がいるので、分散するのかもしれません。ちょっと早起きして、8時半前にはホテルを出発です。市内バス1本で、ザルツブルク中央駅に到着です。駅前からはいろんなバスが発着するので、乗るべき840番のバスの乗り場を見つけるのが大変です。ここは目ざとい配偶者の出番です。しっかり乗り場を見つけました。駅前の乗り場からは1番離れた場所でした。

乗り場Gです。

840番のバスの時刻表です。土日は今から乗る9時15分発が始発で、後は1時間置きです。

ところで、これがザルツブルグ駅前のバス乗り場の案内図です。乗り場Gだけは駅前の乗り場から離れているので、分かりづらいですね。

乗り場にスタンバイしましたが、出発時間の30分前、まだまだ余裕の時間です。のんびり待っているうちにどんどん気温は上がり、絶好の週末の行楽日和のせいかどんどん人が集まってきます。
出発時間ぎりぎりにバスが到着です。チケットは運転手から購入。2人で10.6ユーロ。ちょうど、市内バスの24時間チケットと同額です。安いですね。

首尾よく写真の撮りやすそうな席に座れました。乗客がチケットを運転手から購入するのに時間がかかり、どんどん出発時間が過ぎていきます。今日は時間的に綱渡りのような厳しいスケジュールなので、saraiはイライラし始めます。ようやく15分ほどの遅れで出発です。こんなことならバスは少し早目に来ればいいのにね・・・なんて思います。バスはシュターツ橋でザルツァッハ川を渡り、川越しにカプツィナー山の上のカプツィナー修道院の建物が見えます。

バスはザルツァッハ川の川面を眺めながら走ります。

旧市街のモーツァルト広場に近いバス停Mozartstegでは、既に立っている人が大勢いる車内に、さらにどっと人が乗り込んできて超満員です。

また、バスはザルツァッハ川沿いに走り出します。

それ以降も、各バス停で数人ずつ乗りこんでできます。車内は乗客で超満員の上、大きな話声でワーワーとうるさい! 小学生の遠足の比ではありません。

ちょっと郊外に出たところで運転手から、降りる人がいなければ停まらずに行くから、降りるならしっかり合図するようにとのアナウンスが流れ(たぶん)、どんどんスピードを上げて走ります。時間ロスが取り戻せるようでsaraiは少しご機嫌です。郊外から森の中を走り抜けていきます。

森を過ぎ、小川を右に左に見ながら走ると、突然雪の残る高い山々が遠くにみえてきました。ベルヒテスガーデン・アルプスBerchtesgadener Alpenの東端に位置するホーハー・ゲルHoher Göll(標高2522m)でしょう。低い峰はクライナー・ゲルKleiner Göllでしょうか。

抜けるように真っ青な空を背景にした美しい山々に、思わず歓声を上げたくなります。右の奥の方にちょっと頭を出している雪山は、もしかしたらヴァッツマン山Watzmann(標高2713m)かな。

その山々がだんだん大きくなってきます。

バスは山の中の美しい道を走ります。

ベルヒテスガーデンも近くなってきました。
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