ケールシュタインの山頂でヴァッツマン山を眺めていると、親切なおばさんがヴァッツマン山を背景に2人の写真を撮ってくれました。ダンケ・シェーン!(これはsaraiと配偶者抜きのヴァッツマン山・・・構図は同じです。あしからず)

ところで、ヴァッツマン山Watzmannを知ったのは、フリードリヒの絵画を見てからです。5年前にベルリンの博物館島にある旧ナショナル・ギャラリーを訪れた際に、3階のフリードリヒの部屋にずらっと並ぶ名画の中でひときは輝きを放っていたのが、《ヴァッツマン山》でした。真っ白な雪に覆われたヴァッツマンの主峰とクライナー・ヴァッツマンが描かれていて、手前の緑の岩山と対照をなしています。

今回、初めて生のヴァッツマン山を見ることができました。ヒトラーの山荘Eagle's Nestのあるケールシュタイン山頂から見たヴァッツマン山は素晴らしい眺めです。
ごつごつした岩が突出しているケールシュタイン山頂を歩き回ります。

これが最後にケールシュタインから見たヴァッツマン山。手前には緑のイェナー山と山の間に佇むケーニッヒス湖が見えています。

ケールシュタインは岩山です。その尾根はずっと続いていますが、この辺りで引き返しましょう。

展望台の先にケールシュタインハウスが見えてきました。

山荘に向かって、下っていきます。

最後にケールシュタインからの絶景に目をやります。はるかかなたにウンタースベルクの大きな岩山が見えています。

ケールシュタインの山頂の山荘から下に下りましょう。なんとも慌ただしいですが、急いで下りのエレベーターの列に並びます。帰りのシャトルバスの予約時間まで15分しかありません。幸いにも、ちょっと待っただけでエレベーターに乗れました。エレベーターを出て、ダッシュでトンネルを走り抜け、バス乗り場に急ぎます。なんとかシャトルバスに間に合いました。これを逃すと、後のスケジュールが厳しくなるんです。もう少しゆったりした企画にしないといけないと反省します。バスの車窓からケールシュタインの岩壁が聳えているのが見えます。

シャトルバスは狭い山道を下っていきます。くねくねと曲がりくねる道をぐんぐんと進んでいきます。

オーバーザルツベルク資料展示館Dokumentation Obersalzbergのバスターミナルに到着です。

シャトルバスを降りるとケールシュタイン付近の案内図がありますが、じっくりと復習している暇は残念ながらありませんね。

ベルヒテスガーデン中央駅行きのバス乗り場に急ぎます。このバスターミナルの地理は今度はばっちりと分かっています。

ここを右に曲がればすぐの筈です。

バス乗り場が見えてきました。

バス乗り場に到着。間に合いました。

バスはあと数分で来るはずです。

が、時間が過ぎてもやって来ません。

おかしいなと思いながら時間を確認しに行くと、なんと予定していたバスは時刻表に乗っていません。愕然とします。夏時間の時刻表に変更にでもなったのでしょうか。次のバスは、なんと30分以上もないんです。がっかりして言葉もありません。
この後、予想外の展開になりますが、それは次回で。
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