fc2ブログ
 
  

ベルヒテスガーデンへ小旅行:黄金のエレベーターでケールシュタインへ・・・そして、念願のヴァッツマンと対峙

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/4回目

帰りのシャトルバスの予約もできたところで、ヒトラーの山荘ケールシュタインKehlsteinhaus:別名イーグルズネストEagle's Nestへ上る黄金のエレベーターの乗り場に行きましょう。エレベーターに向かうトンネルに入ります。電燈に照らされた長いトンネルです。長さは124mもあるそうです。

2015051101.jpg


トンネルの先に行き着く前に、さすがに長い行列ができています。

2015051102.jpg


トンネルの中はひんやりと涼しいので、ようやくセーターが役に立ちます。ヒトラーが山荘に行くためのエレベーターですから、そんなに大きなエレベーターではないでしょう。この長い行列に並んでいる人達を運ぶには相当待たされるかと思ったのですが、意外に早く進みます。エレベーターのドアが見えてきました。

2015051103.jpg


次の便にはいよいよ乗れそうです。

2015051104.jpg


エレベーターに乗り込みました。中は思った以上に大きいんです。そして、金ぴかに輝いています。黄金のエレベーターmessingverkleideten Aufzug(ドイツ語ではなんと真鍮張りのエレベーター)の名前にふさわしいですね。

2015051105.jpg


いよいよ、エレベーターが動き始めました。動きもスムーズです。お金をかければ、いつの時代でも何でも出来るんですね。

2015051106.jpg


あっというまに124メートルを上がり、標高1834mの山荘内部に到着です。エレベーターで下りる人たちの行列をかきわけて、山荘内に入場します。

2015051107.jpg


ヒトラーの山荘そのものには興味がないので、何も見ずに山荘の外に出ます。標高1834mからの素晴らしい眺めです。一方は山の間に高原が広がります。

2015051108.jpg


もう一方は展望台からの眺めです。展望台へは山荘から少し歩きます。山荘の周りは、テラス席が並び食事ができます。家族連れの観光客が食事を楽しんでいます。

2015051109.jpg


テラス席の向こうに見える展望台の先には、雪山の風景が見えています。ランチは最初から考えている別のプランがあるので、ここのレストランは素通りします。ここでは景色を楽しみましょう。

2015051110.jpg


展望台に向けて、少し尾根を登っていきます。美しい青空がまわりを取り囲んでいます。

2015051111.jpg


振り返って、山荘を眺めます。山頂の眺めを独り占めにするような立地ですね。時の権力者ヒトラーならではの山荘です。しかし、時代は移り変わり、観光のメッカになっています。平和で民主的な時代を生きていることに感謝しましょう。

2015051112.jpg


徐々にケールシュタイン山頂の周りの山々の風景が開けてきます。ベルヒテスガーデン・アルプスの絶景の始まりです。

2015051113.jpg


そして、遂に雪が残るヴァッツマン山Watzmannとご対面です。ほかの山々も連なっていますが、主役はドイツを代表する名峰、標高2713mのヴァッツマン山です。(ドイツの最高峰と誤認していましたが、ツークシュピッツェ(標高2962m)がドイツの最高峰とのご指摘を受けました。)

2015051114.jpg


ヴァッツマン山をじっと見つめます。これがフリードリヒの名画に描かれた山だと思うと、灌漑一入です。間近に見るヴァッツマン山は一際、美しい輝きを放っています。

2015051115.jpg


これでベルヒテスガーデンを訪れた大きな目的は果たすことができました。


↓ saraiの旅を応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね

 いいね!



テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

人気ランキング投票、よろしくね
ページ移動
プロフィール

sarai

Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

来訪者カウンター
CalendArchive
最新記事
カテゴリ
指揮者

ソプラノ

ピアニスト

ヴァイオリン

室内楽

演奏団体

リンク
Comment Balloon

金婚式、おめでとうございます!!!
大学入学直後からの長いお付き合い、素晴らしい伴侶に巡り逢われて、幸せな人生ですね!
京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR