ケールシュタイン山頂で首尾よくヴァッツマン山を見ることはできましたが、よりよい眺めを求めてさらに歩き回ります。尾根伝いに向かう先は展望台です。

この辺りからも眼下に低い丘の連なりが眺められます。

展望台への上り坂にかかります。大勢の観光客が来ています。

展望台はケールシュタインの山頂の中でも最も高い場所にあります。もう少しでその展望台です。

ふーっ、ようやく上り坂を登り切りました。展望台も結構広いですね。

写真もパチパチ撮りまくりです。これがその1枚目。ザルツブルク方向の眺めです。左側にある岩山がウンタースベルクUntersbergの山々です。標高1800mから1900mくらいですから、今いるケールシュタインと同じくらいの高さです。

展望台に立ちました。展望台にはまわりの山々のパノラマ写真の案内図があります。

これがそのパノラマ案内図の左側部分。

これがその右側。じっと見入りながら、ベルヒテスガーデン・アルプスを研究します。

案内図と見比べながら、美しい山々を眺めます。西の方には、左のヴァッツマン山(標高2713m)から、オッフェンタルヘルンドルOfentalhörndl(標高2513m)、ホフカルターHochkalter(標高2607m)、ブラウアイスシュピッチェBlaueisspitze(標高2481m)などの高い山が続き、右のライターアルペ連山Reiteralpeが連なります。

展望台の中央には山頂にお決まりの十字架が立っています。ただ、珍しいのは十字架の中心に花が飾ってあることです。なんとリースの真ん中にあるのは巨大なエーデルワイスの花のようです。

再び、ヴァッツマン山を眺めます。真ん中に突き出ているのが主峰のミッテルシュピッチェMittelspitze、右側がホーフエックHocheck、左側がシュードシュピッチェSüdspitzeです。重なっていて分かりにくいですが、手前にはクライナー・ヴァッツマンKleiner Watzmann(標高2307m)があります。ヴァッツマン山の左にあるのはグロッサー・フントストッドGrosser Hundstod(標高2594m)です。右に見えているのはオッフェンタルヘルンドルです。

女性がベンチに座って、ヴァッツマン山の方を眺めています。ドイツでも人気の山なのでしょう。日本人にとっての富士山のような存在でしょうか。

展望台越しのパノラマ写真です。右手には、イェナー山、ヴァッツマン山が見えています。絶景ですね。

南の方には、右下に湖面が見えます。これから訪れるケーニッヒス湖Königsseeです。左手前の緑に覆われている山もこれから訪れるイェナー山Jenner(標高1874m)です。その先に見えている突き出た山はシォンフェルドシュピチェSchonfeldspitze(標高2653m)。その右には、小さく見える峰々、ヴルムコプフWurmkopf(標高2452m)、ゾンマーシュタインSommerstein(標高2308m)、ブライトホルンBreithorn(標高2540m)が並びます。そして、画面右端に見えているのはシュナイバーSchneiber(標高2330m)です。

展望台にある道標を見ると、ここからホーハー・ゲルHoher Göllまでは4時間かかるそうです。遠いような近いような距離ですね。

ケールシュタインからのベルヒテスガーデン・アルプスの眺めを堪能しました。もう少しで予定時間が終了ですが、ぎりぎりまでこの絶景を楽しみましょう。
↓ saraiの旅を応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね
いいね!
